Airペイ(エアペイ)のメリット・デメリットや導入方法を徹底解説!楽天ペイやSquareとの違いも紹介

Airペイ(エアペイ)のメリット・デメリットや導入方法を徹底解説!楽天ペイやSquareとの違いも紹介

東京オリンピックに向けて、現在キャッシュレス化の波が来ています。

大手コンビニ、スーパーだけでなく、小さなお店や飲食店、個人事業主もキャッシュレスの導入を検討しているのではないでしょうか。

リクルートが提供している決済サービス「Airペイ(エアペイ)」は、iPadまたはiPhoneとカードーリーダー1台でさまざまな決済方法に対応しています。

ここでは、Airペイを導入するメリット・デメリットや申込み方法などを解説します。

Airペイ(エアペイ)の押さえておきたい4つのポイント

エアペイのメリット・デメリットの前に、知っておきたい4つの情報をご紹介します。

押さえておきたいポイント
  • リクルートライフスタイルが運営するお店の決済サービス
  • iPhoneやiPadがあれば簡単に導入できる
  • 決済手数料が業界最安値
  • エアペイは「Airレジ」と連携することができる
  • 対応決済サービスが豊富

エアペイはリクルートライフスタイルが運営するお店の決済サービスです。リクルートといえば、HOT PEPPER Beautyなどで有名な大手企業ですよね。

iPhoneやiPadがあれば簡単に導入することができ、また、エアペイは「Airレジ」と連携することができます。

「Airレジ」とは、同じリクルートが運営しているレジ作業を簡単な操作でおこなうことができるサービスのこと。国内の多くのお店で使われているサービスなので、連携できるとさらに便利に使えます。

また、VISAやMasterCared、JCBなど7ブランドのクレジットカードだけでなく、PayPayやLINE Pay、d払いなどのQRコード決済、SuicaやPasmoなどの交通系電子マネー、Apple PayやQUICPay、iDなどに対応しており、対応サービスが非常に豊富です。

Airペイ(エアペイ)のメリット8つを紹介!

それでは、大手決済サービス・楽天ペイSquareなどとも比較しながら、エアペイのメリットを見ていきましょう。メリットは下記のようになっております。

エアペイのメリット
  • 手数料や月額費用がやすい
  • 入金のサイクルが多い
  • 端末を持ち出して店舗外でも決済できる
  • 決済手段が多くて便利
  • 個人経営のお店の決済にも導入しやすい
  • サポートサービスの対応時間が長くて安心
  • Vポイント・Ponta・WAONの導入もできる
  • レジ作業がスムーズになる

それぞれについて詳しく説明していきます。

メリット①手数料や月額費用が安い

種類 手数料 消費者還元事業者登録で
Visa・Mastercard・American Express 3.24% 実質2.16%(※)
JCB・Dinners Club・Discover・銀聯
3.74%
交通系電子マネー 3.24%
その他電子マネー 3.74%
QR決済(国内) 3.24%
QR決済(海外) 3.24%
(※)2019年10月~2020年6月末まで。事業者登録完了後の適用開始日より反映



キャッシュレスの決済サービスの利用をはじめるにあたって、費用は大変重要ですよね。いくら便利で売上アップにつながりやすいとはいえ、費用が多くかかってしまうと、なかなか導入しづらいのが現状です。

しかし、エアペイはその手数料や月額などの費用がかなり安いサービスであることで有名。

初期費用では1台19,800円のカードリーダー貸与料金やiPhone代などかかってしまいますが、月額固定費や振り込み手数料はなんと0円

これは業界最安値です。

しかもいまならキャンペーンで条件を満たせば初期費用のカードリーダー代も0円になります。つまり、iPhoneを既に持っていれば、初期費用も0円ではじめられるのです!

メリット②入金のサイクルが多い

通常のカード決済だと入金は翌月末になってしまうこともあります。普段決済サービスを利用していないお店にとって、翌月末というのは少し遠い気がしてしまいますよね。

しかしエアペイの場合、1ヶ月に最大6回の入金が実施されています。振込先銀行に指定もないので、わざわざ口座をつくる必要もありません。

ただし、6回の入金が可能なのはみずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行のみなので注意してください。ほかの金融機関を利用する場合、入金は月3回になります。入金日はメールで教えてくれるので、店舗の運営に便利です。

