クレジットカードの弁護士特約とは?事故などで弁護士が必要となるリスクに備えよう! PR

クレジットカードの弁護士特約とは?事故などで弁護士が必要となるリスクに備えよう!

普通に日常生活を送っていたとしても、突然自分が事故やトラブルの被害者となってしまうことがあります。このようなとき、クレジットカード弁護士特約があると、トラブル解決の強い味方となってくれます。

弁護士は、相手方との示談交渉や賠償交渉、訴訟への対応などを取り扱う法律の専門家です。しかし、弁護士の費用を考えると、依頼をためらってしまうこともありますよね。

そこで、本記事ではクレジットカードの弁護士特約が補償してくれる内容について解説します。補償を受けられるトラブル事例や、おすすめのクレジットカード、法律関連の特典のあるクレジットカードもあわせてご紹介します。

クレジットカードの弁護士特約は弁護士費用を負担してくれるサービス

弁護士特約は、主に自動車保険や火災保険で付加されているケースの多い特約です。

弁護士特約
  • 弁護士が必要となったときに、保険会社側が弁護士費用を全額あるいは一部負担してくれる制度

特約」と聞いてもピンとこない人もいるかもしれません。ひらたくいってしまえば、一種のオプションのようなものです。

メインの自動車保険や火災保険に、オプションとして弁護士特約をつけておくと、訴訟になる前の交渉でも、訴訟にまで発展してしまった場合でも、保険会社側が費用を全額・一部負担してくれます。

実際、JCBのクレジットカードでは、どのようなサービスを提供してくれるのでしょうか。具体的な内容について、次項からみていきましょう。

クレジットカードの弁護士特約の具体的な内容

JCBのクレジットカードでは、オプションとして「トッピング保険」と呼ばれるクレジットカード会員向けの保険プランを提供しています。

このなかに、「弁護士費用サポートプラン」があります。この保険に加入しておくと、トラブルに見舞われたときに、かかった費用を軽減してくれます。

弁護士特約の補償内容

JCBクレジットカードのトッピング保険で補償される費用は、「法律相談費用」と「弁護士委任費用」です。

法律相談費用は、法律相談の対価として支払う費用を指します。

トラブルとなったときには、どのような対処をしてよいかわからなくなりますよね。訴訟や示談など、トラブルへの対処を相談するときに発生する費用が、この法律相談費用となります。

法律相談費用保険金
  • 補償される保険金額:<1つのトラブルに関する相談費用> - <自己負担額(1,000円)>
  • 補償の限度額:1年の保険期間につき通算10万円まで

一方、弁護士委任費用とは、訴訟などを実際に弁護士へ委任したときに発生する費用です。

着手金や報酬金、出張があった場合の日当や実費などが、この費用にあたります。

弁護士委任費用保険金
  • 補償される保険金額:<1つのトラブルに関する委任費用> × <100%ー自己負担額10%>
  • 補償の限度額:1年の保険期間につき通算200万円まで

専門家からのコメント

杉本 拓也
杉本 拓也

弁護士特約は、少額の保険料で高額となりがちな弁護士費用の9割を補填してくれる特約であり、特に小さなお子様がいるご家庭は大変安心だと思います。

一般的な民事事件だと、弁護士に支払う費用は、訴訟になると着手金と報酬金を合わせて、少なくとも50万円程度はかかります。

この特約により、金銭的な負担が軽減される結果、被害者が泣き寝入りすることなく弁護士に依頼して法的手続きを取ることが期待されます。

弁護士特約の加入時と加入していない時の費用を比較

それでは、JCBクレジットカードのトッピング保険に加入していた場合としていない場合で、自己負担額がどれほど違うかシミュレーションしてみましょう。

たとえば、法律相談を3回(30分5,000円)おこない、訴訟で着手金200,000円、報酬金400,000円かかったとします。その場合の自己負担額は、以下のとおりです。

自己負担額の例
費用名 加入 非加入
法律相談費用 1,000円 15,000円
委任費用 60,000円 600,000円
合計 61,000円 615,000円

上記のように、JCBクレジットカードのトッピング保険に加入していた場合と非加入の場合では、自己負担額に約10倍の差が生じます。

そのため、クレジットカードの弁護士特約に加入していると、金銭的な負担を大きく軽減させることができます。そして、安心してトラブルを解決することが可能です。

専門家からのコメント

杉本 拓也
杉本 拓也

弁護士の法律相談の相場は、1時間あたり1万円としているところが多いですが、上記の通り本特約を利用すると1つのトラブルで1000円の自己負担で済むことから、気軽に弁護士に相談することが可能です。

