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転職エージェントと合わない理由を現役エージェントが解説!解決方法も紹介します

転職エージェントと合わない理由を現役エージェントが解説!解決方法も紹介します

転職エージェントに登録をしたけど「担当者と合わない」と感じる方は少なくありません。

担当者と合わないと感じる理由は人それぞれで、考えられる理由は数多くあります。

転職エージェントと合わないと感じたまま転職活動を進めるのはおすすめできず、可能なら相性のよい転職エージェントと転職活動を進めたいのが多くの人の本音です。

本記事では上記のような悩みをお持ちの方に対して、理由の解説や解決方法をしていきます。

ぜひ最後までご覧ください。

転職エージェントと相性が悪い理由

転職エージェントについて悩む女性のイメージ画像

転職エージェントに登録をしても、担当者と相性が悪い場合があります。

なぜ転職エージェントと相性が悪くなるのでしょうか。考えられる理由を紹介します。

担当者の年齢

担当者との年齢に差がある場合、転職や就業希望条件に対しての考え方が合わず相性が悪いと感じる場合があります。

年齢によっては業界や職種の経験が求職者のほうが多い場合なども、相性が悪いと感じやすい要因の1つです。

業界知識と経験に乏しい

前段の「担当者の年齢」にも関連しますが、担当者の業界知識や経験が乏しい場合、相性が悪いと感じる場合があります。

求職者は転職を成功させるために、転職エージェントに登録をしにきているため、担当者の業界知識と経験が乏しいと前向きな転職活動を送れません。

担当者と求職者との経験に差がある場合、相性が悪いと感じます。

転職に対する時間軸がずれている

転職に対する時間軸とは、主に転職希望時期や連絡のレスポンスなどを指します。

たとえば、求職者の転職希望時期が半年後だった場合、転職エージェントとの時間軸がずれているかもしれません。

多くの転職エージェントは、転職希望時期が早い求職者を優先させます。

求職者によって転職希望時期は変わりますが、2ヶ月~3ヶ月程度を目安に転職活動をしている求職者が多いため、転職に対する時間軸がずれている場合、相性が悪いと感じるケースがあります。

面談時の態度が高圧的

転職エージェントが面談時の態度が高圧的な場合、多くの人は相性が悪いと感じます。

担当者とは相性による部分も大きく、担当者が高圧的な態度を取っていると自覚していない場合もあります。

担当者との相性は転職活動ではとても重要なため、相性が悪いと感じたら担当者の変更、もしくは転職エージェント自体の変更を検討しましょう。

紹介求人が的外れ

転職エージェントは初回面談をおこなったうえで求人を紹介してきますが、紹介求人が希望とかけ離れた的外れの求人の場合があります。

少しでもよい転職先を希望する求職者にとって、紹介求人が希望に沿っているか、よりよい条件面なのかは重要なポイントのため、的外れな求人紹介をされると相性が悪いと感じます。

転職をさせようと必死

現職の状況や生活面での状況などの兼ね合いもあり、転職活動のペースは人それぞれです。

しかし、転職エージェントによっては「今すぐ応募を転職決意しないと厳しい」など、転職をしてもらおうと必死なエージェントもいます。

転職はライフイベントのなかでも大きなイベントの1つです。

転職エージェントのいうことが絶対とは限りません。慎重に判断をして意思決定をしましょう。

転職エージェントとの相性が悪いと感じたときの対処法

転職エージェントと相性が悪いと感じたときの対処法を紹介します。

すでに転職エージェントを利用している方も、これから利用を検討している方も、ぜひ本項目の内容を抑えて転職エージェントの活用をしましょう。

相性が悪い理由を考える

転職エージェントと相性が悪いと感じる理由を前段で紹介しましたが、理由はほかにもさまざまあります。

たとえば、相槌のタイミングや話すスピードが合わないなど、些細なことでも相性が悪いと感じる人もいるでしょう。

転職エージェントと相性が悪いと感じたら、原因を考え改善できる点は行動をして、チェックとアクションを実施しましょう。

上記の一連の流れは、ビジネスシーンでも基本になる思考プロセスです。転職活動の段階から本番を想定した動きをしておくのは、さまざまな場面で役立つはずです。

担当者の変更を依頼する

転職エージェントには複数のCA(キャリアアドバイザー)が在籍しており、担当者の変更をするのにも費用がかかったり制限があったりするわけではありません。

転職エージェントとの相性が悪いと感じる場合は、CAの変更を依頼しましょう。CAが変われば、また違った視点で転職活動を進めるきっかけにもなります。

転職エージェントの変更を検討する

転職エージェント自体の変更を検討するのも1つの方法です。

転職エージェントは大手企業をはじめ、中小、ベンチャーと数多く存在し、厚生労働省の平成 30 年度職業紹介事業報告書の集計結果(※1)によると、民営職業紹介事業所数は 24,059事業所もあります。

