7pay(セブンペイ)とは?使い方やnanacoとの違い、キャンペーン情報、メリットなど最新情報をご紹介!
(※)7pay(セブンペイ)は、 2019年9月30日(月)24:00をもって、 すべてのサービスを廃止いています。この記事は2019年7月時点の情報ですのでご注意ください。
バーコード決済サービスの競争が激化している2019年、コンビニ業界で初の独自バーコード決済サービスへの参入が予定されています。
セブン&アイ独自のバーコード決済サービスである「7pay(セブンペイ)」が2019年7月1日より利用できるようになりました。
大規模なキャンペーンやお得なキャッシュバックが実施され、注目を集めているバーコード決済サービス。7payにはどのようなメリットがあるのか気になりますよね。
本記事では、7payのメリットやデメリット、キャンペーン情報、使い方などをご紹介します!
7pay(セブンペイ)を利用したい方はこちら
7pay(セブンペイ)はセブン&アイ独自のバーコード決済サービス!
2017年以降、ローソンやファミリーマートなど大手コンビニチェーンで次々とバーコード決済サービスが導入されていくなか、セブンイレブンはこれまで一切バーコード決済に対応していませんでした。
しかし、2019年7月1日から独自のバーコード決済サービス「7pay」が導入されるほか、「PayPay」、「メルペイ」、「LINE Pay」の国内3社と「アリペイ(Alipay)」、「Weachat Pay(微信支付)」の海外2社を加えた5社のバーコード決済サービスがセブンイレブンで利用可能となります。
ちなみに、2019年7月1日、7payのサービス開始日にファミリーマート独自のバーコード決済サービスである「ファミペイ」もリリースされることが決まっています。コンビニ業界でもバーコード決済サービスの競争が激しくなりそうですね。
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7pay(セブンペイ)とnanacoの違いとは?
セブンイレブンといえば、電子マネーnanacoが有名ですよね。nanacoと7payには一体どのような違いがあるのでしょうか?
まずもっとも大きな違いとして、両者の支払方法が挙げられます。nanacoがレジでかざすだけで決済ができる「電子マネー」なのに対して、7payはバーコードを読み取って支払いをおこなう「コード決済」という決済方式を取っています。
さらに、7payがスマートフォンでしか利用できないのに対して、nanacoはスマートフォン、nanaco専用のカード、nanaco機能が付帯されたクレジットカードという3つの形態で利用することができます。
対応OSに関しては、nanacoがAndroidのスマートフォンのみに対応しているのに対して、7payはAndroidとiOS両方に対応しています。
しかしそれだけ聞くと、「nanacoの方が便利では?」と感じる方もいるかと思います。しかし、ポイント還元率は期間限定でnanacoが0.5%に対し、7payは1.0%と2倍になっています。
また、7payはセブンイレブンアプリ上の機能となっているため、セブンイレブンアプリのクーポンとうまく組み合わせて使うことができます。
セブンイレブンアプリでお得な情報と7payのコード決済をまとめて管理できるため、非常に便利で、今後7payの利用者が増えていくと考えられます。
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nanacoの基本情報や利用方法については、以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方はぜひご一読ください。
7pay(セブンペイ)の使い方をご紹介!
7payの使い方は、アプリに登録して残高をチャージし、店員にバーコードを提示して支払うという一般的なバーコード決済の方法とほとんど同じです。7payで決済するまでの流れを詳しくみてみましょう!
