熟成にこだわる明太子から絶品スイーツまで!福岡県小郡市のふるさと納税返礼品を取材
福岡県中央部の緑豊かな穀倉地帯にある小郡(おごおり)市は、県最大の都市である福岡市へのアクセスが良く、ベッドタウンとしても発展しています。
同市では春夏秋冬それぞれに活気あるイベントが開催され、約1万体ものかえるの置物で知られる「如意輪寺」など、観光スポットも魅力的です。
そして、事業者それぞれのこだわりを詰め込んだふるさと納税返礼品も多数ご提供しております。
今回は、小郡市役所商工観光課の梅末さんに、小郡市の魅力とふるさと納税についてご紹介いただきました。
交通利便性の高さと豊富なイベントが特長の福岡県小郡市
―本日はよろしくお願いします。まず、小郡市の特色や見どころを教えてください。
小郡市は福岡県の中央部、ちょうど佐賀県との県境に位置しています。福岡市まで電車で30分程度と都市へのアクセスが良く、ベッドタウンとして近年栄えている市です。
基幹産業は農業が中心で、大豆や水菜、レタスなどの葉物野菜が特産品となっています。
観光スポットとしては、「清影山 如意輪寺」というお寺がよく知られています。ここは「かえる寺」という愛称でも親しまれており、合計1万体以上のかえるの置物が出迎えてくれる場所です。
最近はインスタ映えもするスポットとしても人気で、お年寄りから若い世代まで幅広く訪れるお寺となっています。
また、この如意輪寺では例年6月頃から「風鈴まつり」というイベントが行われます。魔除けの意味がある数千個もの風鈴が境内に飾り付けられ、思わず目を引く綺麗な光景となっています。
―先ほどの風鈴まつりの他に、小郡市でのイベントはありますか?
小郡市では春夏秋冬、それぞれにイベントが開催されます。
春は「スプリングフェスタ」、夏は「夢HANABI」、秋は「市民まつり」、冬は「冬まつり」が開催され、市民の方だけでなく近隣にお住まいの皆さんにも楽しんでいただけるイベントです。
小郡市ふるさと納税返礼品を紹介!一番人気は「さかえや」の明太子
ーつづいて、小郡市のふるさと納税返礼品について伺います。まず、人気の返礼品は何でしょうか?
最も人気なのは、「さかえや」の明太子です。過去にふるさと納税のあるポータルサイトで月間1位を獲得したこともある明太子で、たくさんのお申し込みをいただいています。
さかえやのこだわりは、独自の加工法による明太子の熟成です。一卵一卵が96時間以上熟成されていて、粒粒感の生きた食感ととても奥深い味わいが特徴となっています。
一番お申し込みが多いのは1kg(500g×2)の明太子で、リピーターの方も多数いらっしゃいます。
宝石のように美しく、おいしい。リピーター多数のボンボンショコラ
―スイーツ店の多い小郡市とのことでしたが、甘いものも返礼品にありますか?
