みずほ銀行のクレジットカード全8種類を徹底比較!メリットやデメリットも解説
みずほ銀行といえば、三菱UFJ銀行、三井住友銀行と並ぶ3大メガバンクの1つです。全国的に知名度も高いので、利用している方も多いのではないでしょうか。
みずほ銀行が発行しているクレジットカードの種類は8種類。銀行が発行するカードにしては種類が多く、自分にあったカードを選ぶことができます。
本記事では、みずほ銀行が発行する8種類のクレジットカードの特徴をはじめ、申込み方法や審査に関する注意点などをご紹介します。みずほ銀行のクレジットカードを作りたいという方は、ぜひご参考ください。
みずほ銀行のクレジットカード全8枚の比較
では最初に、みずほ銀行のクレジットカード全8種類を紹介します。
それぞれのカードの主な特徴を表にまとめましたので、以下をご覧ください。
カード名 | 年会費 | 特徴 |
---|---|---|
みずほマイレージクラブカード[一般]UC Mastercard | 無料 |
・ポイント還元率0.5% ・家族カード発行可 |
みずほマイレージクラブカード[一般]セゾンVISA | 無料 |
・ポイント還元率0.5% |
みずほマイレージクラブカード[一般] セゾンJCB | 無料 |
・ポイント還元率0.5% |
みずほマイレージクラブカード/THE POINT |
無料 |
・ポイント還元率1.0% ・家族カード発行可 ・MastercardとVISAを選択可能 ・キャッシュカード分離型 |
みずほマイレージクラブカード/ANA | 無料 |
・ポイント還元率0.5% ・家族カード発行可 ・ANAマイルを貯められる ・国際ブランドはMastercard |
みずほマイレージクラブカード/セゾンSuica | 無料 |
・ポイント還元率0.5% ・Suica一体型 ・国際ブランドはVISA |
みずほマイレージクラブカード/セゾンアメリカン・エキスプレス(R)・カード・ベーシック | 無料 | ・ポイント還元率0.5% |
みずほマイレージクラブカード[ゴールド] UC Mastercard | 11,000円(税込) |
・ポイント還元率0.5% ・家族カード発行可 |
みずほ銀行のクレジットカードは、ゴールドカード以外は年会費無料で利用できます。ポイント還元率は基本的に0.5%。「THE POINT」のみポイント還元率1.0%のため、還元率にこだわる方はチェックしておきましょう。
それぞれのカードでは使用できる国際ブランドが異なります。普及率の高さやステータス性などから自分にあったブランドを選択しましょう。
また、ほとんどのカードがみずほ銀行のキャッシュカードと一体型であり、カードを何枚も持ち歩きたくない方には嬉しい仕様です。ただし、「THE POINT」のみ、みずほ銀行のキャッシュカードとの分離型になります。キャッシュカードとクレジットカードを1枚にまとめたい方は注意してください。
みずほ銀行のクレジットカード一覧
それぞれのみずほ銀行のクレジットカードの詳細をご紹介します。どのカードを選べばいいのか、参考にしてくださいね。
みずほマイレージクラブカード[一般] UC Mastercard
- 年会費が一切不要。お気軽にお申し込みいただけます。
- みずほ銀行ATM・イオン銀行ATM時間外手数料が無料に!
