看護師が転職しやすい時期はいつ?おすすめの月や成功させるポイントも解説
「今の時期に転職すべきか迷う」
「看護師の転職で有利な時期ってあるの?」
「転職活動はいつ始めたら良い?」
転職は人生における大きな決断の一つですから、慎重に進めたいものです。
時期を変えることで転職がうまくいく可能性があるのであれば、それに合わせて転職したいと思う人も多いでしょう。
この記事では、看護師の転職におすすめの時期について、経験年数別や月別に解説します。
また、看護師におすすめの転職スケジュールや、転職を成功させるポイントについても解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 転職で有利な時期は「看護師3年目以降」
- 1月・9月に転職活動をするのがおすすめ
- 求人を探すなら看護師転職サイトを活用しよう
【経験年数別】看護師が転職しやすい時期はいつ?
今までの経歴や経験年数で、希望の職場に転職できるかどうかと迷う看護師の人は多いでしょう。
看護師が転職しやすい時期は、経験年数やスキルによって異なります。
そこで、看護師が転職しやすい時期を経験年数別に解説していきます。
- 1〜2年目:新人での転職はおすすめしない
- 3〜5年目:中途採用として転職可能
- 6〜10年目:看護主任などの役職に転職できる可能性あり
- 11年目以降:管理職の求人に応募できることも
施設によっては「3年以上の実務経験があること」「◯◯科での経験があること」のように、経験年数に関する応募条件を設けていることもあります。
そのため、まずは今の自分が転職に向いている時期がどうかを把握することが大切です。
それでは、看護師が転職しやすい時期を経験年数別に解説していきます。
1〜2年目:新人での転職はおすすめしない
入職1〜2年目の新人看護師は、まだ経験が少ないことから、転職はあまりおすすめできません。
経験の浅さをカバーしながら、新たな職場に慣れる必要もあり、転職先でも苦労する可能性が高いです。
また、在籍期間が極端に短い場合、転職してもすぐに辞めてしまうのではないかと悪印象を抱かれる可能性もあるでしょう。
しかし、職場にうまく馴染めなかったり、思っていたような看護ができなかった場合には、どうしても転職したいと考える人もいるでしょう。
もし1〜2年目で転職する際には「第二新卒」「未経験可」などの職場に応募するのがおすすめです。
看護スキルもまだ未熟である人が多いため、教育体制が整っている転職先を探しましょう。
また、次の職場では長期間働く意思がある旨や、新人看護師ならではの素直さを伝えることも大切です。
新人看護師の転職については、以下の記事で詳しく解説しています。合わせて読んでみてください。
3〜5年目:中途採用として転職可能
経験年数が3〜5年目の看護師は、ある程度の臨床経験があることから、中途採用枠での転職も可能です。
また、3〜5年目というとまだ20代後半の人も多く、若手ならではの伸び代も見込めます。時期に関係なく、幅広い転職先に応募できることでしょう。
ただし、リーダーやプリセプターの経験を求められる場合もあり、第二新卒と比較すると、転職時に求められるレベルは高くなりやすいです。
また、スキルアップを目的として転職する同年代の看護師も多いことから、求人に対する競争が激しくなる点に注意が必要です。
6〜10年目:看護主任などの役職に転職できる可能性あり
6〜10年目の看護師は、臨床経験に加えて新人看護師の育成経験がある人も多いことから、非常に転職しやすい時期です。
看護師としてだけでなく、人材育成やマネジメントを担う即戦力として、看護主任などの役職としても採用される可能性があります。
そして、今後も新しい知識や技術をどんどん吸収していけるポテンシャルもあるため、転職に対して前向きな印象を持たれやすい時期です。
ただし、年齢的には20代後半〜30代前半と、結婚や出産などのライフステージの変化が訪れやすいタイミングでもあります。
そのため、自身のライフプランも見据えた上で転職先を決めるのが良いでしょう。
11年目以降:管理職の求人に応募できる場合もある
経験年数が11年目以降の看護師は、その十分な経験や実績から、転職先からはベテラン看護師として高評価を受けやすい時期です。
看護師長や看護部長など、管理職の求人も多く出ていることでしょう。
ただし、新卒から同じ医療機関で長年働いてきた場合、ある程度の年収や待遇を受けている人も多いはずです。
そのような状況で転職をすると、求人によっては年収や待遇が悪くなる可能性もあるため、注意が必要です。
