おいしさに衝撃を受けて「ケーキ」を探求し続けてきた自分が、どんな逸品と出会ってきたか
こんにちは! ケーキレビューを中心としたブログ「Nyao’s Funtime!!」を運営しているNyaoと申します。
ケーキの食べ歩きが趣味で、有名店に限らず、だいたい週に1~2回はさまざまなお店でおいしいケーキを食べています。
「ケーキ大好き!」と言うとよく聞かれるのが、「毎日ケーキ食べているんですか?」という質問。確かに、食べようと思えば毎日食べることもできます。ですが、自分は「どんなにおいしいごちそうでも、毎日食べると飽きる」と思っているので、特に数は意識していません。
その代わり、ケーキを食べるときは一球入魂! 真剣にケーキと向き合い、おいしさを全身で味わうようにしています。そして、じっくり堪能したケーキの感想を書き留めて、Twitterやブログにレビューとして投稿しているのです。
おかげさまで多くの人に読んでいただけるブログになり、コメント欄でもケーキファン同士の濃い情報交換が見られるようになりました。時には自分のチェックしていなかった、知る人ぞ知るおいしいケーキ店を教えてもらうことも……。本当に読者の方々に感謝です。
ありがたいことに、レビューを掲載し続けたことで、メディアから寄稿のオファーをいただくようにもなりました。さらに2017年には、青弓社から『ケーキツアー入門 おいしいケーキ食べ歩きのススメ』という本も出版することができたのです。
そんな自分が、どのようにケーキにハマっていったのか。今回は、興味を持つきっかけにもなった“3つのケーキ”を取り上げながら、「ケーキ好きも極めると本が出せるんだよ!」という熱い想いを語っていきたいと思います。
衝撃を受けるほどおいしかった3つのケーキと共に、人生を振り返る
今でこそ全国のどこにでもおいしいケーキ店があるケーキ大国の日本ですが、自分が子供の頃、本格的なケーキ店は身近にほとんどありませんでした。
自分は、幼少期を東京・麻布十番で過ごしました。麻布十番といえば今はオシャレな飲食店が立ち並ぶハイソな街ですが、当時は交通の便が悪く、オシャレという雰囲気はあまりなかったです。
近くに大使館が多かった影響で、街には外国人向けのお店もありました。ケーキ店もあったのですが、そこに並んでいるのは、シンプルなショートケーキやチョコレートケーキ、そして今ではほとんど見なくなった黄色いモンブラン!栗にさつまいもを混ぜたような黄色いクリームが、マフィンのようなスポンジの上にぐるっと絞られている、今となっては懐かしいフォルムです。上にのった甘露煮を楽しみに食べていました。
当時の自分にとって、これが「お店が出しているケーキ」の全てだと思っていましたし、甘いパンの延長でしかありませんでした。当然、ケーキに対する憧れもそこまでなく、むしろ母親が焼いてくれるパウンドケーキの方が好きだったのです。
チョコレートパイで、初めてケーキのおいしさを知った
そんな自分が「お店で出されているケーキというのは、こんなにおいしいものなのか!」とビックリした最初のケーキは、たしか5歳か6歳の誕生日に食べた、ホテルオークラのチョコレートパイでした。ホテルオークラの伝統的なケーキです。
チョコレートクリームは香りが高く、口当たりはとろりと滑らか。それがサクッとしたパイにたっぷり詰まっており、極上のおいしさが味わえたのです。
これを初めて食べたときは、本当に衝撃で。このおいしさこそ、自分のケーキに対する原体験になっています。
実はこのチョコレートパイ、自分はまだ数回しか食べたことがありません。というのも、常に売っておらず、入手が難しいということもあり、なかなか食べるチャンスがなかったのです。今でもオーダーすれば作ってくれるとのことですし、もう何十年も食べていないので、また味わいたいですね。
その後、小学4年生まで住んでいた麻布十番を離れ、神奈川県の鎌倉市と横浜市の境目にある大船駅の近くに引っ越します。
