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潜在看護師とは？人数と復職しない理由や復帰を成功させるポイントも解説
近年、医療業界では看護師不足が深刻化しており、看護師免許を保有しているものの、現在看護師として勤務していない「潜在看護師」の存在が注目されています。
潜在看護師は現場経験があるため、復職すれば即戦力としての活躍が期待できます。
しかし、潜在看護師にとって復職のハードルは高く、復職しない選択をする人も存在します。
そこでこの記事では、潜在看護師が復職しない理由について解説します。
合わせて、潜在看護師の復職におすすめの職場や、復職を成功させるポイントも紹介します。
先に結論をお伝えしておくと、潜在看護師が復職先を探す時には、看護師転職サイトの「看護roo!」を使うのがおすすめです。
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履歴書添削や面接対策などのサポートも無料で受けられるため、復職を考えている潜在看護師の人は、ぜひ看護roo!で復職先を探してみてください。
そもそも潜在看護師とは
潜在看護師とは、看護師免許を保持している65歳以下の人のうち、看護師として就業していない人のことです。
厚生労働省の「看護職員の現状と推移」によると、2012年における潜在看護師の人数は約71万人います。
これは看護師免許を保持している人の約32%にあたり、思いの外多いと感じる人もいるのではないでしょうか。
潜在看護師になる原因とは？
厚生労働省の「看護職員就業状況等実態調査結果」によると、潜在看護師の退職理由は「出産・育児のため」「結婚のため」など、ライフイベントによる勤務が難しくなったことが多いです。
出産・育児や結婚などのライフイベントがあると、なかなか仕事に時間を割けず、フルタイムでの勤務が難しい人もいます。
病院や施設側の配慮により、時短勤務や土日休み、日勤のみでの働き方が可能な場合もあります。
しかし、職場によっては周りの看護師に小言をいわれ、肩身が狭くなり、働きづらくなる可能性もあります。
また、人手不足により休暇が取りづらく、希望どおりの働き方を実現できないために、復職せずに潜在看護師になる人もいます。
潜在看護師は何してるのか？
潜在看護師のなかには、専業主婦として家事に従事している人や、精神的な理由から働いていない人など、様々な人がいます。
ほかにも、金銭的に余裕があって働く必要のない人や、パート・アルバイトをしながら子育てや介護と両立をしている人もいます。
育児や介護の時間を確保するためには、常勤としての働き方はなかなか難しく、専業主婦やパート・アルバイトの働き方を選ぶ人もいるでしょう。
また、復職する人のなかには、看護師としての臨床経験を活かして、介護職や製薬会社・医療機器メーカーなどで再就職する人もいます。
なぜ潜在看護師は人数が多い？復職しない理由は5つ
潜在看護師の人数が多いのは、主にその復職に対するサポート体制の不十分さにあります。
なかでも、潜在看護師が復職しない理由は、次の5つです。
- 育児や介護との両立が難しい
- 復職時のサポート体制が整っていない
- 現在の医療技術についていけるか不安
- 看護職の責任や緊張感に耐えられない
- 看護師以外の仕事に興味がある
潜在看護師が復職しない理由を、それぞれ解説していきます。
育児や介護との両立が難しい
潜在看護師になる人は、育児の時間を確保するために、夜勤や休日出勤が難しかったり、フルタイムで働けなかったりする場合が多いです。
また、家族の介護をするために勤務時間に制限があり、時短勤務や勤務時間を変更して働く必要がある潜在看護師もいます。
午前中のみや、日勤のみなどの働き方であれば復職できる場合でも、そのように柔軟な働き方を採用している求人はなかなか見つけられません。
また、看護の現場では肩身が狭くなることもあり、復職を諦めてしまう潜在看護師も多いです。
加えて、急なシフト変更や残業の多い職場では、なおさら復職しづらいでしょう。
復職時のサポート体制が整っていない
復職時のサポート体制が整っていないことも、潜在看護師が復職しない理由の一つです。
出産や育児をしている看護師の場合、勤務中に子どもを預けられる保育所や学童保育などのサポートがあれば、看護師として復職しやすいでしょう。
また、復職して数年間は夜勤を免除してもらえたり、短時間勤務を認めてもらえたりすると、なおのこと復職しやすいはずです。
しかし、そこまで復職時のサポートが充実している施設は少なく、看護師が復職しづらいのが現状です。
また、潜在看護師が復職を機に転職する場合には、経験者とみなされて中途採用として扱われます。
新卒採用の看護師と比べると、十分なサポートは受けられないために、復職しない潜在看護師もいます。