自身にあった転職エージェントに登録をするのも、よい転職活動を進めるために大切なポイントです。

転職エージェントは複数登録をする

転職エージェントは複数登録の利用が可能で、転職エージェントの登録にも上限があるわけではありません。

転職エージェントにはそれぞれ特徴や得意領域があります。転職の希望条件や志向性を踏まえたうえで、複数の転職エージェント利用を検討しましょう。

しかし、あまりに多くの転職エージェントに登録をしてしまうと、連絡のやり取りや情報過多になってしまうため、合計3社程度に抑えるのがおすすめです。

おすすめの転職エージェントの選び方

転職エージェントは日本国内に数多くありますが、総合型エージェント、専門特化型エージェントなど違いがあります。

本項目では転職エージェントの種類とおすすめの選び方を紹介します。

総合型エージェント

総合型転職エージェントは、業種、業界を問わず幅広い企業の求人を扱う特徴があります。

初めて転職活動をされる方や転職活動に慣れていない方、転職の軸が定まってない方などに総合型エージェントはおすすめで、はじめに登録をしておきたいエージェントです。

専門特化型エージェント

専門特化型エージェントは、総合型と比較して扱う求人数は減少するものの、専門性の高い職種やニッチな業界の取り扱いをしているなど専門特化型ならではのメリットがあります。

やりたい仕事が決まっている方や、目指したい職種や業界が明確になっている方におすすめのエージェントです。

対応地域の確認

日本全国に拠点を持つ転職エージェントもいれば、特定地域に特化している転職エージェントもいます。

フルリモートや完全在宅を除いて、魅力的な求人を扱っていても通える範囲内に職場がなければ検討基準から外れてしまいます。

また、全国に求人を持つ転職エージェントでも取り扱い地域に強みを持っている転職エージェントもいるため、対応地域を確認してから登録を行いましょう。

おすすめの転職エージェント3選

転職エージェントとの面談イメージ画像

本記事でおすすめの転職エージェントを3社紹介します。

それぞれ全国の求人を取り扱っており、幅広い方におすすめできる転職エージェントです。

ぜひ参考にしてください。

リクルートエージェント

リクルートエージェント
リクルートエージェント
おすすめポイント
  • 業界トップクラスの求人数
  • 10万件以上の非公開求人(2023年2月時点)
  • ほぼ全ての業種・職種の取り扱いあり
公開求人数 約347,000
非公開求人数 約275,000
対応地域 全国
対象年齢 全年齢
業界、職種 全ジャンル

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リクルートエージェントは、苦手な職種や業界がないオールマイティな転職エージェントで、求職者の年収レイヤーや経験、年齢を問わずおすすめです。

一般には公開されていない非公開求人数を10万件以上保有しており、リクルートエージェントでしか出会えない求人もあります。

HR業界国内最大手のリクルートが運営しているため企業に対しての認知度も高く、多くの企業が求人をリクルートに依頼しています。

転職活動に外せないエージェントといえるでしょう。

doda

doda
doda
おすすめポイント
  • 無料年収査定で自分の市場価値がわかる
  • 合格診断で内定がもらえる企業がチェックできる
  • エージェント機能を利用しなくてもOK
公開求人数 約186,000
非公開求人数 約38,000
対応地域 全国
対象年齢 全年齢
業界、職種 全ジャンル

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doda(デューダ)は転職サイトと転職エージェント機能が一体になっており、登録をすれば両方のメリットを活かして転職活動を進められます。

dodaも年齢層を問わずさまざまな方におすすめができますが、メインの利用者層は20代~30代半ばの層です。

保有求人には高い専門性が必要な求人も多く、40代以降のキャリア組にも人気のある転職エージェントです。

レジュメビルダーやキャリアタイプ診断、エゴグラム診断など転職活動を効率的に進められるツールも豊富に提供されています。

マイナビエージェント

マイナビエージェント
マイナビエージェント
おすすめポイント
  • 業界ごとに専任のアドバイザーが在籍
  • 女性の転職にもおすすめ
  • 年収(給与)を軸に転職を考えてる人におすすめ
公開求人数 約45,000
非公開求人数 約18,000
対応地域 全国
対象年齢 20代〜30代
業界、職種 全ジャンル

