看護師長の年収はどれくらい?看護師長になるためのポイントもあわせて解説 PR

看護師長の年収はどれくらい?看護師長になるためのポイントもあわせて解説

社会人として働いていると、仕事の経験を積んでいくなかで、課長や部長といったポジションに昇進していくのが一般的です。

それは看護師の場合も同じで、看護師としての経験を重ねていくことで、「看護師長」と呼ばれるポジションに昇進できる可能性があります。

昇進すると収入が増える一方で、責任や裁量範囲なども同じく増えることになります。

そのため、看護師長になることで収入がどれくらい増えるのかは、看護師として働いている方にとって、重要なポイントとなるでしょう。

この記事では、看護師長の年収や、看護師長になるメリット・デメリットなどについて、説明します。

看護師長になるために転職を検討している方に向けて、おすすめの転職サイトも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

看護師長の年収について

冒頭でも触れたように、看護師長になることによって収入がどれくらい増えるかは、看護師の方にとって大きな関心事でしょう。

看護師長の年収および、看護師全体の年収について、以下で詳しく説明します。

看護師長の年収

日本看護協会の調査によると、看護師長の平均月給は370,949円です(※)。

病院の事情にも左右されますが、年間ボーナスを4ヶ月分と考慮すると、看護師長の年収は、37×16≒600万円前後であると推測できるでしょう。


(※)日本看護協会「2012年 病院勤務の看護職の賃金に関する調査報告書」

看護師全体の平均年収

上で紹介した調査報告書によると、2012年における看護師の平均年収は、530万円程度です。

一方で、「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年収は499万円となっています(※)。

2012から2021年にかけて、看護師全体の平均年収が微減していることから、現在における看護師長の年収も、微減しているのではないかと考えられるでしょう。


(※)「令和3年賃金構造基本統計調査」

看護師長の役割・仕事内容

看護師にとっての「管理職」にあたるポジションには、看護主任、看護師長、看護部長があります。

そのなかで看護師長は、病棟全体の看護師を統括する役割を担い、各診療科の管理職と連携を取りながら、病院全体の運営にも関わります。

看護業務の決定権を持つようにもなるので、その分より大きな責任が伴うポジションといえるでしょう。

具体的な仕事内容としては、もちろん通常の看護業務もおこないますが、各病棟のマネジメントの比重が大きくなってきます。

病院運営をスムーズにおこなうために、看護師長同士で連携を取ったり、看護部長と意見交換をしたりしながら、課題の解決にあたります。

また、看護師スタッフに対して支援をおこなったり、研修会を開催したりするのも、看護師長の仕事のひとつです。

看護師長になるメリット

看護師長になるメリットとしては、主に以下のようなことが挙げられます。

看護師長になるメリット
  • 基本給・年収アップ
  • 社会的な信用が得られる
  • 看護師としてのやりがい向上

それぞれのメリットについて、詳しく説明します。

基本給・年収アップ

一般的な企業では、昇進すると基本給がアップしますが、それは看護師の場合でも同じです。

また、看護師長になることで、役職手当や管理当直手当も付くようになります。

基本給アップおよび手当の増加によって、役職のない看護師と比べると、年収が大幅に増えることが期待できるでしょう。

社会的な信用が得られる

看護師長という肩書は、対外的にも伝わる肩書です。

看護師長になるためには、看護師としての実績や経験が必要であり、多くのスタッフを取りまとめる立場になるため、人間性も認められなければなりません。

そのため、看護師長というポジションに就けているということは、社会的な信用を得られることにつながるでしょう。

看護師としてのやりがい向上

看護師長になることで、病院や病棟内での裁量範囲や責任は、大きく広がります。

ご自身の判断や決定が、病棟の方針に影響を与えることもあるでしょう。

そのため、看護師としてのやりがい向上につながることが、期待できます。

基本的な看護業務にほぼ携わらなくなる看護部長とは異なり、看護師長はまだ看護業務に携わるポジションです。

現場で患者と接したいという方のやりがいも、なくなってしまうわけではありません。

看護師長になるデメリット

一方、看護師長になることには、以下に挙げるようなデメリットもあります。

看護師長になるデメリット
  • 経営陣と部下の板挟み
  • 裁量範囲と責任が増える
  • 残業代が支給されない

それぞれのデメリットについて、詳しく説明します。

経営陣と部下の板挟み

看護師長は、いわゆる「中間管理職」と呼ばれるポジションにあたります。

そのため、経営陣からは数字や目標について追及されながら、部下からは現場の不満をぶつけられるという、板挟みの状態になることも少なくありません。

病院運営の立場にいる以上、上層部の姿勢に対しては理解が求められます。

一方で、現場に出る立場でもあるため、看護師スタッフの気持ちも無視できない、といったしんどい状況に陥ることもあるでしょう。

裁量範囲と責任が増える

裁量範囲と責任が増えてやりがいが向上することは、看護師長になるメリットのひとつではあります。

ただし、人によっては、裁量範囲と責任が増えることを、重荷に感じてしまう可能性もあるでしょう。

ご自身が抱えられる分を越えた責任を負いながら仕事をするのは、本人にとっても病院にとっても、デメリットになりかねません。

残業代が支給されない

残業代は、毎月の収入を増やすのに重要な要素のひとつです。

ただし、一定の役職に就き「管理監督者」になれば、残業代は支給されないのが一般的です。

労働基準法では、管理監督者とは「労働条件の決定その他労務管理について経営者と一体的な立場にある者」と定義されており、看護師長はまさにこれにあたります。

基本給アップや手当の増加などで収入アップは見込めるものの、残業代が支給されなくなることは、念頭に置いておいたほうがよいでしょう。

看護師長になって年収アップを目指すには?

