WeChatPay(微信支付)とは?日本人は使える?使い方や登録方法、チャージ方法など解説!
日本では近年「Pay決済サービス」が人気ですが、中国でも電子決済サービスの「WeChatPay(微信支付)」や「アリペイ(支付宝)」が広く使われています。近年利用する人や中国からの観光客が増えていることから、日本でも導入するお店は増えています。
しかし中国のサービスであることから、「日本人でも使える?」とか「日本語にも対応している?」とお悩みの方は多いでしょう。そこでこの記事では、WeChatPayの登録方法や特徴、使い方について解説します。
また登録するメリット/デメリットについても紹介しますので、この記事を読み理解を深めましょう。
2019年7月にシステム改正が行われ、今まで利用できた機能の一部が日本で使えなくなりました。この影響により中国国籍を持たない日本人が利用するのが難しい状況です。
しかし過去にも同様の事象があったことから、近い将来、WeChatPay(微信支付)が利用できる可能性もあります。サービスを十分把握して、対処したいですね。
そもそもWeChatPay(微信支付)とは?
WeChatPayとは、WeChatPayは中国国内ほとんどのお店で便利に使える電子決済サービスです。WeChat(ウィーチャット)という、中国国内で9億人もの人が利用するコミュニケーションツール(アプリ)の情報をもとにしいています。
簡単にメッセージのやり取りや友達の管理ができるという点で、LINEと似たようなイメージのアプリだといえるでしょう。
「似たサービスではなくLINEを利用すれば良いのでは」と感じる人は多いですが、中国国内でLINEの利用はできないためメッセージのやり取りはWeChatでおこなう必要があります。
中国のネット環境は特殊であり外国のアプリが使いにくくなっているため、中国の方々はWeChatを愛用しているのです。
WeChatPay(微信支付)を日本で登録する方法とは?
WeChatPay(微信支付)は中国で普及しているメッセージアプリの「WeChat(ウィーチャット)」を利用した決済サービスです。日本の「LINE(ライン)」と「LINE Pay(ラインペイ)」の関係と同じだと考えてください。つまり使うには、先にWeChat(ウィーチャット)のアカウントを作る必要があります。
ここからは、WeChat(ウィーチャット)とWeChatPay(微信支付)の登録方法について日本人向けに詳しく解説します。導入したい方、中国に行く予定のある方はぜひ参考にしてください。
WeChat(微信支付)の新規登録方法
前述したとおり、WeChat(ウィーチャット)は個人間やグループで気軽にメッセージのやり取りができるLINEに似たメッセージアプリです。WeChatPay(微信支付)を利用するためには、まずコミュニケーションサービスのWeChat(ウィーチャット)にアカウント登録しなくてはなりません。
それではWeChatPayの利用登録前に行う、WeChatのアカウント登録方法を紹介します。
- iPhoneなら「App Store」、androidなら「Google Play」で「WeChat」をインストール
- アプリを起動後、画面下の「登録」を押し、「携帯番号」を入力
- 「プライバシー保護の概要」をチェックして、「次へ」をタップ
- 「セキュリティ確認」の画面で「開始」をクリック
- パズルのピースを指示の通りに合わせる
- SMSで送られてきた4桁の暗証番号を入力
- 「WeChatへようこそ!」のメッセージを確認して、登録完了
日本の携帯電話番号であっても登録に支障はありません。ただし携帯電話番号は「090~」、「080~」であれば「90~」、「80~」と先頭の「0」を抜いた形式で入力してください。
- 090-1234-5678 -> 90-1234-5678
- 080-1234-5678 -> 80-1234-5678
- 070-1234-5678 -> 70-1234-5678
