豊かな自然が育む農産物や雪景色が魅力!北海道名寄市の人気返礼品をインタビュー
北海道名寄市は、農業を基幹産業とする自然豊かなまちで、もち米、アスパラガス、スイートコーンなどの特産品を多数展開しています。
観光名所も夏のひまわり畑、パウダースノーが存分に楽しめる冬のスキー場、天文台など見どころが豊富。
今回は、名寄市総合政策部 秘書広報課の谷田さん、柳谷さんに、名寄市の魅力やふるさと納税返礼品についてご紹介いただきました。
甘みたっぷりの農産物やパウダースノーが人気の北海道名寄市
―本日はよろしくお願いします。まず、名寄市について教えてください。
柳谷さん:名寄市は北海道北部に位置しており、旭川空港から車だと約1時間半で行けるまちです。夏は暑い日だと30度くらい、冬の寒い日だと氷点下20~30度にもなるため、季節によって寒暖差が大きいという特徴があります。
基幹産業は農業で、もち米の作付面積・生産量が日本一です。このもち米は伊勢の銘菓「赤福」にも使用されています。他に、アスパラガスやスイートコーン、かぼちゃなども生産しています。
名寄市は盆地のため、昼夜の寒暖差が激しいことも特徴です。その寒暖差によって、農作物が夜の間に甘みを蓄えるため、甘くて瑞々しい農産品を生み出しています。
―名寄市の観光名所やその他の特色についても教えていただけますか?
柳谷さん:夏は市内一円に広がる「ひまわり畑」、冬は「名寄ピヤシリスキー場」の上質なパウダースノーが魅力です。
このパウダースノーを活かして、名寄市はスキージャンプやクロスカントリーなど、冬季スポーツの合宿や大会を開催する拠点でもあります。
国内最大級の望遠鏡を持つ「なよろ市立天文台 きたすばる」も人気スポットです。公開天文台として日本で2番目の大きさを誇る「ピリカ望遠鏡」をはじめ、さまざまな望遠鏡で天体観測されています。
また、名寄市には日本最北の公立大学である名寄市立大学があり、保健、医療福祉における専門知識を身につけたい方々が学ばれています。
さらに、地方センター病院、地方救命救急センターの指定を受けている名寄市立総合病院もあり、医療が充実しているまちです。
野菜、加工品、地域で愛されるジンギスカン。名寄市の人気返礼品
―名寄市のふるさと納税についてお伺いします。まず、人気の返礼品はありますか?
柳谷さん:名寄市で人気の返礼品はスイートコーンやアスパラガス、燻製卵です。他の地域と食べ方に違いがある「なよろ煮込みジンギスカン」も人気となっています。
名寄市自慢のアスパラガスは太くて甘く、根元まで柔らかいのが特徴です。そのため下まで皮をむかなくても食べられるものも多く、全て無駄なく食べられます。
―アスパラガスはどのように食べるのがおすすめですか?
柳谷さん:個人的には、焼いて食べると素材の味が直に感じられて特に美味しいと感じます。北海道では家の庭先でバーベキューを楽しむ文化が浸透しているので、その際に焼きアスパラガスを食べることが多いです。
―地元野菜で楽しむバーベキュー、素敵ですね!燻製卵やジンギスカンについても詳しく教えてください。
谷田さん:「くんせい卵セット」は名寄市の鶏卵専門問屋さんが代々手作りされている商品で、3個入り×10パックの計30個でお届けしています。
新鮮な卵を茹で、塩と利尻昆布で作ったタレに漬け込んだ後、ナラのおがくずでじっくり燻しているそうです。常温で60日以上保存できるので、保存食としても人気があります。
この燻製卵を申し込まれた方からは、「殻がむきやすかった」「サラダやラーメンのトッピングとして美味しくいただいている」といった好評のお声をいただいています。
ジンギスカンについては、北海道内でも北と南で食べ方が分かれるようです。例えば札幌では、中心が凸型になっているジンギスカン鍋で生の肉を焼き、タレをつけて食べるのが一般的だと思います。
一方、名寄ではタレにつけ込まれた肉を鍋に入れて、野菜やうどんと一緒に煮込んで食べるのが伝統的な食べ方です。この食べ方も含め、「なよろ煮込みジンギスカン」と呼んでいます。
「なよろ煮込みジンギスカン」は、2022年3月に文化庁による「100年フード」に認定されました。「100年フード」とは、日本の多様な食文化の継承・振興のために、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を文化庁がともに継承していくことを目指す取組みです。
ダイナミックな自然を堪能できる「パウダースノーサファリ」も
―他に、名寄市ならではの返礼品はありますか?
