PayPay(ペイペイ)の解約方法とは?解約時の注意点や手順を徹底解説
「PayPay(ペイペイ)」はお得なスマホ決済サービスとして大人気で、あっという間に多くのユーザーからの支持を得ました。また加盟店もどんどん増えており、コンビニやドラッグストアをはじめとする多くの業態が加盟しています。
しかし利用者のなかには「使ってみたけど…自分には合わないな?」とか「PayPayよりもほかのPay決済の方が使いやすい」などと感じて、PayPay(ペイペイ)の利用をやめたいと考えている人もいるでしょう。
PayPay(ペイペイ)の利用をやめるにはどうしたらよいのでしょうか?そのまま放置することはセキュリティの面から考えてもおススメできません。そこでPayPay(ペイペイ)の利用をやめる場合の解約手順について解説します。
PayPay(ペイペイ)をやめたい! 解約するにはどうすればいいの?
大人気のPayPay(ペイペイ)ですが、実際に利用をやめる場合にはどのような手続きが必要なのでしょうか? このような疑問を持っている人も少なくなありません。実はただ単にPayPay(ペイペイ)の使用をやめても大きな問題はおこりません。しかし利用しないサービスに個人情報が登録されていると、ハッキングの危険性もあり心配ですよね。
そこでPayPay(ペイペイ)の解約を検討するのですが、「解約手順」や「注意事項」を知らずにトラブルを招く可能性があります。手順と注意点を理解してから解約をおこなってください。
PayPay(ペイペイ)を解約する手順を公開
PayPay(ペイペイ)はスマホアプリなので、スマホからアプリをアンインストールすれば解約になると思っていませんか? 「うーん残念!」…この方法ではスマホからアプリは削除できますが、登録された個人情報などは残ったままです。PayPay(ペイペイ)を解約するにはアプリの削除ではなく、先に「PayPayアカウント」の解約が必要です。
- PayPayアプリを起動
- PayPayアプリ画面の右下にある「アカウント」をタップ
- 「その他」をタップ
- 「アカウントの解約」をタップ
- 「本当にアカウントを解約しますか?」から「解約手続きに進む」をタップ
- パスワードを入力(求められないこともある)
- 注意事項を読んで確認の上「以上、同意します」にチェック
- 「同意して解約する」をタップ
- スマホにSMSメッセージで認証コードが送られてくる
- 認証コードを入力して「認証する」をタップ
- アカウント解約完了
PayPay(ペイペイ)を解約するにはアプリを消去するのではなく、まずはPayPayアプリから手順とおりにPayPayアカウントを解約します。アカウントが解約できてからスマホのPayPayアプリをアンインストール(消去)してください。
PayPay(ペイペイ)は解約できないPayサービスだった
PayPay(ペイペイ)はサービス開始が2018年の新しいサービスですが、開業当初は解約機能が提供されていませんでした。それにより「PayPay(ペイペイ)は解約できない」と評判になり、現在でも解約機能がないと信じている人も少なくありません。
しかし現在では解約機能が追加されており、正しい手順により解約できます。ただし解約にはいくつかの注意点がありますので、トラブルを防止する意味からも事前に内容をチェックしてください。
PayPay(ペイペイ)のアカウント解約で削除される情報
PayPay(ペイペイ)アカウントを解約すると、登録されていた各種個人情報がすべて消去されます。消去される情報を確認してみましょう。
- PayPay残高(解約後に付与される残高を含む)
- 携帯電話番号
- メールアドレス
- 氏名
- 表示名
- パスワード
- クレジットカード情報
- 銀行口座情報
- Yahoo! JAPAN ID
- Yahoo!ウォレットの情報
- Yahoo!マネーの情報
- モバイルTカードの情報
PayPay(ペイペイ)を解約するとこれらの情報がすべて削除されます。とくに「PayPay残高」が消えることで「履歴」などの情報もなくなることに注目してください。それでは解約時の注意点を解説します。
PayPay(ペイペイ)を解約する場合の注意点
PayPay(ペイペイ)を手順とおりに解約しないと思わぬ損害を受ける可能性があります。解約における注意点を理解して、解約によるトラブルを未然に防ぎましょう。
- PayPay残高が完全に消えてしまう
- PayPayボーナスが受け取れない
- 携帯電話番号が使えなくなる
- いかなる理由でも復活できない
それぞれについて詳しく解説していきます。
PayPay(ペイペイ)解約の注意点①PayPay残高が完全に消えてしまう
PayPay(ペイペイ)アカウントを解約すると、PayPayの口座である「PayPay残高」も削除されます。PayPay残高にお金が残っていてもすべて削除されるので、残高を確認しないで解約すると損害を受ける可能性があります。必ず残高を確認して使い切ってからアカウントの削除をしてください。
PayPay残高のうち「PayPayマネー」は銀行口座への出金ができます。出金は100円から可能ですが、PayPay銀行以外の金融機関に出金する場合、100円の手数料がかかります。
- PayPayアプリ下部の「残高」をタップ
- 残高画面の「出金」をタップ
- 登録済み口座がある場合、出金する口座を選択
