クレジットカードを解約するには?押さえておきたい知識と5つのポイント!
入会キャンペーンの特典や店舗での優待といったサービスにひかれて、クレジットカードが増えすぎてしまった経験はありませんか?入会したものの使っていないクレジットカードがあって、持て余している人もいるでしょう。
使っていないクレジットカードは解約してしまうのがおすすめです。しかし、深く考えずに解約手続きを進めてしまうと、損をしてしまうこともあります。
この記事では、クレジットカード解約に関する知識と押さえておきたいポイントについて解説します。
クレジットカード解約の基礎知識
たとえば、年会費のかかるクレジットカードを持っていると、普段利用していないのに年会費を支払うことになったり、年会費が無料になる条件をクリアするために無理に買い物をしてしまったりと、無駄な出費が増えることがあります。
こうしたクレジットカードを減らすために、まずはクレジットカードの解約方法についてチェックしていきましょう。
解約時に年会費のことで悩みたくない人は、年会費無料のクレジットカードを詳しく紹介した以下の記事を参考にして下さい。
クレジットカードの解約は電話1本でOK
クレジットカードの解約は、クレジットカード会社に電話をするだけで完了です。
オペレーター対応となることが多いため、受付時間内に電話をするのが原則。手元に解約予定のクレジットカードを準備しておいて、本人確認の質問に答えるだけで解約できます。所要時間はものの数分程度です。
ほかにも、自動音声対応や会員専用サイトなどからオンラインで受け付けしてくれるカード会社もあります。
オペレーターに解約理由をたずねられることが多いようですが、むずかしく考えなくても大丈夫です。
主なクレジットカードの解約窓口一覧
クレジットカードの種類によって解約手続きの窓口は異なりますが、電話の窓口はカード券面の裏側に記載されていることが多いようです。
以下、主要なクレジットカードの解約窓口を紹介します。
クレジットカードの種類 | 窓口番号と受付時間 |
---|---|
Tカードプラス |
0570-008-789(月~土曜日 9:30〜17:30) |
ファミマTカード | 0120-230-553(年中無休 9:00~21:00) |
dカード | 0120-227-360(月~金曜日 10:00~18:00) |
au WALLETクレジットカード | 0120-994-388(年中無休 9:00〜20:00) |
ヤマダLABIカード |
0570-064-987または03-5996-1834 (年中無休9:00~17:00)※1月1日休み |
AOYAMAカード | 0120-0444-36(年中無休 9:30~18:00) |
三菱東京UFJ銀行発行クレジットカード |
0570-050535(年中無休 9:00~17:30) ※12月31日〜1月3日休み |
クレジットカード解約前に押さえておきたい3つのポイント
クレジットカードは手続き自体はとても簡単です。けれど、よりスムーズに解約手続きを進めたいなら、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
そこで、クレジットカードの解約で押さえておきたいポイントをまとめました。
- 解約前にクレジットカードのポイントを使いきる
- 解約するクレジットカードに未払いがないか確認する
- 入会直後のクレジットカードの解約は控える
解約前にクレジットカードのポイントを使いきる
ほとんどのクレジットカードには、独自のポイント制度があります。貯まったポイントは、キャッシュバックできたり他社ポイントに交換できたりと大変お得です。
カードを解約するとポイントが失効してしまうので、解約前にポイントを使いきるようにしましょう。
ポイント制度のルールはカード会社で異なります。1ポイントから使える場合もあれば、500ポイントから利用可能という場合もあります。公式サイトなどでポイントの利用方法を確認することも大切です。
クレジットカードに搭載された電子マネーもお忘れなく
iDやQUICPay、Suicaといった電子マネーを搭載するクレジットカードが増えています。
クレジットカードにチャージした電子マネーも解約と同時に使えなくなるので、使いきってから解約するようにして下さい。
解約するクレジットカードに未払いがないか確認する
クレジットカードの解約時には未払いがないか確認することも大切です。
未払いがあると、一括請求や通常より早い引き落とし日などで支払いを求められるため、解約と同時に思わぬ出費につながることもあります。
1回払いのことは把握していても、分割払いやリボ払いの残債はつい忘れがちですので、解約前に確認することが大切。未払いをきちんと解消してから解約するようにしましょう。
