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看護師はやめとけといわれる理由は？メリットや働きやすい病院の見分け方も解説
看護師の仕事にやりがいや意義を見出し、看護師を目指す方も少なくありません。
その一方で、「看護師になるのはやめとけ」といった言葉も聞かれます。
なぜ看護師はやめとけといわれてしまうのでしょうか。
そこで本記事では、看護師はやめとけといわれる8つの理由や、働きやすい病院を見極めるポイントについて解説します。
先に結論をお伝えすると、看護師が働きやすい職場を探す際には、看護師転職サイトを活用するのがおすすめです。
例えば、看護師転職サイト「看護roo!」では「日勤のみ」「土日休み」「ブランク・未経験可」などの条件で求人を検索することができます。
自分に合った働きやすい職場を見つけたい場合には、看護roo!で求人を探してみてください。
また、この記事では、看護師の資格を活かせるおすすめの仕事も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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看護師はやめとけ？ブラックといわれる8つの理由
- 教育体制が不十分
- 仕事量に対して給料が割に合わない
- 夜勤や長時間労働など勤務体制がハード
- いじめやパワハラなど人間関係への不満
- 有休や代休など取りにくい
- 残業が多い
- 体力的な負担が大き過ぎる
- 責任が重く精神的プレッシャーが大きい
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看護師の仕事はメリットも多い
- 給料が安定している
- 患者さんからの感謝にやりがいを感じられる
- 転職で困りにくい
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ブラックな病院をやめるべき4つの理由
- 体調を崩して働けなくなる可能性があるから
- スキルアップの勉強をする余力がないから
- 患者さんのために仕事ができなくなるから
- ブラックな環境に染まってしまうから
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環境の良い病院なら看護師の仕事はそれほど辛くない
- 教育体制が整っている
- 人間関係が良好でストレスが少ない
- 有休や代休を取得しやすい
- 残業が少ない
- 結果的に給料面でも納得できる
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看護師やめとけとはいわせない！ホワイト病院を見極める7つのポイント
- 看護基準と病床数で見極める
- 年間休日数で見極める
- キャリアアップ制度の有無で見極める
- 残業時間で見極める
- 求人の募集頻度で見極める
- 有休消化率で見極める
- 職場の雰囲気や身だしなみで見極める
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看護師の資格を活かせるおすすめの仕事8選
- 産業看護師
- クリニカルスペシャリスト
- 検診センター・献血ルーム
- イベント・ツアーナース
- 美容クリニック
- 訪問看護ステーション
- 介護保険施設
- 保育園看護師
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看護師におすすめの転職サイト3選
- 看護roo!
- レバウェル看護
- マイナビ看護師
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看護師の仕事に関するよくある質問
- 看護師の離職率は高い？
- 看護師の主な退職理由は？
- 看護師は辞めない方がいい？辞めるデメリットは？
- 夜勤が辛い場合の対策は？
- まとめ
看護師はやめとけ？ブラックといわれる8つの理由
「看護師の仕事はやめとけ」といった言葉を聞くことがあります。
看護師を目指そうと進学先を決める時や、すでに看護師として働いている時でも「看護師はやめとけ」といったアドバイスを受けるかもしれません。
その理由としては、看護師の仕事がブラックだからというものがあります。
看護師の仕事がブラックといわれる理由について、よくある8つのパターンを紹介します。
- 教育体制が不十分
- 仕事量に対して給料が割に合わない
- 夜勤や長時間労働など勤務体制がハード
- いじめやパワハラなど人間関係への不満
- 有休や代休など取りにくい
- 残業が多い
- 体力的な負担が大き過ぎる
- 責任が重く精神的プレッシャーが大きい
教育体制が不十分
まだ経験が十分でない状態なのに、どんどん仕事を指示されることは、看護師業界のあるあるです。
