法人カードのメリット・デメリットを解説!各法人カードの特徴も紹介!
法人カードは、企業や個人事業主が経費の支払いをおこなうためのクレジットカードです。
法人カードを利用することで、キャッシュフローが改善したり社員の利用経費を把握できたりといったメリットがあります。
ただ、法人カードのなかには分割払いやリボ払いが利用できないものもあるので、カードを選ぶ際にはそういった点にも注意しておかなければなりません。
今回は、法人カードのメリット・デメリットや使い勝手のいいおすすめの法人カードについて、説明したいと思います。
法人カードを持つメリット
法人カードを持つメリットとしては、以下のようなことがあげられます。
- 経費精算・管理が楽になる
- キャッシュフローが改善する
- 支出金額が大きいためポイントやマイルが貯めやすい
- 社員の利用経費も把握しやすい
それぞれのメリットについて、以下で詳しく説明します。
経費精算・管理が楽になる
経費の支払いを現金でおこなう場合、領収書をもらってそれを会社に提出して後日精算と、いろいろと手間がかかって面倒です。
会社の経理部や経理担当の方も、いろいろな社員から領収書を渡されてそれを処理しなければならないので、多くの時間を経費精算に割かなければなりません。
しかし法人カードを利用して経費の支払いをすれば、毎月のカードの利用明細に支払い内容が細かく記録されますので、現金支払いのときのような面倒な手続きは必要ありません。
社員としても現金を一時的に立て替える必要がなくなるのはうれしいポイントですし、経理部・経理担当の方としてもこれまで経費精算に充てていた時間を、別の業務に割り振ることができます。
キャッシュフローが改善するのは大きなメリット
法人カードで支払いをおこなう場合、実際にお金が引き落とされるのは最大で2~3ヵ月程度先になります。
そのため、手元資金に余裕が生まれ、キャッシュフローの改善につながります。
特に設立して間もない会社の場合は、お金に余裕がなく資金繰りを安定させるのに時間がかかることも多いでしょう。ですから、法人カードを利用して支払いを後回しにできることの恩恵は、非常に大きいといえます。
また、本来経費が引き落とされる口座や引き落とし日はそれぞれの経費ごとにバラバラですが、支払いを法人カードに一本化することで引き落とし口座および引き落とし日を一つにまとめられるのも、大きなメリットです。
支出金額が大きいためポイントやマイルが貯めやすい
クレジットカードでは支払った金額に応じてポイントやマイルが貯まりますが、それは法人カードでも同じです。
基本的に経費として支払う金額は一個人が生活のなかで支払う金額よりもはるかに大きいため、法人カードのほうがポイントやマイルが圧倒的に貯まりやすいといえます。
貯まったポイントは現金と同じように利用できますし、マイルは航空券に交換できるので、ポイントやマイルを有効活用することで経費の削減も可能です。
社員の利用経費も把握しやすい
法人カードは基本的に、社長や代表取締役といったカードの名義人しか利用することができません。
しかし法人カードでは、追加カードとして「社員カード」を発行できることが多いので、社員カードをそれぞれの社員に持たせるようにすれば、社員の利用経費も把握しやすいです。
少ない経費でしっかりとした売上を上げている優秀な営業マンがいたとすれば、その営業マンの事例を会社内でシェアすることで、会社の営業力の底上げにもつながるでしょう。
専門家からのコメント
法人カードの最大のメリットは、日々発生する経費処理の軽減になることです。
また、カードを利用することで、社員側の請求忘れを防ぎ、不正利用などを管理できます。立て替え金も発生しません。
さらに、キャッシュレスならではの現金払いにないメリットが豊富です。
法人カード支払いにより、ポイントやマイルがつき、特定加盟店を利用することでポイントが倍増したり、会計ソフトの優待サービスがあったりと、さらなる経費の削減にもつなげられます。
年会費を支払ったとしても、業務の効率化と経費削減に一役買ってくれる強い味方といえるでしょう。
法人カードには活用できる付帯サービスもたくさん!
