操作性と機能が好評!AI議事録ツール「Rimo Voice」とは?Rimo合同会社に取材
インタビューや会議、商談、セミナー等のAI文字起こしと要約が簡単に作成できる「Rimo Voice(リモボイス)」というサービスをご存知でしょうか。
「Rimo Voice」は日本語に特化した言語処理技術を使用し、その操作性の良さと充実した機能が高く評価されています。
AIの活用範囲を広げ、ユーザーの「はたらく」をより効率化することを目指すRimo合同会社のカスタマーサクセスマネージャー・吉澤さんに、「Rimo Voice」の特長を伺いました。
「はたらくを未来に」をテーマに活動するRimo合同会社
―本日はよろしくお願いします。まず、御社について教えてください。
当社は、音声データや動画データからAIを使って文字起こし、要約、議事録が作成できるWebサービスの「Rimo Voice(リモボイス)」を提供しています。2019年10月に設立して、2024年で5年目の会社です。
設立当時はコロナ禍ではなかったこともあり、リモートワークがまだ一般的ではありませんでした。そこで「はたらくを未来に」という企業理念を掲げ、場所にとらわれない働き方や副業をサポートするようなツールやサービスを開発し提供することを目標として会社がスタートしました。
「Rimo Voice」は老若男女問わず幅広く使っていただきたいため、親しみやすく可愛さのある名称にしようということになり、かつ「リモート」から着想を得てこの名称になりました。
取材、会議、商談、育成まで。様々に利用される「Rimo Voice」
ー「Rimo Voice」について詳しくお伺いします。対象とするユーザーを教えてください。
「Rimo Voice」は、法人のお客様、個人のお客様ともにご利用いただいています。個人ユーザー様だと、ライターの方がインタビューをもとにライティングをする際に文字起こしや要約を参考にするために使っていただいていることが多いです。
法人ユーザー様の場合は、社内インタビューの文字起こしや、会議の議事録を作りたいときによくご利用いただいています。文字起こしまでは必要がない場合でも、チームのミーティングを短時間で振り返るときに「Rimo Voice」を活用いただくこともあるようです。
対象者を指定して文字起こしデータをURLで共有したり、チームメンバー内でフォルダを作ってデータを共有をしたりする機能があるため、様々な方とコラボレーションしながら働く際にも便利に使っていただけます。
また、取材や会議以外では、商談やコールセンター業務にも「Rimo Voice」を活用いただいています。文字起こしをもとに、先輩社員の方から新人の方へのフィードバックをされることもあるようです。
―文字起こしを見て、特定の箇所の音声を聞きなおすこともありそうですね。
その点、研修やウェビナー(Web上で受けられるセミナー)の動画を視聴する際にも便利です。「Rimo Voice」は文字起こしと要約、動画を同じ画面上で見られるため、見たい箇所をピンポイントで振り返ることができます。
ー「Rimo Voice」のAIには日本語に特化した言語処理技術を開発して使われているそうですが、これはなぜでしょうか。
創業当時は、世間にあるAIによる文字起こしのエンジンは英語圏のものがベースになっていました。そのため、日本語の識別能力があまり高くなく、スマートフォンに搭載されている音声認識機能の「Siri」などもありましたが、そちらもやはり英語のほうが認識精度が高かったです。
そこで、日本のユーザーが使いやすいものを作りたいと考え、精度が高くて自然な日本語の文字起こしができる技術にこだわりました。
―利用料金についても教えてください。
料金体系は法人と個人で異なり、個人の場合は使った分だけ料金をいただく従量課金制です。音声データの場合は30秒につき22円、動画データの場合は30秒につき33円で、音声60分の無料トライアル付きです。
法人の場合は、月額料金制プランを4種類ご用意しています。記録時間が月10時間以内の場合は月額3万円のトライアルプラン、月20時間以内の場合は月額6万円のライトプラン、月45時間以内の場合は月額12万円のベーシックプランというようにご用意しており、使用する人数や記録時間に合わせて設定いただけます。
シンプルな操作性と柔軟性のある機能が強み
ー文字起こしサービスは多数あると思いますが、「Rimo Voice」を選んだユーザーの決め手は何でしょうか。
色々なお声をいただきますが、まず「操作がシンプルで使いやすい」と好評をいただいています。
いくつかのサービスをトライアルで使ってみたユーザー様の中には、「Rimo Voice」の使い勝手が一番良くて、社内でも広めやすそう」「一番直感的に使えた」というお声が多いですね。
また、先ほどご紹介した、動画と文字起こし、要約がセットで確認できる機能は当社のみが提供している機能です。
他に当社の強みとしては、AIの専門家が開発を担っている点かと思います。技術のアップデートが早く、業界内でも新機能をいち早くリリースしているのが特徴です。
例えば、文字起こしから要約を作る機能も、今でこそ他社サービスでも実装されていますが、当社では早い段階から始め、2023年5月にリリースしていました。
―要約機能を実装するまでには、どのような経緯があったのでしょうか。
当社が展示会やイベントに出展した際、まだ契約されていない企業様にサービスを紹介すると「うちの会社だと文字起こしは別に必要ないかな」「要約機能があったら使いたい」といったお声がありました。
実用に耐えうる要約機能をつくろうと進めていたところ、「ChatGPT」のAPIを使うことによってそれが叶うということが分かりましたので、当社でより使いやすくなるようにして実装に至りました。
自社の専門性は持ちながらも、こうした技術的な追い風は積極的に活かすことで、ユーザー様に届ける価値を高めることにこだわっています。
―その他、便利な機能がありましたらご紹介ください。
「Rimo Voice」で要約を作成するときは、適用するテンプレートを「会話のまとめ」「議事録」「記事の作成・編集」の中から選択することができます。
リリースした際には、テンプレートを選択できるのは一回だけでしたが、ユーザー様から「一度要約を生成した後に、他のテンプレートも試したい」というお声が寄せられましたので、現在は複数回テンプレートを設定できるようになっています。
また、「Rimo Voice」を社内で複数のメンバーと利用する場合に使う招待機能は、当初は招待したいメンバーのメールアドレスを1件ずつ登録しなければいけなかったところ、CSVファイルから一括登録できるようにしました。
このように、日々の使い勝手を良くするためのアップデートは迅速に行っています。
今後は過去のデータをもとにしたAIからのアシスト・提案も
ー今後の展望をお聞かせください。
AIを使って皆さんの「はたらく」をより良いものにしていきたいと考えています。例えば、現在ある要約のテンプレートは当社設定のもののみですが、ユーザー様ごとにカスタマイズしたテンプレート作成機能も検討中です。
また、「過去に会議でこういう話が出た気がするけど、どの会議だったか分からない」という場面もあるのではないでしょうか。
ゆくゆくはこうした手助けが欲しい場面で、過去のデータをもとにAIがアシストして、参照する資料を過去の文字起こしデータから伝えたり、次の会議のアジェンダを提案したりできたらと考えているところです。
―最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
当社は、はたらく皆さんがより生産性を高められるよう、AIを活用した「Rimo Voice」を提供しています。
生成AIに関心がある方や議事録・記事作成等を担当している方など、ぜひ無料トライアルから「Rimo Voice」を気軽にお試しいただけたら幸いです。
―本日はご紹介いただき、ありがとうございました!
Rimo合同会社 カスタマーサクセスマネージャー
気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。