PASMO(パスモ)のオートチャージでポイントが貯まるおすすめのクレジットカードはこれだ!
PASMO(パスモ)にはオートチャージという機能があり、PASMOを改札機にタッチするだけで、自動的にチャージすることが可能です。
オートチャージ機能を利用するためには、PASMOにチャージするためのクレジットカードが必要ですが、PASMOにチャージすることでもクレジットカードのポイントは貯まるので、クレジットカード選びは非常に大切です。
そこで今回は、PASMOのオートチャージ機能のメリット・デメリットや、オートチャージをおこなう際におすすめのクレジットカードについて解説します。
- ①ANAマイルがしっかり貯まる「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」
- ②東急沿線に住む人なら「TOKYU CARD ClubQ JMB(PASMO一体型)」
- ③小田急沿線でJALマイルをしっかり貯めるなら「JALカード OPクレジット」
- ④西武鉄道でPASMOのオートチャージを使うなら「SEIBU PRINCE CLUBカード」
- ⑤京王線はもちろん、京王系列の店舗でもポイント獲得!「京王パスポートPASMOカード VISA」
- ⑥京急線から羽田空港までお得な「京急プレミアポイント PASMO」
- ⑦京成沿線に強くて成田空港でもポイントを獲得「京成カード(オリコ)」
- ⑧PASMOのオートチャージが使えて保険も充実「パスタウンPASMOカード」
- ⑨東京メトロに乗るなら年会費が無料も可能な「Tokyo Metro To Me CARD Prime PASMO」
- ⑩東武沿線でも東京ソラマチでもお得な「東京スカイツリー東武カードPASMO」
PASMOのオートチャージが可能なおすすめクレジットカード
PASMO(パスモ)のオートチャージって何ができる?
PASMOのオートチャージは、「入場時」もしくは「出場時の運賃支払い後」にPASMOの残額が指定した金額以下だった場合に、改札機で自動的にPASMOの残額に事前に設定した金額がチャージされるサービスです。
チャージされた分のお金はクレジットカードでの支払いになっているので、後日クレジットカードの引き落としの際に、支払われることになります。
ちなみに、PASMOはApple Pay(アップル ペイ)に登録して利用することはできません。Apple Payの利用者は年々増えてきているようですが、この点には注意が必要です。
オートチャージの条件・金額の設定は変更可能
オートチャージの初期設定は、「入場時もしくは出場時の運賃支払い後にPASMOの残額が2,000円以下だった場合に、改札機で自動的に3,000円をチャージする」という設定です。
しかし、この条件およびチャージする金額の設定は、PASMOが利用できるエリアの駅で変更手続きが可能です。
オートチャージの実行判定金額やチャージする金額を増減できるので、自分のライフスタイルに合わせた条件設定に変更しておくと良いでしょう。
なおオートチャージの支払いは、クレジットカードによってはリボ払いも可能になっています。
オートチャージ利用限度額の設定は変えられない
オートチャージの実行判定金額および、チャージ金額は変更可能ですが、1日当たり・1ヶ月あたりのオートチャージ利用限度額は変更できません。
オートチャージ金額の上限は、1日あたり10,000円、1ヶ月あたり50,000円となっています。
電車で長距離移動をする場合などは、オートチャージ金額の上限を超してしまう可能性もありますので、その際はオートチャージ機能に頼らず自分でチャージする必要があります。
自動券売機でクイックチャージができるのも便利なポイント
オートチャージサービス機能が付いたPASMOなら、東急線各駅の自動券売機でクイックチャージをおこなうこともできます。
必要なときに必要な金額分だけ、キャッシュレスでチャージできるので、指定した金額を下回っていないけれどチャージをしたいときなどに、非常に便利です。
クイックチャージは、駅の券売機で「クイックチャージ」のボタンを押して、オートチャージサービス機能のついたPASMOを挿入し、チャージしたい金額のボタンを押せば完了です。
ただし、PASMOにチャージされている金額が20,000円を超えるようなチャージはできません。
また、すでに1日あたり・1ヶ月あたりのオートチャージ利用限度額いっぱいまでチャージしているような場合も、クイックチャージがおこなえませんので、注意が必要です。
バスでもPASMOのオートチャージはできる?
PASMOでは、電車だけでなくバスの運賃も支払えます。ただ、バスの運賃を支払う際に、IC運賃機等ではオートチャージはおこなえません。
電車利用が多く、オートチャージの便利さに慣れきってしまっていると、いざバスを利用することになった際に、オートチャージが利用できなくて焦ってしまうかもしれません。
バスでPASMOを利用する場合は、あらかじめPASMOの残高を確認しておきたいですね。
PASMO(パスモ)定期券一体型クレジットカードとは?