- 出金する金額を入力し「出金する」をタップ
PayPayマネー以外のPayPay残高を使い切るには「ショッピング」で使用するしかありません。
さらにPayPay残高が削除されることで、キャンセル時の返金も受けられなくなります。そこも注意点として覚えておきましょう。
PayPay(ペイペイ)解約の注意点②PayPayボーナスが受け取れない
PayPay(ペイペイ)を解約すると、それ以前の決済による特典は受け取れません。たとえば先月にキャンペーン利用で2万円の決済をおこなった場合、翌月に20%還元で4,000円のPayPay残高(ボーナス)を受け取れます。しかしボーナス付与前にPayPay(ペイペイ)を解約すると、口座がなくなることから特典の権利も失います。
PayPay(ペイペイ)を解約する前には、「もらっていない特典がないか?」を考えることが大切です。
PayPay(ペイペイ)解約の注意点③携帯電話番号が使えなくなる
PayPayアカウントを解約すると登録してある「携帯電話番号」が削除されるので、その番号でログインできなくなります。また削除された携帯電話番号は「180日間の利用停止」になるので、その期間は新規登録で使用できません。解約後にPayPay(ペイペイ)を再度利用する場合には、別の携帯電話番号が必要です。
PayPay(ペイペイ)解約の注意点④利用履歴が見られなくなる
PayPay(ペイペイ)の機能で便利なのが「利用明細(電子レシート)」ですが、解約をおこなうことですべてのデータが消去されます。解約後に決済状況に疑問が出ても、利用明細を見ることはできません。
PayPay(ペイペイ)解約の注意点⑤いかなる理由でも復活できない
PayPay(ペイペイ)を解約するとすべての登録情報が削除されるので、いかなる理由でも復活できません。再度PayPayアカウントを作っても、新しいアカウントであり過去の情報は一切アクセスできません。
「同じYahoo! JAPAN IDでログインすれば元に戻るだろう」と考えている人もいますが、これは甘い考えです。一度解約すると元には戻らないことをよく理解しましょう。
PayPay(ペイペイ)のアカウント解約は注意点をしっかり理解してからおこなう
注意点でも説明しましたがPayPay(ペイペイ)の解約は、「PayPay残高の削除」、「携帯電話番号の制限」、「履歴の削除」などデメリットが少なくありません。何らかの理由で解約する必要がある場合を除き、解約ではなく「一時停止(休止)」を選択するのも方法です。
PayPay(ペイペイ)のアカウントを一時停止(休止)するには?
絶対にPayPay(ペイペイ)を解約しなくてはならない…このような人は少ないと思います。特別な事情がない人は、解約ではなく「一時的に利用を停止(休止)」する方法はいかがでしょうか? 一時停止であればPayPay残高や利用明細も削除されないので、注意点で説明した問題を心配する必要がありません。
また留学などの理由で「長期間PayPay(ペイペイ)を使用しない人」も、セキュリティ面から考えて一時停止を検討しましょう。
PayPay(ペイペイ)の利用停止手順①Yahoo! JAPAN IDの連携解除
PayPay(ペイペイ)の一時停止をおこなうには、まず「Yahoo!JAPAN ID」との連携を解除しなくてはなりません。
- PayPayアプリを起動
- PayPayアプリ画面の「アカウント」をタップ
- 「外部サービス連携」をタップ
- 「Yahoo! JAPAN ID」の横にある「解除する」をタップ
- 「本当に連携を解除しますか?」が表示される
- 「連携を解除する」をタップ
- 連携解除完了
PayPayアプリにパスワードを登録していない場合は、「解除する」をタップしても「別のYahoo! JAPAN ID」を求められて連携解除ができません。連携解除するときは、事前にPayPayアプリにパスワードを登録します。
- PayPayアプリを起動
- PayPayアプリ画面の「アカウント」をタップ
- 「セキュリティ」をタップ
- ログインパスワードをタップ
- SMSメッセージでパスワード設定URLが送られてくる
- URLにアクセスしてパスワードを登録
- 登録完了
PayPay(ペイペイ)の利用停止手順②クレジットカードを削除する
PayPay(ペイペイ)を長期間利用しない場合は、セキュリティ面からクレジットカード情報を削除します。
- PayPayアプリを起動
- PayPayアプリ画面の「アカウント」をタップ
- 「支払い方法の管理」をタップ
- PayPayアプリの画面に「あなたの残高」が表示される
- 画面を左にスクロールするとクレジットカードが表示される
- カードの写真の左上にある「ゴミ箱アイコン」をタップ
- クレジットカード削除完了
PayPay(ペイペイ)の利用停止手順③銀行口座の削除はYahoo! ウォレット
Yahoo! JAPAN IDの連携解除をおこなっても「Yahoo! ウォレット」に登録している銀行口座は削除されません。銀行口座も削除したいときはPayPayアプリではなく、Yahoo! ウォレットにログインして銀行口座を削除します。
Yahoo! ウォレットはPayPay(ペイペイ)以外のYahoo!サービスでも使用しているので、削除はよく考えてから実施してください。