法人カードには、ビジネスシーンで活用できる便利な付帯サービスもたくさんあります。
それらを有効活用できるかどうかが、法人カードを使いこなす上では大きなポイントです。
海外旅行傷害保険は出張の際に便利
法人カードには海外旅行傷害保険が付帯しているものが多く、これは追加で発行する社員カードでも利用可能です。
そのため、社員が海外に出張などに行くことの多い会社では、カード付帯の海外旅行傷害保険が非常に重宝します。
ショッピング保険や不正利用を補填してもらえる保険なども利用できるので、万が一のことがあっても安心です。
グレードの高い法人カードでは空港ラウンジの利用も可能
ゴールドカード以上のグレードの高い法人カードであれば、空港ラウンジの利用も可能です(ゴールドでなくてもサービスが付帯している法人カードもあります)。
先に述べた海外旅行傷害保険同様に、出張の多い会社であれば社員がフライト前に少し休憩したり、プレゼン資料の最終調整をおこなったりするのに空港ラウンジは非常に便利です。
カードによって利用できる空港ラウンジに違いがあるので、自社の社員が利用することの多い空港のラウンジが利用できるかどうかは、法人カードを選ぶ際のひとつのポイントになるかもしれません。
福利厚生の充実に活用できるメリットも見逃せない
法人カードによっては、カード会社が提携しているレジャー施設や宿泊施設などで優待割引を受けられることもあるので、福利厚生の面でも役立ちます。
特に中小企業や個人事業主などは、自社単独で福利厚生を充実させるのは難しいことが多いと思いますが、法人カードを利用することによって思わぬ恩恵を受けられるといえるでしょう。
なお、福利厚生に活用できる付帯サービスが利用できるのも、ゴールドカード以上のカードであることが多いので、カード選びの際には注意が必要です。
アメックスのカードを中心にビジネス関連のサービスも充実
法人カードはビジネス用のカードだけあって、ビジネス関連のサービスも充実しています。
企業のビジネス情報調査等を代行してレポートにまとめてもらえたり、電話による相談や経営コンサルティングの紹介をしてもらえたりといった便利なサービスが、無料または優遇価格で利用できます。
そういったサービスを個別に利用できるほど業績や体力に余裕のない中小企業や個人事業主の方には助かるサービスといえるでしょう。
特にアメックスの法人カードでは、ビジネスに特化したサービスが多数利用できるので、ビジネス関連のサービスも期待して法人カードを発行するのであれば、アメックスのカードを中心に検討してみるのも一つの手です。
法人カードのデメリット
ここまで説明してきたように、いろいろなメリットのある法人カードですが、デメリットもないわけではありません。
法人カードのデメリットとしては、以下のようなことがあげられます。
- 審査に通らなければ利用できない
- 分割払いやリボ払いが利用できないことがある
- 年会費が必要なことが多い
それぞれのデメリットについて、以下で詳しく説明します。
審査に通らなければ利用できない
法人カードも通常のクレジットカード同様に、審査に通らなければ利用できません。
法人カードの審査基準は一般的なクレジットカードの審査基準と違うこともあるので、会社の代表者が個人でクレジットカードを持っていたとしても、法人カードの審査に落ちてしまうことは十分考えられます。
分割払いやリボ払いが利用できないことがある
法人カードによっては、分割払いやリボ払いが利用できないこともあります。
分割払いやリボ払いはキャッシュフローを改善するのに効果的な方法であり、それを目的にして法人カードの発行を検討している経営者の方もおられると思います。
分割払い・リボ払いを利用したい場合は、あらかじめ法人カードの特徴等をチェックしておき、一括払い以外の支払い方法が可能かどうかを確認してから申込まなければなりません。