楽天ペイとSquareは指定の金融機関であれば毎日入金できるので、毎日入金したい!という方はそちらの決済サービスを利用したほうがいいでしょう。

メリット③端末を持ち出して店舗外でも決済できる

何かを販売する業種の場合、催事やイベント出店など店舗以外の場所で販売をおこなうこともありますよね。そんなとき、今までは現金決済のみでした。

しかし、エアペイなら小さなコードレス端末なので、端末を持ちだしての店舗外での決済も可能です。

お客さまにも催事会場にも迷惑をかけず、自分たちも普段使っている端末を利用できるので気が楽な上、手間がかかりません。

メリット④決済手段が多くて便利

せっかく決済サービスを導入しても、お客さまが使いたい支払い手段を使えなくては意味がないですよね。

エアペイではiPadまたはiPhoneとカードーダー1台だけで、クレジットカード交通系電子マネー電子マネーQR決済などさまざまな支払い手段を選んでもらえます。

多くの種類があるので、表にまとめました。

クレジットカード Visa・Mastercard・American Express・JCB・Dinners Club・Discover・銀聯
交通系電子マネー Suica・PASMO・Kitaca・Toica・manaca・ICOCA・SUGOCA・nimoca・はやかけん
電子マネー Apple Pay・iD・QUICPay
QRコード PayPay・LINE Pay・d払い・アリペイ・ウィチャットペイ・auPAY

これくらいの支払い手段があれば、キャッシュレスを望むいろいろなお客様のニーズにこたえることができます。訪日外国人の支払い手段にも対応することができるので、今後オリンピックを期にさらに活躍することでしょう。

メリット⑤個人経営のお店の決済にも導入しやすい

最近のキャッシュレス化のブームにより、コンビニをはじめほとんどの大手チェーン店では既に決済サービスの導入をおこなっています。

しかし、初期費用も維持費も安いエアペイは、個人経営のお店にこそ導入することをおすすめします。なぜなら、個人経営の他店で今はまだ導入していない決済サービスを利用することは、大きな差別化に繋がるからです。

決済サービスの利用にデメリットを感じていた人も、費用が安いエアペイなら導入の可能性を感じられるのではないでしょうか。

メリット⑥サポートサービスの対応時間が長くて安心

モバイル決済などで不安なのが、「突然機械が反応しなくなった」、「二重に引き落としてしまったかもしれない」などの急なトラブルですよね。慣れない機械を使ったことで失敗し、逆にお客さまの信頼を損ねてしまっては元も子もありません。

そんなときに便利なのが、なにかトラブルが起きた時に即時で対応してくれるサポートサービスです。

エアペイは9:30~23:00と多くのお店の営業時間に対応できるサポート体制があります。夜の時間帯でも問い合わせれば、すぐに対応してもらえるのは嬉しいですね。

メリット⑦Vポイント・Ponta・WAONの導入もできる

集客を期待できるエアペイの大きなサービスのひとつが、大手ポイント制度を導入できることです。

Airペイポイントというサービスを利用すればWAONポイントVポイントPontadポイントの4種類を導入可能になります。この4つを網羅しておけばポイントを貯めたいお客さまのニーズに答えることができますよね。

さらに、来店ポイントを付与したり期間限定でポイントアップをするなども簡単におこなえるため、さらに集客アップに繋がります。新規顧客開拓や、常連客の開拓に嬉しいサービスですね。

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メリット⑧レジ作業がスムーズになる

どんなお店でも営業していれば金銭のやりとりは発生します。現金でのやりとりや閉店作業のレジ締めは、間違えないように気を使わなくてはいけないので大変ですよね。

そこでエアペイを導入すると、「現金のやり取りがなく、おつりを渡す動作などが短縮できる」、「レジの締め作業などお金の管理がしやすくなる」などの金銭のやりとりがスムーズになるメリットが多くあります。

現金のやりとりが減ると防犯面からみても安心です。また、Airレジとの併用でレジ作業をさらに便利におこなうこともできます。

Airペイ(エアペイ)のデメリット3つを紹介

いままで数多くのメリットを紹介したエアペイですが、デメリットもあります。デメリットは以下のようになっております。

エアペイのデメリット
  • 対応端末がまだiOSのみ。Androidが使えない
  • 審査期間が少し長い
  • 「毎日の入金」はいまのところできない

デメリット①対応端末がまだiOSのみ。Androidが使えない

エアペイの大きなデメリットは、Android端末での利用ができないことです。

対応できる端末が現状iOSのみなので、iPhoneやiPadを持っていない場合は、端末を用意する必要があります。お客さま側には問題ありませんが、お店側が使い慣れていなかったり、新規購入しないといけないのは不便かもしれません。