現在の医療技術についていけるか不安
医療の技術は日々進歩しているため、看護師は新しい治療法や薬剤について、常に学び続ける必要があります。
しかし、潜在看護師として現場を離れている場合には、その分不安を感じるでしょう。
経験者といっても、数年単位のブランクがあると、サポートなしで看護師の仕事に付いていくのは厳しいものです。
大学病院のように高度な知識や技術を必要とする職場の場合には、さらに不安を抱きやすく、復職しづらいことでしょう。
看護職の責任や緊張感に耐えられない
看護師は、患者さんの命に関わるような責任の重い仕事を担います。
チームで医療に取り組むとはいえ、常にミスができない状況下で仕事をしていると、その緊張感から精神的なプレッシャーも感じるものです。
看護職ならではの責任感や緊張感に耐えられるか不安なあまり、潜在看護師として復職しない人もいます。
看護師以外の仕事に興味がある
潜在看護師の人のなかには、看護師以外の仕事に興味があるために復職しない人もいます。
看護師の臨床経験は、医療機器メーカーや製薬会社、保育園や看護学校など、様々な職場で活かせます。
実際に、看護師としての経験を活かして、病院やクリニック以外の職場で働く人も多く存在します。
看護師以外での働き方を経験することで、自身が理想とするキャリアを築ける人もいるでしょう。
もし看護師資格を活かした働き方を考えている場合には、看護師転職サイトの「レバウェル看護」で求人を探すのがおすすめです。
レバウェル看護では、保育園や介護施設、一般企業や看護学校など、看護師の資格を活かして働ける職場が多数掲載されています。
また「ブランク可」「研修充実」などの条件で求人を見つけられるため、知識や技術面に不安のある潜在看護師の人でも安心して復職できます。
自分のペースで働ける職場を見つけたい潜在看護師の人は、ぜひレバウェル看護で復職先を探してみてください。
潜在看護師の復職におすすめの職場は？
潜在看護師としての期間が長いほど、復職する際には不安も多いものです。
そのため、潜在看護師が復職する際には、働きやすい職場を選ぶことが大切です。
そこで、潜在看護師の復職におすすめの職場を5つ紹介します。
- 検診センター
- 介護施設
- 保育園
- 訪問看護ステーション
- 病院・クリニック
ここで紹介する職場は、日勤で勤務できる職場が多いため、育児や介護などとも両立しやすいでしょう。
それでは、潜在看護師の復職におすすめの職場をそれぞれ紹介していきます。
検診センター
検診センターにおける看護師の主な業務は、健康診断や人間ドックの介助やサポートです。
検診の項目は決まっているため、採血や検査の介助などの固定業務に加え、比較的簡単な業務内容であることが特徴です。
ブランクがあり、知識やスキルに心配がある潜在看護師でも復帰しやすい職場です。
また、日勤のみで残業が少ないのも検診センターで働くメリットです。土日や祝日が休日になることが多いため、プライベートとの両立がしやすい点も潜在看護師に適しているポイントです。
しかし、人によっては固定業務への物足りなさを感じることもあり、復帰後はアクティブに働きたいと考える人は注意が必要です。
もうひとつのデメリットとして、検診時間内はかなり忙しくなる場合がある点です。検診中は休憩がなく、基本的に立ちっぱなしで仕事をしなければなりません。
検診センターでは、短時間で多くの検査をこなす必要があるため、採血などの業務はスピードと正確さが求められます。同じ作業を繰り返すのが得意な潜在看護師の人には、検診センターへの復職がおすすめです。
検診センターでの働き方については、以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
介護施設
介護・福祉業界においても人材不足は深刻化しており、看護師の求人も多く出ています。
介護施設といっても、有料老人ホームやデイサービスなど様々あり、短時間勤務など働き方の融通が利きやすい特徴があります。
また、施設によって利用者の介護度が異なり、介護度が低い利用者が多いデイサービスなどでは、簡単な健康管理や薬の管理などが主な業務です。
高度な知識や技術を必要としないため、潜在看護師のブランク明けでの復職もしやすい職場でもあります。しかし、施設ごとに人員配置の人数が異なるため、場合によっては1人での勤務になることもあります。
時には利用者の体調悪化や怪我など、緊急で対応しなければならない場面では、自分が中心となって対応しなければなりません。
介護職員からも頼りにされる場面も多く、やりがいの感じられる仕事といえます。
保育園
保育園では、園児の体調管理や園内の衛生管理、園での検診の補助などの保健業務が看護師の役割です。