また、訴訟における着手金は訴訟をおこなう前に必要になりますが、この弁護士特約により1割の負担で済みますので、多額の自己負担なく訴訟に踏み切ることが可能となります。

弁護士特約の申込資格と月払保険料

自己負担額大幅に軽減してくれるJCBクレジットカードのトッピング保険ですが、申込資格と月払保険料はどのようになっているのでしょうか。

申込資格を持っているのは、20歳から74歳までで、JCBのクレジットカード会員の人です。

ただし、クレジットカードの裏面の問い合わせ先がJCBとなっていないクレジットカード、カード番号が354か355から始まっていないクレジットカードは対象外となっています。

月払保険料は、330円です。自動車保険や火災保険の弁護士特約費用と比較しても安く、お手ごろな価格設定となっています。

弁護士特約の対象者や対象期間

JCBクレジットカードのトッピング保険の対象者は、加入者本人とそのお子さんです。お子さんは、加入者が親権を持っている子どもで、未成年かつ未婚であることが条件となっています。

ただし、離婚など配偶者の法的トラブルや自動車等による被害事故に関するトラブルは、本保険の対象外となっているため注意してください。

保険責任の対象となる期間は、本保険を申込んだ翌日の午前0時から開始されます。注意点は、人格権被害にかかる対象期間は保険加入から90日の経過を要することです。

人格権被害や、本保険が補償してくれるトラブル・被害の具体的な内容については、次項から紹介しますので、そちらを参考にしてください。

クレジットカードの弁護士特約が補償してくれるトラブル事例

JCBクレジットカードのトッピング保険で補償するトラブルは、下記のような内容です。

補償してくれるトラブル
  • 被害事故に関するトラブル:第三者の行為によるケガ、財物の破損、盗難、詐欺の被害
  • 人格権侵害に関するトラブル:不当な身体の拘束による自由の侵害、名誉毀損、痴漢、ストーカー行為、いじめまたは嫌がらせの被害

上記のように、ケガや盗難の被害だけにとどまらず、ストーカー行為やいじめまで補償してくれることが特徴的です。

具体的には、下記のようなトラブル事例が想定されます。

トラブル事例
被害事故 ・歩行中に、自転車に追突されケガをした
・壁に落書きをされた
・偽物の骨とう品を購入させられた
人格権侵害 ・子どもがいじめに遭い、引きこもりとなった
・知らない人にストーカーされている
・真実でない誹謗中傷を受け、精神的苦痛をうけた

上記のようなトラブルで、補償範囲と認められたときには、負担した弁護士費用に対して保険金が支払われます。

保険金の請求には警察署への被害届や学校への相談届など、客観的に被害が証明できる書類が必要となることがあります。あとで保険金が下りなくなってしまわないように、事前に補償が受けられるか確認しておくとよいでしょう。

補償の対象外となるトラブル事例

JCBクレジットカードのトッピング保険を利用するときの注意点は、補償の対象外となるトラブルがあることです。

対象外となるトラブルから主な事例をピックアップしたので、目を通しておいてください。

補償の対象外となるトラブル事例
  • 自動車または原動機付き自転車による被害事故
  • 医療ミスによる被害事故
  • 職務遂行、職場におけるトラブル
  • 過払い金請求に関するトラブル
  • 騒音、悪臭、日照不足によるトラブル

とくに注意しておきたいポイントが、自動車や原付バイクでの事故は補償範囲に入っていないことです。

そのため、自動車保険のほうでも弁護士特約に加入しておくと、互いの足りない部分を補ってくれます。

弁護士特約がつけられるクレジットカードおすすめ2選

ここからは、JCBトッピング保険「弁護士費用サポートプラン」をつけられるおすすめのクレジットカードを紹介します。

JCBのプロパーカードならすべて付加可能であるため、ランクが異なる2種類のプロパーカードを解説していきましょう。

JCB一般カード

JCB一般カード
JCB一般カードの詳細
おすすめポイント
  • インターネットからのご入会で初年度年会費無料!条件により翌年の年会費も無料(※)!
  • いつものお買い物や海外でのご利用でOki Dokiポイントがどんどん貯まる!
  • 充実の旅行傷害保険(海外/国内) 最高3,000万円!(利用付帯)
年会費初年度 無料
年会費2年目〜 1,375円(税込)
ポイント還元率 0.5%~5.0%
発行スピード 1週間
国際ブランド
  • JCB
電子マネー
  • QUICPay(クイックペイ)
付帯サービス
ETCカード
家族カード
ショッピング保険
海外旅行保険
国内旅行保険
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JCB一般カードは、JCBプロパーカードのなかでも最もスタンダードなクレジットカードです。