もしどうしてもAndroid端末で使いたい場合は、Squareや楽天ペイの導入を検討しましょう。

デメリット②審査期間が少し長い

エアペイは使用できるようになるまでの審査期間が楽天ペイなどと比べて長く、導入に時間がかかるという声があります。

でもそれは、逆にいえば審査機関が長い分、安心して利用できると捉えられるということでもあります。

利便性か安心か、どちらを取るかはお店次第でしょう。

デメリット③「毎日の入金」はいまのところできない

楽天ペイとSquareは、毎日「翌日の入金」を申請することができます。手続きの手間は毎回かかりますが、即入金してもらいたい人には嬉しいサービスですね。

しかし、エアペイは月に6回の入金が最大です。

ただし、ユーザーの利便性などを考えて、今後翌日の入金ができるようになることもあるかもしれません。

Airペイ(エアペイ)導入の注意点

デメリットは上記に書いたとおりですが、それ以外にもエアペイを導入するにあたって注意しなくてはいけない点がいくつかあります。

エアペイの注意点
  • 電子マネーでの利用では取消ができない
  • クレジットカードの国際ブランドは審査で決まる
  • 交通系電子マネーの利用はWi-Fiがあった方がよい
  • ゆうちょ銀行の口座は指定できない
  • 特定継続的役務提供の決済不可(月謝など)
  • エアペイの申込みを取り消した場合は返金不可

以上のような注意点があります。

その中でも注意したいのは、クレジットカードの国際ブランドは審査で決まる、ということでしょう。

エアペイは決済可能な国際ブランドの多さがメリットですが、そのすべてを利用できるとは限りません。

利用できるブランドは審査によって決まりますただし、落ちてしまってもしばらく利用実績を積めばブランドを追加する審査申込みをすることも可能です。

また、エアペイに申込みをした後、キャンセルすることは可能です。

しかし、もしカードリーダーを受け取ってしまっている場合は返金ができません

現在は「0円キャンペーン」をしているのであまり関係がありませんが、このキャンペーンが終わっていたり、利用できない状態であったりした場合はご注意ください。

Airペイ(エアペイ)はこんなお店におすすめ

いままでエアペイはおすすめだという解説をしてきましたが、それがどんなお店にも当てはまるというわけではありません。

導入しても、あまり意味がなかった…というのは悲しいですよね。

そこで、導入することをおすすめするお店を具体的に紹介します。

導入におすすめなお店
  • どのサービスを導入すればいいかわからない人
  • 決済手段が多い決済サービスを使いたい人
  • 外国人観光客が多いお店やこれから外国人観光客を獲得したいお店
  • 手数料を安く抑えたい人
  • 個人経営のため、防犯上あまり現金を置いておきたくないお店

これらのようなお店はエアペイの導入がおすすめといえるでしょう。

エアペイは対応サービスが多く、どのサービスを導入するか迷っている方は是非エアペイの導入を検討してみてください。

Airペイ(エアペイ)と楽天ペイ・Squareはどう違う?比較してみた!

では、ほかの決済サービスでは初期費用などに違いがあるのでしょうか。

調べたものを表にまとめました。

項目 エアペイ 楽天ペイ Square
初期費用 19,800円→0円 18,800円→0円 7,980円→0円
維持費 0円 0円 0円
入金時期 最短5日 最短翌日 最短翌日
対応QRコード決済 PayPay、LINE Pay、d払い、AliPay(支付宝)、WeChat Pay(微信支付)・auPAY 楽天ペイ、au PAY -
対応電子マネー Apple Pay、iD、QUICPay、交通系電子マネー(SUICA、PASMOなど) 楽天Edy、nanaco、WAON、Apple Pay、iD、QUICPay、交通系電子マネー(Suica、PASMOなど) nanaco、WAON、楽天Edy、楽天Edy、iD、QUICPay、交通系電子マネー(Suica、PASMOなど)
対応クレジットカード VISA、Mastercard、AmericanExpress、DinersClub、JCB、DISCOVER・銀聯 VISA、Mastercard、AmericanExpress、DinersClub、JCB、DISCOVER VISA、Mastercard、AmericanExpress、DinersClub、JCB、DISCOVER
決済手数料 3.24%~3.74% 3.24%~3.74% 3.24%~3.74%
入金タイミング 月6回(大手都市銀行)、月3回(そのほかの銀行) 翌日(楽天銀行)、翌営業日(そのほかの銀行) 翌営業日(三井住友銀行・みずほ銀行)、毎週金曜日(そのほかの銀行)
対応端末 iOS Android、iOS Android、iOS
POS対応 Airレジ スマレジ、ポスタス、Bionlyなど POSパートナー(スマレジ、ポスタスなど)

対応サービスが多いというのは、他のサービスと比較してメリットでしょう。

最近さまざまな決済サービスが登場し、どのサービスを導入すればいいかわからないという声をいただきます。

エアペイは対応サービスが多いため、そのようなお客さまにおすすめのサービスです。

今後もさらに対応サービスが増えていくことが予想されます。

Airペイ(エアペイ)は今なら「0円キャンペーン」を実施中!