とりわけ、人手不足の職場であれば、時間をかけて新人看護師を育成する余裕はありません。
新人看護師にとっては、不安があるなかで仕事をこなしていくことで大きな精神的負担を感じるでしょう。
また、看護師として独り立ちした後でも、教育不足の状態が続くこともあります。
新しい設備や治療法を導入した時も、ゆっくりと時間をとってスキルを習得しないまま実務を任されることが少なくありません。
十分な教育が受けられないために、看護師はやめとけといわれることもあります。
しかし、看護師転職サイトで求人を検索すると、教育体制が整っていたり、新人看護師でも歓迎していたりする求人が見受けられます。
実際に、看護師転職サイトの「レバウェル看護」を見てみると「研修充実」「未経験可」などの項目で求人を検索することができました。
教育体制の整っている職場を見つけたい場合や、安心して研修を受けられるような求人を探している場合には、レバウェル看護で求人を試してみるのもおすすめです。
また、教育体制の充実度は職場によって異なるため、事前に看護師転職サイトを経由して、教育体制について確認しておくのも良いでしょう。
仕事量に対して給料が割に合わない
仕事のハードさと給料が割に合わないと感じるために、看護師はやめとけといわれることは多いです。
一般的に、看護師の給料は、他業界と比べても高い傾向にあります。しかし、給料が高いということは、その分業務内容もハードになります。
大半の病院では夜勤が必須で、月に4〜8回程度の夜勤をする必要があります。加えて、勤務形態がシフト制であることから、不規則な生活リズムになりやすいのも特徴です。
また、医療は日々進歩しているため、院内勉強会やセミナーを通して、常に最新の看護知識を学ぶことも必要です。患者さんの急変があった時や、感染症が流行する時期には、残業も増えることでしょう。
このように、看護師の給料は高い傾向にありますが、仕事内容がハードなために「やめとけ」といわれることがあります。
夜勤や長時間労働など勤務体制がハード
看護師の仕事が辛いと思われる大きな理由の一つが、夜勤があることです。
たとえば二交代制の場合、夜間を担当する看護師は拘束時間が16時間を超えることがあります。
また、夜勤を組み込むことで、生活リズムが崩れてしまうことも負担です。
心身に悪影響を及ぼすので「やめとけ」といわれることもあるでしょう。
いじめやパワハラなど人間関係への不満
病院は閉鎖的な空間のため、いじめやパワハラが横行しやすいと考えられています。
夜勤などで勤務時間が長くなり、生活の大半を共にするようになると、お互いにストレスが溜まって殺伐とした雰囲気になることもあります。
また、長期間同じ職場に勤めるのは良いことですが、いつの間にかほかの看護師を支配的に扱うようになり、お局さまのような存在になる方もいます。
そのような先輩看護師との相性が悪い時は、必要以上に厳しくされるかもしれません。
有休や代休など取りにくい
看護師業界は人手不足が常の業界です。そのため、有休や代休を取れば誰かに負担をかけてしまうことになります。
有休も代休も「労働者としての当然の権利」ということは熟知していても、迷惑をかけると思うと、なかなか申請できない看護師も少なくありません。
また、意を決して申請しても「人手が足りないから無理！」と却下され、思うように休みが取れなかった経験から、やめとけという人もいます。
残業が多い
看護師によくある悩みの一つに「残業が多すぎて辛い」というものもあります。
既定の就業時間が終わっても、30分〜1時間程度の残業をするのは当たり前になっている職場もあります。
子どもを保育園に預けている場合であれば「いつも迎えが遅くなって、子どもが寂しそうにしている...」といった状況が続くこともあるでしょう。
また、病院によっては、残業代が出ないところもあります。
働いても報われないストレスから、看護師はやめとけという人もいます。
体力的な負担が大き過ぎる
看護師の仕事は立ち仕事が多く、肉体労働ともいえます。
長年の勤務で、腰を痛める看護師も多くいます。年齢に応じた仕事を任されるのであれば良いですが、体力的にきつい状況でも、20代や30代と同じ仕事を担当することもあります。
体力が続かない不安から、退職を検討したり「やめとけ」といったりする人も少なくありません。
責任が重く精神的プレッシャーが大きい
看護師の仕事は、患者さんの命に関わる医療行為が多くあります。
小さなミスが大きな医療事故に発展する可能性があるため、少しのミスも許されません。
そのため、看護師は常に緊張感を持って仕事をする必要があります。
長時間張り詰めた状態で仕事をすることが、精神的にハードに感じることも、看護師はやめとけといわれる原因の一つです。
看護師の仕事はメリットも多い
「やめとけ」といわれることのある看護師の仕事ですが、実はやりがいやメリットも数多く存在します。
そこで、看護師の仕事の代表的なメリットを3つ紹介します。
