TakeMe Pay(テイクミーペイ)で世界の決済をひとつに!導入方法やメリット・デメリットを解説
現在、日本でもキャッシュレス化の流れが加速しており、東京オリンピックを前にサービス導入を検討している事業者が多いようです。しかしたくさんの決済サービスが乱立している状況では、どれを選択すればよいかを考えなくてはなりません。
今回紹介する「TakeMe Pay(テイクミーペイ)」は、さまざまな決済サービスをひとつに集約できる「マルチ決済ゲートウェイ」サービスです。導入することで19種類以上の決済が利用できるTakeMe Pay(テイクミーペイ)の詳細や導入手順をわかりやすく解説します。
TakeMe Pay(テイクミーペイ)の決済サービスはどのようなサービス?
「TakeMe Pay(テイクミーペイ)」はインバウンド観光客に「飲食」、「ツアー」などの旅行サービスを提供している「日本美食株式会社」が提供する決済サービスです。「世界中の決済を、ひとつに」がキャッチフレーズのTakeMe Pay(テイクミーペイ)は、さまざまな種類の決済サービスが利用できる窓口…「マルチ決済ゲートウェイ」の位置づけです。
つまり、「TakeMe Pay(テイクミーペイ)」を導入することで、世界中の旅行者が使える決済サービスを簡単に入手できます。
TakeMe Pay(テイクミーペイ)の決済方法は業界最大レベルの19種類以上
TakeMe Pay(テイクミーペイ)の最大の利点は多くの決済サービスが使えることで、現状では業界最多レベルの「19種類以上」の決済が使用できます。
決済サービス種別 | 使える決済サービス |
---|---|
中国系決済 |
WeChatPay(微信支付)、AliPay(支付宝)、中国銀聯、云闪付 |
クレジットカード |
VISA、Mastercard、AmericanExpress、JCB、DISCOVER、Diners Club |
非接触型決済(通信型決済) |
Apple Pay、Google Pay |
スマホバーコード決済 |
LINE Pay、Pay Pay(pay payは近日対応) |
そのほか | PayPal、そのほか |
このようにTakeMe Pay(テイクミーペイ)は世界76ヵ国以上の観光客が利用する決済サービスが使えます。また中国の最大手である「WeChatPay(微信支付)」、「AliPay(支付宝)」さらに「中国銀聯」も使えるので、訪日観光客に対してのアピール性も高くなります。
TakeMe Pay(テイクミーペイ)は「キャッシュレス・消費者還元事業」に対応している
2019年10月1日からの消費増税に関連して「キャッシュレス・消費者還元事業」が開始します。これは政府が推進する「キャッシュレス決済」に対して、期間限定で補助金が出る事業です。
TakeMe Pay(テイクミーペイ)は経済産業省から「B型決済事業者」に登録されたので、一定の条件を満たすことで決済手数料の補助が受けられます。事業の適用を受けるにはTakeMe Payから「キャッシュレス・消費者還元事業事務局」へ加盟店登録を行い、加盟店登録が完了することで決済手数料が3.0%から2.16%に減額されます。
TakeMe Pay(テイクミーペイ)の特長は6つの「ひとつ」だ!
