オリコカードの解約前に知らないと危ない注意点をご紹介
オリコカードを持っているけど最近あまり使っていない人や、他のクレジットカードに移行したい人もいるのではないでしょうか?
とはいえ、クレジットカードの解約は慣れていない方がほとんどで、解約方法や解約する際に気をつけたほうがいいことがわからない方も多いですよね。
本記事でオリコカードの解約方法や解約前に知っておくべき点を解説します。事前に把握してスムーズに手続きを進めましょう。
オリコカードを解約する前に確認する注意点
オリコカードを持っているけど使わなくなった人や、他のクレジットカードに変えたい場合は、オリコカードの解約をする必要があります。
解約するにあたって、注意したほうがよい項目がいくつかありますので、まとめて確認してみてください。
ポイントを利用しているかを確認する
オリコカードを解約するとせっかく貯めたポイントが失効してしまいます。使えるポイントが残っていたらもったいないので、しっかり確認しましょう。
オリコカードのポイントは「暮らスマイル」と「オリコポイント」の2種類あります。暮らスマイルは、カードショッピング1,000円につき1スマイル貯まるポイントサービスで、250種類以上のアイテムと交換することができます。交換には最低でも200スマイルが必要ですが、1スマイル=5オリコポイントとして交換することができます。
オリコポイントへ移行する場合は、1スマイルから交換可能なので200スマイルに満たない場合や交換したいアイテムがない場合にはオリコポイントへ交換してポイントを消化しましょう。
オリコポイントならAmazon.co.jp・楽天市場などのネットショッピングやコンビニ・レストランで利用可能ですので、使い道はたくさんありますね。
ポイント確認方法について
暮らスマイルのスマイルやオリコポイントのポイント数は各ポイントサービスで確認ができます。
暮らスマイルはeオリコサービス、オリコポイントはオリコポイントゲートウェイにて確認しましょう。
入会キャンペーンの注意点
オリコカードをつくるときにキャンペーンを利用してポイントをもらった人もいるかと思います。この入会キャンペーンは一度退会して再入会する人の場合は対象外となるため注意が必要です。
キャンペーンを目的に解約し、再入会してもポイントはもらえませんし、キャンペーン目的の短期解約を繰り返すと、カードを作る際の審査で不利になる場合がありますので注意してください。
年会費の支払いが近い場合は早めに手続きをおこなう
オリコカード THE POINT PREMIUM GOLDなどの年会費がかかるカードを使っていて解約を検討している場合は、年会費の支払いタイミングに注意が必要です。支払い済みの年会費は戻ってこないので、年会費の支払いが近い場合は早めに手続きしましょう。
年会費請求月の前月末日までに手続きをすれば年会費はかかりませんが、解約手続きがすべて完了している必要があります。解約手続きについては後ほど、詳しく解説しますが、2~3週間程度かかりますのでなるべく早めに手続きを進めましょう。
ETCカードや家族カードも解約となる
オリコカードの本会員のカードを解約するとETCカードや家族カードも同時に解約となります。ETCカードを使う機会がある場合や、家族もクレジットカードが必要なら、解約する前に家族とも相談しましょう。
また、本会員のカードは解約せずに、ETCカードや家族カードだけを解約することもできます。必要なくなったカードがあればその都度、解約しましょう。
オリコポイントゲートウェイの解約も忘れずにおこなう
オリコポイントゲートウェイとは、オリコカードで貯めたポイントをギフト券や他社ポイントに交換するサービスです。
オリコポイントゲートウェイはオリコカードの解約と同時退会とはならず、自分で退会手続きが必要です。退会しないと無関係なメールが届き続けることになるので注意しましょう。
公共料金などの支払い変更手続きが必要
解約したいクレジットカードで、公共料金や携帯電話料金などの支払をしている場合は、あらかじめ別のクレジットカードや支払い方法へ変更する手続きをしましょう。
クレジットカードを解約した情報が自動的に各企業に通知されることはありません。クレジットカードや支払い方法の変更をせずにクレジットカードの解約をした場合、公共料金や携帯電話料金の支払いが延滞となってしまいます。
支払いを延滞すると信用情報に傷がついてしまい、住宅ローンやカーローンの契約を組みづらくなったり、新しいクレジットカードが作りづらくなったりする場合があります。
解約するクレジットカードを利用している定期的な支払いを必ず確認するようにしましょう。
家賃の支払いに使っている場合は解約できない
アパートやマンションを借りる際に、家賃支払いに必要という理由でオリコカードの契約をした方もいるのではないでしょうか?