一通りの設定が完了すると「プロフィール設定画面」が表示され、「名前」、「写真」などの入力が可能です。またアドレス帳を使って自動で「友だち登録」もできます。中国で使いたいときは、渡航前に全ての登録をおこなった方が便利です。
使用するには、このようようにWeChatへのアカウント登録が必須です。WeChatアカウントが作成できたら、いよいよWeChatPayの設定を始めましょう。
WeChatPay(微信支付)の新規登録方法
WeChatへのアカウント登録が完了すると、WeChatPayの設定が可能になります。あくまで独立したアプリではなく、WeChatアプリを設定することで機能追加される仕組みです。
日本のクレジットカードを使い、登録する方法は、以下の通りです。
- WeChatを起動させる
- チャット画面右上の「+」を押し「マネー」を選択
- マネー画面の「有効」を選択
- 「カード番号」の欄にクレジットカード番号を入力する
- 請求先住所、氏名を記入し「次へ」を選択
- 6桁の支払いパスワードを設定する
- パスワードを再入力して、「次へ」をタップ
以上が設定方法です。「請求先住所」に登録する個人情報は以下のとおりです。
- クレジットカード表記の姓、名(ローマ字)
- 住所
- 国籍、住所
- 携帯電話番号
- メールアドレス
きちんと情報が処理されているかどうか、時間のある時に「本人画面」で確認しておきましょう。無事に登録されていれば、本人画面に「WeChatペイ」の項目が追加されているはずです。
ここまで解説したクレジットカードによる登録ですが、日本のクレジットカードが正しく認識されないというトラブルも発生しているようです。
2019年7月現在、日本のクレジットカードは使えるはずですが突然登録できなくなる可能性もあります。使いたい方は今のうちに新規登録を済ませておきましょう。
登録できるクレジットカードの種類
WeChatPayの設定においてクレジットカードは、「個人認証サービス」に使用されています。つまりセキュリティ対策の一つとして、クレジットカードの有効性を確認していると考えられます。
設定可能なクレジットカードは、「VISA」など6種類の国際ブランドです。日本でもお馴染みの国際ブランドの多くが対応可能なので、日本人でも困ることはありません。
- VISA
- Mastercard
- AmericanExpress
- JCB
- DINERSCLUB
- DISCOVER
日本の代表的なクレジットカードブランドである、「JCB」が利用できるのは嬉しいですね。
クレジットカードの有効期限が設定できない場合の対処方法
iPhoneでWeChatPay(微信支付)を設定するさいに、クレジットカードの有効期限が正しく入力できないトラブルが報告されています。有効期限を入力しようとしても、「2030年」以降しか指定できずに先に進めません。またこのトラブルが原因で設定自体をあきらめる人も少なくありません。
この問題の多くはiPhoneの「一般設定」の「暦法」で「和暦」が設定されていることで起こるようです。対処方法を解説します。
- iPhoneの「設定画面」を選択
- 「一般」を選択
- 「言語と地域」を選択
- 「暦法」を選択
- 「西暦(グレゴリオ暦)」に設定されているか確認
- 違う場合は「西暦(グレゴリオ暦)」に変更
WeChatPay(微信支付)にお金をチャージする方法3つ
日本国内の店舗で利用できないうえ、チャージする方法も限られています。
しかし送金などでチャージをすることもできるので利用したいという方はチャージ方法をしっかり覚えておきましょう。
日本国内でできるチャージ方法は、以下の3つです。
- 銀行口座からのチャージ(ただし中国国内の銀行口座に限る)
- 中国在住のユーザーからの送金によるチャージ
- ポケットチェンジを利用したチャージ
ここからはそれぞれの方法について、やり方と注意点を詳しく解説していきます。
中国の銀行口座へ送金をする
中国の銀行口座を持っているという方は、日本の銀行口座から中国の口座へお金を送金することでチャージできるようになります。
中国人の知り合いがいなくても送金できるので、口座を持っている方はぜひ試してみてください。