今の職場でキャリアアップを目指すか、年収が下がる可能性を考慮しても転職するかなど、転職の時期については慎重に検討することが大切です。
【月別】看護師の転職におすすめな時期
看護師の求人数は月によって変動があり、求人数が多い時期もあれば、少ない時期もあります。
看護師の転職市場の動向を月別にまとめると、以下のとおりです。
- 1月:1年間で最も求人数が多く転職向き
- 2月:求人数は変わらず多い傾向
- 3月:求人数が減り、転職も難しい時期
- 4月:1年間で最も求人数が少ない時期
- 5月:求人数は引き続き少ない傾向
- 6月:月末にかけて求人数が増えやすい
- 7月:求人数が増え、選考も進みやすい
- 8月:求人数は多いものの、選考は進みづらい時期
- 9月:秋入社に向け転職が進みやすい時期
- 10月:月末にかけて求人数が増えやすい
- 11月:求人数が大幅に増えやすい時期
- 12月:求人数は少なく、転職には不向きな時期
先に結論をお伝えすると、月別で看護師の転職におすすめな時期は1月・9月です。
求人数が多く、採用活動に注力している施設も多いことから、比較的スムーズに選考を進められるでしょう。
しかし、1月・9月以外でも、転職活動に向いている時期は存在します。
そこで次に、看護師の転職における月別の状況を紹介していきます。
1月:1年間で最も求人数が多く転職向き
1月は、看護師の転職でも非常におすすめの時期です。
年末に支給されるボーナスを受け取って退職する人が多く、求人数が大幅に増えるためです。
しかし、年始ということもあり、積極的に転職活動を進める求職者は少ない傾向にあります。
つまり、求人数が多い割に転職者が少ないため、転職活動を有利に進めやすくなる時期といえます。
また、4月には新卒看護師の入職を控えている職場も多く、リーダーやプリセプター経験のある看護師にもおすすめの転職時期です。
2月:求人数は変わらず多い傾向
2月も、一定数の求人数があることから、転職に向いている時期です。
1月と比べると求人数は減るものの、採用活動に力を入れている医療機関も多く、転職を進めやすい時期でしょう。
また、3月末に離職する看護師が一定数いることから、4月に入職できる看護師の採用を進める職場も多いです。
新人教育もしっかり受けられ、新しい職場にも慣れやすい時期といえます。
3月:求人数が減り、転職も難しい時期
3月は、すでに転職者の採用が済んでいる施設も多く、転職するには難しい時期です。
退職者が増える時期でもあり、人手不足の職場も多い傾向にあります。採用活動に十分な時間を割ける職場は少ないでしょう。
もちろん、職場によっては採用活動を続けている施設もあります。限られた求人数のなかから、自分の希望条件に合う職場を見つけることが大切です。
4月:1年間で最も求人数が少ない時期
4月は、新卒看護師が入職する時期で、中途採用の求人は少ない傾向にあります。
3月に引き続き、採用活動をしている職場のなかから転職先を探す必要があります。
しかし、ほかの月に比べると求人数は非常に少ないため、転職する時期にはあまり向いていないでしょう。
5月:求人数は引き続き少ない傾向
5月は、4月に入職した新卒看護師で人材が足りていることが多く、引き続き求人数は少ない時期です。
また、新人看護師の研修で忙しい時期でもあり、中途採用にまで手が回らない医療機関も多いです。
月初めには大型連休もあることから、転職活動もスムーズには進みづらい時期でしょう。
6月:月末にかけて求人数が増えやすい
6月は、夏のボーナスが支給される時期で、月末に離職する人が増える時期です。
月末にかけて求人数も増えるため、看護師の転職にはおすすめの時期といえます。
また、新人研修が一段落している職場もあり、入職後のフォローもいき届きやすい時期でしょう。
しかし、現職のボーナスを受けとってからの転職を考えている人は、ボーナスの支給要件や退職時期に注意しましょう。
7月:求人数が増え、選考も進みやすい
7月は、6月末に退職した看護師を補充するために、求人数が増えやすい時期です。
しかし、夏季休暇に入る看護師もいることから、職場が人手不足になるために、積極的に採用をしていない医療機関もあります。
応募から内定までに時間がかかる可能性もあるため、転職先とのやりとりはスムーズに進めることが大切です。
8月:求人数は多いものの、選考は進みづらい時期
8月も同様に、夏季休暇に入る看護師がいるために、人手不足で選考が進みづらい傾向にあります。
