オリコカードの締め日・引き落とし日はいつ? 残高不足の回避方法や対処法を解説

オリコカードの締め日・引き落とし日はいつ? 残高不足の回避方法や対処法を解説

オリコカードの締め日と引き落とし日、いつだったか覚えていますか。うっかり忘れていて残高不足になると大変なことになるかもしれません。

この記事では、オリコカードの締め日と引き落とし日を説明した上で、引き落とし日に残高不足になったときのデメリットや対処法を解説します。

残高不足を回避するための方法もご紹介していきますので、「今月の支払いどうしよう…」という方はぜひ活用してください。

オリコカードの締め日や支払い確定日はいつ?

オリコカードの締め日は、曜日に関係なく毎月月末の24時です。国際ブランド、カードの種類がどれであっても締め日は同じになっています。なお、締め日は変更できません。

支払い本確定日は、翌月18日or21日で、支払日は翌月27日です。

締め日 毎月月末
仮確定日 毎月10日
本確定日 毎月18日か21日
支払日 翌月27日

そもそも、締め日は1ヶ月分の利用が締め切られる日のことです。締め日に支払い金額が確定すると思っている方もいるかもしれませんが、実際に支払い金額が確定するのは支払い確定日です。

支払い確定日には仮確定日と本確定日があり、支払う金額が決まるのは仮確定日です。

仮確定日で決まった金額が、金融機関に引き落とし額として通知される日が本確定日です。

オリコカードでは、仮確定日から本確定日の間に支払い方法を変更することが可能です。くわしくは、のちほど解説する「あとリボ」や「支払PASS」のところを参照してください。

そして、支払い日に口座から本確定日に決まった金額が引き落とされることになります。

締め日を基準に実際に買いものしたタイミングから計算した金額と、確定日に決まった金額にはズレがある可能性があります。実際に引き落とされる金額は、確定日に決まった金額や明細を確認しましょう。

オリコカードの引き落とし日はいつ? ボーナス払いも可能

引き落とし日(支払い日)とは、本確定日に決定した金額が銀行口座から引き落とされる日です。引き落とし日をチェックして、間に合うように口座へ入金しておきましょう。

オリコカードでは、ボーナス払いを選択することもできます。ボーナス払い時の引き落とし日についても解説していきます。

オリコカードの引き落とし日

引き落とし日は翌月27日です。金融機関の休業日であれば翌営業日になります。家族カードなどの追加カードぶんも同時に引き落としされます。

注意したいのが、年会費が引き落とされる月です。年会費が引き落とされるのは契約月の翌々月27日です。

支払い日をほかの日に変更することはできません。しかし、27日であれば給料日の直後という方も多く、残高不足になりにくいのではないでしょうか。

ボーナス払い時の引き落とし日

ボーナス払いとはボーナスの時期にまとめて払う方法です。オリコカードのボーナス払いでは、1回払いか2回払いが選ぶことができ、夏と冬にボーナス払いをおこなうことになります。

具体的な時期としては、夏なら6・7・8月、冬なら12・1月です。

引き落とし日は選んだ月の27日です。

オリコカードのボーナス払いは手数料がかかりません。主婦、学生、アルバイトでもボーナス払いを選ぶことができるのもメリットといえます。

ボーナス払いのデメリットとしては、利用可能枠を圧迫する点が挙げられます。ボーナス払い月には、利用可能枠の増額で対策しておくと安心ですね。

ボーナス払いをリボ払いに変更したい場合は、後ほど解説する「あとリボ」を利用しましょう。

引き落としの反映にかかる時間と利用可能枠を復活させる方法

引き落としが行われた後、利用可能額に反映されるまでには3~7日かかります。これは、金融機関からオリコに引き落とし結果のデータを届ける事務処理に時間がかかるためです。

引き落とし日前に利用可能額近くまで利用していると、引き落とし後であってもオリコカードが使えないこともあります。

利用枠を早く復活させるためには、支払い額を支払い日よりも前に振り込むことが有効です。振込のほうが引き落としよりも反映時間が早く、2~3日で利用可能枠が復活するからです。

支払い日前に振込をおこないたい場合は、オリコに電話をして手続きをしましょう。

ただし、支払い日直前など振り込みをおこなうタイミングによっては、振り込みしても口座から引き落とされてオリコカード利用額の支払いが二重払いになることもあります。

その場合は、翌月の請求金額に充当するか、返金をしてもらうことになります。返金の場合はオリコカードに電話をして手続きを行い、振込手数料を差し引いた額が約1週間後に口座に振り込まれることになります。

残高不足になったときのデメリット

残高不足が繰り返されると、利用停止や強制解約などのペナルティを受けることもあります。引き落とし日に残高不足になると、どのようなデメリットがあるのか詳しく解説していきます。