谷田さん:2023年から体験型の返礼品も追加しました。名寄市の自然の豊かさを感じていただけるコンテンツとして、カヌーとサイクリングをセットにした体験メニューをご用意しています。
冬はパウダースノーを体験できるコンテンツ「パウダースノーサファリ」がおすすめです。スノーモービルでピヤシリ山を登っていき、「スノーモンスター」と呼ばれる降雪した樹氷を見ることができます。豪雪地帯である名寄市ならではの自然風景を味わえるツアーです。
―ぜひ見てみたい景色です。スノーモービルで登るからこその体験なのでしょうか?
谷田さん:スキーのリフトだと登れる範囲に制限があり、圧雪もされています。でもスノーモービルツアーであれば山頂まで行けますので、人に踏まれていない雪がふんだんにありますし、樹氷も見られるので、よりダイナミックな自然を感じられるでしょう。
この「パウダースノーサファリ」は海外からのお客様にも大変人気のコンテンツです。特に東南アジアなど、雪に馴染みのない地域から観光に来られた方が多いようで、サラサラのパウダースノーの魅力を存分に味わっていただいています。
名寄は自然と暮らしが近いまち。インスタグラムでも魅力発信中
ー名寄市のふるさと納税では、集まった寄附金をどのように活用されていますか?
柳谷さん:当市では、「大学に関する事業」、「天文台に関する事業」、「冬季スポーツの拠点化に関する事業」、「農業に関する事業」、「子育てに関する事業」、「医療と福祉に関する事業」、「その他まちづくりに関する事業」の計7分野から選択いただけます。
お申し込みいただく中では、特に子育てと医療・福祉を選択される方が多いですね。
―ふるさと納税や今後のまちづくりについて、展望や読者の方へのメッセージをお願いします。
柳谷さん:ふるさと納税を通じて当市を知った方が「名寄市ではどうしてこんなに美味しい特産品が作られているのだろう」「どんな町なのだろう」と興味を持ってくださったら嬉しいです。
その興味が行動に変わり、実際に観光目的や、地域課題の解決などのために名寄市に足を運んでいただけるようになればと考えています。
谷田さん:市庁舎からピヤシリスキー場まで車で15分ぐらいなので、冬は退勤後にスノーボードをしに行くことがあります。他の職員や市民の皆さんも、仕事が終わった後や週末の午前中だけ滑りに行って…という人が多いです。
名寄市はこんな風に自然と暮らしが密接な関係にありますし、その豊かな自然から生まれる美味しい特産品も、このまちの大きな魅力だと感じています。
ふるさと納税返礼品は、体験型メニューも含めて、自信を持っておすすめできるものばかりですので、ぜひお申し込みいただけると嬉しいです。
柳谷さん:名寄市秘書広報課では、公式インスタグラムアカウントを通じた名寄の魅力発信も行っています。四季折々のまちの風景や雪景色を投稿したり、フォトコンテストを開催したりしていますので、そちらもぜひご覧ください。
―本日はご紹介いただき、ありがとうございました!
名寄市総合政策部
秘書広報課プロモーション推進係長
名寄市総合政策部
秘書広報課プロモーション推進係
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