年会費が必要なことが多い
個人利用のクレジットカードでは年会費無料のものが多いですが、法人カードで年会費が無料なものはほとんどありません。
そのため、年会費の分だけコストが増してしまうことになります。
法人カードを利用することで、業務が改善したり付帯サービスを利用できたりといったさまざまな恩恵を受けられることは間違いありません。
ただ、それらの恩恵を受けるために年会費を支払うだけのメリットがあるかどうかを十分考えた上で、申込む必要があるといえます。
専門家からのコメント
便利な法人カードですが、デメリットもあります。追加カードを作り社員に持たせる場合は、経費の範囲や利用ルールを明確にしておかなければ、かえって経理処理が手間取ることも考えられます。
また、分割やリボ払いもカードならではのメリットではありますが、必ず利息というものが発生します。
必要以上に利用すると、逆に無駄な経費を作ることになります。
年会費の高額なカードは、往々にしてステータスも高く便利なサービスも多いものですが、自分の会社にとって年会費以上のメリットが上回って初めて価値のあるものといえます。
メリットの中には、反対にデメリットも隠れていることを認識してカード選びをしましょう。
おすすめの法人カード7選
法人カードはさまざまなカード会社から発行されており、その特徴や付帯サービスなどはカードごとに異なるので、どの法人カードを発行するべきかで悩んでしまう可能性もあります。
そこで最後に、以下の7つの法人カードをおすすめのカードとして紹介しますので、カード選びの際の参考にしてみてください。
- オリコ EX Gold for Biz
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
- アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
- ダイナースクラブビジネスカード
- 楽天ビジネスカード(楽天プレミアムカード)
- 三井住友ビジネスカード for Owners クラシック(一般)カード
- JCBゴールド法人カード
オリコ EX Gold for Biz
- 初年度年会費無料
- 空港ラウンジでさまざまなサービスをご利用いただけます。
- 国内・海外旅行傷害保険
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 2,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5% |
発行スピード | 最短8営業日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
オリコ EX Gold for Bizは初年度の年会費が無料で、2年目以降は2,200円(税込)の年会費が必要となります。
初年度の年会費が無料なので、試しに利用してみて使い勝手を確認することもできますし、最大3枚まで発行可能な追加カードも年会費無料です。
国際ブランドはVISAとMastercardから選べますが、VISAの場合は「Visaビジネスオファー」、Mastercardの場合は「Mastercardビジネスアシスト」というビジネスサポートサービスが、それぞれ利用可能です。
空港ラウンジを無料で利用可能、会計ソフト「freee」の有料プランを通常より2ヵ月分お得に利用可能などのうれしい付帯サービス満載で、かゆいところに手が届く法人カードといえるでしょう。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
- 海外ラウンジが無料で利用できる、プライオリティ・パスが利用可能!
- 海外旅行保険最高1億円まで付帯されていて安心!
- 会員専用のコンシェルジュサービスが利用できる!