しかし日本の銀行口座から送金をおこなう際には、両替の手数料が発生します。またレートも高めに設定されていることが多いので、思っていたよりチャージ金額が低くなることが多いです。
さらに現在、外国人が中国で口座を作るのが難しくなってきているので今から新たに口座を作るのは難しいかもしれません。
すでに中国の銀行口座を持っており、多少手数料を取られても構わないと考えている人向けの方法です。
中国に口座を持つ友人・知人に送金してもらう
中国の身分証を持つ友人や知人がいる場合、その人から送金をしてもらえばチャージができます。
WeChatPayでのお金の受け取り方は、以下の通りです。
- 「マネー」メニューを開く
- 「お金を受け取る」を選択
- 表示されたQRコードを支払う人に読み取ってもらう
QRコードを読み取ってもらった後、支払う人が「送金」をタップすることで、チャージが完了します。
中国の銀行口座を持っていなくても送金を通せばチャージできますので、きちんと対価を渡したうえで送金をお願いしてみましょう。
ただし新規登録したアカウントで送金されたお金の受け取りができなくなるという事例が少なからずあるようです。
送金機能が使えない時のためWeChatPay for Windowsを利用するチャージ方法も覚えておいた方が良いでしょう。
Windowsを使って個人間送金を行う方法
新規登録したアカウントで送金の受け取りができない場合、パソコンを利用してお金を受け取るという方法を使いましょう。
WeChatPay for Windowsで送金を受け取る方法は、以下の通りです。
- Windowsアプリから「WeChatPay for Windows」をダウンロード
- 「WeChatPay for Windows」を起動させQRコードを表示する
- パソコン画面上のQRコードをスマホで読み取りログインする
- 「WeChatPay for Windows」からログインした状態のまま、友人に送金してもらう
- パソコン画面上で送金の通知を受け取る
- 通知をタップし、送金されたお金を受け取る
以上が、Windowsでチャージをおこなう方法でした。今後仕様が変わる可能性もありますが、2019年現在スマホでの個人間送金が難しくなっているのでパソコンでもダウンロードをしておきましょう。
ちなみにMac版WeChatPay、ブラウザ版のWeChatPayでは受け取りができない状態ですので、別の方法でのチャージを検討してください。
ポケットチェンジを利用して入金する
中国の銀行口座を持っておらず、中国人の友人もいないという場合でも利用できるのが、ポケットチェンジです。
ポケットチェンジとは海外旅行で余ったお金を電子マネーに変えられるサービスのことで、空港内など国内48か所に設置してあります。
ポケットチェンジを使えば現金をチャージにできるので、中国渡航の際におすすめです。
ポケットチェンジの利用方法は、以下の通りです。
- ポケットチェンジを起動する
- 「ご希望の交換先」から「中国」を選ぶ
- 「WeChatPay」をタップ
- 紙幣を投入する(日本円でも可)
- 金額を確認し、「OK」を押す
- QRコードが書かれたレシートを受け取る
- スマホで「WeChat」を起動させる
- 右上の「+」ボタンから「QRコードのスキャン」を選択
- レシートに記載されたQRコードを読み取る
- 規約に同意して、パスポート番号、氏名、携帯番号を入力する
- SMSに送信された4桁の番号を入力
- 利用規約に同意して、「許可」をタップ
以上が、ポケットチェンジでのチャージ方法でした。日本円でも中国元でも入金できるので、空港に行った際にまとめてチャージをしておくと便利でしょう。
しかし、日本人が登録したWeChatPayでポケットチェンジが使えなくなることも多く、2019年7月時点では中国の身分証と中国の口座がないとWeChatPayの受け取りはできません。
再開のアナウンスはTwitter、Facebookで行うと発表されていますので、「今すぐにチャージをしたい」という方は個人間送金機能を利用しましょう。