TakeMe Pay(テイクミーペイ)の特長は、さまざまな機能を「ひとつ」にまとめていることです。
- ひとつの契約
- ひとつの管理ツール
- ひとつの明細
- ひとつのQRコード
- ひとつの業務フロー
- ひとつのカスタマーサポート
特長①ひとつの契約
TakeMe Pay(テイクミーペイ)は19種類以上の決済サービスが利用できますが、あくまで「契約」はTakeMe Payの利用契約を結ぶだけです。中国系決済サービスの契約も個別ではなく、すべて一括してTakeMe Payのなかに含まれるのでわずらわしさがありません。
特長②ひとつの管理ツール
TakeMe Pay(テイクミーペイ)の管理はすべてTakeMe Pay管理画面でおこなえます。「決済確認」、「返金処理」などの各種操作も、決済サービスに関係なく一括してできるので個別に操作を覚える必要もありません。
特長③ひとつの明細
TakeMe Pay(テイクミーペイ)は売上などの明細が、すべてひとつの明細書にまとめられます。各種明細書が一元管理されて、ばらばらにならないので経理処理が楽です。
特長④ひとつのQRコード
店頭に掲示することで顧客が決済に使用する「QRコード」も決済サービスにかかわらずひとつです。顧客が利用するQRコードが固定されているので、スタッフも間違えないオペレーションができます。
特長⑤ひとつの業務フロー
決済サービスにかかわらず、すべてのオペレーションが同じです。顧客への対応でも「説明」、「決済」、「返金」、「確認」などのオペレーションが均一なので、従業員の負担を軽減させる効果があります。
特長⑥ひとつのカスタマーサポート
カスタマセンターが統一されているので、どの決済サービスのトラブルも「一括したサポート」が受けられます。また中国系の決済サービスでも、一括サポートなら日本語対応なので安心です。
TakeMe Pay(テイクミーペイ)の使い方を解説
TakeMe Pay(テイクミーペイ)の決済サービスを使うには、顧客のスマホにある「QRコードスキャンアプリ」で、店頭に掲示してあるQRコードをスキャンして支払います。顧客のスマホにはTakeMe Payの「専用アプリ」を入れる必要はなく、「QRコードスキャンアプリ」と「カメラアプリ」が使えれば問題ありません。
TakeMe Pay(テイクミーペイ)の決済手順とは
TakeMe Pay(テイクミーペイ)決済をおこなうには、店頭に「QRコードスタンド」を設置するだけです。つまり店舗における設備的な準備は必要ありません。顧客はスマホカメラが利用できる状態でQRコードスキャンアプリを立ち上げて、掲示されたQRコードをスキャンするだけで「TakeMe Pay決済画面」に移行します。
- 顧客がスマホでQRコードスキャン用のカメラアプリを起動する
- 顧客のスマホに決済画面が表示される
- 決済する金額を入力する
- 「お支払い方法」を選択する
- 「お支払い」をタップする
- 支払い完了画面を店員に見せる
- 決済完了
TakeMe Pay(テイクミーペイ)には19種類以上の決済方法がありますが、それを決定するのが「お支払い方法」の選択です。支払い方法により操作が若干違うので注意してください。
クレジットカードを選択
お支払い方法に「VISA」や「Mastercard」、「AmericanEXpress」などの「クレジットカード」を選択した場合は、表示される決済画面に「クレジットカード番号」、「名前」、「有効期限」などの情報を入力して支払います。
Apple PayやGoogle Payを選択
「Apple Pay」や「Google Pay」を選択すると、それぞれのサービス画面に移行するので「顔認証」、「指紋認証」、「パスコード」など指示にしたがって決済します。あくまで操作は各サービスに移行しておこなわれるので、指示に従って決済します。
QR決済(Pay決済サービス)を選択
「LINE Pay」、「Pay Pay」などのQRコード決済サービスを選択すると、選択した決済サービス画面に移行します。各決済サービス画面の指示とおりに「パスコード」などを入力して決済してください。
TakeMe Pay(テイクミーペイ)で使う決済サービスの選び方
TakeMe Pay(テイクミーペイ)と各決済サービスは連携しているので、選択により各サービスの決済画面に移行します。各サービスの「キャンペーン」、「ポイント」、「還元」なども適用されるので、決済画面から最もおトクな方法を選択しましょう。
TakeMe Pay(テイクミーペイ)導入で必要な費用
多くの決済サービスが利用できるTakeMe Pay(テイクミーペイ)を導入するには、どれくらいの費用が必要なのでしょうか?