年会費初年度 | 22,000円(税込) |
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年会費2年目〜 | 22,000円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5% |
発行スピード | 最短3営業日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費が22,000円(税込)ですが、年間200万円以上のショッピング利用で次年度の年会費を11,000円(税込)に優遇してもらえます。
200万円以上の経費を利用する会社であれば、1万円台の年会費でプラチナカードを利用できる絶好のチャンスです。
付帯している旅行傷害保険は、海外では最大1億円・国内では最大5,000万円まで補償が可能なので、出張等における万が一の場合の備えとしても安心です。
弁護士紹介サービスやビジネス書の要約サイトの優待といったサービスも利用でき、非常に幅広い側面からビジネスをサポートしてもらえます。
追加カードは最大4枚まで発行可能で、年会費は3,300円(税込)です。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
- 業務効率化、リモートワークを快適にするためのサポート
- 事業拡大にともなう人員不足の解消をサポートする特典をご用意
- 顧問料、ご利用料金等をカード決済できるプロフェッショナル・サービスのご紹介
年会費初年度 | 36,300円(税込) |
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年会費2年目〜 | 36,300円(税込) |
ポイント還元率 | 0.16%~1.0% |
発行スピード | 2週間程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの年会費は34,100円(税込)で、追加カードの年会費は13,200円(税込)です。
ビジネス情報が簡単に入手できるビジネス情報サービス「ジー・サーチ」や、福利厚生プログラムの「クラブオフ」などを無料で利用できます。
付帯している旅行傷害保険も、海外では最大1億円・国内では最大5,000万円まで補償が可能と、充実の補償内容です。ただし、旅行代金などをカードで支払うことで適用される利用付帯となっている点は注意が必要です。
年会費は少々高めに設定されているものの、それを補って余りある付帯サービスの充実度ぶりが魅力の法人カードです。
ダイナースクラブビジネスカード
- 社用経費の決済ができ、ポイントが貯まります
- ダイナースクラブの充実したサービスのほか、ビジネスに役立つ独自サービスを取り揃えています
- 海外旅行傷害保険最高1億円
年会費初年度 | 27,500円(税込) |
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年会費2年目〜 | 27,500円(税込) |
ポイント還元率 | 0.4% |
発行スピード | カード到着まで2~3週間ほど |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
ダイナースクラブビジネスカードの年会費は29,700円(税込)ですが、追加カードは年会費無料で利用可能です。
ダイナースクラブビジネスカードを提示すれば、本来はダイヤモンド経営者倶楽部のメンバーのみが利用可能な「銀座サロン」の利用が可能になるので、ほかの経営者の方などとの交流の機会が広がります。
会員限定のイベントやセミナーに参加できたり料亭プランが利用できたりするのは、格式の高いダイナースクラブならではといえるでしょう。
持っているだけでステータスアップにつながるダイナースクラブビジネスカードですが、入会の目安として「年齢27歳以上で法人、団体等の代表者・役員または個人事業主」といった条件があげられています。
若くして事業を立ち上げたり会社を興したりした人の場合、本カードの入会条件を満たせない可能性があることには注意が必要です。
楽天ビジネスカード(楽天プレミアムカード)
- 楽天ETCカードが複数枚発行可能
- 楽天市場の商品がポイント最大5倍
- VISAビジネスオファー利用可能
年会費初年度 | 2,200円(税込) |
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年会費2年目〜 | 2,200円(税込) |
ポイント還元率 | 1 〜 3% |
発行スピード | 10営業日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
楽天ビジネスカードは、年会費が2,200円(税込)です。
楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードを所有していなければ発行できず、楽天プレミアムカードの追加カードという扱いになります。
それ自体が追加カードですが、ETCカードは楽天ビジネスカードに付帯させる形で複数枚発行可能で、1枚目のETCカードは年会費無料、2枚目以降のETCカードは年会費550円(税込)で利用できます。
楽天市場での支払いに利用すると、楽天ポイントが最大で5倍付与されるので、備品や消耗品などを購入する際は楽天市場を利用すると経費削減が可能です。
年会費を抑えつつ法人カードの利便性も享受したい場合には、非常に便利なカードといえるでしょう。
- 楽天市場でお買い物をするとポイント3倍!!
- 国内・海外旅行保険は最大5000万円!
- VIP空港ラウンジ プライオリティパスへの無料登録可能
年会費初年度 | 11,000円(税込) |
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年会費2年目〜 | 11,000円(税込) |
ポイント還元率 | 1%~5% |
発行スピード | 約一週間 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
三井住友ビジネスカード for Owners クラシック(一般)カード
- インターネット入会で初年度年会費無料!