WeChatPay(微信支付)のチャージが日本でできない状況に
日本人がチャージする方法として3種類の方法がありますが、銀行口座からのチャージはあくまで「中国国内の銀行口座」を保有しなくてはなりません。中国で外国人が銀行口座を開設するのは難しく、「就労ビザ」や「長期滞在許可」がなくては実質不可能です。旅行程度の滞在で銀行口座は開設できないので、この方法は少しハードルが高いようです。
また空港などに設置してある「ポケットチェンジ」を使ったチャージと、中国国内に居住しているWeChatPayユーザーの友人から「送金」してもらうチャージについても、2019年7月の制度改正により使用できない状態です。
つまり現状では3種類のチャージ方法の全てに規制がかかっており、日本人がチャージするのが難しい状況です。しかし仕事の都合で中国へ長期赴任している家族や友人がいる場合は、銀行口座を開設することでチャージが利用できる可能性があります。現状で日本人がチャージできる方法は、この方法しかないようです。
それでは「クレジットカードは使えないの?」と思うかもしれません。実はWeChatPayの設定では日本発行のクレジットも使用できますが、チャージに利用できるのは「中国国内で発行されたクレジットカード」のみです。
中国では経済政策として外国人に対する規制が多いのが事実ですが、政府の状況により改正される可能性も否定できません。もしかしたら数ヵ月後にはチャージも再開される可能性もあります。あきらめないで見守りたいです。
WeChatPay(微信支付)で実際に支払う方法を解説
ここからは、店頭で決済をおこなう方法について解説していきます。
基本的にはお店のレジ横などに設置してあるQRコードを読み取るだけで決済できるので電子決済サービスに慣れていない人でも簡単です。
決済手順は、以下の通りです。
- WeChatを開く
- 画面右上の「+」をタップ
- 「QRコードのスキャン」を選択
- 起動したカメラでお店に設置してあるQRコードを読み取る
- 6桁の支払いパスワードを入力する
中国の一般的なお店では、QRコードを読み取ることで決済ができます。
ただし購入するものによっては自分で支払い金額を入力するケースもあるため、画面の指示に従い、支払いパスワードを入力する前に支払い金額の入力をおこないましょう。
一方、チェーン店など一部のお店では自分でQRコードを出しお店の人に読み取ってもらう必要があります。
QRコードを自分で表示させる方法は、以下の通りです。
- WeChatのアプリを開く
- チャット画面右上の「+」をタップ
- 「マネー」を選択する
- 支払いパスワード(6桁)を入力する
- 表示されたQRコードをお店の人にスキャンしてもらう
以上が、自分でQRコードを表示して読み取ってもらう方法でした。レジ横にQRコードがない場合はあらかじめWeChatPayの操作をしておきましょう。
以上が決済方法ですが、アップデートなどで操作方法が変更になることも多いので普段から利用する人に使い方を聞いておくのがおすすめです。
日本人でも使える?WeChatPay(微信支付)が利用できる場所とは?
中国の身分証を持っていない場合、WeChatPay(微信支付)の利用は中国国内に限られています。
LINE Payとの提携で決済対象店舗が増えるとの話も出ていますが、2019年7月現在日本国内で日本人がWeChatPayで決済することはできません。
日本国内で日常的に使えるキャッシュレス決済サービスが欲しいという場合、WeChatPayではなくLINE PayやPayPayへの登録を検討すべきでしょう。
ただし日本人が登録したアカウントであっても、中国国内でWeChatPayを利用することはできるので出張などで訪中する際には役立ちます。
また中国から来る方向けに、日本でもWeChatPay(微信支付)に対応する店舗が増えてきました。
日本人が日本のWeChatPay導入店舗で買い物することはまだできませんが、中国の方がよく訪れる場所であれば、インバウンド対策として有効です。
WeChatPay(微信支付)のメリットとは?
