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法人カードの作り方を解説!必要書類や選び方のポイントをお伝えします

法人カードの作り方を解説!必要書類や選び方のポイントをお伝えします

法人カードを検討している方の中には作り方が難しいと考えて迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、法人カードを作るために必要な書類や発行の手順を解説します。この機会に作り方や選び方のポイントを知っておきましょう。

法人カードの作り方の手順を解説

まず、法人カードを作る流れを確認していきます。法人カードも個人カードと作成の流れは変わりません。作成の流れは下記のとおりです。

法人カード作成の流れ

  1. 法人カードを選ぶ
  2. 申し込む
  3. 審査を待つ
  4. 法人カードの発行

法人カードは個人カードとは審査で見られる項目が違うので注意しましょう、詳細は後述します。

個人カードは即日発行が可能なカードもありますが、法人カードの即日発行はないと考えておきましょう。発行までには3日から3週間程度の時間がかかる場合もあります。

詳しく手順を解説していきます。

法人カードを選ぶ

まずは法人カードを選びましょう。

クレジットカードは種類や会社により、年会費やポイント制度、付帯サービスが異なります。

付帯サービスにはマイル特典や保険・割引特典など、さまざまなサービスが用意されているので、ご自身が必要とするサービスを検討した上で、どのクレジットカードにするか決めましょう。

どのクレジットカードにするか悩んでいる方は、選び方のポイントを後述していますので、こちらを参考にしてください。

法人カードを申し込む

申込みはオンライン化が進んでおり、ほとんどのカード会社でオンラインの申込みフォームが用意されています。

オンライン上で入力した内容が申込み書類に印字されて郵送で送られてきます。必要書類を同封の上、内容を確認・捺印して返送する場合が多くなっており、以前よりもスムーズに申し込むことができるようになっています。

オンライン

オンラインで申し込む際の手順は下記のとおりです。

オンラインフォームに必要事項を入力していきます。代表者の氏名、住所などの個人情報に加えて会社の業種や営業年数など事業に関わる情報の入力が必要になります。

オンラインでの申請は入力する内容にミスがないかどうか送信前に必ずチェックしましょう。審査のために虚偽の申告をしたと受け取られかねないので注意が必要です。

郵送

オンラインで個人情報や事業情報を送信することに不安がある場合には、申込み用紙を取り寄せて郵送で手続きをする方法もあります。

申請後、数日中に申込み用紙が届きますので、申込み用紙に記入の上必要書類を同封して返送します。

郵送でのやり取りはオンラインより時間がかかりますので、余裕をもって申請しましょう。

審査を待つ

審査期間は3日程度と短い場合もありますが、3週間程度かかる場合もあり、個人カードのように即日発行されることはありません。

カードのランクや種類、発行するクレジットカード会社によって審査基準が異なります。ただし、審査基準は非公開となっているため、知ることはできません。

法人カードの発行

審査に通過するとカードが発行されます。申込み時に登録したメールアドレス宛にカード発行の連絡がきてから数日中には申請時の住所に郵送されるのが一般的です。

カードが手元に届いたら、使用する前に必ず裏面にサインが必要です。このサインは法人名ではなく登録した個人の氏名の記入が必要なので注意しましょう。

法人カードを選ぶ際のポイント

法人カードを選ぶ際のポイントについて、検討したい項目をまとめました。

選ぶ際のポイント
  • 年会費
  • 利用枠
  • ポイント還元
  • 特典・付帯サービス
  • 付帯保険
  • 追加カードの発行上限枚数・追加の料金