当時の大船には「エミール」というケーキ屋さんがありました。「かまくらポテト」というさつまいもの焼き菓子が名物で、ケーキはごくごくオーソドックスなメニューが多かったです。この他にお店があまりなかったこともあり、引っ越し前に比べると、ケーキを買って食べる機会は減ってしまいました。
ちなみにエミールは、自分が大船を去った後に代替わりし、今では「カルヴァ」という大人気のケーキ店に生まれ変わっています。もう少し長く大船にいれば、カルヴァのケーキ、いろいろ食べられたのに……と、ちょっと悔しい思いもあります。
飛び上がるほどおいしかった人気店のオペラ
大船時代はケーキと無縁の生活を送っていた自分ですが、少し成長した後、このつらい状況が大きく変わりました。東京で会社員をしていた母親が、時折お土産にケーキを買ってきてくれるようになったのです。なんでも、新橋においしいケーキ屋さんができたとか。
それが、フランス菓子専門店の「ペシェ・ミニョン」。このお店のケーキで、自分は初めて本格的なフランス菓子に接しました。
どのケーキも信じられないほどおいしかったのですが、中でも三角形のチョコレートケーキが飛び上がるほどおいしくて。それが「オペラ」というケーキだということも、オペラにしては特徴的なフォルムだということも、理解したのは大人になってからです。
初めてペシェ・ミニョンのケーキを食べて以来、母親には毎日のように「今日はお土産にケーキを買ってきて!」とせがむようになりました。もちろん毎日買ってきてくれる……ということはなく、たまにでしたが。当時の自分は、親鳥が餌を持って帰るのを待つ雛のようだったと思います。
このペシェ・ミニョンというケーキ店は、新橋での営業を終了した後も、伝説のお店として語り継がれています。お店のメインスタッフだった中澤シェフは、北海道・函館で同名のお店を出店しました。
中澤シェフが亡くなられた今も、お店は人気店として営業しています。同じくスタッフだった山川シェフも、神奈川・相模台の住宅地に同名のお店をオープン。
その後、東京・広尾へ移転して「ラ・プレシューズ」というお店を立ち上げます。2019年2月現在、広尾での営業は終了しましたが、東京の四谷と紀尾井町に店舗を出店し、神奈川の鎌倉山では姉妹店「ル・ミリュウ」を展開しています。
子供の頃、ペシェ・ミニョンのケーキで感動を覚えた自分は今、ラ・プレシューズがある四谷に住んでいます。ペシェ・ミニョンと縁の深い同店が身近にあるということに、感慨深さを感じずにはいられません。
衝撃を受けたパウンドケーキで、すっかりケーキのとりこに
そして第3の衝撃は、東京・尾山台にあるケーキ店「オーボンヴュータン」のケーキを食べたときに訪れました。
最初にお店へ足を運んだのは母親だったのですが、午後に来店すると、ケーキはもうほとんど売り切れていたのだとか。なんとかこれだけを買えた、と言って差し出されたのが「ウィークエンド」というパウンドケーキでした。
食べる前は、正直「パウンドケーキ? そんなにおいしいものなのか?」と侮っていましたが……食べてビックリ! 濃厚なバターの香りとコク、そこにレモンの爽やかな酸味が加わり、これまで経験したことのない味わいを感じたのです。何だこれは!? というあの時の驚愕(きょうがく)と感動は、今でもはっきり思い出すことができます。
ネット黎明期にケーキレビューサイトと出会い、ケーキ店巡りを開始
オーボンヴュータンのケーキを食べて、すっかりケーキのとりこになった自分。とはいえ、大船から東京まではとても遠く、都内のケーキ店へ簡単に行くことはできませんでした。そんな日々が続く中、高校を卒業し、東京の大学へ進学することになったのです。
当時の大学にはコンピュータールームがあり、まだ黎明期だったインターネットが使い放題でした。見事にハマってしまった自分は、毎日のようにコンピュータールームへ出向くことになります。
今から振り返ると、この時のインターネットは情報も不明確なものが多かったですが、当時は夢のような世界だと思っていました。海外・国内のさまざまなサイトを巡っては、新しい情報を貪欲に取り入れる日々。そして、その後の自分に大きな影響を与える、衝撃的なサイトと出会うことになります。「Neo Panama Project」という、国内の本格的なケーキレビューサイトです。