PayPay(ペイペイ)の利用停止手順④PayPayをログアウトする
Yahoo! JAPAN IDの連携解除やクレジットカード情報の削除をおこなったら、最後にPayPayをログアウトします。
- PayPayアプリを起動
- PayPayアプリ画面の「アカウント」をタップ
- 「アカウント情報」をタップ
- 最下部にある「ログアウト」をタップ
- 「本当にログアウトしますか?」と表示される
- 「ログアウト」をタップ
- ログアウト完了
これでPayPay(ペイペイ)の一時停止(休止)は完了です。復活させる場合は逆の手順で、ログインして「クレジットカード登録」、「Yahoo!JAPAN IDの連携」で元に戻ります。
PayPay(ペイペイ)は解約よりも利用停止が便利
PayPay(ペイペイ)を安易に解約するとすべての情報が削除されることで、思いがけないトラブルがおこるかもしれません。とくに一定期間使用している人は、履歴も削除されるので安易に解約をするべきではありません。
一時停止(休止)では「外部サービス連携(Yahoo! JAPAN ID)の解除」や「クレジットカード情報の削除」をおこなっても、PayPayアカウントやPayPay残高は残っているのでかんたんに復活できます。どうしても解約したい場合を除き、まずは利用停止をおこなってから解約を検討しましょう。
PayPay(ペイペイ)を解約する前にメリットを再確認してみよう
ここまで解説したとおりPayPay(ペイペイ)の解約はかんたんな手順でおこなえます。しかしPayPay(ペイペイ)は多くのメリットがあるスマホ決済サービスです。解約する前にその魅力的なメリットを再確認しましょう。
PayPay(ペイペイ)のメリット①スマホでかんたん決済
PayPay(ペイペイ)はスマホにアプリをダウンロードするだけで、お財布を持たずにかんたんに支払いができる決済サービスです。小銭を出したりおつりを受け取ったりする手間もなく、またクレジットカードのように暗証番号やサインもいらないスマート決済が実現します。
PayPay(ペイペイ)のメリット②決済金額に対してPayPay残高がもらえる
PayPay(ペイペイ)の決済金額に対して通常特典としてPayPay残高がもらえます。特典の還元率は決済額の3.0%で、1回の還元は15 ,000円まで(月の合計30,000円まで)です。ただしYahoo! JAPANカード以外のクレジットカードの還元率は0.5%です。
通常の還元で3.0%ですから、PayPay(ペイペイ)はクレジットカードを超える高還元サービスといえるでしょう。
PayPay(ペイペイ)のメリット③驚愕のキャンペーンでキャッシュバック
PayPay(ペイペイ)は定期的に決済額の「最大20%」が還元されるキャンペーンを開催しています。2019年8月1日~2019年8月31日までは「11時から14時のランチタイムにスーパー・コンビニ・飲食店で10%(条件により最大20%)が還元されるキャンペーン」を実施中で、昼食代の最大20%がPayPay残高で還元されます。この驚愕すぎる還元キャンペーンはPayPay残高に返金されるので、キャッシュバックと考えてもよいサービスです。
PayPay(ペイペイ)のメリット④いつでも明細が見られる
PayPay(ペイペイ)を使用すると「支払い履歴」によりいつでも利用明細が確認できます。さらにアプリ機能の「利用レポート」を使うことで、グラフで出金や入金状況を把握できます。PayPayアプリを家計簿として使用することで、日々の家計管理が楽になります。
PayPay(ペイペイ)のメリット⑤加盟店が多い
PayPay(ペイペイ)の人気の秘密は「加盟店が多い」ことも要因でしょう。コンビニ、ドラッグストアをはじめスーパーや飲食店までさまざまな業態で使用できます。またこれからも加盟店が増加する予定で、日本中どこでも使える決済サービスと言えるでしょう。
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- ミニストップ
- セイコーマート
- ウェルシア薬局
- クスリのアオキ
- マツモトキヨシ
- 上島珈琲
- 牛角
- かっぱ寿司
- ステーキ宮
- ピザーラ
PayPay(ペイペイ)の解約まとめ
PayPay(ペイペイ)の解約は注意点を理解した上で、手順とおりにおこなってください。ただしデメリットもあるので、必要に迫られていない場合は一時停止(休止)も考えてみましょう。
- PayPay(ペイペイ)のサービス開始当初は解約機能がなかった
- 現在ではアプリに解約機能が提供されている
- PayPay(ペイペイ)の解約はアカウントを解約しなくてはならない
- アカウントを解約するとPayPay残高などの情報が削除される
- PayPay残高が残っていても解約ですべてなくなる
- 解約するといかなる理由でも復活できない
- 長期間使用しない場合は一時停止(休止)も選択できる
- 一時停止(休止)であればPayPay残高や情報は削除されない
- PayPay(ペイペイ)の解約前にメリットをもう一度考えてみる
せっかくはじめたPayPay(ペイペイ)を安易に「使わないから解約しよう」ではなく、解約した場合のデメリットも考えて判断することをおススメします。
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