今現在、エアペイでは「0円スタートキャンペーン」というものをおこなっています。

これは、エアペイ導入時のカードリーダーのレンタル代19,800円が0円になるキャンペーン。

つまり、実質0円でエアペイを導入することができます!

ただし、このキャンペーンを利用するにはいくつか条件があるので、しっかり確認しましょう。

0円キャンペーンを利用する条件
  • Airペイの新規申込であること
  • 申込み月の6か月後の月末には、審査を通過していること
  • レジが複数必要な場合でも、対象となるのは1台目のみであること

注意点として、「カードリーダーの故障での交換は、保証期間(6か月)を過ぎた場合19,800円で交換」なのでご注意ください。また、申込月によって申込条件が異なります。導入前に一度公式ホームページを確認してください。

0円キャンペーンを使ってお得にエアペイを導入しましょう!

Airペイ(エアペイ)導入のための申込み方法

エアペイを導入するには、どうやって申込めばいいのでしょうか。

たくさん書類を用意して、いろいろなことを書いて…となんだかめんどくさいイメージですよね。普段忙しくお店を営業して働いていると、なかなか時間も取れず、結果先延ばしに、なんてことも。

しかし、エアペイは申込みに必要な用紙も少なく、申込み自体も非常に簡単です。

では、申込み方法を見ていきましょう。

導入に必要なものは?

エアペイの導入に必要なものは本当に少ないです。

まず、必要なものはエアペイアプリを入れるiPhoneもしくはiPadと、カードリーダーのみ。

ほかには、ご利用控えを印刷したい場合にはレシートプリンターレシートプレインター内蔵型キャッシュドロアを用意する必要があります。

たったこれだけで使えるようになると、初期費用もかからないので助かりますよね。

どこから申込みできるの?

申込みはリクルートが運営するAirペイの公式ページからおこないます。

申込みページを開き、まずAirIDの作成をします。その後、店舗情報や口座情報などの必要事項を入力そして、必要書類をアップロードしま

これで申込みは終了です。あとは審査が完了するのを待つだけ。審査には約3日程度かかります。長ければ1ヶ月程度かかる場合も。

結果は登録したメールアドレスに送られるので、ゆっくり待ちましょう。

申込みの必要書類

エアペイの申込みに必要な書類は、最も少ない場合で1点のみ。

職種ごとに違います。

まず、どの業種でも必要なのが本人確認書類。利用できるのは以下のとおりです。

本人確認書類一覧
  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書(2012年4月1日以降の発行のもの)
  • 健康保険証
  • パスポート
  • 住民票
  • 住民基本台帳カード
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書

次に、職種によって変わりますが、お店を営業する許可証免許証です。

許可証・免許証(一例)
  • ペットショップ:動物取扱業登録証
  • 病院・診療所:医師免許
  • 旅行代理店:旅行業法に基づく登録証
  • 個人タクシー:一般乗用旅客自動車運送事業許可証
  • 古物を扱う店舗:古物商許可証
  • 建築士事務所:建築士免許
  • 運転代行業:運転代行業者認定証番号

必要書類は以上ですが、まだ開業していない場合は店舗の実在やサービス内容を確認するための書類も必要になります。

たとえば、店舗の写真や店舗名、住所、電話番号が確認できる資料などです。

AirPAY(エアペイ)の審査は厳しい?審査に落ちる原因は?

エアペイの審査は少し厳しめだといわれています。

詳しい審査基準が公表されているわけではありませんが、エアレジの使用歴事業年数などを見られている可能性が高いです。

審査に落ちるのは、主に固定電話がないバーチャルオフィスで実店舗がないなどが原因です。逆にいうと、小さな個人経営のお店でも実店舗と固定電話があれば十分審査に通ることは可能です。

また、審査の結果、一部のブランドだけ審査が通ることもあります。VISAMasterCardは審査が通りやすいようです。決済ブランド追加には6か月ほどの使用実績は必要なので、利用できるブランドを増やしたい場合は、ある程度エアペイの利用実績を積んでから再び審査を申込みましょう。

Airペイ(エアペイ)のまとめ

エアペイは、初期費用が安く、また使いやすい決済サービスです。これからのキャッシュレス時代や東京オリンピック、外国人観光客の増加に向けて、ぜひ導入を検討してみてください。

まだまだスタートしたばかりのサービスなので、デメリットもありますが、今後の改善にも期待できます。

興味がある方は、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。

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