求人数は多いものの、転職者への対応に十分な時間が避けず、選考があまり進まない施設も多いでしょう。
反対に、中途採用に力を入れられる職場では、9月末の退職者が増加する時期に向けて、10月に入職できる看護師を探していることもあります。
選考の進むスピードが施設によって異なるため、複数施設の選考を受けることで、転職活動を着実に進められるでしょう。
9月:秋入社に向け転職が進みやすい時期
9月は、上半期が終わるタイミングで、退職者も増えやすい時期です。
10月以降に入職できる看護師を採用したい施設が多く、求人数も増える傾向にあります。
夏季休暇も終わり、本格的に採用活動に注力する施設も多く、大半の看護師にとって転職に向いている時期といえます。
即戦力となる人材や、管理職向けの求人が増えることもあり、経験年数の長い人にとっても狙い目の時期でしょう。
10月:月末にかけて求人数が増えやすい
10月は、月末にかけて求人数が増えやすく、転職にもおすすめできる時期です。
人事異動に加えて、年末に退職者が増加することを見越して、10月から求人を出す施設も多いです。
採用活動に力を入れている職場も多いため、選考もスムーズに進みやすいでしょう。
また、この時期に入職できれば、人事異動に伴う研修に参加できる可能性があります。
年始以降の転職を目指している看護師にとって、転職活動を開始するには非常に良い時期といえます。
11月:求人数が大幅に増えやすい時期
11月も同様に、年末に出る退職者の補充に向けて、求人数が大幅に増えやすい時期です。
翌年4月頃の入職を考えている場合、転職活動を始めるのにちょうど良い時期でしょう。
年始からの入職で内定が出る施設もあり、スピード感をもって転職活動を進めたい看護師にもおすすめできる時期です。
12月:求人数は少なく、転職には不向きな時期
12月は、年末年始の長期休暇を控えており、忙しいことから、採用活動に注力している施設は少ないです。
加えて、年末に退職する看護師も多いことから、転職者への対応に十分な時間を確保できない施設も多いです。
求人数は少なく、求職者の動きも活発ではないため、転職には不向きな時期といえます。
1月以降に本格的に採用活動を始める施設も多いことから、1月まで待ってから転職活動をするのが良いでしょう。
【施設別】看護師の転職におすすめな時期
希望する転職先の施設形態によって、ベストな転職時期は異なります。
通年で求人の募集を出しているところもあれば、毎年決まった時期にだけ求人を出すところもあります。
ご自分の希望する転職先のベストな転職時期を知った上で、効率的に転職活動を進めていきましょう。
- 大手病院:入職希望日の1年前
- クリニック・診療所:入職希望日の2〜3ヶ月前
- ほかの施設:定期的に求人を確認すること
大手病院:入職希望日の1年前
大学病院や総合病院など、大規模な施設への転職を考えている場合は、入職希望日の1年前には転職活動を始めましょう。
大規模な病院では、入職の約10ヶ月前から選考を始めることも多いため、最低でも1年前から準備を進めておくことが大切です。
たとえば、4月に入職する転職者の場合、前年の6月から8月にかけて選考がおこなわれ、前年の8月から9月頃に内定が出るようなスケジュールが一般的です。
そのため、選考が始まる1〜2ヶ月前には選考対策を始めておくのが良いでしょう。
また、内定が決まってから実際に入職するまでの間に、退職手続きを進める必要があります。
12月のボーナスを受け取ってから退職するなど、退職時期には気をつけながら手続きを進めるのが良いでしょう。
クリニック・診療所:入職希望日の2〜3ヶ月前
クリニックや診療所などの職場では、決まった時期に求人が出ることはありません。
退職者が出た際に都度求人を出す形が一般的なため、こまめに求人を探しておく必要があります。
転職活動を始めるタイミングとしては、希望する入職時期の2〜3ヶ月前がおすすめです。
募集枠が少ないため、選考対策や情報収集は先んじて進めておき、希望する求人には素早く応募することが、転職成功のカギとなるでしょう。
ボーナスの支給時期である6月・12月や、退職者が出やすい9月・3月などは、求人数が増えやすいため、念入りに確認しておきましょう。
看護師のクリニックへの転職については、以下の記事で詳しく解説しています。合わせて読んでみてください。
ほかの施設:定期的に求人を確認すること
療養型病院や慢性期病院などの施設は、通年で求人を出していることが多いです。
介護施設なども、決まって求人を出す時期というのはなく、欠員が出るタイミングでの募集です。