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マイナビは20代~30代の若手に強い転職エージェントで、全年齢が対象にはなっていますが保有求人の多くは20代~30代です。

上場企業から大手企業、中小、ベンチャーと幅広い業界の企業の求人があり、職種も限定せず求職者の希望や志向性に合わせた企業を探せます。

マイナビのCAは面談後のサポートが手厚いことで知られており、親身な転職活動のサポートが期待できます。

担当変更された場合の対処法

転職エージェントとやり取りをしていくなかで、担当者の変更が行われる場合があります。

担当者とよい関係性を構築できていた感じていたのに、担当の変更が行われたら、ショックを受ける場合もあるでしょう。

担当変更をされた理由は転職エージェントによりさまざまです。本項目で転職エージェントの担当が変更された際の対処法を紹介します。

担当変更の理由を聞いてみる

担当者の変更をされたら、まずは理由を聞いてみましょう。

もし担当者変更に心当たりがあるなら、聞ける範囲で理由を聞き改善点があるなら改善をしていきましょう。

求職者側の理由ではなく、転職エージェント側の理由、たとえば急な人事異動があったかもしれません。

新しい担当者との関係性を構築する

担当者が変更になったら、まず新しい担当者との関係性構築に力を入れましょう。

担当者の変更は悪いことではなく、新たな転職活動の視点や職業選択の幅が広がるなどのメリットもあります。

転職エージェントを転職活動のパートナーと位置付け、相手を尊重することで良好な関係性を築けるはずです。

連絡スケジュールを決める

転職活動の状況によって、転職エージェントとのやり取りが頻繁になる、または連絡がまったく来なくなることがあります。

理由は転職エージェントには日々多くの求職者が登録に来ていて、新規の登録者を優先する傾向があるためです。

連絡頻度は多すぎても少なすぎても転職活動に支障が出る場合があるため、連絡のスケジュールを決めて連絡頻度にムラが出ないようにするのがおすすめです。

連絡のスケジュールを手帳やWebで管理することで、予定が可視化され連絡頻度のムラがなくなります。

担当者が変更になったタイミングで連絡スケジュールを決めてしまえば、今後の転職活動を楽に進められるようになります。

転職エージェントからお咎めを受ける場合

転職エージェントから見ると、求人企業と求職者はどちらも顧客にあたりますが、求職者が転職エージェントからお咎めを受ける場合があります。

どういった場面でお咎めを受けるのでしょうか?内容を見ていきましょう。

お咎めを受ける2パターン

肯定的なお咎めと否定的なお咎めの2つのパターンがあります。

前者は、求職者がキャリアや経験などに自信がなく、積極的な転職活動ができていない場合です。

転職エージェントが勧める求人は、基本的に選考通過確率が高いものを中心にしています。そのため、応募や選考に対して前向きになれない求職者とは話し合いをし、前向きになってもらおうとする場合があります。

次に否定的なお咎めですが、求職者が求める転職希望条件が高すぎる場合などが考えられます。


転職希望条件が高すぎる求職者に対してのお咎めは、その求人企業に応募をしても選考通過率が低いため考えを改めさせようとしているケースが多いと感じます。

上記のどちらにも理由があるとはいえ、転職エージェントは転職のプロとして、理由を論理的に説明する必要があると感じます。

転職エージェントからのお咎めを好意的に受け止められない場合は、担当者の変更や転職エージェントの変更を視野に入れるのを検討しましょう。

やり取りをすると疲れる

求職者とやり取りをして疲れると転職エージェントが感じた場合、お咎めを受ける場合があります。

疲れると感じる理由は人それぞれですが、多くの場合はコミュニケーション不全です。うまくコミュニケーションができない理由は、価値観や考え方などがすり合わせられてない可能性があります。

自身に思い当たる理由がない場合は、無理のない範囲でコミュニケーションを取り、コミュニケーションがうまく取れないと感じたら担当者の変更を依頼、転職エージェントの変更を考えましょう。

転職エージェントから支援を切られることはある?

基本的に転職エージェントへの登録には資格や経験ともに不問ですが、求職者の状況によっては転職エージェントから支援を切られることがあります。

どういった状況だと転職エージェントから支援を切られてしまうのでしょうか?

