ライフプランニングの重要性について京都信用金庫の担当者に聞いてみた PR

ライフプランニングの重要性について京都信用金庫の担当者に聞いてみた

昨今はコロナ禍ということもあって、ライフプランを考える方や資産運用をはじめる方が増えてきている傾向があります。

また、時代の変化とともに、個人でも金融について考える必要性やライフプランニングの重要性が問われています。

そこで、今回は「しあわせづくりサポート宣言」を公表している京都信用金庫くらしのサポート部の大塚さんと、ライフプランアドバイザーの高橋さんにお話を伺いました。

京都信用金庫が考える金融の必要性

大塚さんの画像

―本日はよろしくお願いします。まずは、個人が金融のことを考える必要性についてお伺いしたいと思います。

大塚:京都信用金庫では、2017年9月に「しあわせづくりサポート宣言」を制定・公表しました。金融面はもちろんのこと、お客様の生活に合わせた「住まい」「子どもの教育」「健康」「老後」などライフイベントやライフステージに向けて、夢や目標を私たちに共有していただきながら、各世代におけるライフプランを叶えていくお手伝いをしたいという想いをこめています。

その背景には、マイナス金利の環境が長く続き、時代も大きく変わってきていることにあります。たとえば以前は、結婚して子どもを授かって家庭を築くというような標準モデルがあって、多くの方がそれに沿ったライフプランを立てていたと思います。

収入の面についても、会社に長く勤めていれば、だんだんとお給料が上がっていく状況でしたし、金利も現在より高い時代でしたので、金融機関に預けておけばそれなりに増やすことができていました。

しかしながら、近年は多くのことが多様化し、結婚、子育て、働き方など、個々人の価値観に大きな変化が見られます。お客様それぞれのあり方が尊重されている時代になってきているなか、これまでと同じようにしているだけでは対応できないケースも増えているので、一人ひとりの幸せな暮らしの実現に向けて、生活にどう金融のチカラを生かしていくのか考えることが大切ではないかと思います。


―個人でも金融について考えることが大切ということですが、それに対して京都信用金庫では、個人のお客様についてどのように考えているのでしょうか?


大塚:以前の標準モデルのようなものがなくなってきているなか、お客様によって幸せのあり方やそれに沿ったライフプランが違ってくると思います。

私どもは、金融を含めたお客様のライフプランのご相談に乗って、その人らしい暮らしを営んでいくサポートをおこなっていきたいと考えています。


よりよく生きるためであったり、自分のやりたい・叶えたいことのために優先順位をつけて考えていくことをご案内していくことで、少しでもお客様のお役に立てるように対応させていただいています。

「ライフプランニング」が重要になる理由

大塚さんがライフプランニングについて解説する様子の画像

―今はいろいろと多様化していて、金融を含めたライフプランニングが重要ということでしょうか?

大塚:そうですね。いろいろと多様化してきていることもそうですし、よくいわれるように今は人生も長くなっているので、年齢とともに想定していたライフプランを見直さなければいけない機会も増えていて、それに沿った資産運用を考えていくことも必要だと思います。

そういう意味では、以前よりさまざまなことに対応していかないといけない大変さがありますね。

また、資産形成についてはNISAやiDeCo等の投資信託を活用したり、家計管理も重要な要素です。

多数の選択肢のなかから選べるというメリットはありますが、その反面、何が自分にとって必要なものかを理解して、選んでいく難しさがあると感じています。

今は、ネットなどでいろいろな情報を知ることができますが、人に教えてもらったほうがわかりやすいこともあるなかで、「どれを信じるのか」や「どの人のアドバイスを聞いてよいのか」といったことも難しいですよね。

ですので、私どもは、「この商品がいいから」とかではなく、お客様の生活にとって何が必要なのかということや、タイミングはどうなのか、ということをライフプランをベースにお客様と一緒に考えてご案内させていただいています。

ライフプランや資産運用を学べるセミナーやライフプランスクール

セミナーについてお話される高橋さんの画像

ーセミナーやライフプランスクールというのを実施していると聞いたのですが、こうした取り組みによって何を伝えていきたいと考えているのでしょうか?

高橋:セミナーは、京都信用金庫の支店で店内のお客様にご案内させていただいたり、こちらから京都信用金庫とお取引のある企業様のもとへ訪問して実施したり、オンラインで実施したりとさまざまな形でしています。

セミナーでは、私どもから「この商品がよいから、契約しましょう」というスタンスではなく、あくまでも私どもは選択肢の提供をおこなうだけで、商品を選ぶのはお客様自身ということを心がけています。

たとえば、先ほど触れていたiDeCoや、つみたてNISAですが、私どものほうではよいと感じていても、すべてのお客様にとって必ずしもよいわけではないと思っています。

ですので、セミナーではお客様の世代に応じてお伝えする内容をアレンジしておりますし、お聞きになりたいテーマや要望をいただけましたら、それに沿ったものをご案内しております。

具体的な例を挙げると、資産運用がはじめての方であればつみたてNISAでコツコツと資産を積み上げる方法であったり、目標設定があれば、それに最適な商品を提案させていただいています。

セミナーの最初は一般的によいと思われる商品や運用方法をご案内させていただくことが多いのですが、そのなかで興味を持っていただいた方には個別に支店の職員や私どもライフプランアドバイザーからお話させていただき、お客様の資産形成における金融商品の組み合わせ方を考えていくライフプランスクールに参加してもらっています。

ライフプランを考えるライフプランアドバイザーの役割

―ライフプランアドバイザーの方はどのような役割を担っているのでしょうか?

