Kyash(キャッシュ)には上限金額がある!支払いや、送金、保有上限など徹底解説
Kyashは利用する状況によって、上限金額には違いがあります。リアルカードか、バーチャルカードか、また、本人確認の有無によっても、使える上限金額には違いがあるのです。
一見分かりにくいKyashの上限金額ですが、こうした設定があるからこそ、安全にキャッシュレス決済を利用できるともいえます。今回は、Kyashの上限金額や送金、保有上限額などについても詳しく解説します。
Kyashを利用したい方はこちら
Kyash(キャッシュ)は利用内容によって上限金額が決まっている
Kyashは利用する内容により、上限金額に設定があります。これにより、使い過ぎを防いだり、不正利用を防止することもできるでしょう。
Kyashの上限金額は、残高や送金、決済をするときなど、利用シーンによっても違いがあるのが特徴です。また、Kyashは利用者同士での送金ができますが、この送金に関しても、シーンによって利用人数が決まっています。
つまり、Kyashは上限金や送金人数に設定を設けることにより、利用者の安全を考慮し、過剰な利用を防ぎ、トラブルを予防しているのです。ちなみに、Kyashサービスの基本を知りたいという方はこちらをどうぞ。
Kyash(キャッシュ)は本人認証しているかによって上限が変わる
Kyashは、本人認証をしているかどうかによって、上限金額が変わります。Kyashは、基本的に、本人認証の手続きがなくても利用できるサービスです。しかし、本人認証をしないと、利用できる金額はとても低いのです。
後で詳しく紹介しますが、本人認証をしていないと、バーチャルカード(Kyash Card Virtual)の利用だけに限られたうえに、利用限度額は5,000円となります。そのため、本人認証をしない場合は、未成年者がアプリ上で使うお小遣い、といった使い方に向いているでしょう。
逆に、もっと日常生活においてKyashを使っていきたい場合は、しっかりと本人認証をおこなう必要があります。Kyashは、使い方によってはポイント還元率が常時1%と高いため、本人認証をして上限金額を上げておくのがおすすめです。
Kyash(キャッシュ)の支払い上限
Kyashの支払い上限額は、リアルカードとバーチャルカードによって違いがあります。なおかつ、いつ新規会員になったかにより、Kyashの利用上限金額には微妙な違いがあるのです。
まず、2019/6/17以降に、Kyashの新規会員登録をおこなったバーチャルカードユーザーは、本人認証の有無によって、Kyashの利用上限金額が異なります。
逆に、2019/6/16以前からKyashを利用している場合、どのユーザーであっても、利用上限金額に変更はありません。ちょっとややこしいので、まずは、リアルカードとバーチャルカードの支払い上限額について見ていきましょう。
Kyash(キャッシュ) リアルカード(Kyash Card Lite)の支払い上限額
Kyashリアルカードとは、簡単にいうと、プラスチック素材でできたプリペイドカードです。スマホのアプリを提示するのが面倒、といった人は、このリアルカードを利用するのがおすすめです。
2020年現在、KyashリアルカードはKyash Card LiteとKyash Cardの2種類がありますが、どちらもリアルカードは有効化をしないと使うことができません。
- アプリを開き、ウォレット画面の右上のカードマークをタップする
- 「リアルカード有効化」を選択する
- リアルカードのカード番号、有効期限、セキュリティコードを入力する
- 確認画面を確認し、有効化をクリックして完了
発行費300円のリアルカード、Kyash Card Liteの有効化をおこなうことで、次のような利用限度額となります。
24時間あたりの利用限度額 | 5万円以下 |
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1回あたりの利用限度額 | 5万円以下 |
1カ月間での利用限度額 | 12万円まで |
Kyash(キャッシュ) リアルカード(Kyash Card)の支払い上限額
Kyash Card Liteの上位ランクとなるリアルカードのKyash Cardは、発行手数料が900円と少し高めですが、ICチップが搭載されタッチ決済も可能。決済上限額もKyash Card Liteより上がります。
Kyash Cardの決済上限額は、以下の通りです。
24時間あたりの利用上限額 | 30万円以下 |
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1回あたりの利用上限額 | 30万円以下 |
1ヶ月あたりの利用上限額 | 100万円以下 |
利用上限額が大幅に増えるので、Kyashを積極的に使いたい方はKyash Cardを発行しましょう。
Kyash(キャッシュ) バーチャルカードの支払い上限額
バーチャルカードは、オンライン決算のみで使える、インターネット専用のプリペイドカードです。これ以上カードの枚数を増やしたくないという人にもおすすめです。
Kyashのバーチャルカードは、本人認証が済んでいないと、利用限度額はとても低くなってしまいます。以下は、Kyashのバーチャルカードにおける利用限度額です。
24時間あたりの利用限度額 | 3万円以下 |
本人認証が済んでいない場合 5,000円 |
1回あたりの利用限度額 | 3万円以下 |
本人認証が済んでいない場合 5,000円 |
1ヶ月間での利用限度額 | 12万円まで |
本人認証が済んでいない場合 20,000円 |
