フリーターから正社員になるために転職エージェントの利用が有効な理由を解説!
「フリーターから正社員になるのは難しい」
こんな話をよく耳にします。実際、フリーターから正社員になるのは簡単なことではありません。企業がフリーターを雇うことにメリットが少ないからです。
しかし、フリーターから正社員になる方法が皆無なわけではありません。
「英語が話せる」とか「パソコンに詳しい」などの強みがあれば、正社員になれる可能性が十分にあります。
また、上記のような強みがなくても、正社員になる方法はあります。それは、未経験者を募集している企業や人材育成に力を入れている企業などの求人を見つける方法です。
そのためには、フリーターから正社員になる支援に特化している転職エージェントを利用するといいでしょう。
本記事では、その理由やおすすめの転職エージェントを紹介していきますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
フリーターから正社員になるために転職エージェントの利用が有効な理由
- 書類の添削や面接対策をおこなってもらえる
- 転職に関する情報を提供してもらえる
- 適した求人を紹介したもらえるため採用率が高まる
書類の添削や面接対策をおこなってもらえる
転職エージェントを利用すると、転職のプロによって書類の添削や面接の対策をおこなってもらえます。
フリーターから正社員になる際、「フリーターをしていた期間」について明確な説明ができなければ、企業からの印象は悪くなってしまいます。つまり、正社員になれる確率が低くなってしまうということです。
そのため、「フリーターをしていた期間」について履歴書や職務経歴書、面接で明確な言葉にして、企業側に納得してもらう必要があります。
しかし、「どのような書類・面接であれば、フリーターをしていた期間について納得してもらえるのか」という部分は不明確でわかりづらいと思います。
特に、個人で転職活動をおこなっている場合には、指標となるものがないため、書類・面接の質の向上を目指すことが難しいです。
転職エージェントを利用すれば、多くの求職者を支援してきて、「どのような書類・面接であればいいのか」について理解している転職のプロからアドバイスをもらえます。
これによって、フリーターから正社員になる際の障害を一つ排除することができます。
転職に関する情報を提供してもらえる
転職エージェントを利用することで、転職に関する情報を提供してもらえます。これによって、効率のよい転職活動ができます。
転職は、求職者の状況だけで成否が決まるわけではありません。景気や世界情勢などの世界の状況によって、転職のしやすさは異なります。
たとえば、感染症が流行している状況であれば、直接的な人とのかかわりを避けるため、飲食業界や旅行業界などは利益を上げることが難しくなります。それによって、人材を多く確保する余裕がなくなります。
このような状況のときに、飲食業界や旅行業界への転職を目指しても、成功確率は低いです。
つまり、転職の成功確率を高めるには、世界の状況を把握している必要があるのです。
しかし、世界の状況は刻々と動いているため、個人で把握することは非常に難しいです。それを、転職エージェントを利用することで解決できます。
求職者が世界の状況を把握できていなくても、転職エージェントが代わりに把握してくれていて、最適な転職活動ができるように支援してくれるからです。
この支援によって、無駄のない転職活動ができるようになります。
自分に適した求人を紹介してもらえるため採用率が高まる
転職エージェントは、求職者の希望をヒアリングし、特徴を分析して、最も適していると思われる求人を紹介してくれるサービスです。
これと同時に、企業が欲している人材の特徴をヒアリングし、最も適していると思われる人材を紹介しているサービスでもあります。
つまり転職エージェントに紹介される求人は、求職者の希望や特徴に適していて、企業からも求められているものということです。
そのため、転職エージェントから紹介された求人に応募した場合には、個人で応募するよりも採用率が高まります。