このようにして作ったオリコカードの場合、クレジットカード契約が賃貸契約の条件になっているため、解約できないことがあります。
ただし、他のクレジットカードで支払うように変更したり、家賃保証会社と契約したりすればオリコカードを解約できるケースがあるようなので、まずは管理会社へ確認してみましょう。
解約後に再度入会する場合は審査がある
オリコカードを解約してから、やっぱり必要になったから再度入会したいという場合もあるかと思います。再入会を申し込むことはできますが、以前入会していたからといって審査が免除されることはありません。
再審査時の信用情報によっては、入会を断られる場合もあります。
オリコのサイト上にある「サービス退会」とは
オリコカードのサイト上に「サービス退会」の項目がありますが、これは会員専用サイトの利用登録を解除するもので、カード自体の解約はできません。
クレジットカードの解約はWEB上ではできず、電話か郵送によって手続きします。
オリコカードの解約方法について(電話と郵送)
すでに説明したとおり、オリコカードはWEBでは解約手続きができません。解約は電話か郵送によって申し込みます。
電話での解約
電話で解約する場合は、「オリコカードセンター」へ連絡すれば電話1本でオリコカードの解約を行うことができます。
オリコカードセンターは地域によって下記のように連絡先が異なるため、自分の地域の電話へかけるようにしましょう。
- 北海道
- ・ 011-261-6002
- 東北
- ・ 022-215-2655
- 関東・甲信越
- ・ 049-271-3330
- 東海・北陸
- ・ 052-735-3525
- 近畿
- ・ 06-6821-3860
- 中国・四国
- ・ 082-225-5360
- 九州・沖縄
- ・ 092-722-5477
電話をかけるタイミングによっては電話がつながりにくくなります。特に、利用明細が到着する20日頃や引き落とし日の27日頃は電話が混み合う可能性があります。
郵送での解約
郵送で解約する場合は、脱会届を入手する必要があります。
脱会届はオリコカードのWEBサイトからPDFをダウンロードして、自分で印刷する方法と資料請求して郵送してもらう方法があります。
資料請求する場合は、印刷する必要はありませんが、脱会届が届くまでに1週間程度かかりますので、年会費の請求月が近い場合は特に注意してください。
解約届の記入内容
解約届に記入する項目をまとめましたので、ご確認ください。
- カード名称
- 本人会員氏名
- 本人会員生年月日
- 本人会員連絡先(電話番号/携帯番号)
- 本人会員現住所 ※転居している場合は旧住所も記入
- 本人会員のカード番号(先頭1ケタと5ケタ目以降)
- 家族会員のカード番号
- ETCカード番号(ETCのみの解約も可能)
カード名称がわからない場合はeオリコサービスにログインして確認しましょう。
ログイン後、サイト上部左側にある「ご利用照会」にカーソルを合わせると「ご照会」という項目がでるので、そちらをクリックします。「ご契約カードまたはご利用店名/ご契約番号」という項目が表示されます。ここで解約したいカード名称を確認することができます。
解約時のよくある質問
オリコカードの解約時にポイントがどうなるかという質問がよくあります。
ポイントについてはすでに説明したとおり、解約と同時に失効してしまいます。ポイントが残っている場合は事前に消化してから退会するようにしましょう。
そのほか解約時のよくある質問と回答をまとめましたので、確認してみましょう。解約証明書についても解説しています。
会員本人が死亡している場合に解約できるのか
オリコカードの会員本人が死亡した場合は、相続人が解約手続きをする必要があります。
リボ払い等の債務が残っている場合は、遺産相続によってその借金は相続人に相続されることになります。「限定承認」という相続をすることによってマイナスの財産(借金)をプラスの財産で相殺することや相続放棄をすることも可能です。
相続に関する専門的な内容については、税理士や弁護士などへ相談しましょう。
ウェブサイトでオリコカードの解約はできるのか
ウェブサイトではオリコカードの解約はできません。