7pay(セブンペイ)の登録方法
7payは、2019年7月1日のサービス提供開始から「セブンイレブンアプリ」内での登録をスタートします。7payのアプリ配信は2019年10月を目途にスタートし、新たな機能が追加されるため、本格的な登録開始はサービス開始から3ヶ月後になる予定です。
「セブンイレブンアプリ」とは、セブンイレブンで利用できるお得なクーポンを配布したり、セールやキャンペーン情報を発信している累計1,100万件ダウンロードを超えたアプリのことです。
サービス提供開始当初、セブンイレブンアプリをすでにダウンロードしている方は、以下の手順で簡単に登録をおこなえます。
面倒なID、パスワードの入力が不要で、登録はいたって簡単。上の画像のように、アプリ内から最短2タップの画面遷移で登録が完了します。
セブンイレブンアプリ内にある一つの機能として7payを利用でき、店舗で複数のアプリを立ち上げる必要がないので便利ですね。
7pay(セブンペイ)のチャージ方法
7payへのチャージは、店頭レジをはじめ、セブン銀行ATM、各種クレジットカードなどからいつでもチャージが可能です。
スマホ決済アプリの中には、銀行口座やクレジットカードを紐づけて後払いができるアプリもありますが、7payではチャージした残高からの支払いが基本となります。
7pay(セブンペイ)の支払方法
7pay決済は、アプリからボタンひとつでかんたんにバーコードを表示することが可能です。バーコードを店員に提示し、店舗の読み取り機でバーコードを読み取ってもらえば決済が完了します。
少し話がそれますが、公式サイトによるとセブンイレブンでは店員がレジ操作時においてボタンひとつですべてのバーコード決済に対応できる、新たな機能を独自開発したシステムを導入しているとのことです。
導入しているバーコード決済の種類が多いと店員の操作が複雑になり、決済に時間がかかってしまう恐れがありますが、セブンイレブンではスムーズに決済できるので急いでいるときも安心できますね。
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7pay(セブンペイ)による支払いでnanacoポイントが貯まる!
7payのポイント還元率は、一番気になる点なのではないでしょうか。7payは、200円(税抜)の利用につき1nanacoポイントが貯まります。ポイント還元率にすると0.5%です。
ポイント還元率が高いスマホ決済アプリの代表として「PayPay」が挙げられ、通常のポイント還元率が3%となっています。多様化するキャッシュレス決済の中、バーコード決済はポイント還元率がクレジットカードよりも高いことが一つの強みであるため、ポイント還元率0.5%というと利用するメリットが感じられません。
しかし、使い方を工夫することでポイント還元率を引きげられる可能性もまだ残されています。
他社のバーコード決済サービスでは、指定のクレジットカードからチャージすることで、通常のポイントに加えてさらに多くのポイントが付与される場合があります。
電子マネーnanacoへのチャージでnanacoポイントが貯まる「セブンカード・プラス」というクレジットカードがありますが、このセブンカード・プラスから7payにチャージするとポイントが付与されるということがあるかもしれません。
7payでnanacoポイントを貯める方法はどこまで応用できるのかまだわかりませんが、通常のポイント還元率を引き上げる方法があることを期待しましょう。
7pay(セブンペイ)が利用可能な店舗は?今後の加盟店拡大予定もあり
サービス開始日である2019年7月1日から7payを利用できる店舗は、全国のセブンイレブン20,925店舗となっています。
2019年10月を目途に外部加盟店への利用拡大が予定されているので、それまでにはイトーヨーカドーや西武・そごうなどセブン&アイグループの店舗に導入される可能性が高いです。
セブン&アイグループの店舗 |
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セブンイレブン、イトーヨーカドー、西武・そごう、ヨークマート、ヨークベニマル、ザ・プライス、ザ・ガーデン自由が丘、ダイイチ、デニーズ、ファミール、芝のラーメン屋さん、ポッポ、アカチャンポンポ、ロフト、アリオ、池袋ショッピングパーク、オムニ7 |
2019年10月以降、外部加盟店への拡大が予定されている
公式サイトによると、サービス開始日から3カ月後である2019年10月を目途に外部加盟店へ利用拡大するようですが、どのような店舗が対象となるのでしょうか。
外部加盟店として登録される可能性が高い店舗は、電子マネーnanacoが使えるnanaco加盟店です。nanaco加盟店には、セブン&アイホールディングスのグループ会社はもちろんのこと、飲食店やドラッグストアなど幅広いジャンルのお店が43万店舗以上登録されています。
(セブン&アイグループ店舗を除く)
百貨店・コンビニ・スーパー |
ゆめタウン・ゆめマート、デリシア、ユーパレット、サンシャイン |