- 期限の無いポイント、永久不滅ポイント。
年会費初年度 | 無料 |
---|---|
年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.1 〜 3% |
発行スピード | 約3週間 |
国際ブランド |
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電子マネー |
|
- 付帯サービス
みずほ銀行のクレジットカードのなかでもベーシックな一般カードのひとつ、みずほマイレージクラブカード[一般]UC Mastercardについて解説します。
一般カードは代表的な国際ブランドであるVISA、Mastercard、JCBを揃えていますが、一般カードのうちUC Mastercadは唯一家族カードが発行できるという特徴があります。家族カードの発行を考えている方は、UC Mastercadを申込むとよいでしょう。
みずほマイレージクラブカード[一般] セゾンVISA
年会費(税込) | 無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5% |
同じく一般カードのひとつであるみずほマイレージクラブカード[一般]セゾンVISAカードを紹介します。
名前にある通りVISAブランドであるので使える店舗数は多め。海外で利用することを考えている方におすすめです。
また、このカードはセゾンカードであるため、西友をはじめ、リヴィン、サニーなどの店舗で第1・第3土曜日5%OFFで買い物をすることができます。該当する店舗をよく利用するという方は、ぜひこのカードを検討するとよいでしょう。ただ、家族カードを申込むことはできないので注意してください。
みずほマイレージクラブカード[一般] セゾンJCB
年会費(税込) | 無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5% |
3つめの一般カードは、みずほマイレージクラブカード[一般]セゾンJCBカードです。セゾンVISAカードと同じくセゾンカードであるため、西友、リヴィン、サニーなどで毎月第1・第3土曜日に5%OFFとなります。
VISAとの違いは、ほぼブランドの違いのみ。ほとんどの主要国際ブランドがアメリカ発であるのに対し、JCBは日本の企業です。そのため日本での普及率が高い傾向にあります。
日本の企業の方が安心して利用できるという人におすすめのクレジットカードです。
みずほマイレージクラブカード/THE POINT
年会費(税込) | 無料 |
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ポイント還元率 | 1.0% |
みずほマイレージクラブカード/THE POINTは、他のみずほマイレージクラブカードと比べてポイントが貯まりやすいという特徴があります。
みずほマイレージクラブカードはほぼすべてがポイント還元率0.5%です。しかし、THE POINTは基本のポイント還元率1.0%と高還元率です。さらにオリコモールというポイントサイトを経由することでプラス0.5~2.0%、特定のECサイトを利用することでプラス0.5%、合計で最大3.5%の還元率にすることができます。
特定のECサイトの詳細は以下のようになります。
ECサイト名 | 追加ポイント還元率 |
---|---|
Amazon.co.jp | 0.5% |
楽天市場 | 0.5% |
Yahoo!ショッピング | 0.5% |
LOHACO | 1.0% |
ベルメゾンネット | 0.5% |
dショッピング | 2.0% |
みずほマイレージクラブカードで貯められるポイントは基本的に永久不滅ポイントですが、THE POINTのみオリコポイントになります。また、THE POINTのみキャッシュカード分離型である点には注意しましょう。
みずほマイレージクラブカード/ANA
- 年会費が無料
- 期限の無いポイント、永久不滅ポイント。
- ANAのマイルが貯まる!
年会費初年度 | 無料 |
---|---|
年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.1 〜 3% |
発行スピード | 21営業日程度 |
国際ブランド |
|
電子マネー |
|
- 付帯サービス
みずほマイレージクラブカード/ANAはみずほマイレージクラブカードのうち、唯一ANAのマイルを貯められるカードです。
通常のクレジットカードとしての利用で永久不滅ポイントが貯まり、永久不滅ポイント100ポイントで350マイルと交換することが可能です。
頻繁に旅行に行くという方や、出張などで飛行機を利用する機会が多い方にはおすすめのクレジットカードです。
みずほマイレージクラブカード/セゾンSuica
年会費(税込) | 無料 |
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ポイント還元率 | 0.5% |
みずほマイレージクラブカード/セゾンSuicaは、他のセゾンカードと同じく、西友やリヴィン、サニーで5%オフのサービスが付帯します。
最大の特徴はSuica一体型であること。一体型なのでオートチャージ機能がついており、電車などの改札で残額を気にする必要がありません。
