転職エージェント経由の書類選考が遅い理由は?通過率をあげる方法も解説!
「転職エージェント経由の転職の場合、書類選考の通過率って?」
「採用担当者が書類選考するときに見るポイントが知りたい」
「書類選考の通過率を上げる方法ってあるの?」
こんな悩みを抱えてはいませんか?この記事では、転職エージェントを利用した転職の書類選考について詳しく解説しています。
一読することで、書類選考の通過率を上げるポイントや注意点などが理解できるでしょう。書類選考へのアドバイスが期待できる転職エージェントも参考にして、転職活動に役立ててください。
- 転職エージェント経由の書類選考の通過率
- 採用担当者が書類選考するときに見るポイント
- 転職エージェント経由の転職で書類選考の通過率をあげる方法
- 転職エージェントは書類選考以外でもメリットが多い
- 転職エージェントの利用は書類選考でもデメリットがある?
- 転職エージェント経由の転職の書類選考の目安
- 転職エージェント経由の書類選考が遅くなる理由
- 転職エージェント経由の書類選考が遅いときの対処法
- 書類選考のアドバイスも期待できるおすすめの転職エージェント
- 転職エージェントの利用の流れ
- 転職エージェントの経由の転職の書類選考に関するよくある質問
- まとめ|転職エージェントのアドバイスを聞いて書類選考を通過しよう
転職エージェント経由の書類選考の通過率
転職活動の第一関門である書類選考ですが、転職エージェントを利用すれば選考率は変わるのでしょうか?
書類選考の通過率は一般的に30%と言われていて、書類選考にかかる期間は1週間~2週間が目安です。
企業や求職者によっては即日~1週間以内の場合もあれば、1ヶ月前後かかる場合などさまざまです。
職種によって書類選考通過率が変わる場合もあるため、30%という数字はあくまでも目安になります。
採用担当者が書類選考するときに見るポイント
企業の採用担当者は、書類選考でどういった部分を見ているのでしょうか?
本記事では、多くの企業が確認するだろうポイントを3つに絞ってお伝えします。
必須要件を満たす経験があるか
〇〇経験3年以上、〇〇名以上のマネジメント経験必須など、まずは必須要件を満たしているかを書類選考で見ていく場合が多いです。
必須要件は企業が採用活動をしている理由になるため、最重要視されます。
長期勤務可能か
これまでの勤続年数などを見て早期退職のリスクも確認されます。一般的に入社した社員が3年以内に離職した場合を指し、書類選考ではとくに直近の企業(現職または前職)の勤続年数が重要視されます。
3年以内に離職した企業に限りませんが離職理由は高確率で聞かれるため、納得のいく説明をできるようにしておきましょう。
希望年収が自社のキャパシティ内か
転職希望者の希望年収が、採用企業の年収のキャパシティに収まっているかも選考時に確認をされるポイントです。
キャリアやスキルがマッチしていても、希望年収が高すぎる場合は選考を見送られるケースもあり得ます。
しかし、企業にとって戦力になると確信されれば、転職エージェントをとおして年収相談は大いに可能です。
転職エージェント経由の転職で書類選考の通過率をあげる方法
転職エージェントは転職活動のサポートをしてくれる存在で、書類選考に関してもさまざまなサポートを行ってくれます。
しかし、なんでも転職エージェントに任せっきりになってしまうのはよくありません。実際に転職をするのは自分という意識は、常に持っておくようにしましょう。
本項目では転職エージェント経由の転職で、書類選考の通過率をあげる方法を紹介します。
求人の選び方を見直す
先述をしたように書類選考の通過率は約30%となっており、いくつかの企業へ応募をしてみて書類選考通過率が30%を切っている場合、求人の選び方が間違っている可能性があります。
スキルや経験が足りない場合などは、未経験を歓迎している求人などを中心にしてみるのも書類選考通過率をあげる方法の1つです。
応募書類は最新情報から記載する
履歴書や職務経歴書などに記載している情報を更新しないまま、書類選考に出している方が稀にいます。
企業は求職者の現状を知りたいと思っているため、職務経歴書などの情報は最新のものに更新をしましょう。
業務のなかで工夫したことや頑張ったこと、具体的な実績を見やすくまとめ具体的なエピソードがあるとなおよいです。また、見落とされがちですが書類作成日付の更新も忘れないよう注意が必要です。
内容に誤字脱字などミスがないか
誤字脱字が多い、卒業年などに間違いがあるといった場合は、ミスが多い人材と思われる可能性があります。
社内の重要書類や取引先に提出する書類などでもミスをするのでは?と、悪い印象を与えてしまうため、書類作成後は必ずチェックをしましょう。