経歴やスキルに嘘をついた

自身の経歴やスキルに嘘をついてしまうと、転職エージェントから支援を切られることがあります。

転職エージェントは求人企業に対しても人材紹介の責任を持っています。

そのため、入社をしたあとに経歴やスキルに嘘が発覚した場合、大きなトラブルに発展するケースがあります。

たとえば、経験社数を減らして応募書類を作成したり、持っていない資格を記載したりするなどです。

企業への応募前の段階でも嘘やスキルに嘘をついてしまうと、求人企業、求職者、転職エージェント誰も得をしません。

経歴やスキルに自信がないときこそ、転職エージェントに相談をしましょう。

転職の意欲が低いと思われた

求職者の転職意欲が低いと思われてしまうと、転職エージェントから紹介の優先度を下げられる場合があります。

転職意欲が低いと思われないためには、定期的に転職エージェントと連絡を取り合う、積極的に求人企業への質問をするなどして、意欲を見せていきましょう。

希望条件が合わない

希望条件があまりにも合わない場合も、転職エージェントから支援を切られる要因の1つです。

給与面や労働面などさまざまな希望があると思いますが、条件を固めすぎてしまうと転職先の範囲が狭まってしまいます。

転職にあたって譲れない希望条件を絞り、可能な限り条件を広く見ると転職エージェントから支援を切られる可能性は少なくなります。

年齢の壁

転職エージェントによっては、新卒/第二新卒特化、20代特化など、若年層を専門にしている転職エージェントがいます。

そういった転職エージェントにキャリアや経験、スキルが豊富な年齢層の高い人材が登録をしても、紹介求人がなく支援を切られるケースがあります。

転職エージェントによって特徴があるため、登録の際には転職エージェントの特徴を確認してから登録するようにしましょう。

転職エージェントが合わないときの対処法

転職について情報収集をする男性のイメージ画像

ここまでに紹介をしたように、転職エージェントとは相性などさまざま理由から合わないと感じるときがあります。

しかし、転職エージェントはうまく活用をすれば、自身の転職活動の大きな味方になります。

本項目で転職エージェントと合わないと感じたときの対処法を紹介します。

自分のキャパシティに合わせてエージェントに複数登録をする

転職エージェントは、自分のキャパシティに合わせて複数登録をするのがおすすめです。

転職エージェントの利用は、年会費や入会金、利用料金などはかからず無料ですべてのサービスを利用できるため、積極的に利用をしたいところですが、あまりに多くの転職エージェントに登録するのはおすすめできません。

本記事のおすすめは総合型エージェント1社、専門特化型エージェント2社です。

総合型エージェントで幅広い職種や業界を見つつ、専門特化型エージェントで自身の持つ専門性や得意領域を活かせる仕事を探していくのがおすすめです。

定期的な連絡を取り合う

定期的な連絡を転職エージェントと取り合うことで、連絡が多すぎたり少なかったりせず、バランスの取れた連絡頻度になりストレスの少ない転職活動にできます。

連絡をする日程を毎週月曜日にするなど、あらかじめ決めてしまうのがおすすめです。

また、定期的に連絡を取り合うことで、担当者との意思疎通も深まりコミュニケーションの活性化にも繋がります。

希望条件を再考してみる

応募を考えている求人企業と、希望条件がかけ離れている場合、求人企業に応募をしても選考通過率が低いと見られて転職エージェントから支援を切られてしまうことがあります。

経験やスキルに対して希望条件が適切かどうか、転職エージェントとの面談で確認をしてみましょう。

転職エージェントに対しての質問をすることで、転職意欲があるとのアピールにも繋がります。

現在の職場に残る選択肢もあり

転職エージェントに登録をしたら、必ず転職をしなければいけないわけではありません。

転職活動を通して、現在の職場の良さがわかることもあります。

現在の職場に残る選択肢も残しながらの転職活動がおすすめです。

まとめ

転職エージェントと合わない理由や解決方法を、現役エージェントが解説してきました。

転職エージェントが合わないと感じたら、無理に同じ転職エージェントや担当者の元で転職活動はせずに、変更や乗り換えを検討するとよいでしょう。

本記事でおすすめしている転職エージェント「リクルートエージェント」「doda」「マイナビエージェント」は、それぞれ多くの求職者や求人が登録している転職エージェントです。

よりよい転職活動が送れるよう、ぜひ本記事の内容をご活用ください。

ブライダル業界でサービス/接客のイロハを学び人材業界へ。現役転職エージェントとWebライターの2足のわらじ中。仕事を探している人たちに、仕事の食わず嫌いをなくすため、「業界や職種の中身」を伝えています。

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