代表者や会社に合った法人カードを、上記をポイントに総合的に考えて選ぶとよいでしょう。

法人・個人事業主などの属性

法人カード」といっても法人の代表者だけでなく、個人事業主でも作ることができるカードもあります。

一般・ゴールド・プラチナなどカードのランク

一般カードだけでなく、ゴールドカードプラチナカードといったステータスの高いカードもあります。

ゴールドカードやプラチナカードは年会費が数万円かかる場合もありますが、ステータスが高くなると付帯サービスや特典が増えます。

ステータスの高いカードの特徴

  • 利用限度額、旅行損害保険額、ショッピング補償額などが優遇される
  • 空港の有料ラウンジが使用できる
  • 福利厚生制度などの特典がある

ステータスの高いカードはワンランク上の付帯サービスを受けることができます。

目的に応じた付帯サービス

付帯サービスは各カードで異なりますので、目的に応じた付帯サービスを選ぶとよいでしょう。

空港のラウンジ使用や手荷物の宅配サービスが無料になるカードもあります。飛行機を使った出張・移動が多い場合には大きなメリットになるのではないでしょうか。

それに対して車移動が多い場合は、ETC機能がつけられるカードを選択すると経費清算がしやすくなります。

特典やサービス内容が会社や代表者の事業内容や目的に合っており使いやすいカードを検討したいですね。

法人カードの審査で見られるポイントは?

法人カードは個人カードと審査で見られる項目が異なります。

法人の場合、倒産のリスクがあるため、カード会社は貸し倒れになることは避けたいのはもちろん、法人の場合は個人よりも利用金額が大きいことが多いため、より慎重な審査をしていると考えられます。

審査基準は公開されていませんが、一般的には下記の情報がポイントになると考えられます。

審査で見られるポイント

  • 事業年数 
  • 財務状況
  • 信用情報

事業年数

事業年数が何年以上という明確な基準は公開されていません。設立して間もない法人であっても発行が可能であるカードもありますので、設立して間もない場合は事業年数の浅い初期でも可能なカードを選ぶとよいでしょう。

財務状況

会社の支払能力として法人の決算状況や代表者の信用が審査の対象になります。法人として黒字経営されているかも審査対象の1つといえるでしょう。

信用情報

法人カードでは代表者個人の信用情報も審査されると考えておきましょう。

信用情報とは、個人のクレジットカードの申込み内容や契約内容、残高、支払状況などの情報を指します。クレジットカードはその場では現金を直接支払わず後日清算する取引なので期日にお金を支払う「信用」が重要になります。

法人カードを申し込む際に必要なもの

法人カードを申し込む際に必要なものは下記の3点を求められるのが一般的です。

申し込む際に必要なもの

  • 6ヵ月以内に発行された登記簿謄本(または印鑑証明書)
  • 代表者の本人確認書類のコピー(運転免許証やパスポート、住基カードなどのコピーなど)
  • 引き落とし先の銀行口座

登記簿謄本や決算書がなくても発行できるカードもありますが、カードによって必要書類が異なる場合があります。詳細は申込みページを確認しましょう。

6か月以内に発行された登記簿謄本

法務局で、1通600円で取得することができます。

印鑑証明書の場合は定款や事業報告書など、業務内容に関する資料の提出が求められるため、登記簿謄本の方がスムーズでしょう。

本人確認書類

公的な本人確認の証明書として、代表者の運転免許証やパスポート、住民基本台帳などのコピーなどが必要です。

銀行口座

法人の場合は法人名義の口座、個人事業主は個人名義の口座となります。カードによっては代表者の個人口座を指定することが可能な場合もありますが、法人の場合は一般的に法人口座を選択します。

おすすめの法人カード3選

特徴が異なる法人カードを3つご紹介します。

それぞれ特徴が異なりますので、選ぶ際の参考にしてみてください。

JCB法人カード(一般)

JCB法人カード
JCB法人カードの詳細
VISA 非対応 MasterCard 非対応 アメリカン・エキスプレス 非対応 JCB ダイナースクラブ 非対応
おすすめポイント
  • 中小企業・個人事業主向けのスタンダードな法人カード
  • 従業員カードの付帯やETCカードの複数枚発行など、ビジネス拡大時に役立つサービスが充実
  • 法人会員向けサービスの付帯で業務効率化、経費削減を実現
年会費初年度 年会費2年目〜 ポイント還元率
無料 1,375円(税込) 0.1 〜 2%
電子マネー
QUICPay(クイックペイ)
楽天Edy(エディ)
SMART ICOCA
nanaco
Suica(スイカ)
付帯サービス
ETCカード
家族カード
ショッピング保険
海外旅行保険
国内旅行保険

年会費が1,375円(税込)と安価に設定されており、コストを抑えたい人におすすめです。

追加カードやETCカードを複数枚の発行が可能なので、ビジネス拡大時に役立つ法人カードです。

「JCB E-Co明細サービス」や「MyJCB」でカードごとの利用明細を一括管理できるため経費処理の効率化にも役立つでしょう。

ETCカードを年会費無料で複数枚発行できるほか、航空券・新幹線をチケットレスでWEB予約でき、出張時の宿をお得な価格で予約できる「じゃらんコーポレートサービス」が利用できるので出張コスト削減にも役立ちます。