インターネットから申し込めば初年度の年会費が無料で、次年度以降も条件を達成すると年会費無料となります。

JCB一般カードなら、トッピング保険の「弁護士費用サポートプラン」に加入しても、月々かかる費用は330円だけ。弁護士特約に加入したいけれど、費用はおさえたい人におすすめのクレジットカードです。

トッピング保険は、24時間・年中いつでも、JCB会員専用WEBサービス「My JCB」から申込むことができます。被害事故なら申込んだ翌日から補償が開始されることも、うれしいところです。

きめ細やかなサービスで定評のあるJCBのクレジットカードですので、この機会に入会を検討してみてはいかがでしょうか。

JCBゴールド

JCBゴールド
JCBゴールドの詳細
おすすめポイント
  • ゴールドカードならではの充実した海外旅行傷害保険 最高1億円!(利用付帯)
  • 空港ラウンジサービス(国内・海外)やグルメ優待サービス等、サービスが充実!
  • ワンランク上のゴールドカード「JCBゴールド ザ・プレミア」へご招待のチャンス!
年会費初年度 無料
年会費2年目〜 11,000円(税込)
ポイント還元率 0.5%~5.0%
発行スピード 1週間
国際ブランド
  • JCB
電子マネー
  • QUICPay(クイックペイ)
付帯サービス
ETCカード
家族カード
ショッピング保険
海外旅行保険
国内旅行保険
【PR】Sponsored by 株式会社ジェーシービー

JCBゴールドは、JCB一般カードの上位カードで、ワンランク上の特典が魅力のクレジットカードです。

年会費は11,000円(税込)ですが、インターネットから申込むと初年度は無料となります。

JCBゴールドは、トッピング保険で「弁護士費用サポートプラン」を月額330円で付加できるだけでなく、カード自体に最高1億円の海外旅行保険が付帯しています。国内旅行保険やショッピング保険が手厚いところも特徴的です。

また、JCBゴールドには、税務、年金、資産運用に関しての無料相談も付帯しています。費用はかかっても、多種多様なサービスを受けたい人に適したクレジットカードです。

弁護士特約ではないが法律関連の特典があるクレジットカード

クレジットカードでは、弁護士特約とは異なりますが、もしものときに頼りになる法律関連の特典を持つカードが存在します。

これから紹介するカードでは保険金は支払われませんが、カード自体に付帯する特典のため、保険を追加する必要はありません。それでは、どのような内容なのか、詳細を見ていきましょう。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスカードの券面画像
おすすめポイント
  • 海外ラウンジが無料で利用できる、プライオリティ・パスが利用可能!
  • 海外旅行保険最高1億円まで付帯されていて安心!
  • 会員専用のコンシェルジュサービスが利用できる!
年会費初年度 22,000円(税込)
年会費2年目〜 22,000円(税込)
ポイント還元率 0.5%
発行スピード 最短3営業日
国際ブランド
  • American Express®
電子マネー
  • 楽天Edy(エディ)
  • Suica(スイカ)
  • nanaco
  • iD(アイディ)
  • QUICPay(クイックペイ)
付帯サービス
ETCカード
家族カード
ショッピング保険
海外旅行保険
国内旅行保険
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セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード(セゾンプラチナ・アメックス)に付帯する法律関連の特典は、「リーガルプロテクト」の優待と、「セゾン弁護士紹介サービス」です。

リーガルプロテクトは、ベリーベスト法律事務所が提供する法人向け顧問弁護士サービス。分野に特化した専門家(弁理士、税理士、行政書士など)のサポートを、優待価格の3,480円(税込)で利用できます。

また、セゾン弁護士紹介サービスを利用すると、第一東京弁護士会を通じて、弁護士を紹介してくれます。相談費用は30分まで5,500円(税込)となっており、急に専門家へ相談したいときに役立つサービスです。