カード会社によって未払いに対する対応は異なりますので、気になる人は事前に問い合わせておくと安心です。
入会直後のクレジットカードの解約は控える
クレジットカードは入会直後に解約すると、入会特典だけを目当てに契約したという印象をカード会社に与えてしまう可能性があります。実際には異なる理由があったとしても、すぐに解約するという行為は好印象にはなりません。
こうした行為を繰り返していると入会審査が厳しくなり、新たなクレジットカードが作れなくなる恐れがあるのです。
そのため、入会後は一定期間たってから解約するのがおすすめです。
クレジットカードの解約に伴う注意点
3つのポイントを押さえてクレジットカードを解約したはずなのに、解約後に思ってもみないトラブルが起こることもあります。
無用なトラブルを避けるために、クレジットカードを解約するときの注意点を確認しておきましょう。
公共料金などをカード払いにしているなら変更手続きが必要
クレジットカードで公共料金や携帯料金の支払いをしていませんか?こうした支払いは自動引き落としに設定されているため、普段意識することは少ないもの。そのため、カードを解約するのに、公共料金などの支払い方法を変更し忘れてしまうことが多いようです。
公共料金などをクレジットカードの自動引き落としに設定しているときには、解約前に支払い方法の変更手続きを済ませておきましょう。
変更手続きが遅れると公共料金などの支払いが遅延してしまい、信用情報に傷がついてしまうかもしれませんよ。
本カードに紐づいている付帯カードを利用できなくなる
クレジットカードは本カード以外にも家族カードやETCカードを発行することができます。こうした追加カードは本カードに紐づけられているため、本カードを解約すると同時に使えなくなります。
危ないのがETCカードです。本カードを解約後に使えないETCカードを車載器に挿したままでいると、ETCレーンに入ってトラブルになることがあります。
本カードを解約するときには、追加発行したカードも忘れずに破棄するようにしましょう。
クレジットカードの解約はタイミングが重要!
クレジットカードの解約は、解約のタイミングによってはデメリットが生じてしまうことも。
デメリットなくクレジットカードを解約するために、気をつけるべきことをまとめました。
解約のタイミングは新規入会と継続利用とで異なる
クレジットカードの解約におすすめのタイミングは、新規に入会した人と継続して利用してきた人とで異なります。
タイミングが異なる理由、それぞれに適したタイミングなどを具体的に見ていきましょう。
新規入会なら入会後6ヶ月~が目安
入会したばかりのクレジットカードをすぐに解約すると、カード会社からの印象がよくないことは先に書いたとおり。早期の解約はこれからも続くクレジットカード生活にダメージを与えかねないので、できるだけ避けるのが重要です。
ですので、新規に入会した人は、少なくとも半年くらいたってから解約するのがおすすめです。
初年度は年会費無料になっているクレジットカードなら、年会費の発生しない1年だけ使うのもいいでしょう。
継続利用なら次のクレジットカードの準備ができてから
同じクレジットカードを継続して利用してきたなら、次に利用するクレジットカードの準備ができれば解約して大丈夫です。解約を先走ってしまうと、次に使うクレジットカードの準備が間に合わず、利用までに空白の期間が生まれてしまう可能性があります。
たとえば、新しく申し込んだクレジットカードが届いてから、手持ちのクレジットカードに公共料金の支払い設定を変更してから…などが継続利用者に適したタイミングです。
タイミングを間違えると無駄な年会費が発生することも
年会費のかかるクレジットカードを利用しているなら、新規にせよ継続にせよ、必ず確認しておきたいのが年会費の請求月です。
クレジットカードを解約したとたん、使えないカードのための年会費を支払うことになったら非常にもったいないですよね。ですので、請求月を把握して、年会費が請求される直前に解約するのがおすすめです。
カード会社によっては、年会費が発生する月と請求される月が異なることもあります。その場合は発生する月までに解約しなくてはいけないので注意しましょう。
クレジットカードの解約まとめ
不要なクレジットカードを持ち続けると、ポイントが思うように貯められなかったり無駄な年会費を払うことになったりと、不利益につながることもあります。手持ちのカードを整理して、不要なものは解約するのがおすすめです。
クレジットカードの解約は簡単ですが、解約するポイントやタイミングを見逃すと思わぬトラブルが生じてしまいます。
クレジットカードを解約するときには、押さえるべきポイントはしっかり押さえて、気持ちよく手続きを終えられるようにしましょう!