Amazonポイントを効率よく貯めるコツや利用時の注意点を徹底解説!
「いくら買い物しても、なかなか貯まらない…」という印象の強いAmazonポイント。
どの商品を買っても必ずポイントがもらえる楽天市場やYahoo!ショッピングのシステムに慣れてしまうと、Amazonをなんとなく使いにくく感じ、IDを持ったまま利用から遠のいてしまった…なんていう人も多いかもしれません。
ですが、貯め方のコツを掴めばみるみる貯まっていくのがAmazonポイントです。しかもかなりの高還元率で貯めていくこともできます。
Amazonにマイナスイメージしか抱いてこなかった人も、この記事を読めばきっとAmazonポイントを活用したくなります。知らずに取りこぼすのはもったいないことですよ!
Amazonポイントが貯まらないと感じてしまう理由
Amazonポイントは、ECサイトのAmazon.com(以下Amazonと表記)の商品やサービスを購入することで、貯めて使えるポイントプログラムです。
Amazonのサイトでポイント還元対象商品を購入すれば貯まるのですが、その対象商品自体が少ないため、選べる商品も限られます。
欲しかった商品にポイントが付いていれば、それはかなりラッキーなことです。
ポイントが付かなければ当然貯めることもできません。楽天市場やYahoo!ショッピングのポイントシステムに慣れた人にしてみれば、さほど“うまみ”も感じられず、買い物したい気持ちもしぼんでしまいます。
さらにはAmazonポイントに対するマイナスイメージも意識に強く刷り込まれてしまうことでしょう。
このように、これまで「買うことでポイントを貯める」ことを実践してきた人たちに向けてこの記事で伝えたいのは、Amazonポイントは買って貯めるより、むしろ「支払い」で貯めるのが賢い方法だ、ということです。
Amazonポイントの基本を知ろう
いくら「みるみる貯まる!」と言われたところで、Amazonポイントの特質がぼんやりしたままでは貯める意欲もわきません。
まずはこの項目で、Amazonポイントの基本をまとめて知っておきましょう。
ちなみに、Amazonポイントが付く商品を見たことがない、という方は、Amazonのポイント還元キャンペーンページに掲載されている商品をチェックしてみましょう。
獲得できるポイント数は以下の図のように、個別の商品ページの価格欄に記されています。
Amazonポイントは1ポイントあたり1円で利用できる
Amazonポイントは、1ポイントあたり1円の換算レートです。買い物の決済が済むと、2日程度でポイントが発生します。
AmazonやAmazonマーケットプレイスの出品者が販売する商品のほぼすべてに、1ポイントから利用できます。配送料や代引手数料、ギフトラッピングの支払いに使うことも可能です。
Amazonポイントの有効期限は1年間
Amazonポイントの有効期限は、最後に買い物をした日、もしくは最後にポイントを獲得した日のいずれか遅いほうから1年間です。
商品やサービスの利用で決済するたびに1年間延びるので、Amazonのサービスをまめに利用している人なら、ポイントの有効期限をそれほど意識せずにいられます。
ポイント払いにもAmazonポイントが付いてお得!
Amazonはポイント払いにも太っ腹です。Amazonポイントが付く商品の支払いにAmazonポイントを利用しても、Amazonポイントが貯まります。
「ポイント払いの部分についてはポイント還元対象外」とルールを決めている他社サービスも多いなか、Amazonのユーザー目線に立ったこうした配慮も注目すべきメリットといえます。
ポイントを貯めるコツ①Amazonのキャンペーン参加で大量ゲット!
ここからは、Amazonポイントを貯めるコツを紹介していきます。まずは「買って貯める」ことに慣れている人にも実践しやすいコツから見ていきましょう。
Amazonには、高還元率でAmazonポイントが付く商品を集めたキャンペーン企画があります。ここに掲載された商品を狙って購入すれば、効率よくポイントを貯められます。
特定カテゴリの商品購入でAmazonポイント最大15%還元の商品も!