また、転職エージェントには、推薦状というサービスもあります。推薦状とは、履歴書や職務経歴書とは別で、求職者の人柄や熱意などを転職エージェントが記載して、企業に採用を推薦する書類です。
これらの理由から、転職エージェントを利用することで、採用率が高まると言えます。
フリーターから正社員になることが難しい理由
- 不安要素が多いため採用されづらい
- 即戦力を期待している場合が多いため採用されづらい
- コストパフォーマンスに優れないため採用されづらい
不安要素が多いため採用されづらい
高校や大学を卒業して、就職せずにフリーターを選んだ人や就職したけど辞めてしまいフリーターになった人は、「働く意欲が低いのでは」とか「すぐに辞めてしまうのでは」といった不安要素を抱えています。
また、正社員として働いた経験が浅いため、「ビジネスマナーが身についていないのでは」といった不安要素も抱えています。
これらの不安要素があるため、正社員になることが難しいです。
しかし、たとえば、「パソコンについて詳しい」とか「英語が話せる」などの強みがあれば、不安要素よりも強みが優先されて採用される場合もあります。
即戦力を期待している場合が多いため採用されづらい
フリーターから正社員になる場合、新卒採用ではなく中途採用になることが多いです。
新卒採用の場合には、実力よりもポテンシャルを期待されて採用されます。学校を卒業して、すぐに戦力になるとは思われていません。そのため、新人研修などに費用と時間をかけて人材育成をしてくれます。
一方で中途採用の場合には、実力を期待されて採用されます。現状で足りない部分の補強や新しいことをするための人材を求めている場合が多いです。そのため、研修などに費用と時間をかけて人材育成はしないことが多いです。
つまり、現時点で企業に貢献できる能力がなければ、中途採用される可能性は非常に低くなります。
フリーターの場合、専門的な知識や技術がない場合も多く、現時点で企業に貢献できる能力を持っていない可能性が高いです。
この理由によって、フリーターから正社員になることは難しいと言えます。
コストパフォーマンスに優れないため採用されづらい
企業が人材を確保するためには、多くの費用が発生します。確保した後も給与や保険の支払いなどの維持費が発生します。
新卒採用の場合、「社会人経験がない・業界未経験」という要素があるため、人材育成費も発生します。しかし、育成によって成長して、長期的な活躍が期待できるため、無駄な出費だとは考えられていません。
中途採用の場合、「社会人経験がある・業界の経験もある」という要素があるため、即戦力として利益を上げることを期待されています。そのため、人材育成費は、無駄な出費だと考えられています。
もし人材育成費が必要であるならば、新卒を雇用した方が成長率が高く、長期的視点で利益が大きくなる可能性があるため、中途では採用しないことが多いです。
つまり、新卒採用よりも中途採用が勝っている点は、この「人材育成費がかからない」という部分にあるのです。
しかし、フリーターから正社員になる場合には、人材育成費が必要であるにもかかわらず、成長率・活躍できる期間が新卒よりも短いという大きなデメリットがあります。このデメリットは、年を取るにつれて大きくなっていきます。
このことから、フリーターの中途採用は非常にコストパフォーマンスが悪いと言えるのです。
フリーターから正社員になれる職業 5選
- 事務職
- 営業職
- 介護職
- 販売職
- 公務員
事務職
事務職に就くには、特別な資格や知識・技術が必要ないため、未経験でも応募できる求人が多いです。
業務内容も、電話対応や書類作成などマニュアルがあるものが多いです。そのため、難易度が高くなく、人材育成費を多くかけなくても戦力になれます。
特に、WordやExcelなどの基本的なソフトウェアを利用できるPCスキルがあれば、問題なく業務を実行できて、人材育成費が必要ない場合も多いです。
このように、求職者にとって事務職は挑戦する敷居が低い職業です。また、企業側も少しの人材育成で戦力として扱うことができます。そのため事務職は、フリーターから正社員になれる職業だと言えます。
営業職
営業職に就くには、特別な資格や知識・技術が必要ないため、未経験でも応募できる求人が多いです。