首都圏のケーキ店を中心に毎月3軒程度を紹介していたこのサイトは、超辛口かつ的確な批評文が持ち味でした。このサイトを見たとき、「首都圏だけでも、素晴らしいケーキ店がこんなにもたくさんあるのか!」とビックリしたのを覚えています。都内のケーキ店といえばオーボンヴュータンぐらいしか知らなかった当時の自分は、ただただその情報量に圧倒されたのです。
本格的にケーキ店巡りをするようになったのは、このサイトに出会ったのがきっかけです。
幸い、大学が都内だということもあり、定期券を活用すれば都心へ行くのもそこまで難しくはありませんでした。そして大学生の自分は、紙に印刷した「Neo Panama Project」のレビューを携えて、紹介されているお店を踏破していくようになります。そして、お店の数が多いだけではなく、世の中にはこんなにおいしいケーキたくさんがあるんだ! と、自分の知らない世界がどんどん開けていくような驚きを感じていました。
貧乏学生だったので、そんなに滅多にはケーキ買えませんでしたが……
そして1999年。自分用のパソコンを購入し、ホームページを立ち上げました。タイトルは「nyao's funhouse」。自分の好きな音楽やアートの紹介とともに、食べたケーキのレビューを掲載していました。基本のスタンスは「Neo Panama Project」のマネでしたが、今でも続く自分のケーキレビューの基本は、ここで訓練されたと思っています。
当時の「nyao's funhouse」で取り上げたケーキ店は、「ペシェ・ミニョン」「パティスリー・マディ」「ジェラール・ミュロ」「レピキュリアン」「ピエール・エルメ」「アン・プチ・パケ」「レジオン」「クレモンフェラン」など。「Neo Panama Project」で知ったお店や、食の専門誌などを買い漁って見つけたお店が中心でした。今では閉店してしまったところもありますが、どれも名店です。
残念ながら、このとき作った「nyao's funhouse」は運営の吸収合併で消えてしまいましたが、現在運営しているメインブログの先駆けのようなポジションにあったのです。
構想に2年、執筆に3カ月以上かけたレビュー記事が大反響
大学を卒業して社会人になると、多忙の毎日を送ることになり、なかなかケーキ店巡りのできない日が続きます。ホームページの更新も滞りがちになり、もっと簡単に情報を公開する方法はないかと模索していました。
そんなときに出会ったのが、気軽に更新できる日記サービス。当時は「ネットで日記を書く」というのが小さな流行になりつつあった時期です。これなら更新も簡単そうだと思い、2003年にブログ「Nyao's Funtime!!」を開設しました。
ここでは、ジャンルを絞ることなく、音楽やマンガ、アート関係についてよく言及していましたね。ケーキをはじめとするスイーツ関連の記事は、数カ月ごとにまとめて「スウィーツ放浪記」というタイトルで更新していました。
世間的にも、この頃からインターネットを始める人が増加し、Webサービスも急激に増えていきました。そして、本や映画、音楽、グルメなどのレビューサイトも乱立するようになります。
レビューサイトは役に立つものもありましたが、一方で信頼できる内容なのかと疑問に思うものもありました。また、グルメサイトのランキングやレビューが大きな影響力を持ち始め、この流れに一石を投じたいと考えるようになりました。
そこで2011年ごろから、ブログの方針を大きく変えることにしました。食べたケーキについて漫然と感想を書くのではなく、ひとつひとつのケーキに対して、しっかりとレビューすることにしたのです。お店はどんな雰囲気なのか、ケーキはどういうところが特徴で、どういった部分がそのケーキのおいしさを際立たせているのか……などを写真付きで詳細にまとめました。
人気店に限らず、良いお店やケーキはたくさんあります。ただただ、レビューを読んで「このケーキ、食べてみたいな」と思っていただきたい一心でした。