- 給料が安定している
- 患者さんからの感謝にやりがいを感じられる
- 転職で困りにくい
看護師を目指している人や、看護師として転職をする際には、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、看護師として働くメリットをそれぞれ紹介していきます。
給料が安定している
看護師になるには、看護学校や看護師養成所を卒業する必要があることから、取得には一定のハードルが課されます。
加えて、国家資格であることから、景気にも左右されづらく、給料が安定しているのが看護師として働く大きなメリットです。
また、職場によっては「専門看護師」「認定看護師」「認定看護管理者」などの資格を取得することで資格手当が支給され、給料が上がる可能性もあります。
資格取得によりさらに給料が上がることを考えると、業務内容が大変でも看護師を続けられる人も多いことでしょう。
患者さんからの感謝にやりがいを感じられる
患者さんへの看護を通して感謝をされる点も、看護師の仕事をするメリットの一つです。
看護師は、患者さんの生死に関わる医療行為をすることもあり、精神的なプレッシャーを感じることも多いです。
しかし、その分仕事を通して患者さんに貢献できることも多く、患者さんから感謝をされた際にはやりがいや達成感を感じられるでしょう。
なかには、重症だった患者さんが元気になっていく姿を見て、やりがいを感じるという看護師もいます。
転職で困りにくい
先に説明しましたが、看護師は国家資格であり、職に困りにくいメリットもあります。
一時的に休職や退職をしていてブランクがあっても、転職や復職をしやすいのが看護師の特徴です。
また、高齢化社会が進む日本では、看護師の人数が不足している傾向にあります。
2020年度における看護師の有効求人倍率は2.05倍(※)であり、1人の看護師に対して約2〜3件の求人がある状態です。
やめとけといわれることもある看護師の仕事ですが、実は転職で困りにくい一面があることも覚えておくと良いでしょう。
ブラックな病院をやめるべき4つの理由
「看護師やめとけ」といわれるのは、特にブラック病院に勤務してしまった場合です。
そんなブラック病院に勤めていると気付いたときは、今すぐ辞めることをおすすめします。辞めるべき4つの理由を紹介します。
- 体調を崩して働けなくなる可能性があるから
- スキルアップの勉強をする余力がないから
- 患者さんのために仕事ができなくなるから
- ブラックな環境に染まってしまうから
体調を崩して働けなくなる可能性があるから
ブラック病院で働いていると、心身共に疲弊し、働けなくなってしまう可能性があります。
心も体も休めることができず、場合によっては「鬱病」になるかもしれません。
体を壊してしまうと、転職も困難になります。新しい環境で働くためにも、早めに辞めることが大切です。
スキルアップの勉強をする余力がないから
ブラックな職場では、仕事だけでエネルギーを使い果たしてしまいます。
スキルアップのための時間と体力の余裕がなくなり、将来に備えることができません。
看護師としての経験やスキルを積む機会を失う前に、早く辞める必要があります。
患者さんのために仕事ができなくなるから
本来、看護師は患者のために仕事をするものです。
しかし、職場での人間関係が悪いと、先輩や同僚に気を遣ってしまい、患者に気持ちを向けることができません。
また、忙しすぎる職場も問題です。業務をこなすだけで手一杯になり、患者に気持ちを向けることができなくなってしまいます。
ブラックな環境に染まってしまうから
劣悪な環境のなかで仕事をし続けると、ブラックな環境が当たり前になってしまいます。
「忙しすぎるのが当たり前」「残業が当たり前」「グチや悪口も当たり前」など、異常な状態がスタンダードになってしまう危険性があります。
間違った価値観に染まる前に、職場を離れる必要があります。
環境の良い病院なら看護師の仕事はそれほど辛くない
先ほど紹介したブラックな職場を辞めるべき理由のうち「勤務体制」「体力的負担」「責任が重い」以外の5つの理由は、ブラック病院ではよくあることです。
ホワイトな環境ならば、これらの5つについては“辛さ”を感じないものになります。環境の良い職場に見られる特徴を紹介します。
- 教育体制が整っている
- 人間関係が良好でストレスが少ない
- 有休や代休を取得しやすい
- 残業が少ない
- 結果的に給料面でも納得できる
教育体制が整っている
ホワイト病院では、教育体制が整っている傾向にあります。
たとえば、プリセプター制度や勤務マニュアルなどが用意されているため、初めての診療科や業務でもスムーズに対応できます。
また、人材育成に力を入れているのもホワイト病院の特徴です。
比較的人手にも余裕があり、先輩にも質問しやすい環境が整っています。
人間関係が良好でストレスが少ない
ホワイト病院は職場環境が良いため、不平不満が溜まりにくいという特徴があります。