高橋:まず、ライフプランアドバイザーについて簡単に紹介させていただくと、本部に私を含めた9名が在籍しているのですが、すべてが女性でFP(ファイナンシャルプランナー)の資格を持っています。

ライフプランアドバイザーは、複数の支店を担当しているのですが、ライフプランニングを希望されるお客様が各支店へ来店されて、担当のアドバイザーがお話させていただいています。

また、継続的にお金の感覚を身につけていただくことを目的としたライフプランスクールを実施しています。2022年3月現在、約280名の方にご利用いただいています。

ライフプランはお客様が将来をどのように考えているのかが基礎になるものですので、生活に変化があればその都度お話をお伺いしています。

面談の際は支店の職員も同席して、基本的にライフプランアドバイザー支店の職員お客様の三者で話し合いをさせていただきます。

基本はお客様が来店されたケースを想定した形となっていますが、現状はコロナ禍のため、オンラインでの面談にも対応しています。

ライフプランアドバイザーは中立的な立場を取らせていただいており、支店の職員とお客様が具体的な商品の契約に入る前にご相談させていただき、お客様に適した選択肢を一緒に考える役割を担っています。


ーライフプランアドバイザーとお客様が一緒にライフプランを考えていくとのことですが、具体的にどのような手順でライフプランを立てるのでしょうか?


高橋:まずは、各支店でライフプランニングに興味を持っていただいたお客様やセミナーに参加いただいたお客様を対象に、ライフプランニングの内容やイメージを簡単に説明させていただきます。

そして、希望されたお客様には、実際の収入と支出の内容を教えていただくために「ヒアリングシート」の記入をお願いしています。

ヒアリングシートでは、家族構成や現在加入している保険の状況、住居に関すること、日々の生活にかかる食費・光熱費などのほか、住宅のリフォーム予定や教育費としてどのくらいの金額を考えているのかといった細部に至るまで具体的に記載していただきます。

京都信用金庫ではライフプランのことを「くらしのカルテ」と表現していて、ヒアリングシートをもとに現状でのくらしのカルテを作成する形になります。

くらしのカルテは、世帯主の方の100歳までのライフプランを作ることができるので、このカルテをもとにお客様と未来を考えていきます。

最適なライフプランニングと資産運用が可能になる「ライフプランスクール」

ライフプランスクールについて解説される高橋さん

ーくらしのカルテの具体的な内容についておしえてください。

高橋:くらしのカルテでは世帯主の方の100歳までのお金の推移を確認できるので、1年単位の収支を具体的な数字でおいかけていくことができるようになります。

数字で100歳までの家計の状況を把握することができ、収支のバランスがよい時期や悪い時期のタイミングを知ることができるため、対策を考えることも可能です。

また、京都信用金庫では1年ごとのくらしのカルテの振り返りを「決算」と表現していて、決算の都度、想定していたライフプランどおりに推移しているのかどうかをチェックできます。

“1年”、といわれると、そこまで変化しないように感じる方もいると思いますが、ライフプランニングをおこなって1年しか経過していなくても、想定どおりに推移しない可能性はあります。

たとえば、お子様の誕生や、急に住宅のリフォームが必要になったり、お仕事のトラブルで収入が減ったりすることも考えられますよね。

1年ごとの決算でチェックすることによって、最適なライフプランに修正することができ、そのときの状況に適した資産運用も可能になると考えています。

決算については、基本的に1年単位ですが、コンスタントに家計簿を付けていない方や、収支のバランスに不安のある方などは、1ヵ月単位でのチェックもさせていただいています。

その辺はお客様のペースに合せて面談させていただいて、「P(計画)、D(実行)、C(確認)、A(改善)」を一緒におこなっています。


―ライフプランスクールではかなり寄り添って相談に応じてくれているように感じます。


高橋:先ほど、くらしのカルテを作成するためにヒアリングシートの記入をお願いしているといいましたが、ヒアリングシートの記入にはお客様ご自身にも労力をかけていただくことが多いと思っています。

今までなんとなくイメージしていたことを具体的にしていく作業になるので、なかには考えるのがツライという方もゼロではないのかなと思っております。

ですので、お客様が将来できることを増やしていくためのポジティブな意味で私どもはくらしのカルテを作成し、ご相談に乗らせていただいています。

大塚:お金のことも含めて、いろいろなことを話せる人が京都信用金庫にいて、気軽に相談できる場所になればと考えています。

資産運用のはじめ方や勉強する際に大切なこと

―コロナをきっかけにライフプランをあらためて考えようという方やこれから資産運用を学ぼうと考えている方もいると思うのですが、そういう方は何からはじめればよいでしょうか?