そして、蓄積したケーキ情報を集め、満を持して記事を投稿しました。自分なりの信念を持ってまとめあげた「本当においしいケーキ店」の、当時の決定版とも言えるべき内容です。構想に2年、執筆に3カ月以上の日数をかけました。誇張ではなく、本当に魂を込めて書いた記事です。
ある程度の反響はあるだろうと思っていましたが、賛否両論を含めて予想以上の反応がありました。これをきっかけに、スイーツブロガーとして責任のある記事を書いていきたいと思うようになり、さまざまなジャンルを詰め込んでいた「Nyao's Funtime!!」は、スイーツブログへと大きく舵を切ることになります。またこの頃から、ブログと連動してTwitterでも積極的に情報を発信するようになりました。
書籍化の誘い 約2年かけたこだわりの1冊が完成
「本当においしいケーキ店」の記事を書いた2013年以降も、ブログやTwitterでコンスタントにケーキレビューを投稿していました。すると2015年5月に、「ケーキ本を出版してみないか」と出版社から声が掛かったのです。
そんなお話をいただけるとは思ってもいなかったので、最初は正直困惑しました。ですが、出版社の方の熱意もあり、お引き受けすることにしました。
本の内容について、最初に出版社からご提案いただいたのは「ブログの内容をベースにしつつ、おいしいケーキ店を紹介する」というもの。しかし、自分としては、ただブログの内容を本にするだけでは面白みがないだろうと考えました。
なので「ケーキ店食べ歩きのすすめ」を主軸にしつつ、おすすめのケーキ店や、おいしいケーキの見分け方、一流のお店で提供される定番ケーキを紹介するという方向性を提案し、こちらの内容で執筆することになったのです。
取材に伴う作業だけで丸1年かかり、2017年になってからようやく最終的な調整に入りました。徹夜で記事を書くなど半べそをかきたくなるような出来事もありましたが、苦労を乗り越えて、なんとか2017年春に本を刊行することができました。それが『ケーキツアー入門 おいしいケーキ食べ歩きのススメ』です。
この本を通して、自分の考える「ケーキツアー」や、本当においしいケーキ、おすすめのケーキ店情報を多くの方に知ってもらうことができました。Twitterやブログにも感想を書き込んでくださる方がたくさんいて、とても嬉しかったです。
本が出版されてからも、メディアから取材を受けたり、この記事のようにコラムを寄稿したりすることが何度かありました。自分のケーキ人生を語る機会はなかなかないので、これも嬉しい出来事です。
今後もおいしいケーキと真剣に向き合い、思いを込めて記事にするという基本姿勢を忘れず、ケーキのおいしさや素晴らしさを多くの人に伝えられる存在になれたらいいな、と考えています。
本には未掲載! おすすめケーキ店3選
ここからは、本の出版以降に訪れた、本には未掲載の「おいしい!」と思ったケーキを提供しているお店と、特におすすめのケーキを紹介します。
ル・ププラン(東京・聖蹟桜ヶ丘)
ル・ププランは、聖蹟桜ヶ丘にあるお店です。ミルフィールやモンブランといったケーキをはじめ、フィナンシェやマドレーヌなどもそろえています。お店を訪れるたびに、たくさんのお客さんで賑わっている様子を目にします。
どのケーキもおいしいですが、特にフルーツ系は抜群のおいしさ。季節ごとに並ぶ旬のフルーツを使ったタルトは、ぜひ召し上がっていただきたいです。フルーツそのもののジューシーで濃厚な味わいを堪能できます。
また、タルト生地のフィリングに使われるクレームダマンド(アーモンドプードルの入ったクリーム)もこだわっていて素晴らしい。見た目はシンプルなタルトでも、食べていくうちに、手の込んだ仕事ぶりが分かってくると思います。
中でもおすすめなのが、この「洋梨のタルト」。ねっとりと甘い洋梨に軽く火を入れており、さらにシロップで調整するなど、より甘みを引き出しています。そんな洋梨のとろけるような甘さと、カリッと焼いたタルト生地、そして濃厚なクレームダマンドとの味の対比が素晴らしい一品です。
このお店周辺にもケーキ店が多いので、ぜひ「高幡不動~聖蹟桜ヶ丘ケーキツアー」を楽しんでいただきたいです!