また、怪我をした園児の処置や内服管理、軟膏塗布といった対応もおこないます。
難しい医療行為が求められることはほとんどないため、ブランクによる手技への不安があっても働きやすい環境です。
保育園は夜勤がなく土日休みで働けるため、子育てと両立しやすいだけではなく、体力的な不安がある潜在看護師でも復職しやすいメリットがあります。
ただし、保育園では看護師の配置基準が自治体や施設ごとに決められており、看護師1人での勤務が多い点に注意が必要です。
保育園での看護師の働き方については、以下の記事で解説しています。合わせて読んでみてください。
訪問看護ステーション
訪問看護ステーションでは、利用者さんの自宅に訪問して、必要なケアを実施します。
日勤のみで働ける職場が多く、育児や介護と両立しやすいため、潜在看護師の人でも働きやすい職場です。
また、1回の訪問時間は30分〜1時間半あり、利用者さんやその家族としっかりコミュニケーションがとれます。
基本的には一人で利用者さんの家を訪問するため「きつい」といわれることもある仕事です。
しかし、一人ひとりの利用者さんとじっくり向き合えるのも、訪問看護ステーションで働くメリットです。
訪問看護ステーションでの看護師の働き方については、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
病院・クリニック
過去に勤務していた病院やクリニックであれば、潜在看護師でも復職しやすいでしょう。
時短勤務や夜勤免除などの働き方ができる職場であれば、育児や介護などがある場合でも、スムーズに復帰しやすいです。
また、クリニックは日勤のみで働ける職場が多く、診療時間も決まっていることから、残業が発生しづらい傾向にあります。
規模が大きく、研修制度の充実している病院の場合にも、知識やスキルの衰えを気にする必要なく復職できるでしょう。
もし潜在看護師からの復職を考えている場合には、看護師転職サイトの「マイナビ看護師」を使って求人を探すのがおすすめです。
マイナビ看護師では、ブランクのある潜在看護師に向けたサポートも実施しており、あなたの希望に合わせて復職先を紹介してもらえます。
「復職・ブランク可」「託児所あり」などの求人も探せるため、結婚や育児を機に離職していた潜在看護師の人でも、働きやすい職場を見つけられるはずです。
転職のプロから丁寧なサポートを受けながら復職先を探したい潜在看護師の人は、マイナビ看護師を使って職場を見つけてみてください。
潜在看護師が復職を成功させる5つのポイント
潜在看護師がスムーズな復職を実現するためには、いくつかのポイントを押さえてを転職活動を進めることが大切です。
ここでは、潜在看護師が復職で大切なポイントを5つ紹介します。
- ライフスタイルに合った働き方や職場を選ぶ
- 復職支援制度を活用する
- 家族にサポートしてもらう
- 非正規雇用で勘を取り戻す
- 看護師転職サイトを活用する
潜在看護師が復職するにあたって、大きなハードルとなるのがブランクです。
ここでは、いかにブランク期間を穴埋めして、スムーズに復職するかの観点で、潜在看護師の復職に大切なポイントを解説していきます。
ライフスタイルに合った働き方や職場を選ぶ
潜在看護師が復職する場合、まずは自分がどんな働き方をしたいかを、整理して明確にしておくことが大切です。
これまでの生活が一変するため、家族や周囲の環境にも影響が出る可能性があります。
小さな子どもがいる潜在看護師であれば、親族や保育園など日中に子どもを預けられる状況を作ったり、自宅に近い職場を選んだりなど、工夫をしたうえで希望条件を洗い出すと良いでしょう。
可能な労働時間や時間帯、理想の職場環境などを洗い出して、優先順位をつけて職場探しをすることで、希望に沿った職場を見つけやすくなります。
希望する条件を紙などに箇条書きで書き出し、そのなかから優先順位をつけて並び替えることでうまく整理できます。
また、面接時に条件を伝えておくことで、採用後のミスマッチを防げる可能性は高くなります。
復職支援制度を活用する
潜在看護師が復職するにあたって万全な準備を整えるために、復職支援制度の活用が有効です。看護協会が運営するナースセンターは各都道府県に設置されており、ブランクがある潜在看護師向けのセミナーや講習会などを開催しています。
採血や点滴注射などの基礎的な手技における講習や感染対策、急変時の対応など各種分野での復職に向けた研修を受けることもできます。
まずは、最新の医療についての知識やスキルを学び直してから、復職への活動をしたい潜在看護師は活用をおすすめします。
また、ナースセンターでは人材確保への取り組みとして求人情報の提供や就業相談をおこなう窓口も設けています。ブランクがあって復帰に対して不安を抱える場合にも、活用しやすい制度です。
家族にサポートしてもらう