費用内訳 | 費用 |
---|---|
初期費用(入会金、設備代金など) | 無料 |
月会費 | 無料 |
決済手数料 | 3.3%(税込) |
必要機器(事前準備) | スマホ、タブレット、PC(インターネット環境必要) |
このようにスマートフォンやタブレット端末などを持っていれば、TakeMe Pay(テイクミーペイ)の導入に必要な初期費用はありません。「簡単」そして「安価」に導入できるのが、TakeMe Pay(テイクミーペイ)の魅力です。
決済手数料は業界最安級の一律3.24%
多くの決済サービスが利用できるTakeMe Pay(テイクミーペイ)ですが、どの決済を利用しても決済手数料は3.24%(税込)です。これは業界最安級の決済手数料であり、この手数料で19種類以上の決済サービスが使えるのは超おトクだと考えられます。
費用内訳 | TakeMe Pay(テイクミーペイ) | Coiney |
Square |
AirPAY |
---|---|---|---|---|
導入費用 | 無料 | 19,800円 | 7,980円 | 19,800円 |
月会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
決済手数料 | 3.24% | 3.25%~3.74% | 3.25%~3.95% | 3.25%~3.74% |
比較すると他社の決済ゲートウェイサービスではクレジットカードなどの種類により決済手数料に違いがありますが、TakeMe Pay(テイクミーペイ)はすべての決済で手数料が一律です。TakeMe Payの決済手数料は安価で一律なのでわかりやすく、加盟店にメリットがあります。
また上記した「キャッシュレス・消費者還元事業」に登録すると、決済手数料が2.16%に軽減(2019年10月1日から2020年6月末日)され、さらに安価です。ただし中国系決済サービスを含む一部の決済サービスは対象外なので、TakeMe Payのホームページやカスタマーサポートで確認してください。
TakeMe Pay(テイクミーペイ)の入金処理
TakeMe Pay(テイクミーペイ)の売上は「月1回の入金サイクル」で登録口座へ入金されます。売上期間が毎月1日から末日までの分が、翌月末日に登録口座へ振り込まれます。
TakeMe Pay(テイクミーペイ)のメリットとは?
ここまで紹介したとおりTakeMe Pay(テイクミーペイ)は便利な機能がいっぱいの決済サービスです。TakeMe Payを導入するするメリットを紹介します。
- 19種類以上の決済サービスが使える
- 契約、管理ツールなどをひとつにまとめられる
- 専用端末などの機器が不要
- 初期費用や導入費用が無料
- 多言語サービスが使える
- POSレジ・ECサイトに対応
メリット①19種類以上の決済サービスが使える
TakeMe Pay(テイクミーペイ)は業界最多級の19種類以上の決済サービスに対応しているので、海外からの訪日客に対してビジネスチャンスを逃しません。とくに中国のAliPayやWeChatPayに対応していることから、中国人観光客に対して販売アピールができます。
メリット②契約、管理ツールなどを一つにまとめられる
TakeMe Pay(テイクミーペイ)は契約ひとつで、すべての管理機能がまとめられます。すべてがTakeMe Pay機能に集約できるので、決済ごとの操作は必要なく店舗のオペレーションが格段と簡素化されます。
メリット③専用端末などの機器が不要
TakeMe Pay(テイクミーペイ)は顧客のスマホで「カメラ」と「QRコードスキャンアプリ」が使えれば利用できます。顧客のスマホに専用アプリをダウンロードしたり、店舗で専用機器を用意したりする必要はありません。顧客も店舗も負担が少ない決済サービスです。
メリット④初期費用や導入費用が無料
TakeMe Pay(テイクミーペイ)は専用機器などの初期投資がいらないので、初期導入にかかる費用は0円です。また毎月の使用料も0円なので、初期投資や月額費用が無料で導入しやすいサービスです。
メリット⑤多言語サービスが使える
TakeMe Pay(テイクミーペイ)は日本語以外に4つの言語に対応しています。
- 日本語
- 英語
- 簡体中国語
- 繁体中国語
メリット⑥POSレジ・ECサイトに対応
近日サービス開始予定の「SDK」を利用すると、既に導入しているPOSレジシステムとの連携が可能です。また「ウェブサイト」や「スマホアプリ」に連携することで、「ECサイト」における決済にも使えます。
TakeMe Pay(テイクミーペイ)のデメリットとは?