業務内容も、コミュニケーション能力などの人柄が重要なため、資格や技術を取得する必要はありません。会社の製品の知識は必要になります。しかし、ほかの職業と比べて、人材育成費を節約して戦力になれます。
また、営業職を経験していた人でも、転職したら新しい会社の製品について知識を深めなければいけません。つまり、経験者でも未経験者でも、会社の製品についての知識を教える作業は発生するのです。
さらに、実際に営業をおこなう際に必要な「営業ノウハウ」は確立されているものではなく、暗黙知であることが多いです。
つまり、営業職は経験者と未経験者の差が少ない職業であると言えます。
これらの理由から、営業職はフリーターから正社員になれる職業だと言えます。
介護職
介護職に就くには、特別な資格が必要ありません。知識や技術は必要になりますが、介護業界は人材不足に陥っているため、未経験でも応募できる求人が多いです。
業務によっては、資格がなければおこなえないものもありますが、その資格がなければ採用されないわけではありません。
また介護職は、「介護」という特殊な業務をおこなうため、「正社員として営業をしていた」とか「正社員としてITエンジニアをしていた」などの経験は活かせませんし、利点にもなりづらいです。
「介護の経験がある」という場合を除いて、正社員からの転職でもフリーターからの転職でも、同じ人材育成が必要になります。このことから、フリーターからの転職がデメリットになりづらいです。
これらの理由から、介護職はフリーターから正社員になれる職業だと言えます。
販売職
販売職に就くには、特別な資格は必要ありません。そのため、未経験でも応募できる求人が多いです。
また、スーパーやコンビニ、飲食店や商業施設など、さまざまな場所で必要な人材であるため、求人の母体数も多いです。
業務内容は接客が中心となり、コミュニケーション能力が主体となるため、人材育成自体に必要となるコストは低いです。また、クレーム対応など、一見すると難しそうな業務もマニュアルがあることが多いです。
このように販売職は、求職者にとって挑戦する敷居が低い職業です。そして、企業側にとって人材育成の必要性が少なく、フリーターからの転職であっても戦力として扱える利点があります。
そのため販売職は、フリーターから正社員になれる職業だと言えます。
公務員
公務員には、さまざまな種類があります。その中には、学歴や職歴が一切なくても、試験に合格すればいいものもあります。そのため、フリーターからでも公務員として働くことができます。
しかし、年齢制限が設けられているため注意が必要です。
国家公務員の場合には30歳、地方公務員の場合には、各自治体によりますが、約30歳~35歳が上限となっています。
もし現在、30歳以下の場合には、公務員になることが最適な選択肢の1つになります。
【職業別】おすすめの転職エージェント
- 【事務職】doda
- 【営業職】マイナビ営業AGENT
- 【介護職】マイナビ介護職
- 【販売職】リクルートエージェント
事務職に就きたい方におすすめの転職エージェント
事務職に就きたい方におすすめの転職エージェントは、dodaです。
dodaは、事務職の求人が業界最大級に多く、未経験でも応募できる求人を見つけやすいという利点があります。
またdodaは、転職者の満足度が高い(※)とされているため、「変な求人を紹介されたらどうしよう」といった不安を持つ必要性が限りなく少ないです。
これらの理由から、事務職に就きたい方にはdodaの利用をおすすめします。
営業職に就きたい方におすすめの転職エージェント
営業職に就きたい方におすすめの転職エージェントは、マイナビ営業AGENTです。
マイナビ営業AGENTは、業界問わず営業職の求人を扱っている、営業職に特化した転職エージェントです。
法人営業・個人営業・内勤営業・金融営業・不動産営業・人材営業など、さまざまな営業形態にも対応しています。
また、営業職に特化した転職エージェントであるため、在籍しているエージェントも営業職に精通しています。
加えて、独占求人・非公開求人も多く保有しているため、新しい求人に出会える可能性も高いです。
介護職に就きたい方におすすめの転職エージェント