潜在看護師から復職する際には、復職後の働き方について家族と相談することが大切です。
復職後は、今までとは生活リズムが大きく変わるものです。
何時間までなら働けるか、家事や育児の分担はできるかなど、事前に家族と確認しておくことで、復職しても長く働き続けやすくなります。
家族や周りの人からサポートを受けることで、潜在看護師からスムーズに復職できることでしょう。
非正規雇用で勘を取り戻す
非正規雇用として、一度実際に働いてみるのも、復職を目指す潜在看護師におすすめです。
派遣のような非正規雇用では、単発バイトや数ヶ月間の勤務など、短い期間だけ働くことができます。
訪問入浴介護やイベント会場など、様々な勤務先があるため、復職前に多くの経験を積める働き方でもあります。
少しずつ体を慣らしていくことで、看護師として再び働くイメージもつき、復職しやすくなることでしょう。
看護師の非正規雇用での働き方については、以下の記事で詳しく解説していますので、合わせて参考にしてみてください。
看護師転職サイトを活用する
潜在看護師の復職には、看護師転職サイトを利用することもおすすめです。
看護師転職サイトは、専任のキャリアアドバイザーが、潜在看護師の復職に関わる様々なサポートを一貫しておこなってくれます。
希望条件に沿った求人の紹介から、履歴書の添削、面接対策など、個々の事情を踏まえたうえでアドバイスをもらうことができます。
また、応募先施設への条件交渉も代理でおこなってくれるため、希望条件を直接伝えづらい人にとっても大きなメリットがあります。
そして、すべてのサービスを無料で受けられる点も、看護師転職サイトを使う魅力といえます。
潜在看護師の復職におすすめの転職サイト3選
看護師転職サイトには様々なものがあり、特徴や受けられるサポートなどはサイトによって異なります。
自分に合った最適な転職サイトを選ぶことで、より条件に合った求人を見つけられるため、転職サイト選びも重要なポイントです。
ここではブランクがあり、育児・介護などと両立しながら復職を目指す潜在看護師におすすめの転職サイトを3社紹介します。
- 看護roo!
- レバウェル看護(旧：看護のお仕事)
- マイナビ看護師
ここで紹介する看護師転職サイトは、どれも無料で利用できます。
より多くの求人から復職先を見つけたい場合には、複数の転職サイトを同時に活用するのがおすすめです。
それでは、潜在看護師の復職におすすめの看護師転職サイトをそれぞれ紹介していきます。
看護roo!
看護師roo!は、東証プライム市場上場企業の株式会社クイックが運営する看護師転職サイトです。
病院や施設の内部情報を、専任のキャリアアドバイザーが徹底収集し、マイナス情報まで含めた詳しい情報を提供してもらえます。
入職しなければ分からない内部情報まで事前に受け取れるため、入職後のミスマッチを最小限に抑えることができます。
全国的に求人が豊富であり、特に関東・東海・関西地方の都市部の求人に強い傾向があります。
また、面接対策や条件交渉などの手厚い転職サポートを手厚く受けられることも特徴の一つです。
希望があれば専任アドバイザーが面接への同行もしてくれるため、面接への不安が強い潜在看護師にとっても心強いサポートです。
レバウェル看護(旧：看護のお仕事)
レバウェル看護は、レバレジーズメディカルケア株式会社が運営する看護師専門の転職サイトです。
累計利用者数は40万人を突破している日本最大級の看護師転職サイトで、10万件を超える圧倒的な公開求人数が大きな特徴です。
その求人数の多さから、より多くの選択肢から復職先を探したい潜在看護師の人でも使いやすいサービスといえます。
また、年間4,000回以上の施設訪問・インタビューを実施しており、職場の雰囲気や人間関係といった内部事情をストックしている強みがあります。
求人票には載らない、リアルな情報から復職先を探せるため、採用後のミスマッチを防ぎたい潜在看護師の人にもおすすめです。
アドバイザーとのやりとりは電話やメールだけではなく、LINEでもやりとりが可能なので、気軽に相談や情報提供を受けることができます。
マイナビ看護師
マイナビ看護師は、大手人材紹介企業である株式会社マイナビが運営する、看護師に特化した転職サイトです。
認知度が高く、大手ならではの強みとして、豊富なキャリア支援実績に裏打ちされた万全のサポート体制があります。
また、医療機関との繋がりが強く、好条件の求人が多いのも特徴です。
全国21ヶ所に相談会場を設けていることから、地方に住んでいる潜在看護師でも対面で転職相談が受けられます。
公式ホームページの求人検索システムでは、細かい条件設定が可能で、複数の希望条件から求人探しが可能です。
また美容クリニックや一般企業、治験関連企業、保育施設など、病院以外の求人も多く取り扱っています。