PASMO(パスモ)定期券一体型クレジットカードとは、その名の通り「PASMO」、「定期券」、「クレジットカード」の機能がひとつになったカードです。
カード類は、何枚も所有すると管理や防犯といった観点で不安が出てきますが、PASMO(パスモ)定期券一体型クレジットカードでは、3種類のカードを1枚にまとめられるのが大きなメリットです。
PASMOでの支払いとクレジットカードでの支払いを簡単に使い分けられるので、状況に応じてよりお得な支払い方法を選べるのも魅力ですね。
ただ、3種類の機能が1枚にまとまっているということは、紛失した際のダメージは、3種類のカードを紛失したダメージに相当することになります。
PASMOも定期券もクレジットカードもないというのでは、行動の幅が一気に狭まってしまうと思いますので、紛失だけはくれぐれも注意するようにしましょう。
PASMO(パスモ)のオートチャージに対応しているおすすめクレジットカード
すべてのクレジットカードで、PASMOへのオートチャージがおこなえるというわけではありません。
PASMOのオートチャージに対応しているクレジットカードのなかから、おすすめのカードをいくつか紹介していきます。
①ANAマイルがしっかり貯まる「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」
- ANA・提携航空会社便の搭乗でたまるマイル+各種ボーナスマイル
- 東京メトロ乗車・定期券のお支払いでメトロポイントがたまる
- さらにPASMOも搭載!
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 2,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.1 〜 1% |
発行スピード | 約1週間 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
ソラチカカード (ANA To Me CARD PASMO JCB)は、いろいろなポイントやマイルを貯められるのが特長です。
東京メトロで利用すればメトロポイント、JCBのクレジットカード機能を利用すればOkiDokiポイント、ANAの飛行機代を支払うことなどに利用すればANAマイルと、3種類のポイント・マイルを貯められるようになっています。
それぞれのポイント・マイルは相互に交換できるようになっているので、お互いに融通し合いながら、商品や特典航空券をゲットしたいですね。
東京メトロに乗車するだけでメトロポイントが付与されますが、こちらの場合は平日5ポイント・土休日15ポイントとなっています。
②東急沿線に住む人なら「TOKYU CARD ClubQ JMB(PASMO一体型)」
- 電車・バスで貯める定期券購入やオートチャージで最大1%
- クレジット利用で貯めるVISA、Mastercard加盟店で1%
- 東急グループ・提携企業のお店で貯めるカードのご提示だけでも最大10%
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 1,100円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5 〜 1% |
発行スピード | 最短10日(WEB入会の場合) |
国際ブランド |
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電子マネー |
|
- 付帯サービス
「TOKYU CARD ClubQ JMB (PASMO一体型)」は、TOKYUポイントとJALマイルの両方を貯められるカードです。
東急沿線に住んでおり、東急グループのお店をよく利用する人や、普段の生活のなかでJALマイルを貯めたい人にはおすすめです。
JALやJAL提携店での支払いでカードを利用することで、TOKYUポイントとJALマイルの二重取りが可能になることも見逃せませんね。
③小田急沿線でJALマイルをしっかり貯めるなら「JALカード OPクレジット」
- 普通カード(本会員)年会費 入会後1年間無料
- マイルとポイントが貯まる・使える・交換できる!
- JALグループならではの便利なサービスが充実!
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 2,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5 〜 1% |
発行スピード | 3週間程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
「JALカード OPクレジット」は、JALとOPクレジットの発行元の小田急と提携しているカードなので、小田急ポイントとJALマイルの両方を貯めることができます。
「TOKYU CARD ClubQ JMB (PASMO一体型)」が、東急沿線にお住まいでJALマイルを貯めたい方向けのカードなのに対して、本カードは小田急沿線にお住まいでJALマイルを貯めたい方向けのカードといえるでしょう。
④西武鉄道でPASMOのオートチャージを使うなら「SEIBU PRINCE CLUBカード」
- Visa、Mastercard、JCBなら年会費が永久無料!