求人が出たタイミングで応募する必要があるため、定期的に求人を確認しておくことが重要です。
条件が合えば、転職がすぐ決まる場合もあるため、急いで転職したい人には向いています。
自分でこまめに求人情報をチェックしたり、看護師転職サイトに登録して求人情報を教えてもらったりすることで、効率的に転職活動を進められるでしょう。
看護師におすすめの転職活動スケジュール
看護師の転職活動は、最低でも3ヶ月の期間をもって進めるのがおすすめです。
ここでは、どのようなスケジュール感で転職活動を進めていくのか、その一例を紹介していきます。
- 1ヶ月目:自己分析・情報収集・選考対策
- 2ヶ月目:求人の応募・選考を受ける
- 3ヶ月目:退職・入職の手続き
履歴書や面接の対策を入念におこないたい場合には、3ヶ月以上の期間を確保して、余裕をもって転職活動を進めるのも良いでしょう。
ご自分のライフスタイルと照らし合わせて、転職活動の流れをイメージしてみてください。
それでは、看護師におすすめの転職活動スケジュールを紹介していきます。
1ヶ月目:自己分析・情報収集・選考対策
転職活動1ヶ月目では、主に「自己分析」「転職に関する情報収集」「選考対策」を進めましょう。
自己分析では、自分の強みを把握したり、その強みが仕事でどのように生かされたかなどを把握したりします。自己分析を丁寧におこなうことで、あなたの強みに合った職場を選びやすくなり、転職でも失敗しづらくなります。
次に、自分の希望条件に合った求人を探したり、応募先の施設について詳しく調べたりして、転職活動に必要な情報を収集しましょう。
求人票を見るだけでは、実際の職場の雰囲気までは把握できない部分も多く存在します。そのため、転職後のミスマッチを防ぐためには、転職前に職場見学をしておくなど、情報収集は十分にしておくことが大切です。
また、転職活動の序盤に選考対策をしておくことで、その後の選考をスムーズに進められます。
履歴書や職務経歴書などは、あらかじめ作成しておくと、求人を見つけた際にすぐに応募できます。もし応募書類の作成や面接対策に不安がある場合には、看護師転職サイトを通して対策してもらうのも良いでしょう。
マネ会がおすすめする看護師転職サイトについては、この記事の最後で詳しく紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
2ヶ月目:求人の応募・選考を受ける
選考対策が十分にできたら、転職活動2ヶ月目には求人に応募しましょう。
求人に応募する際には、作成した履歴書や職務経歴書を提出します。
履歴書の選考を通過した後には、複数回の面接を受ける必要があります。
施設の経営方針や、具体的な仕事内容を把握した上で面接に臨むことで、質問に対してもうまく答えられることでしょう。
また、志望動機や自己PRなど、聞かれる可能性の高い質問については、事前に準備しておくことが大切です。
面接でよく聞かれる質問と回答例については、以下の記事で解説していますので、合わせて参考にしてみてください。
3ヶ月目:退職・入職の手続き
転職活動3ヶ月目の時期には、複数回の面接を通過した後に、内定を貰えることでしょう。
内定承諾に加え、入職希望日や雇用条件等の調整を進めていきます。
加えて、現職の退職手続きも並行して進める必要があるため、退職時期については慎重に考えましょう。
もしスケジュール管理に苦手意識がある場合には、看護師転職サイトを活用し、転職時期の調整やスケジュール管理をしてもらうのも良いでしょう。
看護師が転職を成功させる3つのポイント
看護師が転職をする際には、転職時期の調整に加えて、いくつかのポイントが存在します。
具体的には、次の3つのポイントを踏まえて転職活動を進めることで、納得のいく転職がしやすくなります。
- 転職理由を明確にする
- 希望条件に優先順位をつける
- 看護師転職サイトを活用する
看護師が転職を成功させる3つのポイントについて、詳しく解説していきます。
転職理由を明確にする
看護師が転職をする際には、転職理由を明確にしましょう。
転職理由を明確にすることで、転職先に求める条件が定まったり、相手を納得させやすい志望動機が作成できたりするメリットがあります。
この時、今の職場に対する不満や課題を考えると、転職理由を明確にしやすくなります。
例えば、転職理由が「夜勤が合わない」という場合には、夜勤のない職場を選ぶことで悩みは解決できます。
また「現職でのスキルアップが見込めない」場合には、未経験の診療科を志望したり、より高い看護スキルが求められる職場を選ぶのが良いでしょう。