看護師をまとめる看護師長が人格者であることが多いのも、ホワイトな環境ならではの特徴です。
いじめ等が起こらないように目が行き届いているため、看護師は安心して働けます。
有休や代休を取得しやすい
ホワイト病院は有休や代休も取得しやすくなっています。
申請しにくいどころか、先輩から「ちゃんと有休取ってる？」と声掛けされることもあります。
精神的にとても健康で、職員が協力し合える環境である点もホワイトな職場の特徴です。
連続休日を取りやすいのはもちろん、休みたいときに休める傾向にあるため、プライベートとも両立しやすいです。
残業が少ない
ホワイト病院は人手が十分にあるため、特定の看護師に長時間残業を任されるようなことはあまりありません。
残業させずとも、十分に業務が回るような体制が整えられているため、終業時間には退勤できることが基本です。
保育園に子どもを預けている場合も、遅れずに迎えに行くことができ、ストレスが溜まりません。
結果的に給料面でも納得できる
「教育体制が整っており」「人間関係もストレスが少なく」「有休・代休が取りやすく」「残業も少ない」このような環境であれば、そもそも看護師の給料は他業界と比べて高めなため、給料にも納得感をもって受け取れます。
十分な報酬が受け取れるということは、仕事に対する満足度にも大きく影響します。
満足できる職場であれば、看護師の仕事にも辛さを感じにくくなるでしょう。
看護師やめとけとはいわせない！ホワイト病院を見極める7つのポイント
将来的なキャリアアップを考えるなら、看護師の仕事を続けた方が良いでしょう。
しかし、ブラックな環境にいてもキャリアアップは見込めません。
また、身体的・精神的にもストレスが多いため、ブラックな環境は早めに抜け出すことが大切です。
キャリアアップと自分自身の健康のためにも、ホワイトな環境で看護師として働くことが大前提となります。
ホワイト病院を見極めるポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 看護基準と病床数で見極める
- 年間休日数で見極める
- キャリアアップ制度の有無で見極める
- 残業時間で見極める
- 求人の募集頻度で見極める
- 有休消化率で見極める
- 職場の雰囲気や身だしなみで見極める
看護基準と病床数で見極める
病床数に対しての看護師数が少ないと、1人あたりの業務負担が大きいと考えられます。
また、看護基準は仕事の責任や勤務時間、給料にも関係します。
転職先を絞り込む前に、自分にとってどのくらいの看護基準がホワイトな環境なのか理解しておきましょう。
年間休日数で見極める
年間休日数が多ければ、仕事とプライベートを両立しやすくなります。
ホワイトな病院に勤めるのであれば、年間休日は125日以上は欲しいところです。
求人案件にも年間休日数が記載されていることは多いので、事前に確認しておきましょう。
キャリアアップ制度の有無で見極める
キャリアアップ制度のある病院なら、昇給や役職アップを意識しながら働くことができます。
働くモチベーションも維持しやすくなるのもメリットです。
また、キャリアアップ制度などの教育制度が整っている環境は、学びの時間が確保されているため、人手不足である可能性が低いことも考えられます。
時間や気持ちに余裕を持つためにも、キャリアアップ制度の有無を確認しておきましょう。
残業時間で見極める
ホワイトな病院では、定時退勤が基本です。
とはいえ、病院業務では不測の事態が生じやすいため、残業なしという環境は一般的ではありません。
残業時間が月10時間以下であれば、ある程度はホワイトな職場と考えられます。
なお、残業時間についての情報は、公開されているとは限りません。
看護師専用の転職サイトに登録し、キャリアアドバイザーから転職先の残業時間などの内部情報を教えてもらいましょう。
求人の募集頻度で見極める
求人の募集頻度が高いということは、看護師の定着率が低いということです。
定着率が低い職場は、仕事がハードすぎる、人間関係に問題がある、業務と給料が見合わないなどの問題があると考えられます。
一方で、看護師の定着率が高い病院は、めったに求人が出ません。
求人が出てもすぐに決まるため、長期間募集中となるケースは少ないです。
また、ホワイトな病院では非公開求人であることも多々あります。
非公開求人を多く扱っている看護師専用の転職サイトに登録しておけば、ホワイトな職場の案件も教えてもらいやすくなります。
有休消化率で見極める
有休消化率が低いということは、申請しにくい環境か、申請しても却下されてしまう環境である可能性があります。
しっかりと休みを確保するためにも、有休消化率は最低でも50％以上の職場を選びましょう。
なお、有休消化率も、求人案件の情報だけではチェックできない可能性があります。
看護師専用の転職サイトに登録し、転職先の有休消化率の情報も受け取れるようにしておきましょう。
