JALカードの明細は提携先によって確認方法が違う!カード別の明細確認方法や注意点を解説
JALカードの利用明細を確認したい、そんなときはJALの窓口に連絡すればよいのでしょうか。それは、違います。
JALカードは20種類以上もあり、スタンダードなJALカードをはじめ、高級ラウンジが利用できるJALカードなど、さまざまな種類があります。そのため、利用明細を確認するには、それぞれの提携先のカード会社へ問い合わせる必要があるのです。
また、利用明細の問い合わせは、Web上でできるほかにも、電話で問い合わせることもできます。今回は、JALカードの提携先における利用明細の確認方法について見ていきましょう。
JALカードは提携先によって利用明細の確認方法が異なる
一言でJALカードといっても、実はその種類は20種以上もあります。例えば、「JAL・JCBカード」を持っている人もいれば、交通系クレジットカードといわれる「JALカードsuica」を持っている人もいるでしょう。いずれのカードも利用する度にお得にJALマイルを貯めることができます。
しかし、JALカードは提携先によって利用明細の確認方法が異なります。先ほどの例でいうと、JAL・JCBカードの場合は「JCBカード会員専用サイト」で利用明細の確認ができますが、JALカードsuicaの場合は「ビューカードセンター」へ問い合わせる必要があるのです。
このように、JALカードは種類によって提携カード会社が異なります。そのため、利用明細を確認するときはそれぞれのカード提携会社へ確認する必要があるのです。次からは、各JALカードにおける明細確認方法を見ていきましょう。
JAL・JCBカードの明細の確認方法
JAL・JCBカードの明細確認は、JCBへ確認することになります。
一番簡単なのは、JCBカード会員専用サイト「MyJCB」にログインすることです。これにより、自分がどの程度カードを利用したか、マイルはどのくらい貯まっているのかを、確認をすることができます。
また、明細確認を電話でおこないたいときは、「JCBインフォメーションセンター」で確認することができます。連絡先は住んでいる地域によってことなるので注意しましょう。問い合わせ可能時間は年中無休9:00~17:00までです。
- 東京 0422-76-1700
- 大阪 06-6941-1700
- 福岡 092-712-4450
- 札幌 011-271-1411
JAL・Visaカード、Mastercard、TOKYU POINT ClubQの明細の確認方法
「JAL・Visaカード」「Mastercard」「TOKYU POINT ClubQ」のカード提携会社は「DCカード」となります。そのため、利用明細を確認する場合は、三菱UFJニコスが提供する「DC Webサービス」にログインしましょう。これにより、月々の利用明細を確認するのはもちろん、リボ払いや分割払いへ支払い方法の変更なども行うことができます。
また、電話で利用明細を確認する場合は、以下の「DC音声応答サービス」へ電話をします。問い合わせ時間は、年中無休の9:00~20:00です。明細を確認する際には、利用しているクレジットカードの番号が必要になるので、カードを手元に用意しておきましょう。
- 東京 03-5489-6070
- 名古屋 052-263-0363
- 大阪 06-6532-5707
JALダイナースカードの明細の確認方法
JALダイナースカードの提携会社は、名前の通り「ダイナースクラブ」です。利用明細を確認する場合は、ダイナースクラブの「クラブ・オンライン」にログインをしましょう。
ちなみに、クラブ・オンラインでは2019年7月から本人認証サービスが始まりました。利用ごとにワンタイムパスワードを入力して本人確認をおこなうため、安全性が高いです。
また、電話で利用明細を確認したい場合はコールセンターへ連絡をしましょう。ダイナースクラブのコールセンターは、月~金8:00~20:00/土8:00~18:00/日・祝にて対応しています。
- 国内から:0120-074-024
- 海外から:81-3-6852-0920(有料)
JALカードSuicaの明細の確認方法
JALカードSuicaの利用明細確認は、ビューカードにおける「VIEW'sNET」にログインします。これにより、インターネットから利用明細やポイント数の確認などを簡単に行うことができるでしょう。
また、電話で利用明細確認をおこないたい場合は「ビューカードセンター」へ電話をしましょう。問い合わせ可能時間は、年中無休の9:00~17:30までです。毎月の請求日である4日や、利用明細書が到着する20日前後は電話がつながりにくくなるため、注意しましょう。
- 03-6685-7000
JALカードOPクレジットの明細の確認方法