- プリンスポイント貯まる
- PASMOオートチャージや定期券購入など交通でも便利
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.1 〜 1% |
発行スピード | 最短4営業日 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
「SEIBU PRINCE CLUBカード」は、西武グループでお得に利用できるカードなので、西武鉄道でPASMOのオートチャージを利用したい場合は、非常におすすめのカードです。
年会費は、国際ブランドがAmerican Express以外なら無料ですがAmerican Expressの場合は3,300円(税込)です。
セゾンカードの永久不滅ポイントのほかに、プリンスポイントも貯められるので、1枚で2度おいしいカードとなっています。
⑤京王線はもちろん、京王系列の店舗でもポイント獲得!「京王パスポートPASMOカード VISA」
「京王パスポートPASMOカード VISA」は、その名の通り京王線や京王系列の店舗で利用することで、お得にポイントが貯められるカードです。
年会費は、初年度無料で次年度から262円(税込)ですが、年1回以上PASMOのオートチャージを利用することで年会費が無料になるので、実質的には年会費永年無料のカードといっても差し支えないでしょう。
京王ポイント加盟店では最大で10.0%の還元率で利用できたり、電子マネーで支払うことでポイントを二重取りできたりと、利用する場所や利用方法に気をつけることで、利便性がよりいっそう増すカードです。
⑥京急線から羽田空港までお得な「京急プレミアポイント PASMO」
「京急プレミアポイント PASMO」は、京急線でお得に使えることはもちろん、羽田空港でも国内線のラウンジや指定店舗が10%オフで利用できる、便利なカードです。年会費は無料なので、維持費を気にすることなく利用できるのもメリットですね。
京急プレミアポイント加盟店では還元率がアップした状態で利用できますが(具体的な還元率は加盟店等によって異なります)、加盟店外での利用では還元率は0.5%です。
京急プレミアポイント加盟店をどれぐらい利用するかによって、お得度に大きな差が出てくるカードといえるでしょう。
⑦京成沿線に強くて成田空港でもポイントを獲得「京成カード(オリコ)」
「京成カード (オリコ)」は、京成グループでの利用で、特に強さを発揮するカードです。
通常の利用では、200円につき1ポイントが貯まる還元率0.5%のカードですが、京成グループの商業施設では200円につき3ポイントが貯まり、京成グループのバス・タクシーでは200円につき2ポイントが貯まり、それぞれ還元率1.5%、1.0%で利用できます。
年会費は、初年度が無料で2年目以降は1,375円(税込)ですが、年1回利用することで翌年度の年会費が無料になるので、定期的に利用している限りは年会費無料です。
京成沿線にお住まいで、PASMOのオートチャージができるクレジットカードを探している場合には、イチオシのカードとなっています。
⑧PASMOのオートチャージが使えて保険も充実「パスタウンPASMOカード」
- PASMOが一体となって便利なカード!
- PASMOへのオートチャージが可能!
年会費初年度 | 1,250円(税抜) |
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年会費2年目〜 | 1,250円(税抜) |
ポイント還元率 | 0.1% |
発行スピード | 3営業日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
「パスタウンPASMOカード」は、三井住友カードが発行しており、利用沿線等に関わらず、幅広い人が利用できるカードです。
最高2,000万円を補償してもらえる海外旅行傷害保険が利用付帯しており、最高100万円を補償してもらえるショッピング補償もあるので、保険の面では万全です。
年会費は1,375円(税込)で、入会時に「マイ・ペイすリボ」を指定すると初年度年会費が無料になりますが、2年目以降は年会費を無料にはできません。
とはいえ、三井住友カード発行の信頼性と利便性を考えれば、そこまで気になるほど高い年会費というわけでもないでしょう。
⑨東京メトロに乗るなら年会費が無料も可能な「Tokyo Metro To Me CARD Prime PASMO」
「Tokyo Metro To Me CARD Prime PASMO」は、東京メトロに乗車するだけで、平日10ポイント・土休日20ポイントのメトロポイントが付与されるので、東京メトロを利用している方におすすめのクレジットカードです。
メトロポイントは、1ポイント=1円相当でPASMOへのチャージやANAマイル、楽天スーパーポイントやnanacoポイントに移行できます。
初年度の年会費が無料なのに加えて、年間50万円以上のショッピング利用で、次年度も年会費無料で利用できるようになっています。