反対に、転職理由が明確でない場合には、選考を通過しづらかったり、入職後のミスマッチに繋がったりしかねません。
そのため、看護師の転職活動では、転職理由を明確にしておくことが大切です。
希望条件に優先順位をつける
看護師の転職活動において、希望条件に優先順位をつけることも大切です。
看護師の求人は非常に多く存在します。「希望年収」「仕事内容」「雇用形態」など、あなたが希望する条件に優先順位をつけることで、より自分に合った職場を見つけやすくなります。
この時、希望条件は3〜4つ程度を目安として絞るのがおすすめです。
希望条件が多すぎる場合、すべての条件に当てはまる職場が見つからない可能性があります。また、希望条件が少ない場合にも、多くの求人から転職先を探すには時間がかかるでしょう。
看護師転職サイトを活用する
転職活動をスムーズに進めるためには、看護師転職サイトを活用するのも良いでしょう。
看護師転職サイトでは、さまざまな求人が掲載されており、自分に合うような求人を無料で見つけられるのが特徴です。
看護師転職サイトによっては、履歴書・職務経歴書の添削や、面接対策をしてもらえるものもあります。担当のキャリアアドバイザーに依頼をして、退職時期や転職のスケジュール調整をしてもらうのも良いでしょう。
また、掲載されている求人はサイトによって異なるため、複数の看護師転職サイトを同時に活用にするのもおすすめです。
看護師転職サイトで充実した転職サポートを受けることで、転職活動も安心して進められることでしょう。
看護師におすすめの転職サイト3選
ここまで、転職をするなら看護師転職サイトを活用すべきと説明してきました。
しかし、さまざまな看護師転職サイトがあり、どのサイトを使えば良いのかわからないと悩む人も多いはずです。
そこでこの記事の最後に、おすすめの看護師転職サイトを3つ紹介します。
- 看護roo!
- レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
- マイナビ看護師
ここで紹介する看護師転職サイトは、どれも無料で利用できます。
転職時期について悩んでいる場合には、キャリアアドバイザーに相談をしてみるのも良いでしょう。
それでは、看護師におすすめの転職サイトをそれぞれ紹介していきます。
看護roo!
看護roo!は、キャリアドバイザーの質が高く、充実した転職サポート体制に定評のある看護師転職サイトです。
累計利用者数は50万人以上で、さまざまな条件に合った求人を多数とり扱っています。
また、病院以外の求人も豊富なので、新たに挑戦したい分野の求人もきっと見つかるでしょう。
豊富な選択肢のなかから、希望条件に合った求人を紹介してもらえるため、自分で探すよりも遥かに効率的です。
業務内容だけでなく、人間関係や転職時期を重視したい方にもおすすめで、業界や職場事情に詳しいキャリアアドバイザーが支えてくれるでしょう。
レバウェル看護(旧:看護のお仕事)
レバウェル看護(旧:看護のお仕事)は、公開求人が14万件以上と業界最大級の看護師転職サイトです。
年間を通じて豊富な求人をとり扱っており、2022年のオリコン顧客満足度調査で「担当者の対応」「紹介案件の質」「交渉力」の3項目で第1位を獲得しています。
また、年間4,000回を超える職場訪問で、それぞれの病院の医療方針や、看護師の退職理由など幅広い情報を網羅しています。それらの詳細を共有してもらえることから、転職前から職場の雰囲気についても詳しく把握できます。
職場の人間関係や入職後の教育体制が充実しているかなど、事前に知っておきたいことは、遠慮なく担当のキャリアアドバイザーに尋ねておきましょう。
マイナビ看護師
マイナビ看護師は「職業紹介優良事業者」の認定を受けている、業界屈指の看護師転職サイトです。
病院以外にも、訪問看護ステーションや介護施設、保育施設や一般企業など、多様な求人から希望に合った職場を見つけることができます。
また、取り扱い求人のうち約30%が、好条件な非公開求人です。
クリニックや診療所など、募集人数の少ない職場は応募する時期が重要です。希望に合った求人を見つけた際には、すぐに応募してみてください。
看護師の転職時期に関するよくある質問
看護師の転職におすすめな時期は、経験年数や施設によって異なります。
うまく転職できるのだろうかと、不安を感じる人も多いはずです。
そこで最後に、看護師の転職時期に関するよくある質問と回答を紹介します。
- 面接で「いつから働けるか」を聞かれた時の回答は?
