PayPay(ペイペイ)残高の出金がついに可能に!PayPayマネーを現金化する方法とは?
PayPayで出金ができるようになりました。
これまで「PayPayは出金できないからたくさんチャージするのは心配」と考えていた人も、今後は出金が可能になるので心配する必要はなくなります。
しかし、PayPayでは出金できるものとできないものがあるので注意が必要です。
PayPayでの出金について徹底解説をおこなっていきます。
PayPay(ペイペイ)で出金ができるのはPayPayマネーだけ
PayPayマネーが誕生したことによって、出金ができるようになりました。
PayPayマネーが誕生した経緯と、出金できるもの、出金できないものについて詳しく見ていきましょう。
資金移動業に登録したことでPayPayマネーが誕生
PayPayは2019年9月30日に資金移動業への登録を完了しました。
資金移動業とは、銀行業など以外の業種が為替取引(資金の移動)をおこなうことを生業とする業種です。
資金移動業に登録したことによって、出金ができるようになりました。
そしてPayPayでの出金を可能にするために誕生したのがPayPayマネーです。
PayPayマネーとは
PayPayマネーは出金できるPayPayの残高ということができます。
そのため、現金から派生したPayPay残高ではないポイント還元などから発生するPayPayポイントなどとは成り立ちの異なるものです。
出金ができるPayPay残高=PayPayマネーと理解しておくようにしましょう。
出金できるのはPayPayマネーだけ
出金ができるのはPayPayマネーだけですが、PayPayマネーとしてカウントされるのは以下の4つの方法でチャージしたものだけです。
- 銀行口座
- セブン銀行ATM
- ローソン銀行ATM
- ヤフオク!・PayPayフリマの売上金
出金可能なものは上記4つだけです。
PayPayカードやソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いなどでもチャージすることができますが、これらの方法でのチャージした金額はPayPayマネーライトになるので出金することができない点に注意しましょう。
PayPayで出金できないもの
出金することができないものはPayPayマネー以外の以下の残高です。
付与方法 | |
---|---|
PayPayマネーライト | PayPayカードやソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いなどによるチャージ |
PayPayポイント | キャンペーンや特典などによって付与 |
PayPayボーナスライト | ヤフー関連サービスを利用すると特典として付与 |
PayPayポイントとPayPayボーナスライトは特典として付与されるポイントですので出金できないのは仕方ありませんが、現金をチャージしたPayPayボーナスライトの残高も出金できない点に注意が必要です。
「この先出金するかもしれない」という人は、PayPayマネーとなる方法でチャージするようにしましょう。
PayPay(ペイペイ)で出金する条件
出金するためには以下の2点の条件を満たしている必要があります。
- 本人確認
- 口座登録
マネーロンダリングなどの不正利用の可能性があるので、本人確認をしていないアカウントでは出金することはできません。
PayPayの本人確認方法は「マイナンバーカードを利用した本人確認」と「顔認証と本人確認書類」の2つの方法があります。
銀行口座から認証しておくことで口座登録も同時におこなうことができるので便利です。
この2点を満たしていないとPayPayでは出金することはできません。
PayPay(ペイペイ)で出金する手順
出金する手順は以下の通りです。
- PayPayアプリ下部の[残高]をタップ
- 残高画面の[銀行口座に出金]をタップ
- 出金を希望する口座を選択
- 出金したい金額を入力し、出金するをタップ
- 振り込み予定日が表示され、手続完了
基本的には銀行口座を選択して金額を入力するだけです。
前述したように、出金できるのはPayPayマネー残高のみですので、出金手続の前に、自分のPayPay残高をしっかりと確認するようにしましょう。
PayPay(ペイペイ)で出金する際の注意点
PayPayでの出金には注意が必要な点が2つあります。
- 出金手数料がかかる
- すぐに振り込まれない
特に「すぐに振り込まれない」という点については注意が必要で、自分が口座にお金が欲しい時にお金が足りないということになりかねません。
出金時の注意点について詳しく見ていきましょう。
出金手数料がかかる
PayPayマネーをPayPay銀行以外の銀行口座に振り込む場合には手数料が100円かかってしまいます。
PayPay銀行口座へは無料で出金することができます。
手数料が嫌という人はPayPay銀行の口座を開設しておいた方がよいでしょう。
PayPay銀行以外の口座に振り込む場合には100円の手数料がかかりますが、それでも銀行の振込手数料と比べると手数料は安いと言えるでしょう。
すぐに振り込まれない
PayPayの出金はPayPay銀行以外の口座への振込は基本的に時間がかかると認識しておいた方がよいでしょう。
振込にかかる時間は銀行によって異なり、以下のようになります。
銀行 | 振込までの時間 |
---|---|
PayPay銀行 | 即時 |
ゆうちょ銀行 |
出金手続きが5時までに完了した場合:3営業日後に振り込み 5時以降に出金手続きをした場合:4営業日後に振り込み |
上記以外の銀行 |
出金手続きが5時までに完了した場合:翌営業日に振り込み 5時以降に出金手続きをした場合: 翌々営業日に振り込み |
PayPay銀行であれば、即時振込がおこなわれますが、ゆうちょ銀行の場合には最大4営業日後に振込となり、着金までにかなりの時間がかかってしまうことになります。
急いでいる場合にはゆうちょ以外の方法の方がよいですし、頻繁にPayPayの出金をする人は、やはりPayPay銀行の口座を作っておいた方が便利です。
PayPay(ペイペイ)の出金ができない理由
PayPayで出金手続をおこなっても出金ができない時がありますが、その理由は以下のいずれかであることがほとんどです。
出金できない時は下記のいずれかに該当していないかよく確認しておきましょう。
- 本人確認が完了していない
- 残高不足
- 出金の上限額を超えている
- 利用が制限されている
- まだ振り込まれていないだけ
- 確認した口座が別の口座
本人確認が完了していない
前述したように、出金するためには本人確認をしている必要があります。
本人確認が完了していない場合には出金することはできませんので、PayPayアプリの「アカウント」から本人確認が完了しているかどうか確認してください。
残高不足
繰り返しになりますが出金ができるのはPayPayマネーの残高分だけになります。
出金を希望する金額分のPayPayマネーが残っているか確認しましょう。
出金の上限金額を超えている
出金することができるのは24時間で50万円までが上限となっています。
すでに24時間のあいだに50万円以上出金してしまっている場合には、それ以上の金額を出金することはできません。
また、不正利用防止・被害予防などの観点から出金額を制限することがあり、この場合には上限額未満でも出金することができません。
利用が制限されている
PayPayは不正利用や被害防止のために利用を制限することがあります。
例えばスマホを紛失した時などは、利用を停止させることができますが、この場合には出金することができなくなります。
まだ振り込まれていないだけ
前述したように、出金はPayPay銀行以外の口座の場合には時間がかかります。
手続きは正常に完了していてもまだ着金していないだけという可能性があります。
口座によってはPayPayで出金手続をしてから入金までに数日かかってしまいますので、出金手続完了後に表示される振込予定日をしっかりと確認しておくようにしましょう。
確認した口座が別の口座
入金を確認した口座と、出金手続の際に指定した口座が異なっている可能性もあります。
自分がどの口座を指定したのかは、残高履歴から確認することができますので、期日になっても入金がない場合には確認するようにしましょう。
PayPay(ペイペイ)の出金まとめ
PayPayはPayPayマネーに関してのみ出金することができます。
PayPay銀行以外の口座に出金する場合には手数料と時間がかかるので注意してください。
出金手続はとても簡単ですので、これからは多めにPayPayにチャージしても気軽に出金することができるでしょう。