職場の雰囲気や身だしなみで見極める
ホワイトな病院では、心身ともに看護師たちに余裕があるため、雰囲気が和やかな傾向にあります。
また、看護師の身だしなみも綺麗で整っていることでしょう。
なお、雰囲気や身だしなみは求人情報だけでは分かりません。
採用選考に応募する前に、病院見学に出かけてご自身の目で確認しておきましょう。
看護師の資格を活かせるおすすめの仕事8選
看護師の資格を活かせるのは病院だけではありません。資格を活かしてほかの仕事をするのもおすすめです。
ここでは、病院勤務以外の仕事を紹介します。
- 産業看護師
- クリニカルスペシャリスト
- 検診センター・献血ルーム
- イベント・ツアーナース
- 美容クリニック
- 訪問看護ステーション
- 介護保険施設
- 保育園看護師
産業看護師
産業看護師とは、大企業で働く従業員の健康管理を担う看護師です。
メンタルヘルス相談や、健康診断のスケジュール管理などを担当します。
病気の治療より予防に徹した業務のため、精神的な負担は軽い傾向にあります。
また、ほかの従業員と同様、定時出社・定時退勤が可能です。残業なしで働きたい方にもオススメです。
産業看護師については、以下の記事で詳しく解説しています。合わせて読んでみてください。
クリニカルスペシャリスト
クリニカルスペシャリストとは、医薬品や医療機器を扱うメーカーに所属して働く仕事です。
営業担当者と一緒に病院や医師を巡回し、営業サポートをおこないます。フィールドナースと呼ばれることもあります。
クリニカルスペシャリストも残業が少ないため、プライベートと両立しやすいです。
また、直接看護に携わらないため、精神的・身体的な負担を軽減できます。
検診センター・献血ルーム
検診センターや献血ルームでは、健康診断や献血などで来院した人の身体測定や採血をおこないます。
決まった流れに沿って業務をおこなうため、緊急対応をおこなうことはほとんどありません。
病院勤務と比べて医療行為も少ないため、精神的なプレッシャーが少ないのが特徴です。
検診センターでの働き方については、以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
イベント・ツアーナース
イベントナースやツアーナースは、イベントやコンサート、海外旅行などのツアーに同行し、緊急事態に応急処置をおこなう仕事です。
急変などのトラブルがなければ、仕事はほとんどありません。
イベントやツアーを無料で楽しめる可能性もあり、魅力の仕事です。
ただし、仕事が単発なので安定しないというデメリットもあります。
美容クリニック
美容クリニックは、医療行為は消毒や注射などが中心で、緊急性の高い処置はほとんどないのが特徴です。
患者さまの不安に答えるために、コミュニケーションをしっかりと取ることに重点が置かれていることが多いです。
そのため、美容クリニックでの看護師の仕事は、医療というよりはサービス業に近い仕事といえます。
美容クリニックでの働き方については、以下の記事で詳しく解説していますので、合わせて読んでみてください。
訪問看護ステーション
訪問看護ステーションでは、患者さんの自宅に直接訪問して、担当医の指示で処置をおこないます。
基本的に1対1で、一人の患者さんにじっくりと向き合えるのが魅力です。また、食事や部屋の衛生管理のサポートも仕事の一つです。
患者さんとコミュニケーションをしっかり取りたい方、一人の患者さんに長く向き合いたい方にオススメです。
訪問看護師の働き方については、以下の記事で解説していますので、ぜひ読んでみてください。
介護保険施設
介護保険施設とは、デイサービスや介護老人保健施設、特別養護老人ホームなどを指します。
いずれの施設も看護師を常駐する必要があるため、看護師の募集も多数あります。
入所者の薬の管理や健康チェック、介護職員への健康相談などが仕事となります。
病院とは異なり夜勤なしのことが多いため、夜勤が苦手な方にもオススメです。
特別養護老人ホームでの仕事内容については、以下の記事で詳しく解説していますので、合わせて読んでみてください。
保育園看護師
保育園看護師は、0～1歳児のいる保育園で常駐する看護師のことです。
保育園看護師の主な仕事は、園児や従業員の健康管理です。
また、保育士のサポートを担うこともあり、子ども好きな看護師におすすめの職場です。
看護師の保育園での働き方については、以下の記事で解説しています。合わせて読んでみてください。
看護師におすすめの転職サイト3選
ホワイトで働きやすい職場を見つけるためには、転職先についての詳細情報を事前に入手しておくことが必要です。
また、安心して転職活動を進めるためには、キャリアアドバイザーのサポートを受けることも欠かせません。
これらの条件を満たすためには、看護師専用の転職サイトに登録することが必要です。
看護師転職にオススメのサイトを厳選して紹介いたします。
- 看護roo!