バーチャルカードの場合、本人認証が済んでいないと、1日あたりの利用限度額はたったの5,000円です。Kyashを日常的に使いたい場合は、本人認証をしないと使い勝手が悪いでしょう。
Kyashでは、3Dセキュアによる本人認証をおこなっています。これは、カード発行会社に登録したパスワードを入力することで、安全な本人認証をおこなうシステムです。Kyashを使ってポイントをどんどん貯めたいという人は、本人認証をおこなって利用限度額を上げておきましょう。
ちなみに、利用設定をおこなっていないカードを設定したり、Kyash Visaカードで決済をしたりする場合は、3Dセキュアは未対応になっています。
Kyash(キャッシュ)の送金上限
Kyashでは、Kyashユーザー同士であればお金の送金ができる「送金機能」がついています。飲み会などで割り勘をする際、その場で細かい現金を用意するのは面倒でしょう。
その点Kyashなら、銀行口座を介さず、アプリ内で知人へお金を送ることができます。「昨日の飲み代3,500円送ります」などと、メッセージを添えてお金を送ることもできるので、とても便利です。
このKyashにおける送金機能は、利用限度額や、送金できる人数があらかじめ決まっています。
Kyash (キャッシュ)における送金上限額
Kyashにおける送金は、アプリ内からおこなうため、利用できるのはバーチャルカードに限られます。そのため、今回も本人認証の有無で、限度額には違いがあります。
1回あたりの送金限度額 | 5万円以下 |
本人認証が済んでいない場合 5,000円 |
1ヶ月間での送金上限 | 10万円まで |
本人認証が済んでいない場合 10,000円 |
本人認証が済んでいない場合、やはり送金限度額は1回あたり5,000円と、とても低いです。しかし、本人認証が済んでいないのは未成年というケースも考えられるため、この限度額があった方がトラブルを防止できるでしょう。
逆に、本人認証が済んでいれば、1回あたりの送金限度額は5万円にアップします。お金の貸し借りには十分な金額であり、妥当な送金限度額といえるのではないでしょうか。
Kyash (キャッシュ)における送金人数の上限
Kyashでは、お金を送金できる人数、そして、請求できる人数もあらかじめ決まっています。こちらは、本人認証の有無は関係なく、一律で決まっています。
1回あたり送金できる人数 | 1人まで |
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1回あたり請求できる人数 | 10人まで |
送金できる人数は1人と少ないのですが、逆にこれが多数に請求できると、多くの人に「お金を送れ」といったトラブルが生じることもあるでしょう。
いろいろなことを考慮すると、送金、請求できる人数がこのように設定されているのは安全といえます。
Kyash (キャッシュ) 利用金額の上限額
ここからは、Kyashリアルカードについての利用限度額について見ていきましょう。KyashリアルカードにはKyash Card LiteとKyash Cardの2種類あり、それぞれで利用限度額が異なります。
Kyash Card Liteの有効期限は5年となっており、その間の利用限度額は100万円となっています。そうなると、単純計算でKyash Card Liteは1年につき20万円しか使えない、というようにも見えます。
しかし、実際にそうではありません。Kyash Card Liteの利用限度額は100万円ですが、それを超えた場合、新たな手続きをすることにより、新しいカードが発行されるのです。
100万円に達したあとの手続き
Kyash Card Liteの利用限度額は100万円ですが、その金額に近づくと、Kyashアプリが、もうすぐ上限に達することを連絡してくれます。100万円を超えたあとも継続してKyash を利用する場合は、アプリから手続きをおこないましょう。
まずはKyashアプリを開き、Kyash Card Liteの再発行ボタンをクリックします。
リアルカード再発行申込みボタンをクリックします。
名前や住所、登録したメールアドレス等、必要事項を入力しましょう。
これで、Kyash Card Liteの再発行の申込みはいったん終了です。カードが手元に届くまで待ちましょう。新しいカードは、およそ1カ月前後で、届くようです。
新しいカードが届いたら、再びアプリを開き、再発行カード有効化をタップします。
新しいカードの読み込み画面が開くので、そのままカードの読み取りをおこないましょう。
もしくは、手動で入力することも可能です。
カード情報を入力し、内容に間違えがなければOKボタンを押しましょう。これで、新しいカードが有効化され、100万円を超える利用の際の手続きは完了です。
一方、Kyash Card Liteの上位ランクカードであるKyash Cardの有効期限は5年となっていますが、有効期限内の利用限度額は存在しません。
5年以内であれば更新作業無しでいくらでも決済できるので、決済額が大きくなりそうな方はKyash Cardを利用しましょう。
まとめ
Kyashは、他のキャッシュレス決済サービスに比べると、利用限度額の上限がきっちりと決められています。一見使いにくそうにも見えますが、利用上限が決められていることで、カードの使いすぎを予防することもできるのです。
また、送金における金額や、送金ができる人数にも縛りがあります。こうすることで、他人との送金トラブルを回避し、未成年でもキャッシュレス決済をうまく使いこなせることにもなるでしょう。
Kyashを利用する際は、利用する際の上限金額を考慮し、うまく使いこなしていくのが大切です。
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