書類の誤字脱字は求職者が思っている以上に厳しくチェックされています。
転職エージェントに再度アドバイスを依頼する
あまりにも書類で落とされる場合は書類添削を再度頼んでみましょう。現状を踏まえたうえで、書類を見直してみることで新たな発見ができたり、傾向と対策を立てられたりします。
再度転職エージェントに添削を依頼することで、転職に対してやる気があると見てくれる場合もあり、積極的に依頼をしましょう。
転職エージェントは書類選考以外でもメリットが多い
転職エージェントの利用は書類選考以外でも、非公開求人の公開、面接対策などメリットがあるため転職エージェントは積極的に活用しましょう。
非公開求人など多くの求人に出会える
転職エージェントは一般公開をしている求人のほかに、一般には公開していない非公開求人を保有している場合があります。
非公開求人は一般に公開をすると、応募が殺到してしまうことが予想される有料求人の場合が多いです。
非公開求人の紹介は転職エージェントに登録している人限定のため、転職エージェントを利用する際は非公開求人の紹介をしてもらうよう動きましょう。
面接の対策も実施してくれる
書類添削だけでなく、面接対策も転職エージェントはおこなってくれます。
面接対策は本番を想定して実施するため、面接慣れしていない人はぜひやっておきたい選考対策の1つです。
多くの人は面接慣れしておらず、対策や面接練習をせずに面接を受けて、思った以上に喋ることができなかったというケースも多く聞かれます。
キャリアアドバイザーとあらためて面接練習をするのが気恥ずかしいと感じる方もいるかもしれませんが、面接の練習はやっておいて損することはありません。
しかも無料でおこなえるため、利用しない手はありません。
転職エージェントの利用は書類選考でもデメリットがある?
転職エージェントの利用は多くのメリットがありますが、デメリットもあります。
デメリットで考えられる点は、エージェントから紹介された求人にはエージェントをとおさないと応募ができない点が挙げられます。
自由に求人に応募できない
転職エージェントからの紹介求人は、エージェントを通して応募するのが原則で、自由に応募企業を選べるわけではない点に注意が必要です。
しかし、連絡を入れる工数が入るのはデメリットですが、エージェントと話をする機会が増えるメリットと捉えることもできます。
デメリットだけに目を向けず、メリットになりうる部分にも注目ができるようにしましょう。
転職の可能性が高い人材が判断する
転職エージェントへの登録した際にも書類選考があり、経験やスキル、現在の年収などから転職できる可能性が高い求職者が優先されます。
転職エージェントは、求職者の転職決定で売上が発生する完全成功報酬システムで仕事をしています。
1人の求職者にどれだけ時間をかけても、転職が決定しなければ売上につながらないため優先度がついてしまうのは仕方ない部分です。
少しでも転職エージェントに転職の可能性が高い人材だとアピールするためには、担当者との連絡頻度をあげる、転職時期を早めに設定するなどが有効です。
書類の内容によってはエージェントが企業に推薦してくれる
転職エージェントの利用は、自分だけでは見つけられなかった求人に出会える可能性が高まります。
エージェント視点で求職者の経験や志向性から、親和性の高い業種や職種を見てくれるためで、経歴や希望にマッチする企業があれば、積極的に推薦をしてくれるでしょう。
転職エージェントと希望条件などをすり合わせる際は、可能な限り希望条件を広く設定しておくと、親和性の高い求人が見つかる可能性が高まります。
転職エージェント経由の転職の書類選考の目安
転職エージェントにより差はありますが、転職エージェントは常に複数の転職希望者を抱えています。
求職者側もそのことを頭に入れて転職活動をおこなえば、ある程度時間がかかる場合があることを想定して転職活動を進められます。
転職エージェント経由での転職で、書類選考にかかる期間の目安を見ていきましょう。
転職エージェントでの書類選考期間
転職エージェントの書類選考期間は通常当日~3日で連絡がきます。
基本的に登録時に選考されますが、基本的に登録時に選考されるが、自分で求人選択もできるタイプの場合は、一度エージェント側で選考した後に企業の種類選考に進む場合もあります。
応募企業での書類選考期間
応募企業は3日~7日程度で結果が来ることが一般的で、応募殺到などの場合は長くても2週間程度が多いです。
企業によっては入社日を毎月1日、15日などに設定しているケースもあり、2週間以上かかるケースもあります。
転職エージェント経由の書類選考が遅くなる理由
転職エージェント経由の書類選考が遅いと感じたことがある方も多いのではないでしょうか?