看護師として働くなかで年収アップを目指すためには、管理職への昇進が必要不可欠です。

年収アップに向けて看護師長に就くためには、以下に挙げるポイントを意識するとよいでしょう。

看護師長になるためのポイント
  • 看護師としての実績・経験
  • マネジメント能力の獲得
  • 必要資格の取得
  • 転職を検討する

それぞれについて、詳しく説明します。

看護師としての実績・経験

一般的な企業と同じように、看護師も実績や経験を積まなければ、昇進することはできません。

病院の規模にもよりますが、一般的には看護主任になるためには10年程度、看護師長になるためには15年程度の看護師経験が求められます。

一足飛びに昇進するようなことは難しいので、看護師として日々の業務を全うするなかで、しっかりと実績を積んで昇進を目指しましょう。

マネジメント能力の獲得

看護師長は、病棟内のマネジメントをおこなう立場にあります。

・病棟における課題を発見して解決策を考える
・現場の状況を踏まえたうえで適切な目標を設定する
・新人看護師の育成をおこなう

などなど、多くの点に関与しなければなりません。

自分の仕事だけを完璧にこなせばよいわけではなく、抱える部下のマネジメントを求められる点が、看護師長としての働き方の難しいところです。

普段の業務のなかでマネジメント的な視点を意識したり、マネジメント研修会などに参加したりすることで、マネジメント能力を培うことを意識しましょう。

必要資格の取得

看護師長になるためには、必須の資格があるわけではありません。

ただ、看護系の資格は非常に種類が多く、それらを取得しておくことが、看護師長への昇進を後押ししてくれる可能性もあるでしょう。

とくに「認定看護管理者」は、マネジメントスキルがあることをアピールできる資格なので、看護師長を目指す方は取得を検討するのがおすすめです。

転職を検討する

看護師としての実績や経験を積み、マネジメント能力を身に付けたとしても、ポストの空きなどの関係で、必ずしも看護師長になれるとは限りません。

看護師長の方が退職・転職してポストが空けばよいですが、そんな都合よく物事が進むかどうかは定かではないでしょう。

そういった場合は、ご自身が看護師長になれそうな職場に転職することを検討してみるのも、ひとつの選択肢です。

うまくいけば、今よりもよい条件の職場が見つかるかもしれません。

年収アップを目指す看護師におすすめな転職サイト

看護師長への昇進を目指すか否かは置いておいても、年収アップを目指すために、転職は有効な選択肢です。

転職活動をするにあたっては、転職サイトを利用する方が多いと思われますが、転職サイトは数も多いため、どこを利用すべきか悩んでしまうのではないでしょうか。

そこでここでは、年収アップを目指す看護師の方に向けて、おすすめの看護師転職サイトを紹介していきます。

おすすめ看護師転職サイト
  • 看護roo!
  • レバウェル看護
  • マイナビ看護師

それぞれの転職サイトの特徴や強みについて、以下より詳しく説明します。

看護roo!

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また、魅力的な転職先が複数見つかった場合、転職先を選ぶのに悩んでしまうことも考えられます。

マイナビ看護師では、今後のキャリアや展望を踏まえて、どういった転職先を選ぶべきかに関しての相談にも乗ってくれるので、迷いをなくした状態で転職活動を進めることが可能です。

まとめ

看護師長の年収は600万円前後であり、役職のない看護師の年収よりも、もちろん高くなっています。

看護師長になることで、年収がアップすることはメリットのひとつですが、それ以外に、やりがいが向上することや社会的な信用を得やすくなることも、メリットといえるでしょう。

その一方で、経営陣と部下の板挟みになることも多く、裁量範囲や責任が増える可能性があることなどは、考慮しておかねばなりません。

看護師としての実績や経験を積むことで、看護師長への昇進が見込めますが、ポストの空きなどの関係で、今の職場では昇進が難しいこともあるでしょう。

その場合は、年収アップおよび看護師長への昇進を目指して、転職を検討してみてください。

ご自身にとって魅力的な求人と出会えて、転職活動をスムーズに進められるように、今回ご紹介した転職サイトを利用することをおすすめします。

不動産広告の営業マンを経て、現在はフリーランスのライターとして活動中。 クレジットカードやカードローンに関する知識を、公平な視点で分かりやすく伝えることを目指しています。 私生活でもいろいろなクレジットカードを使い分けながら、自分にとって最適な使い方を模索中。毎月貯まっていくポイントを見ながらその使い方を考えるのが、ひそかな楽しみ。 自分の実体験や気付きをもとにした、オリジナリティのある記事をお届けしたいと思っています。

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