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グルメ・飲食 | coco壱番屋、マクドナルド、コメダ珈琲店、ドミノ・ピザ、ミスタードーナツ、吉野家、上島珈琲店、かっぱ寿司など |
生活・暮らし | ビックカメラ、コジマ、ソフマップ、カクヤス、コイデカメラ、上新電機など |
ドラッグストア・コスメ | サンドラッグ、スギ薬局、ツルハグループ、アインズ&トルベ、ココカラファインなど |
ショッピングセンター | 東京駅一番街、プラーレ松戸、マーレ、金沢百番街、ふるるガーデン八千代、小田原ダイナシティなど |
ガソリンスタンド | エッソ、モービル、ゼネラル |
エンターテイメント・趣味 | ラウンドワン、スパリゾートハワイアンズ、いわき・ら・ら・ミュウ、サンリオピューロランドなど |
スポーツ | 千葉ロッテマリーンズ、ヤフオクドーム、チェリーゴルフ |
空港 | 成田国際空港、ANA FESTA、新千歳空港ターミナル、旭川空港 |
ネット | イーアイディ、Joshin webショップ |
その他 | ヤマト運輸 |
2020年には、セブン&アイグループのアプリと連携が予定されている
公式サイトによると、2020年春以降にはセブン&アイグループ各社のアプリとの連携を予定しているとのことです。
セブン&アイグループ各社のアプリというと、イトーヨーカドーやアカチャンホンポ、LOFT、オムニ7、ヨークマートが提供しているアプリあり、各アプリ内でお得な情報の発信やクーポンの配布をしています。
これらのアプリと連携し、店舗で7pay決済することで、7payのポイント還元率が上がったり、抽選で商品がプレゼントされるキャンペーンなどが実施されることが予想できます。
しかし、もしアプリを複数ダウンロードする必要があるとなるとネックです。スマホの容量が気になる方や、スマホのアプリを必要最低限にしてすっきりさせたいという方には使いづらいかもしれません。
nanacoポイントが2倍貯まる!7pay(セブンペイ)の3つのメリット
お待たせしました。多くの方が気になるであろう7payのメリットを解説します。7payのメリットは次の3点です!
①期間限定でnanacoポイントが2倍貯まる!お得なキャンペーンも!
通常200円につき1nanacoポイント貯まりますが、期間限定でnanacoポイントが2倍付与されるキャンペーンが実施される予定です。ポイント還元率にすると1%になります。
ポイント還元率1%は特別大きいというわけではないものの、nanacoポイントを貯めている方にとってはメリットがあるでしょう。
というのも、2019年7月1日から「nanacoカード」や「セブンカード・プラス」で貯まるnanacoポイントのポイント還元率が1%から0.5%に引き下げられます。
半減したぶんのnanacoポイントは、支払い時にセブンイレブンアプリのバーコード提示で貯まるセブンマイルで補えますが、nanacoカードとアプリの提示が必要になるため面倒です。
しかし、7payのnanacoポイント2倍キャンペーン中なら、引き下げられる前のポイント還元率でnanacoポイントを貯めることができます。キャンペーン終了後も、7payではnanacoポイントが貯まるお得なキャンペーンが実施される可能性が高いです。
2019年7月1日を目途に、「nanacoカード」やnanaco機能が付帯されている「セブンカード・プラス」から7payへ乗り換える方がたくさんいらっしゃるかもしれませんね。
②7pay(セブンペイ)はセブンマイルやバッジとも連携している!
7payは、2018年6月からセブンイレブンアプリ内でポイントのように貯めることが可能になったセブンイレブンマイルやバッジとの連携が予定されています。
「そもそも、セブンイレブンマイルやバッジって何?」という方が大半でしょう。
セブンマイルについては少しふれましたが、セブンイレブンアプリやセブン&アイグループ各社のアプリ内で貯められるマイルのことで、会計時にレジでバーコードを提示すると200円の利用に付き1マイルが付与されます。
セブンマイルプログラムは2019年9月1日にサービス内容が使いやすくリニューアルされ、貯めたマイルを1マイル=1nanacoへと50マイル単位で交換が可能になる予定です。
バッジには、「銅・銀・金・プラチナ」といった4つのランクがあり、セブンイレブン商品の購入など一定の条件をクリアすることでランクアップされ、セブンイレブン商品のクーポンがもらえます。使い方は会計時にアプリからバーコードを提示することが必要です。
7payは通常時のポイント還元率が0.5%ですが、もしセブンマイルが貯められれば実質ポイント還元率は1%にまで引き上げることができます。さらに、バッジとの連携により、7payの決済額に応じてセブンイレブンのクーポンをプレゼントされることが予想できます。
7payでの決済時、nanacoポイントに加えてこのようなセブンマイルやバッジが特別な操作なく簡単に貯められたらとても嬉しいですね。
③業界大手のネットワークにより提供される特典の期待度が大きい!