- レバウェル看護
- マイナビ看護師
看護roo!
看護roo!は、看護師の仕事をメインに取り扱う看護師転職サイトです。
病院以外の求人も豊富なため、イベントナースや産業看護師などの求人も見つかりやすいです。
また、キャリアアドバイザーが面接対策や履歴書添削なども実施してくれ、手厚い転職サポートを受けられる点も看護roo!の特徴です。
心強い味方と一緒に転職活動を進めていきたい看護師の人は、看護roo!で求人を探してみてください。
レバウェル看護
レバウェル看護は、公開求人14万件以上を扱う大手看護師転職サイトです。
転職を希望する看護師のニーズを徹底的にヒアリングしてくれるため、希望に合った求人案件が見つかりやすくなります。
また、キャリアアドバイザーから、転職先の詳しく内部情報を教えてもらえるのも、レバウェル看護を使うメリットです。
事前に職場の詳しい情報まで把握したうえで転職活動を進めていきたい看護師の人には、レバウェル看護を使った転職活動がおすすめです。
マイナビ看護師
マイナビ看護師は、大手人材企業のマイナビが運営している看護師転職サイトです。
大手ならではの安心感と、キャリアアドバイザーによる手厚いサポートが特徴です。
また、全国20か所に拠点があり、キャリアアドバイザーと対面で面談をして転職活動を進めることもできます。
さらに、非公開求人が全体の40％を占めているのもマイナビ看護師の特徴です。好条件な非公開求人を見つけ、自分に合った職場へ転職したい看護師の人は、マイナビ看護師を試してみてください。
看護師の仕事に関するよくある質問
「やめとけ」といわれることのある看護師の仕事ですが、メリットややりがいも多く存在します。
看護師を目指している人や、看護師として転職を考えている人にとっては、悩みも多いはずです。
そこでこの記事の最後に、看護師の仕事に関するよくある質問と回答を紹介します。
- 看護師の離職率は高い？
- 看護師の主な退職理由は？
- 看護師は辞めない方がいい？辞めるデメリットは？
- 夜勤が辛い場合の対策は？
看護師の離職率は高い？
日本看護協会が実施した「2022年 病院看護・助産実態調査」によると、看護師の離職率は11.6%です。
また、同年に厚生労働省が実施した「令和4年雇用動向調査結果の概要」によると、一般労働者における離職率は15.0%です。
これらの数値を単純に比較すると、看護師の離職率は低い傾向にあるといえます。
ただし、看護師は業務内容がハードな傾向にあり、やめとけといわれることも多いです。
看護師の離職率については、以下の記事で詳しく解説していますので、合わせて読んでみてください。
看護師の主な退職理由は？
厚生労働省が平成22年8月に実施した「看護職員就業状況等実態調査」によると、看護師の退職理由TOP10は、以下のとおりです。
| 退職理由 | 回答割合(複数回答可) |
|---|---|
| 出産・育児のため | 22.1% |
| 結婚のため | 17.7% |
| 他施設への興味 | 15.1% |
| 人間関係がよくないから | 12.8% |
| 超過勤務が多いため | 10.5% |
| 通勤が困難なため | 10.4% |
| 休暇がとれない・とりづらいため | 10.3% |
| 夜勤の負担が大きいため | 9.7% |
| 責任の重さ・医療事故への不安があるため | 9.6% |
| 本人の健康問題のため | 8.6% |
上記の表を読み取ると、出産や育児、結婚などのライフイベントをきっかけに、看護師を退職する人が多い傾向にあります。
また、人間関係の悪さや業務量の多さなど、職場に由来する退職理由もあることから、看護師が退職する理由は人によって異なるといえます。
看護師の退職理由に関する詳細は、以下の記事で解説していますので、合わせて読んでみてください。
看護師は辞めない方がいい？辞めるデメリットは？