看護師の資格を活かして、幅広いジャンルで復職したいと考えている潜在看護師にもおすすめです。
潜在看護師の復職に関するよくある質問
復職したいものの、様々なハードルがあるために、なかなか復職できずに悩む潜在看護師の人も多いです。
そこでこの記事の最後に、潜在看護師の復職に関するよくある質問と回答を紹介していきます。
- 潜在看護師の復職に適した働き方は？
- 潜在看護師が復職する際の履歴書の書き方は？
復職を考えている潜在看護師の人は、ここで紹介する内容を参考に、復職を進めてみてください。
それでは、潜在看護師の復職に関するよくある質問と回答を紹介していきます。
潜在看護師の復職に適した働き方は？
ブランクがある潜在看護師の復職では、以下のように勤務条件を重視した働き方を考えると良いでしょう。
- 日勤のみで働ける正社員
- 短時間勤務できるパート・アルバイト
潜在看護師の復職において、まず重要なポイントは「無理をしない」ことです。
通勤時間や勤務時間、業務内容などを総合的に判断し、無理のない働き方からスタートすることが大切です。
ここでは、潜在看護師の復職に適した働き方について紹介します。
日勤のみで働ける正社員
ブランクがある際には、日勤のみでの働き方がおすすめです。看護師としての働き方はさまざまで、日勤のみでも正社員として勤務できる職場もあります。
ある程度の期間現場から離れると、体力が低下している可能性があります。そのため、始めから夜勤や残業、休日出勤が多い職場で働くと、ハードな生活により早期退職につながってしまいます。
まずは、仕事をする生活に体を慣らし、生活のリズムを整えるためにも日勤のみで残業が少ない職場で働きましょう。
日勤のみの働き方を実現できる職場には、クリニックや検診センター、訪問看護などがありますが、病棟勤務では職場との相談により決まるケースが多いです。
夜勤なしの働き方については、以下の記事で詳しく解説していますので、合わせて読んでみてください。
短時間勤務できるパート・アルバイト
正社員以外にも、短時間勤務ができるパートやアルバイトといった非常勤での働き方もおすすめです。
勤務日数や時間帯を都合に合わせて調整できることが、非常勤の大きなメリットです。そのため、プライベートとの都合をつけやすく、子育てや介護と両立しながら復職を目指す場合にも、負担なく始められます。
無理のない業務量や勤務時間帯などのイメージがあれば、看護師として本格的に復職を目指す際の希望条件を明確化できるでしょう。
ただ、パートやアルバイトの場合は時間給での労働になるため、短時間での働き方では満足な収入を得られないこともあります。
特に、家計の問題で復職を考えている潜在看護師は、収入面での問題を理解したうえで検討しましょう。
潜在看護師が復職する際の履歴書の書き方は？
潜在看護師はブランクがあることから、復職時に履歴書を書くうえで注意すべき点がいくつかあります。
具体的には、潜在看護師が履歴書を書く際には、以下のポイントに注意しましょう。
- 退職理由や復職理由はポジティブな内容にする
- 看護師経験は丁寧に記載する
- 復職に対する熱意をアピールする
人間関係や体調不良を理由に退職した場合、どうしても退職理由がネガティブな内容になってしまいがちです。
悪印象を与えかねないため、退職理由は極力ポジティブな内容で書くことが大切です。
また、過去に看護師として働いていた経験は、極力丁寧に記載しましょう。
勤務していた診療科や、保有している資格名、スキルなどを詳細に書くことで、あなたのスキルを面接官に正しくアピールできます。
最後に、潜在看護師が履歴書を書く際には、復職に対する熱意をしっかりとアピールしましょう。
「今までの臨床経験を活かして、貴院で周りの看護師と協力しながら、チームで医療に取り組みたい」のように熱意を記載することで、ブランクのある潜在看護師でも、復職に対する気持ちをうまく伝えられるでしょう。
ほかにも、看護師の履歴書の書き方については以下の記事で解説していますので、合わせて読んでみてください。
まとめ
この記事では、潜在看護師になる理由や人数が多い背景について解説しました。潜在看護師になる背景には結婚や出産・育児から家族の介護まで人によってさまざまです。
そして、多くの潜在看護師が復職を希望する反面、ブランクや不十分なサポート体制によって復職に踏み切れない人も多いのが現状です。スムーズな復職を実現するためには、理想の働き方を明確にして無理のない働き方からスタートすることが大切です。
また、復職支援制度や転職サイトなど、気軽にサポートを受けられる機関もあります。それらを最大限に活用し、スムーズな復職を実現していきましょう。
気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。