7payの強みは、セブン&アイグループが国内だけで2万店舗を超える実店舗を運営していることです。さまざまな大手企業からスマホ決済アプリが提供されていますが、セブン&アイグループほど巨大な小売店舗のネットワークを持っている会社はありません。
セブン&アイグループが運営する店舗では、7payが優遇され、他社のバーコード決済サービスを利用するよりも割引や特典が手厚くなると考えられます。
業界大手のネットワークをいかし、7payはどのように他社と差をつけるのか、とても期待度が大きいです!
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7pay(セブンペイ)のデメリットとは
近年、ITサービス、通信キャリア、銀行などさまざまな業界の大手企業がバーコード決済サービスに次々と参入していて、乱立している状態です。バーコード決済サービス戦国時代ともいわれるいま、他社と比較したとき7payにはデメリットが2点あります。
7pay(セブンペイ)サービス提供開始当初は加盟店が少ない
バーコード決済サービスの加盟店数はアプリの使い勝手の良さに直結するため、とても重要なポイントです。
7payのサービス提供開始当初、7payを使えるのは全国のセブンイレブン20,925店舗のみで、セブンイレブンのヘビーユーザーでもない限り利便性は低いといえます。
最も加盟店数が多い「PayPay」は2019年5月31日に60万店舗を突破したと発表し、海外のスマホ決済アプリである「アリペイ(Alipay)」でも2019年年初時点で日本国内の加盟店数が30万店舗を突破したと発表しています。
7payはサービス提供開始から数カ月のうちに、まずはセブン&アイグループの約2万店舗に導入され、その後外部加盟店へと利用拡大されたとしても、近いうちに他社の加盟店数に並ぶことは難しいでしょう。
しかし、他社をみると加盟店数は急激なスピードで拡大され、1年で加盟店数が5倍になるケースもあります。7payも、サービス提供開始から1~2年以内に数十万店舗に導入される可能性は十分にあります。
他社のような大型還元キャンペーンはまだ予定されていない
銀行が提供しているスマホ決済アプリ以外は、基本的に銀行口座やクレジットカードの登録など支払方法の設定が必要ですが、その手間が面倒だと感じる方が多いのではないでしょうか。
他社のバーコード決済サービスでは、PayPayの「100億円キャンペーン」やLINE Payの「300億円祭」など、大型還元キャンペーンを実施することで支払方法を登録してもらい、アプリ利用者の獲得につなげています。
しかし、7payでこのような大型還元キャンペーンが実施されるかどうかはまだ不明です。
大型キャンペーン以外にも、PayPayやLINE Payでは還元率20%という破格のキャンペーンを頻繁に実施していますが、7payのキャンペーン情報として明らかになっているのは、期間限定でnanacoポイントが2倍になることのみです。
今後、7payのキャンペーン情報は次々と発表されていくことが予想されますが、現在出ている情報から判断すると、人によっては他社よりも魅力に欠けると感じるかもしれません。
7pay(セブンペイ)のまとめ
2019年6月6日現在まで公表されている情報から、7payについて解説させていただきました。
7payはサービス提供開始当初、加盟店が少ないというデメリットがありますが、nanacoポイントを効率的に貯められるというメリットがあります。セブンイレブンのファンにとって、7payによりセブンイレブンをさらにお得に便利に利用できるようになるということは嬉しいことですね。
キャンペーン情報やお得な情報など、7payの今後発表される情報に期待しましょう!
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学生時代には月間1,000万PV規模のWebメディアでインターンを経験。 SI系のベンチャー企業での勤務を経て、2017年に株式会社サイバーエージェント入社ののち株式会社CyberSS(現:CyberOwl)に異動。 クレジットカードはアメリカン・エキスプレス・カード(グリーン)とJAL Global WALLET、キャッシュレスではLINE Payを愛用中。 釣りが趣味で船、陸問わず釣りに行く。どこかにマイルを使って南の島に釣りに行くのが目標。