さらに、通常のショッピングはもちろん、オートチャージでも永久不滅ポイントを貯めることができます。日常的にSuicaを使用しているという方におすすめのクレジットカードです。
みずほマイレージクラブカード/セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード・ベーシック
みずほ銀行のクレジットカードは、アメックスも選択可能です。アメックスはステータス性が高いことで一定の人気がありますが、このカードは年会費無料で持つことができるため、お得感があります。
また、アメックスが提供するにはサービス以下のようなものがあります。
- 海外旅行ツアーの手配
- パスポート紛失時のサポート
- 最高1,000万円の海外旅行傷害保険
年会費無料のみずほマイレージクラブカードのなかでは、唯一海外旅行保険の特典が付帯しています。そのため海外旅行に行く機会が多い方におすすめのカードです。
みずほマイレージクラブカード[ゴールド] UC Mastercard
年会費(税込) | 11,000円 |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5% |
みずほマイレージクラブカード[ゴールド]UC Mastercardは、みずほ銀行が提供するカードの中で唯一の上位カードです。
これまで紹介したカードにはない特典である、空港ラウンジの利用や、海外アシスタンスサービスの利用が可能です。
ただし、発行の際に満25歳以上かつ年収500万円以上という条件があり、さらに年会費は11,000円(税込)必要となります。年会費の割に付帯するサービスがそれほど増えていないという声も多く、あまり人気のカードではないというのが実情です。
みずほ銀行のクレジットカードは付属カードも作成可能
みずほ銀行のクレジットカードは家族カードやETCカードなどの付属カードのサービスも提供しています。どちらもとても便利なカードですので、ぜひ活用することをおすすめします。
家族カード
クレジットカードを家族のうちひとりが本会員として契約していれば、その家族は家族カードを発行することが可能です。家族が別々にカードを発行した場合と比べ、以下のようなメリットがあります。
- 利用明細を本会員と共有できる
- ポイントを本会員と共有できる
- 年会費が本会員と比べ割安になる
- 本会員と同じサービスが受けられる
家族カードが発行できるみずほ銀行のクレジットカードは以下の4種類です。本会員ひとりに対して発行可能な枚数が決まっていますのでご注意ください。
発行可能なクレジットカード | 発行可能枚数 | 家族カード年会費 |
---|---|---|
みずほマイレージクラブカード[一般] UC Mastercard | 8枚 | 無料 |
みずほマイレージクラブカード/THE POINT | 3枚 | 無料 |
みずほマイレージクラブカード/ANA | 8枚 | 無料 |
みずほマイレージクラブカード[ゴールド] UC Mastercard | 8枚 |
1人目:無料 2人目:1,100円(税込) |
ETCカード
今や高速道路を使用する上で必須ともいえるETCですが、みずほ銀行もETCカードを発行する事ができます。ETCカードは今回紹介したどのクレジットカードとも連携させることができ、年会費も無料です。
ちなみに、ETCカードの発行枚数はクレジットカード1枚につき1枚までですが、セゾンカードの場合はクレジットカード1枚につきETCカードを最大5枚発行可能です。
みずほ銀行のクレジットカードのメリット・デメリット
みずほ銀行のクレジットカードは他の有名なクレジットカードと比べ、どのようなメリットデメリットがあるのかを紹介します。
クレジットカードのメリット
まずはメリットについて紹介します。みずほ銀行のクレジットカードのメリットは以下のことが挙げられます。
- みずほ銀行のATM時間外手数料、振込手数料、イーネットATM利用手数料(取引状況に応じて月1回から3回まで)無料
- 大手銀行が発行するクレジットカードのなかで最も国際ブランドの選択肢が多い
- 貯められるポイントが永久不滅ポイントなので期限が気にならない
- キャッシュカードと一体型である
各種手数料が無料になるのは嬉しいメリットですね。また、多くの国際ブランドから自分の好きなものを選べる点も、みずほ銀行のカードが人気である一因です。
ただし、一部のコンビニATM(セブン銀行ATMおよびローソン銀行ATM)の時間外手数料無料特典は、2020年2月末で終了となりました。対象となるのはイーネットATMのみになりますのでご注意ください。
永久不滅ポイントはその名の通りポイントの有効期限がないことが売りであり、いちいち期限を気にしたくないという方にはぴったりです。
また、みずほ銀行のカードはTHE POINTを除いたすべてがクレジットカードとキャッシュカードどちらとしても使用できる一体型のカードです。あまりカードの枚数を増やしたくないという方には嬉しい仕様ですね。
クレジットカードのデメリット
メリットがある一方で、当然デメリットも存在します。そこまで致命的なデメリットではありませんが、どうしても気になるという方は別のクレジットカードも検討してみましょう。
- 基本のポイント還元率が0.5%と低い
- 一体型の場合、紛失すると再発行まで時間がかかる
- ゴールドカードで追加される特典があまり充実していない