メリットの多いTakeMe Pay(テイクミーペイ)ですが、デメリットも存在します。
- 売上の入金回数が少ない
- ポイント還元などの仕組みがない
デメリット①売上の入金回数が少ない
TakeMe Pay(テイクミーペイ)の売上は、毎月1回しか入金できません。他社の決済サービスでは「随時入金」や「月6回サイクル入金」などがあり、月1回の入金サイクルでは少ない印象を受けます。売上金の入金が遅いので仕入れなどの支払いには注意してください。
デメリット②ポイント還元などの仕組みがない
あくまでTakeMe Pay(テイクミーペイ)は決済サービスのゲートウェイ(窓口)なので、サービスとしての「還元」や「ポイント」サービスはありません。ただし使用する決済サービスのサービスは受けられます。
TakeMe Pay(テイクミーペイ)の新しいサービス「SDK」はアプリでも使える
近日サービス開始予定の「SDK」は、既存のPOSレジシステムと連携させることで、簡単にレジにマルチ決済サービスを導入できます。また「Android」、「iOS」、「Windows SDK」と「HTTP API」を使用することで、簡単な作業でスマホアプリにマルチ決済環境が構築できます。
インターネットモールの「ショッピングサイト」や自社「ECサイト」で、マルチ決済システムが簡単に利用できるので便利です。また特別な外部機器を用意する必要がないので導入経費が安いのも魅力です。
TakeMe Pay(テイクミーペイ)を導入する手順
TakeMe Pay(テイクミーペイ)を導入するには、ホームページから加盟店申請をおこない審査を通過しなくてはなりません。
- Web上のTakeMe Payサイトの「申し込み」から申請をおこなう
- 必要書類を提出する
- 出店審査
- 登録完了
必要書類は個人で「身分証明書」、「事業内容がわかる書類」、「取り扱い商材」、「個人情報」などで、法人の場合は加えて「法人番号など法人を証明するもの」などが必要です。とくに事業内容や取り扱い商材の説明の書類は事前に準備しましょう。また審査状況によっては追加の情報を求められる場合もあります。
審査を通過して登録が完了すると掲示用の「QRコードスタンド」が送付されて、TakeMe Payの利用が開始します。導入にかかる日数はおおよそ14営業日なので、早めに申込みをおこないましょう。
TakeMe Pay(テイクミーペイ)のまとめ
いかがでしょうか?TakeMe Pay(テイクミーペイ)を導入するだけで、訪日観光客を含めた多くの人にたくさんの決済サービスが提供できることがわかったと思います。
- TakeMe Payは19種類以上の決済サービスが利用できるゲートウェイ
- 「キャッシュレス・消費者還元事業」に対応している
- サービスの特長は6つの「ひとつ」
- 顧客のスマホに専用アプリはいらない
- 導入の初期費用は無料
- 月会費なども必要なく決済手数料はどの決済でも一律3.24%
- 売上の入金処理は毎月1回
- 近日公開のSDKサービスを利用するとPOS、ECサイトと連携できる
- 加盟店申請はネットからできる
負担なく19種類以上の決済サービスが使えるTakeMe Pay(テイクミーペイ)は、これからのワールドワイドなビジネスで力強い味方です。まだキャッシュレス決済を導入していないのなら、ぜひ検討してください。
2019年に株式会社サイバーエージェントに入社。 クレジットカード、キャッシュレス、カードローンの記事作成を担当。 愛用クレジットカードは楽天ゴールドカードでネットショッピングでは楽天市場を利用するようにしている。楽天ペイ、楽天Edyも使っており、楽天のダイヤモンド会員を維持している。最近はスマホを楽天モバイルに変えるか悩んでいる。 ヤフーカードやPayPay、Kyashなども利用しており、お得にポイントを貯めることが趣味。