兵庫県太子町は聖徳太子ゆかりのまち！ふるさと納税返礼品と町の魅力をご紹介
兵庫県太子町(たいしちょう)は、兵庫県南西部、姫路市とたつの市のあいだに位置する町です。瀬戸内海性の温暖な気候と豊かな自然をもちながら、都市部とのアクセスも良好で、都会と田舎のよいところをもっています。
今回は、兵庫県太子町の魅力やふるさと納税の返礼品を、太子町役場の方へのインタビューとともに紹介します。
聖徳太子とのゆかりが深い太子町の返礼品は、歴史と自然の恵みにあふれる魅力的な品々ばかりです。ふるさと納税先探しの参考に、ぜひご一読ください。
瀬戸内海に近く温暖な気候で歴史のある兵庫県太子町
兵庫県太子町は瀬戸内海にほど近く、温暖な気候をもつ町です。「太子町」の名前からもわかるとおり、聖徳太子と深いゆかりを持っています。
また、旧山陽道がとおる古くからの交通の要所であり、町内にはさまざまな名所や遺跡があります。宮本武蔵の生家跡と言い伝えられる場所もあり、歴史の一場面と向き合える土地柄です。
本日はよろしくお願いいたします。はじめに、太子町の魅力や特長を教えてください。
太子町は美しい自然と住みやすい住環境、そして歴史的な建造物をもつ町です。令和3年4月で町制70周年を迎え、「和のまち 太子町」としてPRしています。
太子町は、姫路市と隣接し阪神エリアとのアクセスが良い点も魅力です。
日常生活や通勤・通学に便利な場所に立地しており、生活や育児に適した環境があります。そのため、町には子育て世代や若い世代の方が集まり、人口も増加傾向にあります。
聖徳太子ゆかりのまち
太子町と聖徳太子のゆかりは、1,400年前にさかのぼります。推古天皇の御代のとき、聖徳太子は経典講話の恩賞として、播磨国(はりまのくに、現在の兵庫県)に水田をたまわりました。
平安時代には、太子町に斑鳩寺(いかるがでら)が建立されます。この斑鳩寺創建以降、周辺では太子信仰が広まり、現在にいたっています。
太子町と聖徳太子のあいだには、長い歴史があるのですね！
はい、現在でも斑鳩寺は「お太子さん」として、近くの住民のみなさんから親しみをもって接せられています。
また、2022年は聖徳太子がお亡くなりになってからちょうど1,400年です。町では聖徳太子1400年プロジェクトとして「My town is ...」フォトコンテストを開催するなど、聖徳太子にまつわる記念行事を実施しています。
兵庫県太子町のふるさと納税の返礼品4選
ふるさと納税は、寄附のお礼として地域の名産品などを受け取ることができます。太子町の返礼品には、伝統の文化が息づく「太子みそ」や全国区ブランドの「神戸ビーフ」、「揖保乃糸」など多くの品々が用意されています。
太子町産の米と大豆を使った「太子みそ」
太子町は、日本の伝統的な食文化「発酵」をもとに、古来より味噌つくりが盛んな町です。太子みそは、昔ながらの製法を生かし、太子町産の米からつくられた米麹、太子町産の大豆(サチユタカ)と塩のみで製造されています。
太子みそは、田舎味噌風の豊かな味わいが人気です。加熱処理をしていないため、麹菌や乳酸菌が生きたままでご自宅に届きます。西播磨フードセレクション2015の受賞経験もある逸品です。
太子みそを製造・販売している太子加工合同会社は、太子町の主婦の方々が中心となって設立された合同会社です。
太子みそは基本的に町内で販売され、消費されていますが、ふるさと納税の返礼品でも受け取れます。生産数に限りのある商品ですので、申し込みはお早めに！
香り豊かにきめ細かく甘味も楽しめる「神戸ビーフ」
太子町のある兵庫県は、世界的に有名な神戸ビーフを生産する地域です。太子町のふるさと納税返礼品では、繁殖から肥育まで管理している直営牧場より、この神戸ビーフを受け取れます。
神戸ビーフのおいしさは、「甘み」と「香り」。きめ細やかで甘みのある赤身と、とろける脂肪の香り・味が、口のなかで絶妙のマリアージュをかなでます。
神戸ビーフは、サーロインや肩ロース、赤身スライスやモモなど、ざまざまな部位や種類から選択できます。お好みの神戸ビーフをぜひご賞味ください。