- 登記簿謄本・決算書提出不要
- 経費精算を合理化して経費削減
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 1,375円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5 〜 7% |
発行スピード | 最短即日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
三井住友ビジネスカード for Owners クラシック(一般)カードは初年度の年会費が無料で、2年目以降は1,375円(税込)の年会費が必要です。
アスクル・日産レンタカーなどのビジネスサポートサービスが利用できるので、オフィス用品の購入や出張先でのレンタカー利用などに役立ちます。
国内外で数千ヵ所の宿泊施設やスポーツクラブ・英会話学校などと契約しており、幅広いサービスを優遇料金で利用できるので、福利厚生の充実にも一役買います。
一般カードなので空港ラウンジサービスは利用できませんが、年会費のことも考えると十分なスペックといえるでしょう。
JCBゴールド法人カード
- 中小企業・個人事業主向けのスタンダードな法人カード
- 従業員カードの付帯やETCカードの複数枚発行など、ビジネス拡大時に役立つサービスが充実
- 法人会員向けサービスの付帯で業務効率化、経費削減を実現
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 11,000円(税込) |
ポイント還元率 | 0.1% |
発行スピード | 最短3営業日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
JCBゴールド法人カードは年会費が11,000円(税込)ですが、インターネット入会をすることで初年度のみ年会費無料で利用することが可能です。
追加カードの年会費は3,300円(税込)ですが、1枚目のカードの年会費が無料の場合は追加カードも年会費無料となるので、本カードをインターネット申込みすることで、追加カードも初年度は無料で利用できます。
海外ではポイント還元率が2倍になり、1年間で合計100万円以上利用すると翌年のポイントが50%アップするので、カード利用でポイントを貯めやすく経費削減の効果も期待できます。
空港ラウンジサービスはもちろんのこと、JCBゴールドグルメ優待サービスなどのサービスも利用できるので、出張先で接待があるときなどはこのカードが1枚あるだけで大助かりといえるでしょう。
法人カードのメリット・デメリットまとめ
法人カードを利用すればキャッシュフローの改善や経費精算の簡略化など、いろいろな恩恵を享受することができます。
付帯サービスも旅行傷害保険やビジネス関連のものなどが充実しているので、法人カードを1枚持っているだけで多くのビジネスシーンで役立つでしょう。
ただ、一部の法人カードでは分割払いやリボ払いが利用できない、個人で利用するクレジットカードとは異なり基本的に年会費が必要といった点には、注意しておかなければなりません。
法人カードは種類も多く、それぞれのカードごとに利用できるサービスの内容や年会費などは異なるので、カードの詳細をよく確認して自社にとってもっとも使い勝手がよいと思われるカードを選ぶようにしましょう。
専門家からの一言
法人カードを持つ利便性は、代表者や社員の仕事の質を上げてくれることでしょう。特に出張や接待の多い企業には、ビジネスに役立つ付帯サービスも見逃せません。
年会費無料のものから、ゴールドやプラチナカードのように高額なものまで、さまざまなタイプの法人カードがあります。
無料であればコスパがよいと思われがちですが、むしろ年会費を支払った方がお得な場合もあります。
ポイント還元率やその他の付帯サービスでお得度が逆転するケースもあるのです。
また、ステータスカードを持つことが会社の信頼につながることもあります。多方面から検討して、ご自身のビジネスに役立つ法人カードを選ぶことが大切です。
シングルマザー・子育て世代にお金の話をわかりやすく伝えるFP。金融機関(証券会社・銀行等)・公立中学校事務員等のさまざまな仕事を経験しながら、シングルマザーとして子育てを経験。離婚後3年で、教育資金を貯める。自らのシングルマザー生活・節約・働き方・公的制度の紹介・教育費や老後資金の貯め方、投資など「すぐに役立つお金の話」をわかりやすく伝えるファイナンシャルプランナーとして活動。
不動産広告の営業マンを経て、現在はフリーランスのライターとして活動中。 クレジットカードやカードローンに関する知識を、公平な視点で分かりやすく伝えることを目指しています。 私生活でもいろいろなクレジットカードを使い分けながら、自分にとって最適な使い方を模索中。毎月貯まっていくポイントを見ながらその使い方を考えるのが、ひそかな楽しみ。 自分の実体験や気付きをもとにした、オリジナリティのある記事をお届けしたいと思っています。