⑩東武沿線でも東京ソラマチでもお得な「東京スカイツリー東武カードPASMO」
- 初年度無料
- 東京スカイツリー®入場券(当日券)割引優待
- 東京スカイツリータウン®駐車場料金2時間無料サービス
年会費初年度 | 無料 |
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年会費2年目〜 | 1,100円(税込) |
ポイント還元率 | 1 〜 5% |
発行スピード | 28営業日程度 |
国際ブランド |
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電子マネー |
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- 付帯サービス
「東京スカイツリー東武カードPASMO」は、東武百貨店や東京スカイツリーの真下に位置する商業施設の東京ソラマチで利用することで、還元率がアップするカードです。
通常は、1,000円ごとに5ポイントが付与される還元率0.5%のカードですが、東武百貨店では還元率3%~7%(東武百貨店での年間利用額により還元率が変化)、東京ソラマチでは還元率2%のカードとなります。
東武百貨店や東京ソラマチを利用する機会が多い方にとっては、かなりお得なカードといえるでしょう。
年会費は、初年度が無料で2年目以降は1,100円(税込)です。ただし、1年間に10万円以上のクレジットカード利用で、年会費相当の1,100ポイントを付与してくれるので、条件をクリアすれば年会費無料のカードと同じような感覚で利用できます。
PASMO(パスモ)のオートチャージを利用する3つのメリット
PASMOのオートチャージができるクレジットカードをまとめて紹介してきましたが、そもそも「PASMOにオートチャージできること」というのは、それほど重要なことなのでしょうか。
PASMOのオートチャージを利用するメリットについて、考えていきましょう。
①PASMOの残高不足を気にする必要がない
本来であれば、PASMOは事前にチャージしておいた金額分しか利用できません。
そのため、電車で長距離の移動をする場合などは、PASMOの残高を事前に確認して必要な分をチャージしておく必要がありました。
しかし、オートチャージを利用すれば、残高が足りない場合には自動でチャージしてくれるので、「今PASMOにはどれぐらいのお金が入っているのか、入っている分の金額だけで足りるのか」ということを気にしなくてもいいのです。
手続きの面でも気持ち的な面でも、これは大きなメリットだといえるでしょう。
②オートチャージでポイントも自動で貯まる
オートチャージはクレジットカードを利用しておこなわれるので、オートチャージがおこなわれるたびに、クレジットカードのポイントが自動で貯まっていくことになります。
クレジットカードのポイントを貯めるためのコツとして、固定費をクレジットカード払いにするという方法があります。
固定費といわれてパッと思いつくのは、携帯代や電気代やガス代などだと思いますが、交通費も固定費の一種と考えられますよね。
PASMOのオートチャージを利用することで、クレジットカードのポイントをより効率よく貯めていけるでしょう。
③Suicaエリアでもオートチャージ可なのは重要ポイント!
PASMOのオートチャージは、Suicaエリアでも利用できるので、実質的に非常に広い範囲で、オートチャージができることになります。
オートチャージができるといいつつも、対応エリアが狭ければ利便性はイマイチですが、Suicaエリアでチャージできる以上は、その心配は必要なさそうです。
PASMO(パスモ)のオートチャージを利用する2つのデメリット
PASMOのオートチャージには、いろいろなメリットがあることがおわかりいただけたと思いますが、もちろんメリットばかりというわけではありません。
続いては、PASMOのオートチャージを利用するデメリットについて、考えていきましょう。
①PASMOにオートチャージできるクレジットカードが少ない
PASMOにオートチャージできるクレジットカードをいくつか紹介しましたが、そういったクレジットカードは、クレジットカード全体の数から見たときに、ほんのわずかにすぎません。
そのため、PASMOのオートチャージを利用することを考えた場合、自分の生活シーンによりフィットするクレジットカードを、選べなくなってしまう可能性もあるのです。
PASMOのオートチャージを利用するために、還元率や付帯サービスなどを犠牲にしなければならない可能性があるのであれば、それはひとつのデメリットといえるでしょう。
②ICカードに対応していないローカル線などでは利用できない
PASMOはSuicaエリアでも利用できますし、関西の「ICOCA」や九州の「SUGOCA」が利用できる地域などでも、利用できます。
しかし、そういったICカードに対応していないローカル線というのも、日本にはまだたくさんあります。
そういったローカル線では、当然ながらPASMOのオートチャージを利用することはできません。