「eオリコカードサービス」に「退会」という項目がありますが、eオリコサービスの利用をストップするためだけのものでクレジットカード自体の解約はできません。
オリコビジネスカードは特別な解約届が必要か
オリコビジネスカードを解約する場合、一般のオリコカードの解約届と様式が異なります。
オリコカードセンターへ問い合わせてビジネスカード専用の解約届を請求しましょう。
キャッシングを利用している場合は解約できるのか
キャッシングを利用していても解約は可能です。しかし、オリコカードを解約すると利用明細等の確認がしにくくなるので、なるべく解約前に返済しておくことをオススメします。
先にカードの解約をした場合は、解約後も口座から引き落とされ続けます。
キャッシング利用枠がついてるカードを解約するときに不安な人は、先にキャッシング利用枠を取り消すことができます。利用枠を取り消しておけば、知らずしらずキャッシングを利用してしまい、解約後に請求が来るといったことが防げますね。
キャッシング利用枠の取り消しは、eオリコサービスまたはオリコカードセンターから手続き可能です。
解約後の請求はどうなるのか
解約時に支払いが残っている場合、クレジットカード会社によっては一括で返済しなければいけない場合もあります。
ですが、オリコカードの場合は残高を一括請求されることはありません。解約後も「ご利用代金明細書」どおりに支払いを継続していくことになります。なお、希望する場合は一括精算も可能ですので、オリコカードセンターへ連絡しましょう。
解約証明書が必要な時は
クレジットカードを解約する際に、「解約証明書」が必要という方もいるのではないでしょうか。オリコカードでは「脱会完了通知書」を解約証明書として使うことができます。
ただし、通知書の発行を請求しないと自動的に通知書が郵送されてくることはありませんので、希望する場合は忘れずに申し込みましょう。
オリコカードを解約すると解約証明書を発行できる
オリコカードの場合は「脱会完了通知書」が解約証明書としての役割を果たしますが、この通知書は自分から申し出ないと自動的には発行されません。
電話で解約する場合はオペレーターへ通知書発行を依頼しましょう。郵送で解約する場合は、解約届に脱会完了通知書の送付に関する項目がありますので、「送付希望」に○をしてください。
なぜ解約証明書を発行してもらう必要があるのか
補足ですが、通常は解約証明書を請求する必要はありません。
解約証明書が必要になる主な場面は住宅ローンの申込時です。
住宅ローン審査ではクレジットカードも含めた借入状況を確認します。カードが解約済みかどうかが審査に関わってきますので、解約済みであることの証拠書類として、解約証明書が必要になるのです。
ブランドの変更やデザインを変更したい場合
オリコカードを使っていて、国際ブランドやデザインを変更したいと思うこともありますよね。
しかし、オリコカードのブランドやデザインを途中で変更することはできません。どうしても変更したい場合は、一度カードを解約してから、再び希望するブランドやデザインのカードに申し込む必要があります。
ただし、再申し込みでは入会キャンペーンの対象外となってしまいますし、クレジットカードの入会と退会を頻繁に繰り返すとクレジットカード入会時の審査で不利になる場合がありますので注意しましょう。
オリコカード解約のまとめ
いかがでしたでしょうか。
オリコカードの解約について覚えておきたいポイントを改めてまとめてみましたので、再度確認しましょう。
- オリコカードを解約すると貯めたポイントも同時に失効してしまう
- オリコカードはWEBでは解約できず、電話か郵送により申し込む
- オリコカードの本会員カードを解約するとETCカートや家族カードも同時に解約になってしまう
- クレジットカードの解約証明書が必要なら、「脱会完了通知書」の発行を請求する
クレジットカードの解約は、はじめてという方も多いと思いますが、あらかじめ解約方法や注意点がわかっていれば安心ですね。
使わないクレジットカードを放置しておくと、年会費や不正利用で損をしてしまうこともありますので、この機会に使わないクレジットカードは整理してみてはいかがでしょうか。