応募が殺到しているケースもあるほか、担当者による不備、重要なポジションに応募をしているなど、理由はさまざまです。
本項目では書類選考が遅くなる理由を解説していきます。
まとめて人材が欲しい場合は人数が集まらないことも
企業の状況によっては10人や20人など、複数人の採用をしたい場合もあります。
そういった企業の採用背景がある場合、一定人数以上にならないと選考が開始されず書類選考が遅くなるケースがあります。
応募が殺到している
少ない枠に対して大量の応募がある場合は、採用担当者が履歴書を見切れていないこともあり、書類選考が遅くなるケースもあります。
また優先度の高い候補者から推薦を進め、仮に選考が通らなかった場合に次点で選考を進めようと考えている場合もあり、連絡をあえて遅くしているケースもあります。
担当者が書類提出を忘れている・結果を見ていない
めったにはありませんが、人が作業する以上ケアレスミスは起こり得ます。
企業へ書類提出を忘れていたり、結果を見ていなかったりする場合もあるため、あまりにも連絡が遅いと感じる場合は、担当者に連絡をして進捗を確認するようにしましょう。
結果が不採用である
書類選考の結果が不採用の場合、転職エージェント側はほかのエージェントに流れてしまう、自己応募をされるのではないか?と考えてしまうことがあります。
重要なポジションに応募している
ハイクラス求人や管理職ポジションに応募している場合、慎重に判断している可能性もあり書類選考が遅くなることもあります。
重要ポジションへの応募には通常の選考フローとは別の選考フローになるなど、時間がかかるケースがあります。
転職エージェントとの関係性をすぐに連絡が取れる関係性を構築しておけば、進捗を確認することができます。
転職エージェント経由の書類選考が遅いときの対処法
転職エージェント経由の書類選考が遅いときの対処法を紹介します。
書類選考の遅れは、そのまま転職活動の遅れにも繋がるため、催促や担当者の変更が必要です。
キャリアアドバイザーに確認して催促する
ここまで解説をしてきたように、転職エージェント経由の書類選考が遅いと感じる場合は、担当者に催促をしてみましょう。
そのためには、普段から連絡をキャリアアドバイザーからの連絡を無視するなどしないようにしましょう。
ひどい場合は担当者を変更する
催促をしても連絡が取れないなど、状況が改善されない場合は担当者の変更を依頼しましょう。
担当者に連絡をせずに放置をしていると、場合によっては辞退と捉えられかねないため、ここでも連絡は常に取れるようにしておくのが重要です。
書類選考のアドバイスも期待できるおすすめの転職エージェント
転職エージェントは大きくわけて総合型と専門特化型の2種類がありますが、総合型のキャリアアドバイザーのほうが広い視点でのアドバイスをもらえるケースがあります。
理由は総合型のほうが幅広い業種や職種を扱っているため、さまざま分野や領域に精通しているためです。
書類選考のアドバイスにも期待ができるおすすめの転職エージェントを、本記事では3つ紹介します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントはHR業界最大手のリクルートが運営する転職エージェントです。
求人数、登録者数も多いため書類選考や面接に対してのノウハウも豊富のため、実践に即したアドバイスを受けられます。
年代を問わず幅広い層に対してのサポートが充実しているため、初めて転職エージェントに登録する方にもおすすめです。
doda
dodaは転職エージェントと転職サイトが一体になっていて、とくに20代~30代半ばまでの年代から人気があります。
保有求人の質も高く、高い専門性が必要な求人から経験の浅い若手を募集している求人も保有しています。
また、dodaの転職サイト上にはキャリアタイプがわかる診断ツール、適職がわかるエゴグラム診断など転職活動に役立つツールを提供しています。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、20代~30代の若手に対してブランディングを展開していて、若手からの支持を得ている転職エージェントです。
担当キャリアアドバイザーも20代、30代の方が多く転職活動のサポートも肩肘を張らずに自然体で受けられます。
マイナビエージェントは総合型のほかにも、各専門特化型エージェントの展開もおこなっているため、総合型、専門特化型の両面で転職活動を進められます。
転職エージェントの利用の流れ
転職エージェントを利用する流れを確認していきましょう。