クレヒスに傷がつく

残高不足になると延滞ということになりますので、信用情報機関に登録されてクレジットヒストリー(クレヒス)に傷がつく可能性があります。

通常61日以上の延滞で個人信用情報機関に5年間記録されることになりますが、延滞が繰り返されると61日以内の延滞でも個人信用情報機関に登録される場合もあります。

クレヒスに傷がついた状態では、クレジットカードの新規作成はもちろん、住宅ローンなどの借入れができなくなってしまう可能性もあります。

さらに、オリコ独自の延滞者リストにも載る可能性が高く、オリコが提供しているクレジットカード以外のサービスを受けられなくなるかもしれません。

延滞金や手数料が発生する

残高不足になり延滞の状態になると、1日ごとに延滞金が発生します。

延滞損害金はカードや利用状況によって異なりますが、オリコカードの場合は最大で年14.6%の遅延損害金が発生します。

延滞金だけでなく、残高が不足していることを知らせて督促するためにかかる費用として催告手数料も請求される場合があります。

残高不足を回避するふたつの方法

残高不足になってから対処することよりも、まずは残高不足にならないようにすることが大切です。

オリコカードでは、支払いを終えたあとからでも支払い方法を変更することができます。

分割払いに変更することはできませんが、「あとリボ」でリボ払いに変更したり、「支払PASS」で支払いを翌月に延ばしたりすることができます。

うまく利用して残高不足を回避し、延滞しないようにしましょう。

しかし、オリコカードはあとから分割払いにすることが出来ないので注意が必要です。

「あとリボ」でリボ払いに変更する

リボ払いに変更することで、支払い金額を減らす方法です。ボーナス払い分もリボ払いに変更可能です。

申込みは、オリコ「あとリボ」申込み専用ダイヤル0120-781-883(24時間自動応答)かインターネットからおこなうことができます。

「あとリボ」では、次の3パターンのなかから変更方法を選ぶことができます。

「あとリボ」の3つのパターン
・毎月の支払いをすべてリボ払いに変更
・次回支払い分のすべてをリボ払いに変更
・次回支払い分の一部をリボ払いに変更

変更方法によって手続きの期日が異なります。それぞれの変更方法と申込みの期日は次のとおりです。

・毎月の支払いをすべてリボ払いにする場合
・次回の支払い分のすべてをリボ払いにする場合
→毎月13日から支払い予定月の10日21:59までに申込みましょう。

・次回支払い分の一部をリボ払いに変更する場合
→毎月13日から支払い予定月の18日20:59までに申込みましょう。

申込みから手続きが終わるまでに時間がかかるため、支払い日の直前に申し込んでも間に合いません。余裕を持って申込むようにしましょう。

「支払PASS」を利用する

「支払PASS」は、当月の支払いを1回スキップして、翌月以降のリボ払いに変更できるシステムです。支払い額10万円以上の場合に利用できます。

「あとリボ」とは異なり新規に融資契約を締結するサービスであるため、審査があります。審査のために源泉徴収票などの所得証明書類も必要です。

申込みは毎月11~23日の間におこなえばよく、ギリギリにはなりますが20日ごろに届く明細を見てから申し込むこともできます。

残高不足になったときの対処方法

残高不足の回避が間に合わず、やむを得ず残高不足になってしまったときには早めに対処することが大切です。

どうしても残高不足になってしまいそう、引き落としができなかった…そんなときには次のように対処しましょう。

残高不足になることが事前にわかったら電話をする

残高不足になってしまいそうなときは必ず事前に電話で連絡しましょう。支払い日の前後には電話が殺到するので、早めの時期に連絡するのがおすすめです。

オリコカードセンターの連絡先を記載します。
土日祝日を除く9~17時が受付時間です。

東地区(東京、千葉、北海道など):049-256-1151
西地区(大阪、京都、九州など):092-261-5616

電話で連絡するときには、残高不足になる可能性をただ伝えるだけでなく、状況や返済計画も伝えるようにしましょう。

引き落としされていないことに自分で気づいたときの対処方法

オリコカードセンターに電話で連絡してください。すぐに納付できるようであれば、指示にしたがって納付しましょう。

早い段階で自分から連絡をして納付することで、滞納の日数を減らすことができます。

失いかけている信用を少しでも取り戻し、余分な延滞金を払わなくてよいように、できるだけ早く納付するようにしましょう。

はがきが届いた場合の対処方法

残高不足になると、オリコから引き落としができなかったという通知がはがきで届きます。

はがきについている納付書を使い、引き落としができなかった金額をコンビニに行って納付してください。

納付書で納付する場合は、毎月15日前後が納付期限になっているはずです。絶対に遅れないように納付しましょう。

金融機関によっては12日に再引き落とし日が設定されている場合もあります。

その場合は、再引き落とし日までに口座に入金しておきましょう。再引き落とし日の有無ははがきで確認してください。

オリコカードの締め日まとめ

オリコカードの締め日は毎月末、引き落とし日は毎月27日です。給料日の直後であれば残高不足になりにくいのではないでしょうか。

もし「今月はどうしても支払いが厳しい」という場合でも、「あとリボ」や「支払PASS」を利用すれば当月分の支払いが可能になるかもしれません。

延滞を回避する手段が用意されているのは、オリコカードの大きなメリットといえるでしょう。

それでも残高不足になりそうなときは、早めにオリコへ連絡してくださいね。

2012年にWebライティングを始め、多岐にわたるジャンルの執筆を経験。クレジットカード、キャッシュレス決済、カードローンなど、金融系記事制作をきっかけにお金に関する仕事に興味をもち、役所で滞納整理のアルバイトに従事。2級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を取得。楽天カード・Amazonカード・PayPayカード・AEONカードを使い分け、夫と二人三脚でポイントを貯めている。現在はつみたてNISAやiDeCoをメインに運用中。SDGs債の購入を通して社会貢献したいと思っている。

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