ライフカードゴールド

ライフカードゴールド
ライフカードゴールド
おすすめポイント
  • 最高1億円の旅行保険付き!
  • GOLD会員専用サービスが利用可能!
  • ロードサービス付き!
年会費初年度 11,000円(税込)
年会費2年目〜 11,000円(税込)
ポイント還元率 0.1 〜 2%
発行スピード 3営業日程度
国際ブランド
  • Mastercard®
電子マネー
付帯サービス
ETCカード
家族カード
ショッピング保険
海外旅行保険
国内旅行保険

ライフカードゴールドに付帯する法律関連の特典は、弁護士無料相談サービスです。

万が一、トラブルに見舞われたとしても、ライフカードが提携する港国際グループを通じて、弁護士を紹介してくれます。

しかも、初回1回の相談費用は無料です。無料相談時間は1時間確保しており、電話・面談のどちらかを選択可能なため、利用価値の高いサービスとなっています。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの詳細
おすすめポイント
  • ゴールド・カードならではの多彩なサービス
  • 家族カードの年会費が1枚無料
  • ご継続特典
年会費初年度 31,900円(税込)
年会費2年目〜 31,900円(税込)
ポイント還元率 0.5%
発行スピード 2週間~3週間ほど
国際ブランド
  • American Express®
電子マネー
付帯サービス
ETCカード
家族カード
ショッピング保険
海外旅行保険
国内旅行保険

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(アメックスゴールド)は、海外で抜群に役立つ「オーバーシーズ・アシスト」を提供しているクレジットカードです。

オーバーシーズ・アシストのなかには、「リーガルアシストサービス」という内容が含まれており、海外でトラブルに遭ったときに、現地で弁護士を紹介してくれます。

また、交通事故か行政手続き違反などで拘留された場合は最高1,000米ドル、弁護士費用も1件につき最高1,000米ドル立て替えてくれるなど、きめこまやかな対応を実施しています。

クレジットカードの弁護士特約まとめ

本記事のまとめ
  • クレジットカードの弁護士特約に加入しておくと、弁護士費用を軽減できる
  • JCBのクレジットカードでは、トッピング保険として弁護士特約を付加できる
  • JCBのトッピング保険では、被害事故や人格権被害のトラブルで補償を受けることができる

クレジットカードの弁護士特約は、不意に弁護士が必要なトラブルに見舞われたときに、その費用負担を軽減してくれるサービスです。

クレジットカードではあまり見られなかったのですが、JCBがクレジットカード会員向けのトッピング保険として、先駆的にサービスを提供しています。

JCBのトッピング保険では、被害事故や人格権被害のトラブルをサポートしています。月々330円と掛金も安いため、万が一のトラブルに備え、JCBのクレジットカードを検討してみてはいかがでしょうか。

杉本 拓也

専門家からの一言

杉本 拓也

弁護士特約により、自己負担少なく気軽に弁護士に相談できたり、依頼できたりする時代になり、弁護士へのアクセスのハードルが下がることは我々弁護士にとっても嬉しく思います。

JCBのトッピング保険を含め、多くの弁護士特約は、毎月の保険料が少額であり、1年に1回でも法律相談をすれば元が取れるものばかりです。

特に昨今ではインターネット上での人格権侵害の事例も多いので、万が一の時のために加入を検討されてもよろしいかと思います。

金融分野に強い弁護士の杉本拓也です。私は国際的な融資を扱う政府系金融機関と、外資系生命保険会社において企業の中で活動していた経験を活かし、金融分野を主に扱う弁護士として活動しております。難解なルールや規制をわかりやすく解説することと、柔軟で機動的な助言を行うことが私の弁護士としてのモットーです。現在では、東京都豊島区の東池袋にある弁護士法人コスモポリタン法律事務所に在籍しており、多くの事業者様からご依頼を頂いております。私自身も楽しくコツコツと金融商品で資産運用を行っています。

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食品や雑貨商品などを扱うライター・編集を経て、マネ会を担当。クレジットカードのポイント還元や特典だけでなく、各カード会社の戦略やマーケティングにも興味あり。普段使っているクレジットカードはJALカードで、実家への帰省の際には、貯めたマイルを特典航空券に交換している。ヤフオクやヤフーショッピングで買い物をする際には、ヤフーカードも使用。体を動かすことが好きで、定期的にジムで筋トレ。機会あれば、山へハイキングに出かけ、帰りの温泉を楽しむ。

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