ポイント高還元商品は、Amazonの「Amazonポイント」ページにまとめて紹介されています。
15%や13%のポイントが付く高還元率商品は数点ですが、多くは10%還元でポイントが付くほか、商品購入の際にAmazonのクレジットカードに新規入会すると1,000~2,000ポイントもらえる商品もあるので、ぜひチェックしてみてください。
学生限定で書籍購入時10%ポイント還元!「prime student」の会員特典で貯める
Amazonプライムの学生版「Prime Student」では、通常会員の半額でAmazonプライムの特典を受けることができます。
このプログラムに入会し、本をまとめて3冊以上購入すると最大10%のポイント還元を受けられます。
Prime Studentの対象者は、国内の大学、大学院、短期大学、専門学校、高等専門学校に在籍する学生です。申込み時に、学籍番号や卒業予定年月を入力する必要があります。
無料でお試しできる6か月の体験期間を経て、正式に入会するという流れです。
ポイントを貯めるコツ②Amazonギフト券(アマゾンギフトカード)にチャージして最大2.5%還元
ここからは本記事の肝となる賢いAmazonポイントの貯め方、「支払いで貯める」方法の紹介です。
まずは、Amazonギフト券(アマゾンギフトカード)で支払うことで、ポイントを貯める方法から紹介しましょう。
Amazonギフト券はAmazonの買い物に使える金券です。クレジットカードがなくても商品を購入できます。
もちろん贈り物としても活用できます。このギフト券のチャージタイプに残高を追加すると、なんと最大2.5%のAmazonポイントが貯まります。
最低チャージ額は5,000円からです。1回にチャージする金額によって、また通常会員かプライム会員かによっても、以下の表のようにポイントの付き方に違いがあります。
1回のチャージ額 | 通常会員 | プライム会員 |
---|---|---|
5,000円〜19,999円 | 0.5% | 1.0% |
20,000円〜39,999円 | 1.0% | 1.5% |
40,000円〜89,999円 | 1.5% | 2.0% |
90,000円〜 | 2.0% | 2.5% |
プライム会員になって90,000円以上チャージすれば、2.5%もの還元率でAmazonポイントが貯まります。
高額チャージをすると残高の有効期限が心配になりますが、10年間の有効期限があるうえ、Amazonには日用品から高額商品、デジタルコンテンツまで数億種類の商品の取扱いがあります。
これらの購入に利用できるので、チャージ額を使い残す心配はなさそうです。
注意したいのは、チャージ方法に縛りがあるという点です。Amazonポイントは、以下の支払い方法でしか還元されません。
支払方法 | 上限額 |
---|---|
電子マネーEdy | 5万円 |
電子マネーSuica | 2万円 |
電子マネーJCBPREMO | 5万円 |
ATM(キャッシュカード) | 利用する金融機関による |
ATM(現金) | 10万円 |
コンビニ | 30万円 |
ネットバンキング | 利用する金融機関による |
Amazonギフト券のチャージにコンビニ払いを利用しても、コンビニのポイントは付きません。
クレジット払いを利用すればクレジットカードのポイントは付きますが、Amazonポイント付与の対象外となります。
このように他社ポイントとの二重取りは難しく、縛りのあるチャージ方法ではありますが、2.5%はかなりの還元率なので、必要な買い物をAmazonに集中させたい人にはとてもお得な方法です。
クレカチャージのnanacoを使えばポイント二重取りは可能?
ポイントの二重取りが難しいAmazonギフト券ですが、リクルートカードでクレジットチャージしたnanacoでチャージ金額を支払うと、リクルートポイントとAmazonポイントの二重取りも可能のようです。
Amazonプライム会員の最高還元率2.5%でAmazonポイントを獲得したい場合、まずリクルートカードでnanacoに9万円分をチャージし、1.2%のリクルートポイントを獲得します。
続いてAmazon.co.jpで、9万円をセブンイレブンでチャージできるように設定し、店舗でnanacoを使って支払うと、総還元率3.7%のポイントをゲットできる計算になりますが、実際にはいろいろと複雑な仕掛けをしなければなりません。
まず、nanacoにチャージできる上限額が5万円のため、9万円を支払うとなると、nanaco1枚では足りません。セブンイレブン払いを選択する際も、電子マネー払いを選択しないようにするなど、複雑な手続きを踏む必要があります。
これらの手間を面倒に思わない人であれば、チャレンジしてみる価値もあるかもしれません。
ポイントを貯めるコツ③クレジットカード「Amazon Mastercard」払いでも最大2.5%の還元率
Amazon Mastercardは、Amazonのサービスで使うと得するクレジットカードです。Amazonの買い物で支払いに利用すれば、Amazonポイントが1.5~2.5%の高還元率で貯まります。
ポイントを貯めるコツ①で紹介したような「商品購入で10%還元」などに比べれば心もとないポイント還元率ですが、比較的還元率が高いリクルートカードで支払っても1.2%の還元率ということを考慮すれば、Amazonの利用にはかなりお得度の高いクレジットカードといえます。
もちろん、Amazon以外の買い物に使っても1%と高めの還元率でポイントがもらえます。
Amazon Mastercardには「クラシックカード」と「ゴールドカード」の2種類があり、ポイント還元率は以下のように差があります。
カードの種類 | Amazon Mastercardクラシック | Amazon Mastercardゴールド |
Amazonの支払い プライム会員の場合 | 還元率2.0% | 還元率2.5% |
Amazonの支払い プライム会員以外の場合 | 還元率1.5% | - |
Amazon以外の支払い | 還元率1.0% | 還元率1.0% |
Amazon Mastercardクラシックの入会特典で2,000Amazonポイントゲット!