- 看護師の転職に向いていない時期は?
- 時期に関係なく転職すべき看護師の特徴は?
- 看護師の転職は時期によって成功率が変わる?
転職の時期について悩んでいる場合は、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、看護師の転職時期に関するよくある質問をそれぞれ紹介していきます。
面接で「いつから働けるか」を聞かれた時の回答は?
転職活動を進めていると、面接で「いつから働けるか」と質問されることも多いです。
その際「◯月から働けます」と、具体的に何月から働けるかを伝えることが大切です。「内定をいただけてから、2ヶ月程度」と具体的な期間を伝えるのも良いでしょう。
具体的に働ける月を回答することで、転職に対する前向きな意欲を示せます。最終面接で聞かれた場合には、内定がすぐ決まることもあるでしょう。
反対に「いつから働けるかはまだわかりません」と不明瞭な回答をすると、計画性のない転職をしていると悪印象を与える可能性があるため、注意しましょう。
業務の引き継ぎや有休消化も考慮して、余裕をもった期日を回答することが大切です。
看護師の転職に向いていない時期は?
転職を希望している場合でも、いくつかのケースでは、転職時期を検討し直さなければなりません。
ここでは、転職時期を再検討すべき5つのケースをご紹介します。
- ボーナス支給前
- 人事異動・昇進前
- 転職の目的が明確でない
- 現職に転職して日が浅い
- 生活環境の変化
以下のケースに当てはまるのであれば、一度立ち止まって、転職時期を見直してみても良いでしょう。
ボーナス支給前
看護師が転職を考えている場合、真っ先に確認しておきたいのがボーナスの支給時期です。
年に2回、6月と12月にボーナスが支給されることが一般的です。中途半端なタイミングで退職するよりは、ボーナスを受けとってから退職する方が経済的な損失を抑えられます。
ボーナスが支給される月まで現職を続けられそうな場合、退職時期をうまく調整するのが良いでしょう。
看護師のボーナスについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
人事異動・昇進前
人事異動や昇進前であれば、転職を一時保留にするのも一案です。
転職をしなくても、人事異動によって悩みが解決したり、昇進で待遇が良くなる可能性もあります。
現職での働きを評価されていないように感じる、待遇に不満があるなどの理由で、転職を考えている看護師の人も多いかと思います。
しかし、急いで転職をしてしまうと、今よりも給料が下がったり、思っていた待遇と違ったというミスマッチが起こりかねません。
昇進のチャンスを棒に振らないためにも、転職を進める前に現職での状況をよく確認しておきましょう。
看護師の異動については、以下の記事で詳しく解説しています。合わせて読んでみてください。
転職の目的が明確でない
転職の目的が明確でない場合、転職を成功させられる可能性は低くなります。
目的がはっきりしないまま転職しても、「この職場も自分には合わない…」と、また転職を繰り返す場合もあるでしょう。
転職するにあたって、自分の強みや、これまで培ってきた実績、今後どのようなスキルを身につけたいか、どのような条件で働きたいかなど、よく考えましょう。
まずは、それらの自己分析を徹底することで、自分に合った転職先が見えてくるはずです。
現職に転職して日が浅い
現職に転職して日が浅い場合も、転職する時期については慎重に考えましょう。
入職から退職までの期間が短いと、転職活動を始めても「すぐに辞めるかもしれない」と敬遠されてしまい、なかなか内定を取れないことが懸念されます。
本当にすぐにでも転職すべき状況なのか、転職時期についてじっくりと検討してみてください。
生活環境の変化
結婚・出産・配偶者の転勤など、近い将来に生活環境が大きく変わる可能性があり場合も、転職時期を再検討すべきでしょう。
せっかく転職を成功させたとしても、先述したような事情により、またすぐに転職が必要になることが考えられます。
短期間の離職は職場に迷惑が掛かるだけでなく、自分の経歴にも悪影響を与えかねません。
転職活動を進める前は、生活面にも目を向けながら、転職時期を検討するのが良いでしょう。
時期に関係なく転職すべき看護師の特徴は?