介護職に就きたい方におすすめの転職エージェントは、マイナビ介護職です。
マイナビ介護職は、業界最大級の求人保有数を誇るため、未経験でも応募できる求人を見つけられる可能性が高いです。
さまざまな人の特徴に特化した相談会も実施しています。
- スピード転職相談会
- 働き方相談会
- 休日転職相談会
- 個別相談会
- はじめて転職相談会
「スピード転職相談会」は、「とにかく早く次の職場を探したい」という方に向けた相談会です。
「働き方相談会」は、「ワークライフバランスを大事にしたい」という方に向けた相談会です。
「休日転職相談会」は、「仕事が忙しく、平日に休みが取れない」という方に向けた相談会です。
「個別相談会」は、それぞれの職種に合わせた相談会で、「介護職」「ケアマネジャー」「介護福祉士」「サービス提供責任者」「これから転職を始める人」に向けた相談会をそれぞれ開催しています。
そして、「はじめて転職相談会」は、その名の通り、はじめて転職をする方に向けた相談会です。フリーターの方でも、「どのように転職活動を進めればいいか」が明確になるため、おすすめです。
販売職に就きたい方におすすめの転職エージェント
販売職に就きたい方におすすめの転職エージェントは、リクルートエージェントです。
リクルートエージェントは、販売職の求人が業界最大級に多く、未経験でも応募できる求人を見つけられる可能性が高いです。
また、転職支援実績でNo.1(※)を獲得しているため、紹介される求人やエージェントの質が担保されている安心感があります。
【年代別】おすすめの転職エージェント
本章では、年代別におすすめの転職エージェントを紹介します。
【20代】おすすめの転職エージェント
- ハタラクティブ
- 就職Shop
- 安定のお仕事
ハタラクティブ
ハタラクティブは、20代で社会人経験が浅い方の支援に特化した転職エージェントです。
ハタラクティブを利用する多くの方は、「経歴に自信がない」という特徴を持っている中で、内定率が80.4%(※)と高く、支援の質の高さがわかります。
就職成功率が高い理由としては、企業に直接訪問して取材をおこなうことで、企業のリアルな情報を集めることで、求職者と企業のミスマッチを最大限に排除していることです。
就職Shop
就職Shopは、20代で経歴に自信がない方の支援に特化した転職エージェントです。
経歴に自信がない方に特化しているため、扱う求人は未経験でも応募ものがほとんどです。また、書類選考の免除も実施しています。
加えて、企業に直接訪問して取材をおこない、労働環境や職場の雰囲気、人材育成の体制などの情報を収集しています。
安定のお仕事
安定のお仕事は、20代の未経験者を正社員へ転職させる支援に特化している転職エージェントです。
安定のお仕事は、「1年以上の継続率(定着率)95%」(※)と非常に高い数値を誇っています。
内定取得率だけでなく、定着率まで高いため、人材不足でどのような人材でも受け入れいているブラック企業などに転職させているわけではなく、満足度の高い転職を実現させていることがわかります。
内定取得率が高い理由は、パソコン操作に関する資格やDX時代に必須スキルであるネットワーク・サーバー関連の資格取得講座を完全無料で実施していることが一因です。
そして、定着率が高い理由は、大手企業やメーカー、官公庁などの安定した職場を厳選しているからです。
【30代】おすすめの転職エージェント
- DYM就職
- JAIC
DYM就職
DYM就職は、フリーター・ニートの支援に特化した転職エージェントです。
DYM就職が扱う求人は、人材教育制度が整っていて、既卒・フリーター・ニートの方でも、安心して就職できる企業のものばかりです。
また、東証プライム上場企業やトップベンチャー企業など、DYM就職が厳選した優良企業の求人のみを紹介しているため、「入社してみたらブラック企業だった」という不満を抱えづらい体制が整っています。
JAIC
JAICは、35歳までの経歴に自信がない方の正社員就職の支援に特化した転職エージェントです。内定取得率は81.1%で、入社後3ヶ月以上の定着率は91.5%(※)とどちらも高い数値を誇っています。