JALカードOPクレジットの場合、提携会社は「JCB」と「小田急電鉄」の2社となっています。
利用明細確認をするには、ネットの場合はJCBカード会員専用サイト「MyJCB」にログインしましょう。ログインには、あらかじめ登録した「MyJCB ID」と「MyJCB パスワード」が必要です。
また、電話で利用明細を確認する場合は、「JCBインフォメーションセンタ」への連絡となります。受付時間は年末年始を除いた年中無休、9:00~17:00となっています。
- 東京 0422-76-1700
- 大阪 06-6941-1700
- 福岡 092-712-4450
- 札幌 011-271-1411
JALアメリカン・エキスプレスカードの明細の確認方法
JALアメリカン・エキスプレスカードの提携会社は「MUFGカード」となっています。そのため、Webでの利用明細確認は、「MUFGカード・アメリカン・エキスプレス・カード WEBサービス」へログインをしましょう。カードにはMUFGという名称は入っていないのですが、問い合わせ先は「MUFGカード」ということを覚えておきましょう。
そして、電話での問い合わせは「JALカード専用MUFGカード・アメリカン・エキスプレス・カードデスク」となります。受付時間は、年末年始を除く年中無休、9:00~17:00までです。
- ナビダイヤル対応 0570-001103
- 03-5489-6182
JALカードの明細を確認するメリット
JALカードは、最低でも月に1回は明細確認を行いましょう。特に、Web上での明細確認はスマホやパソコンで簡単にチェックができ、いつどこで何を購入したのか、簡単に確認することができます。
- 何にいくら使ったのかを把握しやすくなる
- 使いすぎを防止できる
- 不正利用に気づきやすい
- 失効してしまうマイルに気づくことができる
何にいくら使ったのかを把握しやすくなる
クレジットカードの明細をきちんとチェックすれば、何にいくら使ったのかをしっかりと把握できます。
基本的にクレジットカードは、JALカードに限らず「締め日」と「支払日」が定められています。締め日は1ヶ月単位で利用分が締め切られる日であり、支払日は締め切られた金額が、銀行口座から引き落とされる日をいいます。
これにより、例えば8月10日にカードで1万円の買い物をすると、8月の締め日に換算され、実際に支払うのはカード会社が定めた翌月の9月25日、ということが多いのです。
こうなると、9月25日の支払い時には、何にいくら使ったのか思い出せないことも多いでしょう。今月は特に支払金額が高いといった場合は、先月の買い物内容を思い出さないとなりません。
クレジットカードの明細を随時チェックしておけば、何にいくら使ったのかを把握できます。それは日頃の家計管理にもつながり、お金の使い方を注意できることにもなるでしょう。
使いすぎを防止できる
クレジットカードの明細を定期的にチェックすると、使い過ぎを防止することにもつながります。
先ほど述べたように、クレジットカードというのはこまめに利用明細を確認しないと、自分がいくら何に使ったのか分からなくなってしまいます。そのまま次々にカードで買い物をしてしまうと、カードの利用限度額に達してしまい、それ以上カードが使えない、といったことも起きてしまうでしょう。
特に、気を付けたいのが「公共料金の支払い」です。電気代やガス代、携帯料金といった公共料金をクレジットカードで支払っている場合、自分が知らない間に料金が引き落とされていることも多いです。
そのため、利用明細を確認せず、次々にカードで買い物をして上限額に達してしまうと、公共料金が支払えないこともあるでしょう。毎月の支払いが滞ってしまうと、信用問題にも影響してきます。
このようなことがないよう、クレジットカードの利用明細は随時チェックし、使い過ぎを予防することが大切です。
不正利用に気づきやすい
明細を定期的にチェックしていれば、カードの不正利用にもいちはやく気づくことができます。
クレジットカードの安全性は年々向上しているものの、やはり不正利用といったトラブルは後を絶ちません。いつのまにかカードの情報を盗まれ、知らない間に自分のカードで勝買い物をされてしまうこともあるのです。
しかも、近年起きている不正利用は、持ち主にバレないよう少額ずつカードが使われているケースが多いです。例えば、いきなり100万円もするような買い物をされた場合、持ち主もカード会社も、すぐに不正利用されたことに気づくことができるでしょう。
しかし、例えば電子マネーを3,000円分購入された場合は、少額であるため、カード会社が不正利用だと気づくのは難しいです。また、持ち主である本人も明細を確認していなければ、3,000円程度の買い物なら自分が何かを購入したと勘違いしてしまうこともあります。