看護師の仕事が辛いとき「もう看護師を辞めたい」と思うかもしれません。
しかし、大変だからといってすぐに辞めるのは考えものです。
看護師の仕事を辞める前に、辞めた場合のデメリットについて把握しておきましょう。
- 収入が減る可能性がある
- 未経験からのスタートになる
- 看護師としての職場復帰が難しくなる
収入が減る可能性がある
看護師を辞めて、一般企業勤務を始めてみると、その手取り収入の低さに驚くことも少なくありません。
女性看護師の給料は他業種と比べても高い部類に入るため、一般企業とのギャップに驚くこともあります。
未経験からのスタートになる
看護師としてキャリアを積んでいた方も、看護以外の業界では新人です。
今までキャリアは白紙となり、すべて一から学んでいくことになります。
自分より年下の上司に指示されるようになる可能性もあり、戸惑いを感じることもあるでしょう。
看護師として優秀であるほど、その立場の落差に落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
看護師としての職場復帰が難しくなる
いったん辞めたことで、看護師としてのキャリアはストップします。
また、看護師の仕事に戻ったとしても、ブランクが生じたことで将来的なキャリアアップが困難になるケースもあります。
体力的に看護師の仕事に戻れないケースもあります。
心身ともにストレスの少ない職場に慣れてしまうと、病院のハードな勤務にはもう馴染めないかもしれません。
夜勤が辛い場合の対策は？
看護師の仕事の特徴として、夜勤があることが挙げられます。特に病院で勤務する場合は、夜勤について考えておかなくてはいけません。
夜勤が体に合わない方や、生活リズムが崩れるのを良しとしない方は、次の対策を検討してみましょう。
- 「二交代から三交代」「三交代から二交代」に変えてみる
- 夜勤のない病棟・日勤のみの外来への異動を申し出る
- 看護師の資格を活かした転職をする
「二交代から三交代」「三交代から二交代」に変えてみる
二交代と三交代のシフトが合わないため、夜勤に辛さを感じている可能性があります。
病院によって異なりますが、二交代は日勤が8時半～17時半、夜勤が17時～9時、三交代は日勤が8時半～17時半、準夜勤が17時～24時半、深夜勤が24時半～9時などが一般的です。
長時間の深夜勤務が辛いなら、三交代で負担を減らすことができるかもしれません。
反対に三交代では生活リズムが整いにくい場合は、二交代の病院に転職するのもオススメです。
夜勤のない病棟・日勤のみの外来への異動を申し出る
夜勤の仕事がどうしても無理なら、日勤のみの外来や夜勤なしの病棟がおすすめです。
夜勤専従の働き方を選択できる病院では、日勤のみの働き方も選択できるため、自分に合う時間帯で仕事に従事できます。
ただし、日勤のみにすると給料が下がる可能性があります。
とはいえ、生活リズムが整う、仕事への意欲が湧くといった給料以上のメリットが得られることもあるため、自分に合う働き方を選びましょう。
看護師の資格を活かした転職をする
今の職場を辞めて転職するのも一つの方法です。看護師の資格を活かせるのは病院だけではありません。
介護施設や保育施設、保健師の資格を持っているなら保健所などでも働けます。
治験関係の一般企業で働く看護師もいます。
看護師の転職は、看護師専門の転職サイトに登録するのがスムーズです。
病院以外の職場も多数紹介している転職サイトもあるので、自分に合う働き方を見つけられます。
まとめ
看護師の仕事はやりがいも多く、世の中においてなくてはならない仕事の一つです。
しかし、ブラックな職場もあり、「看護師の仕事はやめとけ」といわれる原因になっています。
ブラックな職場に勤務している場合は、早めに辞め、転職サイトを活用してホワイトな職場に転職しましょう。
気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。