三井住友ビジネスカード ゴールド

三井住友ビジネスカード(ゴールド)
三井住友ビジネスカード(ゴールド)の詳細
VISA MasterCard アメリカン・エキスプレス 非対応 JCB 非対応 ダイナースクラブ 非対応
おすすめポイント
  • 経理事務・経費を合理化
  • 個人の立替が不要
  • 国内外の出張とETC(複数枚発行可能)などで交通面をサポート
年会費初年度 年会費2年目〜 ポイント還元率
11,000円(税込) 11,000円(税込) 0.5%~10%
電子マネー
楽天Edy(エディ)
nanaco
PiTaPa(ピタパ)
WAON(ワオン)
SMART ICOCA
ID(アイディ)
Suica(スイカ)
付帯サービス
ETCカード
家族カード
ショッピング保険
海外旅行保険
国内旅行保険
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中小企業向けの法人カードです。法人のみを対象としていますので、個人事業主は選択できません。個人事業主は個人事業主専用カード「三井住友法人カード for Owners」を選択することになります。

年会費は11,000円(税込)、追加カードは2人目から1名につき2,200円(税込)となっています。

ETCカードをはじめとして出張に便利なサービスもあり、国内外の出張で交通面のサポートがあるのが特徴です。

アメリカン・エキスプレス(R)・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの詳細
VISA 非対応 MasterCard 非対応 アメリカン・エキスプレス JCB 非対応 ダイナースクラブ 非対応
おすすめポイント
  • 業務効率化、リモートワークを快適にするためのサポート
  • 事業拡大にともなう人員不足の解消をサポートする特典をご用意
  • 顧問料、ご利用料金等をカード決済できるプロフェッショナル・サービスのご紹介
年会費初年度 年会費2年目〜 ポイント還元率
34,100円(税込) 34,100円(税込) 0.16%~1.0%
電子マネー
楽天Edy(エディ)
Suica(スイカ)
SMART ICOCA
QUICPay(クイックペイ)
付帯サービス
ETCカード
家族カード
ショッピング保険
海外旅行保険
国内旅行保険
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個人事業主または法人格のある法人の代表としていずれでも申込むことが可能です。

年会費は34,100円(税込)、追加カードも13,200円(税込)と、法人カードのなかでも比較的高めの設定になっていますが、付帯サービスが充実していますので一部をご紹介します。

付帯サービス

  • 空港からの手荷物の無料宅配サービス
  • 空港ラウンジサービス
  • ゴールド・ワインクラブ
  • 各種保障のプロテクションサービス
  • ポイントを提携航空会社のマイルへ移行
  • 福利厚生サービスのクラブオフVIP会員
  • 会食の予約に対応するコンシェルジェ

年会費が高めであっても、得られるサービスも多く、ゴールドカードにふさわしいワンランク上のサポートがあります。

高いステータス性と充実した付帯サービスを求める方には費用対効果を考えてもメリットが非常に多いカードです。

まとめ

法人カードは会計処理の簡略化など多くのメリットがあります。ポイント還元や付帯サービスも効果的に利用することで経費を削減することも可能です。

また、ビジネスを継続させるためには資金管理が非常に重要です。年会費は経費とする考え方もありますが、不要な特典やサービス、ステータスにこだわりすぎる必要はありません。

代表者や会社にとって必要なサービス、年会費に見合った特典を検討して合うものを選択するとよいでしょう。

法人カードを作成する際の参考になれば幸いです。

お金や時間の悩みをなくして自分らしく生きる人を増やしたいという想いから、保険や金融商品の販売をせずに個別の家計相談を行う。コラム執筆や監修、お金と時間の教養講座にも力を入れて活動。得意分野は教育費・資産運用・住宅費・保険・女性のキャリア相談。独立前は損害保険会社で全国を転勤しながら15年間勤務。転勤や単身赴任、子育てをしながら働いてきた経験から、ライフスタイルに変化の多い家庭や女性のキャリア相談も行う。2児の母でもある。

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