またJAICでは、無料就活講座を実施していて、社会人としての物事の考え方やビジネスマナーなどの基礎知識を見つけることができる点が特徴です。
加えて、書類選考の免除を実施していて、企業との集団面接会のみで採用の可否が決まります。
【40代】おすすめの転職エージェント
- FROM40
- 就活エクスプレス
FROM40
FROM40は、40代以降の方の支援に特化した転職エージェントです。
FROM40では、「年齢が採用の可否に影響する」と想定される求人を排除しているため、「40代だから」といった不安を持たずに転職活動を進められます。
また、求人に応募した場合には、通常1~3営業日以内に企業から返信があるため、スムーズに転職活動を進められます。
「もう年齢も年齢だし、正社員転職は無理かな」と思っている方は、利用を検討してみてください。
就活エクスプレス
就活エクスプレスは、30歳~54歳の正社員転職の支援に特化した転職エージェントです。
一般的な転職エージェントとは異なり、カレッジ型の転職エージェントという点が特徴です。
カレッジ型の転職エージェントとは、転職を実現させるためのプログラムを修了して、転職を目指す形の転職エージェントです。
プログラムは、5日間で終わる「適職探索コース」と「就活実践コース」、1日で終わる「1日コース」の3つがあります。
適職探索コースは、自身のキャリアの方向性について考えたい方に向けたプログラムで、「職業興味」や「価値観」「強み」などを分析しながら、自身が持つ資源の活かし方について考えます。
就活実践コースは、面接力を強化したい方に向けたプログラムで、企業側の視点からアピールできる「自身の強み」を理解して、面接時に必要なコミュニケーション力を強化する内容になっています。
そして、1日コースでは、転職活動のステップ1から応募書類の作成までを1日でおこなうプログラムになっています。
【50代】おすすめの転職エージェント
- doda
- リクルートエージェント
doda
dodaは、さまざまな業界・職種・年齢に対応した幅広い求人を扱っている転職エージェントです。
50代のフリーターで応募できる求人はなかなかなく、多くの求人を扱っていない転職エージェントでは、そのような求人を見つけることは非常に難しくなります。
しかし、dodaは業界最大級の求人保有数を誇っているため、50代のフリーターでも応募できる求人を見つけられる可能性があります。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、さまざまな業界・職種・年齢に対応した幅広い求人を扱ってる転職エージェントです。転職支援実績No.1(※)を獲得している実績があります。
50代のフリーターで応募できる求人はなかなかなく、多くの求人を扱っていない転職エージェントでは、そのような求人を見つけることは非常に難しくなります。
しかし、リクルートエージェントは業界最大級の求人保有数を誇っているため、50代のフリーターでも応募できる求人を見つけられる可能性があります。
転職エージェントを利用する際のポイント
- 転職軸を明確にしておく
- 転職意欲をアピールする
- 適した転職エージェントを利用する
- 複数の転職エージェントを利用する
転職軸を明確にしておく
転職エージェントは、求職者の希望をヒアリングし、特徴を分析して、適していると思われる求人を紹介してくれるサービスです。
そして、求人を紹介する際に大事にしていることは、「求職者が望んでいる求人か」という要素です。
たとえば、「絶対に飲食業界で働きたい」と言っている求職者に対して、「ITエンジニア」の求人は紹介しません。求職者が望んでいる求人ではないからです。
「ITエンジニアが向いていると思うのですが、一切考えていませんか」といった可能性の話はされるかもしれませんが、そこで「考えていません」と答えれば紹介されません。
そのような求人を紹介しても、求職者が応募する可能性が低く、無意味だからです。
つまり転職エージェントは、求職者が納得できる求人を紹介したいと考えているのです。
それなのに、「どう働きたいのかわからない」という状態であれば、転職エージェント側も「どの求人を紹介したらいいのかわからない」という状態に陥ってしまい、面談が長引く可能性があります。