登録の流れに各転職エージェントに大きな違いはないため、本記事で解説している内容を抑えておけば問題ありません。
公式サイトで登録
転職エージェントの公式サイトでプロフィール、経歴、希望条件を入力して登録をおこないます。
登録の時間はそこまでかからないため、休憩時間や隙間時間でおこなうことが可能です。
職務経歴の登録などは時間がかかりますが、あとから登録をすることができます。
面談
転職エージェントに登録をしたあとは、初回面談をおこないます。
面談は直接対面でおこなうのが通常でしたが、コロナの影響によりオンライン面談や電話面談をするケースも一般的になりました。
以前より気軽に面談をできるようになった反面、直接会っているときよりもニュアンスが伝わりづらいなどのデメリットもあります。
求人紹介・書類添削・応募
面談がスムーズに進んだ場合、登録当日に求人紹介をしてもらえるケースもありますが、面談内容を踏まえて後日に求人紹介をおこなうケースも多いです。
求人へ応募をする際は履歴書、職務経歴書をエージェントに提出をして、必要に応じて書類添削を実施します。
書類内容によっては複数回の修正が実施される場合もありますが、転職活動の第一関門の書類選考を通過させるために必要な作業です。
求人紹介から応募まで、すべて転職エージェントを通しておこなわれます。
面接対策・実施
面接対策の実施は、書類選考が通過した際におこなわれることが多く、実際の面接を想定しておこなわれるため、自己紹介から志望動機、企業への質問までひととおり実施をします。
普段からやり取りをしているキャリアアドバイザーとの面接練習は、恥ずかしく感じる場合もあるかもしれません。
しかし、面接対策をおこなう一番の対策は、志望動機や自己PRを頭で考えるだけでなく実際に話すことです。
問題なく話せると思っていても実際に話をしようとすると言語化できていない場合も多く、悔いが残る面接になってしまうかもしれません。
そうならないためにも、面接対策では可能な限り言葉にして練習をしておきましょう。
内定・年収交渉
採用選考が通過して内定が出たあとは、内定承諾、年収交渉のフェーズに入ります。
内定獲得後は年収、勤務時間、所属部署、休日休暇に関する事項などが記載された内定通知書が書面、もしくはメールで転職エージェントに送付されます。
内定通知書の内容を確認して、内定承諾を受けるかどうかの期限は1週間程度に設定される場合が多いです。
年収面のほかにも交渉したい項目があれば、転職エージェントを通じて交渉をおこなえます。
また、内定承諾の期限に関しても相談できるため、迷ったり悩んだりする場合は転職エージェントに相談をしましょう。
転職エージェントの経由の転職の書類選考に関するよくある質問
転職エージェント経由の書類選考に関するよくある質問を紹介しておきます。
書類選考 に2週間や1ヶ月かかり合格することってある?
書類選考にかかる期間は企業やタイミングによって変動するため、2週間~1ヶ月かかり合格することもあり得ます。
書類選考で1週間も連絡がないけど不採用なの?
先述のとおり書類選考にかかる時間は企業やタイミングより変動するため、1週間では判断できません。
心配や不安な場合は転職エージェントに相談をしましょう。
書類選考の結果が来ないけどどうすればいい?
書類選考の結果が来ないと感じる場合は、担当者に相談をしましょう。
あまりにも待てない場合は、転職活動を再開するのもおすすめです。
書類選考の落ちる確率ってどれくらい?
冒頭で紹介した書類選考の通過率を30%と考えると、書類選考不合格の確率は70%と推測できます。
応募状況や企業が求める人材によって変動するため、一概には言えない部分です。
書類選考って誰が見るの?
書類選考は企業の人事担当者や、配属予定の部署のリーダー、場合によっては社長が見ることもあります。
そのため、書類の不備がないように細心の注意をして作成をしましょう。
まとめ|転職エージェントのアドバイスを聞いて書類選考を通過しよう
転職エージェント経由の書類選考を紹介、解説をしてきました。転職エージェントを利用するメリットは大きく、アドバイスやサポートは積極的に受けるようにしましょう。
アドバイスをしっかり聞いて書類に反映させれば、書類選考確率は上げられます。ぜひ積極的にアドバイスを聞いて書類選考を通過させましょう。
ブライダル業界でサービス/接客のイロハを学び人材業界へ。現役転職エージェントとWebライターの2足のわらじ中。仕事を探している人たちに、仕事の食わず嫌いをなくすため、「業界や職種の中身」を伝えています。