大塚:資産運用については、人によって好みや合っている方法などが異なりますが、京都信用金庫としては積み立てをご提案させていただくことが多いです。

以前は、資産運用といえば100万円単位の契約をおこなう方が多かったので、お金持ちの方がされているイメージがあったかと思います。

しかしながら、今は若年層の方にも資産運用しながら資産を形成していくことをご提案したいので、初めて資産運用をされる方や資産運用が不安という方などは、少額からはじめられる積み立て型がよいのかなと考えています。

高橋:資産運用をはじめる前に、まずはご自身の支出を見直してみてほしいと思います。収入が決して少ないわけではないのにお金が貯められないだとか、なんとなく使ってしまっているといったことをご相談される方もいますが、その支出の正体を把握して改善できれば、その分を積み立てに回すことができますよね。

必要な支出と不要な支出をしっかりと把握することによって、資産運用にお金を使えて貯蓄もできるようになるので、よい循環が生まれると思います。

ですので、まずは一回、ご自身の支出を振り返ってもらうことが大切だと思っています。


―資産運用の勉強はどのようにするべきなのでしょうか?

大塚:資産運用の知識は、ただ学ぶだけではなかなか身に付かないのかなと感じています。ライフプランニングのご相談に来店されたお客様にはご案内するのですが、学んだことをそのままにしないで、まずは挑戦してみることが大切だと思います。

資産運用をはじめながらでも現在の状況を支店の職員やライフプランアドバイザーに共有しておけば、資産のプラスやマイナスに関係なく私どもと一緒に考えていくことができますし、実際にご自身のお金で運用してみないとわからないこともあると思います。

少額でも構いませんので、まずは資産運用を経験してみる、そして経験するのであれば少しでも早いほうがよいということをご案内しています。


―自分で経験しなければわからないことってあると思いますし、運用をするのであれば早ければ早いほど利益が生まれる可能性もありますよね。

高橋:資産運用といっても、債券型や株式型など投資信託の種類があり、値動きの幅にも違いがありますハイリスク・ハイリターンミドルリスクなど、リスク・リターンの投資形態はいろいろあるので、ご自身の資産運用の目的や予定期間、どのくらいの資金を運用するのかといったことを私どもにご相談いただければ、資産運用を考えるうえでのお手伝いができるかと思います。

そういったところから、ご自身でチャレンジできるところを探っていただくのもよいかなと思います。

金融だけではなく、みなさんとつながれる場所として利用してほしい

大塚さんと高橋さんの画像

―最後にこの記事を読んでくれている読者の方にメッセージをお願いします。

高橋:私どもの窓口でご相談できる内容というのは、実は幅広くあるので、金融だけではなく、日常でのお困りごとや気になっていることなどどんなことでも気軽にお話していただければと思います。

何より、私どもはお客様のことを知りたいと考えています。たとえば、ご高齢の方がいらっしゃるご家族の方は、そういった特有の悩みを相談していただければサポートできることもあるかもしれません。

まずは、趣味や他愛のないお話でもよいので、来店してお話していただければと思います。

大塚:この機会にご自身のことを気軽に相談できる人を各地域の金融機関で見つけてほしいと思います。

家を建てようと思ったら設計士さんに家の間取りなどを相談すると思いますが、人生の生活設計をよりよくしていこうと思ったら一緒にライフプランを考えてくれる金融機関に相談するのが一番よいと思います。

また、私ども京都信用金庫ではお金のことだけでなく、いろいろな人生のご相談をしていただきたいと思っておりますし、そういう場所でありたいと考えています。

事業者様とのつながりも深く、地元で育った人が地元で仕事をして、地元のために時間を利用して地域とつながれるような働きかけやお手伝いもしたいと思っているので、もしも京都・滋賀・大阪に住むことがあれば京都信用金庫に是非一度ご来店いただきたいと思います。皆様のご来店をお待ちしております。

ー本日はお時間をいただき、ありがとうございました!

京都信用金庫
くらしのサポート部 部長

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京都信用金庫
くらしのサポート部 課長

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食品や雑貨商品などを扱うライター・編集を経て、マネ会を担当。クレジットカードのポイント還元や特典だけでなく、各カード会社の戦略やマーケティングにも興味あり。普段使っているクレジットカードはJALカードで、実家への帰省の際には、貯めたマイルを特典航空券に交換している。ヤフオクやヤフーショッピングで買い物をする際には、ヤフーカードも使用。体を動かすことが好きで、定期的にジムで筋トレ。機会あれば、山へハイキングに出かけ、帰りの温泉を楽しむ。

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