- Amazon以外のご利用でも1%ポイント還元!マイ・ペイすリボのご登録なら1.5%ポイント還元
- アカウントにポイント自動加算で交換忘れがなく便利で安心
- すぐにAmazonでお買物できる!即時審査サービス
年会費初年度 | 無料 |
---|---|
年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 1.0%~1.5% |
発行スピード | ネットで最短3日発行 |
国際ブランド |
|
電子マネー |
|
- 付帯サービス
Amazon Mastercardクラシックに入会すると、通常特典として2,000ポイントのAmazonポイントがもらえます。Amazonで2,000円相当の買い物に使えるので、入会するだけでもお得です。
初年度の年会費は無料、2年目以降は通常1,375円(税込)の年会費がかかりますが、前年度に1回以上の利用があれば無料になるので、実質無料で持つことが可能です。
Amazonの支払いに利用すると利用額の1.5%のAmazonポイントが貯まりますが、Amazonプライム会員なら、利用額の2%のAmazonポイントを獲得できます。
さらに、Amazon以外の買い物でも、しっかり1%の高還元率でAmazonポイントが貯まります。
旅行傷害保険は付きませんが、買い物は年間100万円まで補償されます。カードに申込めるのは高校生を除く満18歳以上の人です。未成年者は親権者の同意が必要になります。
Amazon MastercardゴールドならダントツでAmazonポイントが効率よく貯まる!
- Amazon以外のご利用でも1%ポイント還元!マイ・ペイすリボのご登録なら1.5%ポイント還元
- アカウントにポイント自動加算で交換忘れがなく便利で安心
- すぐにAmazonでお買物できる!即時審査サービス
年会費初年度 | 11,000円(税込) |
---|---|
年会費2年目〜 | 11,000円(税込) |
ポイント還元率 | 1%~2.5% |
発行スピード | 最短即日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
|
- 付帯サービス
Amazon MastercardゴールドをAmazonの買い物で利用すれば、一番ラクに2.5%もの高還元率でAmazonポイントをゲットできます。
11,000円(税込)の年会費がかかりますが、以下の条件を満たせば2年目以降、最大で6,600円(税込)もの割引きが受けられます。
- 「マイ・ペイすリボ」で支払うと年会費の半額5,500円(税込)が割引き
- 「WEB明細書サービス」の利用で1,100円(税込)割引き
また、別途年会費を支払わずにAmazonプライムの特典が使い放題になる点もお得です。
買い物補償のほか、海外・国内の旅行保険もしっかり付帯しています。全国主要空港のラウンジも無料で利用できるので、旅行好きな人の場合は少し出費がかさんでも、こちらの上位カードがおすすめです。
Amazon MastercardならETCカードの年会費が実質無料に!