低カロリーで食べ方もいろいろある「揖保乃糸」
太子町を含む播州(ばんしゅう)地区は、古くからそうめん作りの歴史あるエリアです。1418年に記された斑鳩寺の古文書には、すでに「さうめん」の記述が見られます。
良質の小麦粉、揖保川の清らかな水、赤穂の塩を原料に、熟練の職人が手がける「揖保乃糸」は、全国にも多くの愛好家がいる商品です。30束から180束まで数種類が用意されていますので、好きなタイプから選べます。
揖保乃糸の魅力は、熟練した職人が伝統の製法でつくりあげることで生まれる「弾力」と「のどごし」です。
夏はキリっと冷やした「冷やし素麺」がおすすめです。また、コシが強く煮崩れないため、冬は「にゅうめん」で楽しめます。
朝堀りしたものをすぐに缶詰加工した「松尾のたけのこの水煮」
松尾たけのこは、太子町の特産品のひとつです。播州地区では嘉永年間(1848～1853年)に孟宗竹(もうそうだけ)が移植されたといわれており、現在も多くの地域でたけのこが採取されています。
太子町の「松尾たけのこ」は、松尾農産加工組合のみなさんが朝堀りのたけのこを一つひとつ加工し、その日のうちに缶詰とした商品です。
朝堀りだけに、アクが少なく柔らかい点が特長です。缶詰加工のため、一年中おいしいたけのこを味わえます。
寄附金の使い道
太子町にふるさと納税された寄附金は、「太子町ふるさと応援基金」としてまちづくりに活用されています。主な寄附金の使い道は下記のとおりです。
- 「聖徳太子」ゆかりの歴史を継承し、地域文化を振興する事業
- 地域で支えあう健康・福祉のまちづくりを進める事業
- 未来を担う子どもたちを支援する事業
上記のほか、安全・安心なまちづくり事業や新型コロナウイルス感染症対策事業にも利用されます。ふるさと納税の寄附金は、太子町のまちづくりをサポートする大切な活力となります。
兵庫県太子町のおすすめ観光スポット
太子町は聖徳太子ゆかりの史跡をはじめ、多くの歴史資源をもつ町です。また、豊かな自然環境にも恵まれています。以下で、太子町のおすすめの観光スポットを紹介しましょう。
- 斑鳩寺
- 石海神社
- 黒岡神社(黒岡神社古墳)
- 太子町立歴史資料館
前述の「斑鳩寺」のほか、宮本武蔵生誕の地といわれる「石海神社(せっかいじんじゃ)」、新羅(しらぎ)の軍船を打ち負かした藤原貞国を祀る「黒岡神社」など、さまざまな歴史遺産があります。
斑鳩寺には見事な朱色の三重塔が建造されており、圧巻のうつくしさです。三重塔は国の重要文化財に指定されていて、悠久の歴史を感じさせてくれます。
また、石海神社の敷地内には「武蔵の産湯井戸」があります。宮本武蔵のファンの方は、ぜひ一度訪れてみてください！
まとめ
太子町は優れた歴史資源と豊かな自然環境をもつ魅力的な町です。ふるさと納税をすると、「太子みそ」や「神戸ビーフ」などの返礼品をつうじて、太子町の魅力をご自宅にいながら体験できます。
最後に、太子町役場の方から、太子町へのふるさと納税に興味をもつ方へのメッセージを紹介します。
太子町は人口約3万4千人の自治体ですが、住民と行政が一丸となってまちづくりをおこなっています。
聖徳太子ゆかりの継承、太子町の未来をささえる子どもたちの支援、これらの事業の充実にみなさんの寄附金は大きな力となっています。
太子町とゆかりのある方はもちろん、太子町に興味のある方も、ぜひ太子町へのふるさと納税をご検討ください！
太子町役場総務部企画政策課地域安全係 主事
食品や雑貨商品などを扱うライター・編集を経て、マネ会を担当。クレジットカードのポイント還元や特典だけでなく、各カード会社の戦略やマーケティングにも興味あり。普段使っているクレジットカードはJALカードで、実家への帰省の際には、貯めたマイルを特典航空券に交換している。ヤフオクやヤフーショッピングで買い物をする際には、ヤフーカードも使用。体を動かすことが好きで、定期的にジムで筋トレ。機会あれば、山へハイキングに出かけ、帰りの温泉を楽しむ。