主要都市の近辺や主要路線では問題なくオートチャージができるため、過度に気にする必要はないかもしれませんが、人によってはデメリットになりえるでしょう。
PASMO(パスモ)オートチャージサービスの申し込み方法
では、実際にPASMOのオートチャージに申し込む場合の方法や手順について、説明していきたいと思います。
すでにPASMOやクレジットカードを持っているのかいないのか、PASMOとクレジットカードを一体型にするのかしないのかで、微妙に手続きが異なるので、それぞれの場合で見ていきましょう。
PASMOとクレジットカードのどちらも持っていない場合
PASMOとクレジットカードのどちらも持っていない場合は、まずはオートチャージの支払いに利用するクレジットカードを選んで、申し込みをおこないます。
この際に選ぶカードは、当然PASMOのオートチャージに対応しているものでなければなりません。
次に、「PASMOオートチャージサービス申込書」と必要書類を用意して、申込書に必要事項を記入の上、申込書に記載してある宛先まで郵送します。
PASMOオートチャージサービス申込書は駅等に置かれていますが、万が一ない場合は、各交通事業者またはクレジットカード会社に請求しましょう。
申し込みをおこなってから、約4週間でPASMOが発行されます。
PASMOが発行されて郵送されてくるころには、おそらくクレジットカードの発行も済んでいると思いますので、PASMOが届き次第利用可能です。
もしも、クレジットカードよりも先にPASMOが手元に届いたら、クレジットカードを受け取るまではオートチャージはおこなえません。
PASMOとクレジットカードのどちらも持っている場合
PASMOとクレジットカードのどちらも持っている場合は、まずはお手持ちのクレジットカードが、PASMOのオートチャージに対応しているカードであることを確認しましょう。
その後、駅等でPASMOオートチャージサービス申込書を受け取って、必要事項を記入の上、申込書に記載の宛先まで郵送します。
申込書郵送から3週間ほどで、「PASMOオートチャージサービスお申込みに関するお知らせ(ご案内ハガキ)」が送られてきます。
ご案内ハガキとPASMOを、PASMO取扱事業者の駅へ持っていけば、PASMOにオートチャージサービスの利用設定の手続きをしてもらえるので、手続き完了後、PASMOオートチャージサービスが利用できます。
クレジットカードとPASMOを1枚で持ちたい場合
クレジットカードとPASMOを1枚で持ちたい場合は、「一体型」が可能なクレジットカードのなかから、発行するカードを選びます。
次に、駅等で「一体型PASMO申込書」を受け取って、必要事項を記入の上、申込書に記載の宛先まで郵送します。
申込書郵送からおよそ4週間で、一体型PASMOが送られてくるので、受け取り次第利用が可能です。
SuicaとPASMOってどっちが便利?
PASMOは、広い範囲で利用できる交通系の電子マネーですが、PASMOと同じぐらい広範な地域で利用できるのが、Suicaです。
SuicaとPASMOは、どちらのほうが便利かについて考えていきましょう。
Suicaはモバイル対応が魅力
同じ交通系電子マネーであるSuicaとPASMOですが、モバイル対応という観点から考えると、Suicaに軍配が上がります。
Suicaには、「モバイルSuica」という機能があり、カードを持たずともスマホをかざすだけで改札を通過できたり、Suicaで買い物ができたりします。
一方PASMOには、モバイルSuicaに相当するようなモバイル対応のサービスはありません。
最近では、スマホを持っていない人はほとんどいませんから、スマホとの親和性が高いSuicaは、それだけでかなり高い利便性を有しているといえるでしょう。
また、オートチャージに対応しているクレジットカードの種類が、PASMOよりもSuicaのほうが多いことも、Suicaの追い風となっています。
乗車ポイントを有効活用できるならPASMOがおすすめ
SuicaにないPASMOの強みとしては、電車に乗るだけで貯まる「乗車ポイント」が挙げられます。
「Tokyo Metro To Me CARD Prime PASMO」や、「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」の説明の際にも少し触れていますが、ただ電車に乗るだけでポイントが貯まるのは、非常にお得です。
カードによって貯まるポイントに違いはあるものの、平日よりも土日にもらえる乗車ポイントのほうが多めに設定されています。
通勤・通学で平日だけ電車を利用するという人でも、乗車ポイントは貯まっていきますが、より効率よくポイントが貯まる土日にも電車を利用している人であれば、PASMOの乗車ポイントはより魅力的に映るはずです。
これで安心!PASMOオートチャージのトラブル対処法
PASMOのオートチャージシステムは非常に便利ですが、どんなシステムにもトラブルは付き物です。
PASMOのオートチャージでトラブルが起きてしまった場合の対処法について、説明していきましょう。
PASMO(パスモ)のオートチャージの有効期限がきたら更新が必要?