そのため、転職軸は明確にしておくことをおすすめします。
転職意欲をアピールする
転職エージェントは、求職者を支援しただけでは報酬が発生しません。求職者を企業に紹介して採用に至った場合に、企業から「紹介手数料」という形で報酬を受け取ります。
この性質上、転職意欲が低く、転職の可能性が低い求職者への支援は、質が悪くなったり、後回しにされたりします。
最終的に転職しない求職者に多くの時間と人材をかけて質の高い支援をおこなっても、一切の報酬が発生しないからです。
そのため、転職エージェントに「この求職者は転職意欲が低いな」と思われてしまうと、十分な支援を受けられない可能性を高めてしまいます。これを回避するためにも転職意欲の高さをアピールするようにしましょう。
適した転職エージェントを利用する
転職エージェントのサービスを100%活かすには、自分に適した転職エージェントを利用する必要があります。
たとえば、40代なのに、「20代の転職支援に特化」と謳っている転職エージェントに登録しても、あまり効果的な利用は見込めません。
また、都内で働きたいのに、地方の求人を多く扱っている転職エージェントを利用していても、望んでいる求人を見つけられる可能性は低いです。
このように、自分に適した転職エージェントを利用しなければ、その転職エージェントがどれだけ質の高い支援をおこなっていても、それを受けることはできません。
そのため、自分の状況や特徴を把握して、適していると思われる転職エージェントを利用するようにしましょう。
複数の転職エージェントを利用する
転職エージェントは、多くの企業がおこなっているサービスです。「求職者に企業を紹介する」という部分には相違ありませんが、具体的なサービス内容は、転職エージェントごとで異なります。
それぞれの転職エージェントには、それぞれの特徴があり、それぞれの強み・弱みがあります。
たとえば、さまざまな業界・職種の求人を扱っている転職エージェントであれば、多くの選択肢があることが強みになります。一方で、特定の業界・職種の知識が浅く、専門的な支援をしてもらえないという弱みにもなります。
上記の特徴の転職エージェントだけを利用する場合には、「専門的な支援をしてもらえない」という弱みが残ってしまいます。
しかし、特定の業界・職種に特化していて、専門的な支援を実施しているという転職エージェントを同時に利用していれば、弱みを打つ消すことができます。
このように、複数の転職エージェントを利用することで、それぞれの転職エージェントの強みを活かして、弱みをカバーする利用が可能になるのです。
また、転職エージェントは、非公開求人や独占求人を保有しているところが多いです。これらの求人は、その転職エージェントを利用していなければ存在すら知ることができないものです。
複数の転職エージェントを利用することで、それぞれの転職エージェントが保有している非公開求人・独占求人を紹介してもらえるようになります。
このように、複数の転職エージェントを利用することで、大きなアドバンテージが得られるのです。
まとめ|フリーターから正社員になるには転職エージェントを利用しよう
フリーターから正社員になるのは、簡単なことではありません。
フリーターを中途採用するよりも、新卒者を新卒採用した方がメリットが多いからです。
しかし、フリーターから正社員になるのは無理ではありません。フリーターから正社員になる支援に特化している転職エージェントを利用すれば、フリーターを受け入れている企業の求人を紹介してもらえます。
また、経歴に自身がない方のために、書類選考の免除を実施している転職エージェントもあります。
このような、フリーターから正社員になる支援に特化した転職エージェントを利用すれば、個人で転職活動を進めるよりも有利に進められます。
そのため、「正社員になりたい」と強く思う方は、ぜひ転職エージェントの利用を検討してみてください。
キャリア形成支援を主な事業とするCareer Expertを経営。具体的には、就職・転職支援や自己理解支援、キャリアデザイン支援などを実行。その経験や専門知識を活かし、読者の役に立つ記事を執筆。