楽天カードやJCB CARD Wのような人気のカードは、みずほ銀行のカードと同じく年会費無料ながら、ポイント還元率は1.0%と高水準です。それに対し、みずほ銀行のカードの還元率はあまり魅力的とはいえないでしょう。
キャッシュカード一体型のクレジットカードは一見便利ですが、もし紛失してしまうと再発行に2~3週間かかってしまいます。クレジットカードがないと生活が非常に不便になる方も多いと思いますので、なるべく再発行は避けたいところです。
ゴールドカードについては上でも少し触れましたが、年会費の割に追加される特典は少なめです。ただ、ゴールドカードの家族カードは年会費も非常に安くなるため、家族カードの発行を前提としてゴールドカードを発行するのもよいかもしれません。
みずほ銀行のクレジットカードの作り方や審査
さて、ここまでみずほ銀行のクレジットカードの特徴について解説しましたが、実際にみずほ銀行のカードを発行するにはどうすればよいのでしょうか。申込みにはいくつかの手順や条件があるため、順に紹介していきます。
申込むときの必要条件
みずほ銀行のクレジットカードの発行には、いくつか条件があります。
まず、18歳以上(高校生除く)であり、安定収入があることが必要です。加えて、みずほ銀行の口座を開設することや、みずほダイレクト、みずほマイレージクラブのサービスに登録することが必要となります。
みずほダイレクトとは、みずほ銀行のインターネットバンキングのことであり、無料で使用でき、かつ便利なサービスなので非常におすすめです。
みずほマイレージクラブとは、ATM時間外手数料無料などの各種特典を年会費無料で利用できるサービスです。こちらも加入しておいてデメリットはないため、ぜひ利用すべきサービスです。
クレジットカードの審査
みずほ銀行のクレジットカードの審査基準は公開されていませんが、難易度としてはそこまで厳しくなく、大学生や主婦であっても審査に通ることは多いです。
ただ、みずほ銀行に限らず、三菱UFJ銀行や三井住友銀行などが発行する、いわゆる銀行系カードは収入を重要視するといわれています。なるべく収入が多いと安心ですが、目安としては300万円ほどの年収があれば通りやすいでしょう。
クレジットカードの申込み方法
みずほ銀行のクレジットカードの発行を申込む際には、店頭かネットか、どちらかの方法で申込むことになります。
クレジットカードが手元に届くまでの一連の流れをまとめると、以下のようになります。
- 発行したいカードの種類を選ぶ
- 店頭もしくは公式サイトから申込む(同時にみずほ総合口座、みずほダイレクト、みずほマイレージクラブへの申込みも可能)
- 審査に通れば申込みから1~2週間後に通帳が郵送される
- 申込みから2~3週間後に、みずほダイレクトの「ご利用開始のお知らせ」が届き、みずほダイレクトとみずほマイレージクラブが利用可能になる
- 申込みから3~4週間後に、クレジットカードが郵送される
一連の流れを見るとわかるように、実際にクレジットカードが手元に届くまでに少々時間がかかります。すぐにカードを使用したいという方は早めに手続きをするようにしましょう。
みずほデビットカードサービス
クレジットカードは、支払いを月末などの決められた日に一度に済ませますが、デビットカードは使用のたびに口座から代金が引き落とされます。うっかり残高以上に使いすぎてしまうことがないため、デビットカードを愛用する人も多いです。
そんなデビットカードですが、みずほ銀行では「Jデビット」「みずほJCBデビット」の2種類のデビットカードを利用可能です。
- Jデビット
持っているキャッシュカードをデビットカードとして利用できる - みずほJCBデビット
カードの新規が発行が必要だが、利用金額の0.2%がキャッシュバックされる
クレジットカードも便利ですが、デビットカードも多くの利点があるため、こちらを検討してみるのもよいでしょう。
みずほ銀行のクレジットカードまとめ
最後に、みずほ銀行のクレジットカードと、他のクレジットカードを比較し、異なる点を把握しておきましょう。他のカードと比較したとき、みずほ銀行のカードの特徴として、以下が重要なポイントとなります。
- 銀行系カードの中でも8種類と種類が多く、選びやすい
- 年会費無料のカードの中ではポイント還元率が低め
- 各種手数料無料など、みずほ銀行利用者にとってお得なサービスが豊富
手数料が無料になることは、みずほ銀行を頻繁に利用する方にとって嬉しい点です。みずほ銀行をメインバンクにしている方は、みずほ銀行のクレジットカードを発行して間違いはないでしょう。
はじめて申込むのであれば、家族カードも発行できるみずほマイレージクラブカード[一般]UC Mastercardがおすすめです。
ただ、ポイント還元率が低めであったり、ゴールドカードの利点が少ないなどのデメリットもあります。ショッピング用としてみずほ銀行のカードとは別に高還元率のカードを持ち、状況に応じて使い分けるのもよいでしょう。
Web系コンテンツで小説・ライトノベル・漫画原作を連載している作家兼編集者。双葉社より書籍&電子書籍も発売中。金融関係はもちろんのことエンタメ系から商品紹介まで様々なメディアの編集者&ライターを経験。 ゲーム・アイドル・ガジェット・動物・アート・自転車・旅行などが大好き。過去には自転車で日本一周したこともある。 クレジットカードはエポスゴールドカードと楽天カードを保有。楽天マニアのため楽天ペイ・楽天Edy・楽天銀行を使いこなしており、できれば楽天カードと添い遂げたいと願っている。