PASMOのオートチャージサービスには有効期限があり、原則としてPASMOのオートチャージに利用しているクレジットカードの有効期限と同一です。
有効期限を延長したい場合には、有効期限延長の手続きをおこなわなければなりません。
クレジットカードとPASMOが別々の場合には、新しい有効期限のクレジットカードが届けられる際に、オートチャージサービス有効期限延長手続きの「お知らせ」が同封されています。
「オートチャージサービス機能付PASMO」と、上述の「お知らせ」をPASMO鉄道事業者の駅に持っていき、手続きをおこなうことで、有効期限を延長できます。
クレジットカードとPASMOが一体の場合は、新しい有効期限の一体型PASMOが届けられる際に、「一体型PASMOをお持ちのお客さまへの重要なお知らせ」が同封されています。
新しいPASMO・古いPASMO・上述の「お知らせ」を持って、PASMOエリアの駅やバス営業所で、一体型PASMOの更新による「PASMO機能」の移し替え手続きをおこなえば、オートチャージサービス機能の有効期限も同時に延長されます。
PASMO(パスモ)のオートチャージができないときは?
PASMOのオートチャージができない理由としては、以下のようなものが考えられます。
- PASMOオートチャージサービスの1日あたり・1ヶ月あたりの利用限度額を超えている
- PASMOオートチャージサービスの有効期限が過ぎている
- PASMOオートチャージサービスに利用しているクレジットカードを解約した
- 出場時にオートチャージを実施しても運賃清算額に満たない
- PASMOオートチャージサービスに利用しているクレジットカードが利用限度額に達している
オートチャージサービスの利用限度額を超えている場合は、その日もしくはその月が終わるまではオートチャージできませんので、待つしかありません。
オートチャージサービスの有効期限が切れている場合は、ひとつ上で説明したように、有効期限の延長手続きをおこないましょう。
オートチャージサービスに利用しているクレジットカードを解約してしまった場合は、別のクレジットカードでオートチャージサービスができるように手続きをしなければなりません。
オートチャージで入金される金額では運賃清算額に満たない場合は、オートチャージを利用せずに、手動でチャージをおこなう必要があります。
クレジットカードの利用限度額いっぱいまで利用してしまっている場合は、クレジットカードの引き落としがおこなわれて、利用限度額に空きが出るまで待てば、あらためてオートチャージができるようになります。
オートチャージを停止したいときは?
オートチャージを停止したい場合には、運転免許証などの本人を確認できる公的証明書を持って、PASMO鉄道事業者の駅でオートチャージを停止したい旨を伝えれば、手続きをおこなってもらえます。
ただし、パスタウンカードの一体型PASMOと、一部の交通事業者系カードの一体型PASMOでは、オートチャージのみを停止させることはできず、クレジットカードも退会となってしまうことには、注意が必要です。
盗難、紛失してしまったらまず何をすればいい?
PASMOを盗まれたり紛失してしまったりしたら、お近くのPASMO・Suicaエリアの駅・バス営業所に、届け出をおこないましょう。
届け出をおこなって手続きを完了させることで、その時点での残額・定期券・オートチャージサービス機能を、再発行したカードに引き継ぐことができます。
PASMO定期券の再発行は可能なの?
上の項目で少し触れましたが、PASMO定期券の再発行は可能です。また、「記名PASMO」の再発行も可能ですが、「無記名PASMO」に関しては、紛失してしまうと再発行できません。
再発行できないと、PASMOにチャージしていた分の金額が無駄になってしまうので、PASMOには必ず名前を記入しておくようにしましょう。
PASMO(パスモ)のオートチャージまとめ
PASMOのオートチャージ機能には、PASMOの残高を気にすることなく利用でき、クレジットカードのポイントも自動的に貯まっていくなど、たくさんのメリットがあります。
PASMOにオートチャージできるクレジットカードは、よりどりみどりなほど多いというわけではありませんが、いろいろな特徴を持ったカードから、自分のライフスタイルに合ったものを選べます。
利用沿線・よく利用する商業施設・貯めたいポイントやマイルなどを踏まえて、最適なクレジットカードを選んで、オートチャージ機能を利用してくださいね。
不動産広告の営業マンを経て、現在はフリーランスのライターとして活動中。 クレジットカードやカードローンに関する知識を、公平な視点で分かりやすく伝えることを目指しています。 私生活でもいろいろなクレジットカードを使い分けながら、自分にとって最適な使い方を模索中。毎月貯まっていくポイントを見ながらその使い方を考えるのが、ひそかな楽しみ。 自分の実体験や気付きをもとにした、オリジナリティのある記事をお届けしたいと思っています。