不正利用に早く気づくためには、利用明細を随時確認することが重要です。明細を随時確認しておけば、「○○コンビニで電子マネー購入」といった履歴を見たとたん、買い物をした記憶がないことからカードの不正利用にも早く気づくことができるでしょう。
失効してしまうマイルに気づくことができる
残念ながら、すべてのJALカードにおいて、貯めたマイルには有効期限があります。基本的にJALマイルは、搭乗した36か月後の月末までが有効期限となっています。計画的にマイルを貯めて使わないと、せっかく貯めたマイルがいつの間にか失効してしまうこともあるのです。
クレジットカードの利用明細を確認すると、マイルの失効を予防することができます。利用明細では金銭的な利用状況が分かるのはもちろん、マイルがどの程度貯まっているのか、マイルの有効期限はいつまでかを知ることもできるでしょう。定期的に明細を確認し、貯めたマイルを失効しないよう注意しましょう。
ちなみに、JALカードを利用して賢くJALマイルを貯める方法は、次の記事を参考にしてください。
JALカードの明細の注意点
JALカードは、各提携会社のサイトへログインすることにより、すぐに利用明細を確認することができます。しかし、紙の利用明細書は再発行ができない、といったいくつかの注意点もあるので、覚えておきましょう。
- 利用明細は再発行できない場合がある
- 利用明細をチェックしないと不正利用を見逃す恐れがある
- MYJALCARDでは利用明細の確認ができない
利用明細は再発行できない場合がある
紙での利用明細をチェックしている人の場合、何かのきっかけで利用明細を紛失してしまうこともあるかもしれません。
利用明細を失くした場合は、各提携先のカード会社へ連絡することにより、もう一度明細がもらえることもあります。しかし、一部のカードでは利用明細の再発行には対応していないこともあるので注意しましょう。
また、再発行してもらえる場合でも1・2週間ほど時間が掛かったり、古い明細書の場合はそれ以上時間が掛かったりすることも多いです。
ただ、Web明細なら、過去の明細もWeb上から簡単に検索することができ、紙に印刷することもできます。失くしてしまうことを考えると、Web明細にした方が何かと便利かもしれません。
利用明細を見るのを忘れると不正利用を見逃す恐れがある
せっかく利用明細をもらっても、チェックをしなければ不正利用に気づかないこともあります。特に、クレジットカードを複数持っていて、JALカードはサブカードとして利用している場合は要注意です。
普段の買い物や光熱費は他のカードで支払い、JALカードの出番が少ない場合、JALカードの利用明細は気にしないかもしれません。しかし、カードの不正利用は出番の少ないカードでも多いのです。
明細を確認しないことにより、いつの間にかJALカードが不正に使われてしまうこともあるので注意しましょう。不正利用が認められた場合は、カード会社から補償をうけることもできます。しかし、盗難補償を受けるには、不正利用が発覚した60日以内の届け出が必要です。
明細を確認して不正利用に気づいても、すでにかなりの時間が経過してしまった場合は、お金が戻ってくることはありません。このような事態にならないよう、JALカードの明細は随時チェックすることが大切です。
MyJALCARDでは利用明細の確認ができない
MyJALCARDでは、利用明細の確認をすることはできません。そもそも、MyJALCARDはクレジットカードとして存在しているものではなく、JALカード会員の専用オンラインサービスです。
MyJALCARDでできることは、「キャンペーンやイベントの申し込み」「ショッピングマイルの確認」「プレミアムサービスへの申し込み」といった内容に限られています。持っているJALカードの利用明細を確認することはできないので注意しましょう。
まとめ
JALカードの利用明細は、提携しているカード会社によって問い合わせ先が違います。一言でJALカードといっても、提携先はJCBだったり、ダイナースクラブだったりと、問い合わせ先はカードによって異なるのです。
また、利用明細は最低でも月に1回はチェックをするようにしましょう。明細書をこまめにチェックすれば、万が一のカード不正利用も早く気づくことができ、マイルの失効を予防することもできます。
賢くJALカードを利用するためにも、利用明細をしっかりと確認し、お得にJALカードを使いこなしていきましょう。
2019年に株式会社サイバーエージェントに入社。 クレジットカード、キャッシュレス、カードローンの記事作成を担当。 愛用クレジットカードは楽天ゴールドカードでネットショッピングでは楽天市場を利用するようにしている。楽天ペイ、楽天Edyも使っており、楽天のダイヤモンド会員を維持している。最近はスマホを楽天モバイルに変えるか悩んでいる。 ヤフーカードやPayPay、Kyashなども利用しており、お得にポイントを貯めることが趣味。