時期を問わず、すぐに転職した方が良いケースもあります。
ここでは、5つのケースをご紹介していきますので、以下のケースに当てはまる場合は、思い切って転職活動を始めてみてはいかがでしょうか。
- 人間関係によるストレス
- 病気・ケガ
- 慢性的な人手不足
- 育休など福利厚生面での不安
- やりたいことが見つかる
人間関係によるストレス
上司からのパワハラや同僚からの嫌がらせなど「人間関係によるストレス」という悩みを抱えている看護師は少なくありません。
慢性的な人手不足で業務量も多く、心にゆとりが持てなくなると、人間関係がうまくいかないこともあるでしょう。
そもそも、人間関係は個人の努力だけで好転させるには、難しい部分も多いです。
ストレスによって体調を崩してしまうことも考えられるため、時期に関係なく転職を考えた方が良いケースといえます。
もし看護師同士の人間関係で悩んでいる場合には、以下の記事も参考にしてみてください。
病気・ケガ
病気やケガで療養が必要な場合も、時期に関係なく転職した方がいいケースです。
無理に看護師の仕事を続けてしまうと、とり返しがつかないほど悪化してしまうケースもあり得ます。
特に、病気の原因が職場にある場合には、すぐにでも転職した方が良いでしょう。
慢性的な人手不足
慢性的な人手不足で、個人の業務量や責任が大きすぎる場合も、時期に関係なく転職をした方が良いでしょう。
人手不足が慢性化しているということは、新しい人が入っても続かない環境、もしくは経営側が人員の補充を疎かにしていると考えられます。
そのような環境で働き続けていると、ゆくゆくは体調を崩す人も出てくるでしょう。
体調を崩して働けなくなってしまう前に、より労働環境の整った職場への転職を考えるのが良いでしょう。
育休など福利厚生面での不満
育休制度があっても使える雰囲気じゃない、休みの希望がとおらないといった福利厚生面での不満がある場合、個人の努力で現状を変えることは難しいでしょう。
そのような場合は、自分の希望に沿った福利厚生が整っている職場への転職をおすすめします。
働きやすい病院の特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。合わせて読んでみてください。
やりたいことが見つかる
看護師として未経験の分野でも、やりたいことが見つかったのであれば、時期を問わず転職して、挑戦するチャンスを掴みましょう。
やりたいと思えたときに挑戦しなければ、あとは時間の経過とともに仕事へのモチベーションは低下していきます。
後になって後悔しないよう、意欲があるうちに転職活動を進めるのが良いでしょう。
看護師の転職は時期によって成功率が変わる?
転職を考えている看護師は、思い立ったときに転職するよりも、時期を見極めて転職する方が、成功率をアップさせられます。
なぜなら、看護師の転職は「月ごと」「キャリアごと」の2つの時期によって、転職の成功率が変わるからです。
月ごとに求人数や競争率は異なりますし、入職後の受け入れ態勢にも違いがあるため、スムーズに転職活動を進めるためには、時期を選ぶのが得策となります。
また、キャリアごとに求められる人材が異なります。看護師は慢性的な人手不足により売り手市場ではありますが、よりご自分の市場価値を高め、キャリアアップにつながる転職を目指したいのではないでしょうか。
そのためには、キャリアごとにどのような看護師が求められているかを知り、時期に合わせて転職することをおすすめします。
まとめ
月ごとで見ると、看護師の転職市場が賑わうのは1月・6月・9月・10月頃です。これらの時期に転職すれば、入職後のフォローもいき届きやすいでしょう。
キャリアごとに見ると、3-5年目の若手看護師は、経験・実績を持つことに加え、伸びしろといった面も好材料となり、転職に適した時期です。
ただ、転職する事情は看護師によって異なりますので、必ずしもベストなタイミングで転職できるわけではありません。
時期を見極めつつも、それぞれの事情を加味して転職の成功率を上げるには、看護師転職サイトの活用がおすすめです。
履歴書の書き方や面接対策など、さまざまなサポートやアドバイスを受けられるため、独力で転職活動を進めるよりも、内定を取れる可能性が高くなるでしょう。
気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。