WeChatPay(微信支付)は中国で普及している便利な電子決済サービスですので、登録すべきか悩んでいる日本の方は多いでしょう。
WeChatPayを日本人が導入、利用する際のメリットは以下の通りです。
- 中国国内のほとんどの店舗で支払いできる
- 日本人でもクレジットカードで登録可能
- 日本語に対応しており登録しやすい
ここからはそれぞれのメリットを詳しく解説していくので、WeChatPayに興味を持っている方はぜひ参考にしてください。
メリット①中国国内のほとんどの店舗で支払いできる
現在、中国のほとんどのお店がWeChatPay(微信支付)に対応しているため、中国国内であれば現金を持ち歩かなくてもスピーディに決済できます。
中国では日本よりはるかに電子決済が浸透しており、レストランやスーパーはもちろん屋台までWeChatPayに対応しています。
最近では偽札防止のため、現金払いを断る店舗も出てきたようです。
旅行・出張などで中国に行く方であれば、普段電子決済サービスでを使わないという方であってもWeChatPayに登録しておくべきでしょう。
メリット②日本人でもクレジットカードがあれば登録可能
日本人であっても、本人確認はクレジットカードでおこなうことができます。
今後仕様が変わる可能性もありますが、登録は日本のクレジットカードも有効なので中国の銀行口座を持っていなくても大丈夫です。
ただしクレジットカードでのチャージはできないので、実際に利用する際には送金やポケットチェンジを利用する必要があります。
チャージについては、「WeChatPay(微信支付)にお金をチャージする方法3つ」をチェックしてください。
メリット③日本語に対応しているため登録しやすい
すでに日本語に対応しているため、 中国語が分からなくても登録できます。
また始めた後の操作もほとんど日本語に対応しているので、使い方さえわかれば機能を最大限活用できるでしょう。
ただしお金の単位はすべて円ではなく元になっているので、金額を入力する際は十分注意してください。
WeChatPay(微信支付)のデメリットとは
中国国内で便利に使えるWeChatPay(微信支付)ですが、日本人が使う場合、注意しておくべきポイントもあります。
以下では3つのデメリットについて解説していくので、登録の前にぜひチェックしておいてください。
デメリット①突然カード登録ができなくなる可能性がある
現在、中国で使えるインターネットサービスのほとんどは政府によって管理されています。
そのため中国政府が制度や政策を変更することで、仕様が突然変わるということも十分考えられます。
現時点では大きな変更は起こっていませんが、WeChatPayに登録したクレジットカードが使えなくなったり、一度登録した情報がすべて消えてしまうといったケースもあるでしょう。
また現在は中国籍の方であれば日本国内で利用できますが、ある日突然日本での利用ができなくなる可能性もあります。
WeChatPayへの登録は、仕様変更のリスクが常にあると理解した上でおこないましょう。
デメリット②日本国内ではチャージが難しい
日本国内でチャージする手段は限られており、中国に銀行口座を持っていない人にとっては利用しにくい状況です。
2019年7月からポケットチェンジによるチャージに対して規制がかかり、日本人が利用できなくなっています。つまり国内48ヶ所に設置しているポケットチェンジの全てで、チャージができない状況です。またコンビニやスーパー、日本の銀行でのチャージもできません。
そのため中国の銀行口座を持っていないと、WeChatPay(微信支付)を日本で日常的に使うのは難しいといえるでしょう。
デメリット③日本国内の店舗では支払いが出来ない
2019年現在、日本国内のコンビニなどでWeChatPayを利用できるのは中国の身分証で本人確認をおこなったアカウントだけです。
そのため日本人がクレジットカードで登録したものでは決済できません。
今後WeChatPayはLINE Payとの提供をおこなうと発表しているので、日本のクレジットカードで本人確認をしたアカウントが日本国内で有効になる可能性もあるでしょう。
しかし現在、本人確認は可能なもののクレジットカードを使ってもチャージができないため、日本人が利用すること自体難しい状況です。
中国によく行く方や、中国からの観光客が多いお店などでなければ、登録する意味はあまりないかもしれません。
ただし個人間の送金は日本でもできるので、中国の方とお金をやり取りしたい場合は登録しておくと良いでしょう。
デメリット④ポイント還元制度がない
WeChatPay(微信支付)にはポイント還元制度がなく、現金で支払うのと大きな違いはありません。
LINE Pay(ラインペイ)など、ポイントとして支払ったお金の一部が返ってくる決済サービスとは異なるので、注意しましょう。
またポイント自体がないため、 新規登録キャンペーンやポイントボーナスといったイベントも基本的に存在しません。
中国では現金の代わりとしてすでに普及しているため、わざわざキャンペーンやポイント還元をおこなう必要がないのです。
WeChatPay(微信支付)とAlipay(支付宝・アリペイ)の違いとは?