Amazon Mastercardユーザーの共通付帯機能には、電子マネーiDの専用カードとETCカードもあります。
これらのカードで支払っても利用金額の1%分のAmazonポイントが還元されます。
iD専用カードは年会費と発行手数料が無料です。
Amazonの買い物にiDは利用できませんが、Amazon Mastercardクラシックで支払うほうがポイント還元率も高いので、特に不便はなさそうです。
ETCカードもAmazon Mastercardクラシックと同様、年会費は初年度無料で2年目以降は550円(税込)かかりますが、ETC利用の請求が前年度に1回以上あれば無料です。
他社クレジットカードと比較しても維持費がかからずお得なので、ドライブ好きな人にもおすすめの1枚です。
Amazonポイントを支払いに利用する際の注意点
Amazonポイントの貯め方のコツが掴めたら、使い方のルールもおさえておきましょう。ここからはAmazonポイントをAmazonの支払いに利用する際のルールをまとめてご紹介します。
まず使える保有ポイント数を確認しよう
Amazonポイントの保有数は、Amazonの公式サイトで確認できます。パソコン画面上で確認する場合は、ログイン後の画面の検索窓下あたりに表示されています。
スマホ画面の場合はサインインしていても、トップページでは保有ポイント数が確認できません。画面左上のメニューマークからアカウントサービス画面へ移動し、「Amazonポイント残高の確認」を選択して「マイポイント」画面へ移動すると確認できます。
Amazonポイントは、他の支払いとも併用できる
Amazonポイントはじっくり貯めてポイントのみで支払うこともできますし、貯めこまずこまめに使いたいという場合は、以下のような他の支払い方法との併用も可能です。
- クレジットカード決済
- ATM払い
- コンビニ払い
- Amazonギフト券払い
以前はポイント残高があると支払いの際に自動的にポイントが充当されていましたが、現在は併用できるようにシステムが変更されています。
Amazonポイントが使えない場合は?
Amazonポイントは、Amazonのほとんどの商品の支払いに利用できますが、まれに使えないケースもあります。以下にまとめてご紹介します。
1回の注文に使えるのは10万ポイントまで
AmazonポイントをAmazonの買い物で利用する場合、1度に使えるポイント数は10万ポイントまでというルールがあります。
10万ポイントを超えてAmazonポイントを貯めている場合、ポイント残数の利用は次回の買い物へ持ち越しとなります。
支払いに使えるのは確定ポイントのみ。仮ポイントは利用不可
Amazonの「マイポイント」ページには、「ご利用可能ポイント」と「仮ポイント」が併記されていますが、商品の支払いに利用できるのはご利用可能ポイントのみです。
仮ポイントは注文完了時に付与されるポイントで、支払いと商品の発送が未完了です。
これらが完了すると確定ポイントに変わり、支払いに利用できるようになります。利用可能となるまでには1日か2日ほど時間がかかります。
Amazonポイントを利用できない商品もある
以下の商品は、Amazonポイントでの支払いができません。
- Amazonギフト券
- Amazonフレッシュ商品
- Amazonコイン
- Amazon定期おトク便
- Kindle本を除くデジタルコンテンツ商品
また、AmazonプライムやPrime Studentの入会金に利用することもできません。
他社のポイントや電子マネーへの交換、移行、おまとめは不可
Amazonポイントは他社のポイントのように他サービスのポイントや電子マネー、商品券などに交換できるような汎用性は、残念ながら持ち合わせていません。
用途はあくまでもAmazonでの買い物の利用に限定されます。
Amazonポイントのまとめ
なぜか貯まらない…とモヤモヤさせられることが多かったAmazonポイントですが、貯め方のコツは掴んでいただけましたか。
Amazonではポイントをもらえる商品が限られるため「買って貯める」より「支払いで貯める」ことを意識すれば、ポイントは確実に貯まっていきます。
支払いで貯める具体的な方法は、Amazonの買い物の支払いに利用するツールの選択が肝になります。具体的には、以下の方法を紹介しました。
- Amazonギフト券に残高をチャージして、最大2.5%の還元率でAmazonポイントをゲット
- Amazon Mastercardを支払いに利用し、最大2.5%の還元率でAmazonポイントをゲット
いずれもAmazonプライム会員になることで、最大の還元率でポイントが貯まります。
「Amazonでしか取扱ってないのに…」、「Amazonのほうが他社サイトよりも安いのに…」と思いながらも、ポイントが付かないことでこれまで商品購入に踏み切れなかった皆さんも、ぜひこの記事をきっかけにAmazonを活用してみてくださいね。
2008年青山学院大学国際政治経済学部卒。在学時にファイナンシャル・プランナー(FP)の資格を取得。 2012年に株式会社サイバーエージェントに入社し、Ameba事業部にて編集に従事。 2018年8月にCyberOwlへ異動し、マネ会の編集長就任。FPの知識を活かして、クレジットカード、カードローン、キャッシュレスの記事作成に携わる。難しいことをわかりやすく伝えるがモットー。 ラグジュアリーカード<Titanium Card>とセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードをメインに、アメックスゴールドやJCBゴールド、楽天カードなど10枚以上のクレジットカードを保有。