「NICO Chocolaterie(ニコ ショコラトリー)」というチョコレート専門店が出品されている、ボンボンショコラが大人気です。オーナーの方は小郡出身で、フランスで修行をされたのちに「地元・小郡で店を構えたい」と感じて戻ってこられました。
こちらのボンボンショコラは一粒一粒が宝石にように美しく輝き、味も絶品なので、ギフトにもお選びいただいています。返礼品の中で一番お申し込みが多いのは、18個入りのセットです。
寄附者の方から「一番のお気に入りです」「何回もリピートしています」といったお声があったり、多様なフレーバーがあることについて「斬新でおいしいです」といったお声があったりと、大変好評をいただいております。
バレンタインデーやご自分へのご褒美など、特別な機会でも、もちろん日々のお楽しみにも、ぜひお選びいただけたらと思います。
コーヒー嫌いだった店主が始めた、誰でも飲みやすいコーヒー店の豆
―コーヒーの返礼品も人気だそうですね。
はい、「Morrow珈琲(モローコーヒー)」というお店のコーヒー豆も人気です。店長さんは、元々はコーヒーが苦手だったという方で、サラリーマン時代に運命的に出会ったおいしいコーヒーがきっかけでご自身も修行を積んで、お店を出されました。
私もMorrow珈琲のコーヒーをいただいたことがあるのですが、元珈琲嫌いの店長さんが作るだけあって、コーヒーが苦手な私でも「飲みやすくて美味しい!」と感じました。
コーヒーを習慣的に飲む方には定期便がおすすめで、実際にたくさんのお申し込みをいただいております。
お店は、最初にご紹介した如意輪寺の近くにあるので、如意輪寺でお参りをした後にお茶に立ち寄るのもおすすめです。
歴史ある酒蔵のアイスキャンデー、低糖質のペカンナッツタルトも
ー他に、梅末さんからおすすめの返礼品があれば教えてください。
まず、大正時代に創業された「森山酒造」の「もりやまのアイスキャンデー」がおすすめです。お酒造りに使う仕込み水を使っているアイスキャンデーで、添加物も一切入っておらず、お子さんも食べられるような優しい味わいとなっています。
ちなみに持ち手が斜めになっているのは、すべて手作業で、型に流した材料に棒をさす昔ながらの作り方だからだそうです。
もうひとつのおすすめは、「低糖質ライフ」という事業者の「ペカンナッツタルト」です。
店長さんは銀行にお勤めだった方なのですが、ご自身が糖尿病を患われたことで甘いものが食べられなくなったことから、「糖質制限をしている人でも食べられるスイーツを作りたい」という想いで開業されました。
そのため、低糖質ライフの返礼品は小麦粉・砂糖を使っていないのですが、低糖質とは思えないほど味が濃厚で、とてもおいしいです。
ペカンナッツタルト含め、低糖質ライフの返礼品はリピートされる方が多く、ケーキやクッキーなど、さまざまなお菓子をお申し込みいただいています。
大量生産ではなく、店長ご夫婦でひとつひとつ丁寧に手作りされているのも、おいしさの秘訣ではないでしょうか。
小郡市を応援したい!寄附者からのあたたかいメッセージ
ー小郡市ふるさと納税に寄附をされた方からのメッセージをご紹介いただけますか?
ふるさと納税を通じて、小郡市を応援してくださる方からさまざまなメッセージをいただいています。
近年は豪雨災害が九州で頻発しているということもあり、「復興のために使ってください」とご寄附をいただくことも多いです。小郡市にゆかりのある方からのふるさと納税が特に多く、とてもありがたく感じております。
ー選択できる寄附金の使いみちは、他にどのようなものがありますか?
ふるさと納税でいただいた寄附金の使いみちとしては、以下の8つがあります。
- 快適な都市基盤と潤いに満ちた居住環境づくり
- 活力ある産業(農業、商工業、観光など)づくり
- 誰もがいきいきと暮らせるやさしさあふれる福祉づくり
- 未来を担う子どもへの子育て支援の環境づくり
- 生きる力をはぐくむ教育と地域文化づくり
- 新たな地域自治体制づくり
- 防犯や防災などの安全・安心のまちづくり
- 市長おまかせ
商工観光課としては、活力ある産業作りを特に推進していきたいですが、市民の方がより住みやすいまちづくり、子育ての環境づくりも大変重要です。さまざまな使いみちがありますので、応援したいと思っていただける取り組みへぜひご寄附いただけたらと思います。
今後は「鴨のまち」としての情報発信にも注力
ー今後のまちづくりについて、展望をお聞かせください。
小郡市は、市制施行50周年を機に「鴨(かも)のまちプロジェクト」を開始しました。これは、小郡と結びつきの強い鴨を活用した食文化の継承、新たな特産品開発などを目的とした取り組みです。
かつて、小郡には9月を過ぎると北方から鴨が多数渡ってきて、人々の暮らしと密接にかかわっていました。今でも、鴨肉を扱っているお店では、本鴨肉の旨味が凝縮された料理を味わうことができます。
このプロジェクトを通じて、鴨のだしを使った商品開発、レシピの考案に力を入れ、発信していく予定です。鴨を扱うお店もこれから増やしていければと考えていますので、小郡を訪れてくださった際にはぜひご賞味いただけたらと思います。
―本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!
気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。