中国ではスマホを使った決済サービスとして、WeChatPay(微信支付)以外に「Alipay(支付宝・アリペイ)」が人気です。近年中国では現金決済が減少して、スマホ決済が主流にありこの2つの決済サービスは多くの店舗で利用できます。
支付宝(アリペイ/Alipay)はアリババの決済サービス
「Alipay(支付宝・アリペイ)」は、中国の大手インターネットショッピングモール企業の「アリババ・グループ(阿里巴巴集団)」が提供する決済サービスです。日本で有名な「楽天市場」の「楽天ペイ」と同じ関係だと理解してください。
Alipay(支付宝・アリペイ)はアリババ・グループが運営するショッピングモールの「淘宝網(タオバオ)」での支払いに使えるだけでなく、実店舗など多くの加盟店で使用できます。現在では単に淘宝網(タオバオ)だけにとどまらず世界中に加盟店を広げており、ワールドワイドな決済サービスに成長しています。
Alipay(支付宝・アリペイ)はまさにWeChatPay(微信支付)最大のライバルと言えるでしょう。
WeChatPay(微信支付)とAlipay(支付宝・アリペイ)の選択方法
WeChatPay(微信支付)とAlipay(支付宝・アリペイ)は似たような決済サービスで、両方ともに中国国内で使用に困ることはありません。また利用限額にも大きな違いはありません。
Alipay(支付宝・アリペイ)のサービスで注目したいのが、「芝麻信用(Sesami Credit)」と呼ばれる「信用スコア」の存在です。芝麻信用はアリババが使用している顧客の信用スコアで、信用度を数値化して公開されています。つまり個人の信用スコアをアリババが査定して、各個人の了承の元に一般利用できます。
芝麻信用はAlipay(支付宝・アリペイ)の「使用履歴」や「決済履歴」などをスコア評価することで、信用スコアを顧客ごとに設定して別のサービスに利用します。たとえば芝麻信用が高ければ「クレジットカードの審査」や「銀行ローン審査」も有利に働きます。
またアリババ・グループ以外の中国企業の多くが芝麻信用による審査を導入しており、これからもさまざまな業種で利用されるでしょう。
これらのことから中国では芝麻信用を高くして、社会的な信用を高めたい人はAlipay(支付宝・アリペイ)を選択。普段のちょっとした買い物に利用したい人はWeChatPay(微信支付)を選択する傾向あります。
WeChatPay(微信支付)を導入して加盟店になる方法と導入するメリット
中国の人はほとんど電子決済サービスを使って買い物をしているため、WeChatPayを導入すれば中国の方に利用してもらいやすくなります。
WeChatPayを導入して加盟店になるメリットは、以下の3つです。
- 中国からの観光客が来やすくなる
- 日本の通貨について説明する必要がない
- お釣りを返す手間をカットできる
以上が、WeChatPay導入のメリットでした。この他、WeChatPayには口コミを書く機能もあるのでサービスを向上させ中国の方に良い口コミを書いてもらえば集客力アップも期待できます。
インバウンド対策が必要なお店、今後中国からのお客さんを増やしたいお店であれば、導入のメリットは大きいでしょう。
WeChatPayの導入や資料請求については、こちらのページから問い合わせできます。
アプリをダウンロードできるスマホやタブレットがあれば最短3週間で導入できるので、忙しいオーナーの方にもおすすめです。
WeChatPay(微信支付)まとめ
WeChatPayは中国国内ほとんどのお店で便利に使える電子決済サービスです。中国によく行く方、中国の方が頻繁に訪れるお店のオーナーであれば導入しておくと便利でしょう。
ただし中国の身分証を持たない日本人は国内で利用できないので、日常的に使う電子決済手段が欲しい場合LINE PayやPayPayなどを検討したほうが良いでしょう。
WeChatPayは中国国内ほとんどのお店で便利に使える電子決済サービスです。中国によく行く方、中国の方が頻繁に訪れるお店のオーナーであれば導入しておくと便利でしょう。
ただし中国の身分証を持たない日本人は国内で利用できないので、日常的に使う電子決済手段が欲しい場合はLINE PayやPayPayなどを検討したほうが良いでしょう。
気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。