ラ・パージュ(千葉・習志野)
習志野駅からバスに乗り、さらに歩き……とやや遠いお店ですが、時間をかけて出向く価値があるほど、ケーキは一級品。お店の外観も、黒を基調としたシックな作りです。
そんな独特の世界観が表れているラ・パージュですが、ケーキもとても素敵です。
他ではあまり見られないバラや蝶をあしらったフォルムに加え、多様な素材をいくつも重ねた複雑な構成のものが多く、まさに美しさとおいしさを兼ねそろえたケーキとして存在感を放っています。
中でもチョコレートケーキ「イタクジャ」は、見事の一言です。パッションフルーツを発酵させたイタクジャという、味が特徴的で扱いが難しいチョコレートを、濃厚で複雑な味わいのチョコレートケーキに昇華させています。蝶の飾りとバラのチョコレートでデコラティブに作り込んだ見た目でも、ラ・パージュらしさが表現されています。時間をかけて訪れてでも、食べたいケーキの一つです。
パティスリー・ヒロヤ・ミナミサワ(東京・西荻窪)
今、西荻窪はケーキ激戦区になっています。圧倒的な有名店から新星店まで、多くのケーキ店がひしめきあっているのです。
こうした中でも要注目のお店が、パティスリー・ヒロヤ・ミナミサワ。西荻窪駅からも吉祥寺駅からも距離があり、すぐそばには有名店もあるという立地のお店ですが、規模は小さいながらこだわりのケーキを作り出しています。
特に、チョコレートケーキには信念があるようです。自分が訪れたとき、店内に並ぶケーキは10種類ほどと少なめだったのですが、チョコレートケーキ系だけで3種類も用意されていたのです。
その中の1つである「グランマルニエ」を食べてみると、実際にとてもおいしかった!ケーキの名前にもなっているグランマルニエとは、オレンジのお酒のこと。
ねっとりとした濃厚なチョコレートの食感とカカオの味わいに、グランマルニエのキリッとしたアルコールと甘いオレンジの香りが絶妙にマッチしていて、シンプルでありながらバランスの良さを感じさせます。
なんでもない日にケーキを買って、ちょっとした幸せを手に入れる
自分にとってケーキは、とても大きな意味を持つ存在になっています。ケーキの素晴らしさを語ろうとすればいくらでも語ることができますが、一番素敵なのは「ちょっとした幸せが、そんなに高いお金を払わずに手に入る」ということだと思うのです。
どんなジャンルでも、一流品を購入しようとすれば、それなりにお金がかかります。ですが、ケーキはどんな高級品でも1ピース1,000円以下で、3,000~4,000円もあれば一流のケーキ店で食べきれないほどのケーキを買うことができます。手軽に一流品を堪能できるのです。
こうした一流のおいしさを味わうたびに、ストレスが軽くなるのを感じます。そして、なんとも幸せな気持ちになります。
一般的に、ケーキを食べるのは特別なときだけ……というイメージがまだまだ強いように思います。ハレの日だけに限らず、ぜひ“なんでもない日”にもケーキを買ってみてください。
ちょっとした幸せを手に入れたいと思ったときの選択肢として、ケーキを買う。たくさんの人にとって、こうした選択が日常になるように、自分もケーキのおいしさをもっと広めていきたいと考えています。
Webエディター、スイーツブロガー。ケーキ食べ歩きの趣味が高じて、著書『ケーキツアー入門』(青弓社)を出版。2019年現在もブログ、Twitterなどでケーキ情報を積極的に発信中。