IT業界への転職方法とは?求められるスキルやおすすめの資格も解説 PR

IT業界への転職方法とは?求められるスキルやおすすめの資格も解説

現在転職活動を行っている方のなかには、IT業界を中心に転職先を探している方もいると思います。

そのような方にとって、IT業界で求められるスキルや経験がどういったものかは、気になるポイントでしょう。

また、IT業界は未経験でも転職できるのか、転職時の年齢はどれくらいが望ましいのかなども、把握しておきたいところです。

この記事では、IT業界への転職で求められるスキルや経験、IT業界未経験者におすすめの資格などについて説明すると同時に、IT業界への転職におすすめの転職サイトもいくつか紹介します。

IT業界への転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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そもそも「IT業界」とは?業種や年収など

ひとくちに「IT業界」といっても、就職する企業によってメインとする分野は異なります。

最初に、IT業界の分類および平均年収について説明しましょう。

IT業界は5種類の業界に分けられる

IT業界は提供する商品やサービスの種類によって、大きく以下の5つに分類できます。

IT業界の分類
  • インターネット/Web
  • 情報処理
  • ソフトウェア
  • ハードウェア
  • 通信インフラ

インターネット/Web業界に該当する企業では、主にWebサービスの開発やWebサイトの構築などを行います。

メディアサービスの開発や提供から、インターネット広告による集客支援など、インターネットの拡張とともに仕事内容も多岐にわたっています。

情報処理業界に該当する企業では、データの収集・加工・解析および計算処理などを行います。

ビッグデータの活用やDXが叫ばれて久しい昨今において、成長著しい業界といえるでしょう。

ソフトウェア業界に該当する企業では、ソフトウェアやアプリケーションの開発などを行います。

クラウド型のソフトウェアを開発するケースもあれば、企業からのオーダーに応じて個別にソフトウェアを開発するようなケースもあります。

ハードウェア業界に該当する企業では、電子機器そのものの開発・製造・販売を行います。

パソコンやスマートフォンなどの情報端末やプリンターやサーバーといった周辺機器に至るまで、さまざまな製品を手がけています。

通信インフラ業界に該当する企業では、ネットワークなどのインフラ構築を行います。

水道・電気・ガスと並んでインターネットを4つ目のインフラとする声も大きく、参入企業も増えてきているのが特徴です。

IT業界の平均年収

dodaの平均年収ランキング(職種・職業別)によると、「技術系(IT/通信)」の平均年収は「442万円」です。

男女別に見ると、「男性:461万円、女性:389万円」となっており、性別によって平均年収に70万円近い差があることが分かります。

年代が上がるごとに平均年収は上がっていきますが、男女ともにボリュームゾーンは平均年収以下の「300万円以上~400万円未満」であることから、若い世代が活躍している業界といえるでしょう。

職種としては、「プロジェクトマネージャー(686万円)」や「プリセールス(594万円)」「IT戦略/システム企画(587万円)」などが、IT業界の平均年収以上の年収を得ている主な職種として挙げられます。

IT業界に求められるスキルや経験

IT業界への転職を目指すにあたっては、IT業界で求められるスキルを持っていたり経験を積んでいたりするほうが望ましいでしょう。

IT業界で求められるスキルや経験について、以下で詳しく説明します。

IT業界で求められるスキル

IT業界で求められるスキルとしては、主に以下のようなものが挙げられます。

IT業界で必要なスキル
  • プログラミングスキル
  • 論理的思考力
  • 資料作成スキル
  • プレゼン能力
  • コミュニケーション能力

システムやアプリケーションを開発するエンジニアとして働く場合、プログラミングスキルはもちろん必要です。

直接開発を行うわけではなくとも、IT業界で働く以上は必要最低限のプログラミングスキルを備えていることが望ましいでしょう。

論理的思考力は物事を矛盾なく順序立てて考えるために必要な力で、システム設計やネットワークの構築を適切に行うために、なくてはならない能力です。

また、頭のなかで考えついたものをコードという形で実装する際にも、論理的思考力は求められます。

IT業界では、社内向けや対顧客用に資料を作成することが多いです。

スムーズに社内稟議を通すためにも、顧客からGOサインをもらうためにも、分かりやすい資料を作成できるスキルは非常に重要です。

資料作成と関係してきますが、作成された資料はただ提示されるだけではなく、当然その作成者によってプレゼンが行われます。

資料のなかでもとくにどこが重要で、提案の肝となる部分はどこなのかがきちんと分かるような形でプレゼンできるスキルも、資料作成スキル同様に求められます。

IT業界では、一人で黙々とパソコンに向かって仕事をするようなイメージがあるかもしれませんが、実際はほかのメンバーとチーム単位で仕事をすることが多いです。

チームメンバーがどんな問題を抱えているか、自分がどういったサポートを必要としているかなどを、相互に理解し合って仕事を円滑に進めるためにも、コミュニケーションスキルは欠かせません。

IT業界で求められる経験

IT業界で求められる経験としては、主に以下のようなものが挙げられます。

IT業界で必要な経験
  • システムやアプリケーションの開発経験
  • プロジェクトの工程の経験
  • 営業・コンサルティング経験
  • マネジメント経験

システムやアプリケーションの開発経験は、もちろんIT業界で必要とされる経験です。

IT業界未経験の場合はそういった経験がない方も多いと思いますが、間接的にでもシステムやアプリケーションの開発プロジェクトに関わったことがあるような場合は、その際の経験が活かせることも多いでしょう。

エンジニアの場合、プロジェクト工程のどの部分を担当するかによって、仕事の内容が大きく変わります。

システム企画や要件定義のような上流工程と、詳細設計や開発・テストのような下流工程ではまったく別物なので、より多くの工程での経験を積んでいる人材は重宝されるでしょう。

自社のシステムを顧客に売り込むためには営業のノウハウが活かされますし、顧客が必要としていることを正確に把握するためにはコンサルティングの経験が役に立ちます。

IT業界で働く際は、他業界・他業種での経験が活きることも多いです。

多くのメンバーを束ねてマネジメントを行うという経験は、プロジェクトの内容が変わっても活かされやすいです。

とくに少し年齢を重ねてからIT業界への転職を目指す際は、マネジメント経験の有無によって転職活動のスムーズさは大きく変わります。

IT業界は未経験でも転職できる?年齢との関係は?

その業界の経験がないと転職は難しいのか、何歳ぐらいまでなら現実的に転職を検討できるのかは、IT業界に関わらず転職を考えるうえで重要なポイントです。

IT業界は未経験でも転職できるのかや転職と年齢の関係について、以下で詳しく説明します。

未経験でも転職可能!第二新卒での転職も狙える

結論からお伝えしておくと、IT業界へは未経験でも転職可能です。

技術はあるに越したことはありませんが、やる気やポテンシャルが評価されやすい職場環境でもあるので、20代中盤の第二新卒までは未経験でも転職しやすいでしょう。

先ほども少し触れましたが、チームで仕事をすることが多いため、コミュニケーション能力もあると良いでしょう。

20代後半以降はスキルや経験も求められるように

20代後半から転職を考える場合、企業としても戦力として計算できる人材を欲するため、ある程度スキルが求められるようになります。

IT業界では30代でマネジメントを行う立場に就くことも多いので、30代以降に転職する場合は、マネジメント経験も求められることもあります。

未経験でのIT業界への転職は、なるべく若いうちに行うことを心がけましょう。

IT業界未経験者におすすめの資格

IT業界未経験者の方がIT業界への転職を目指す場合、転職活動に有利になるという点でもIT業界での仕事の一端を知るという点でも、資格を取得することを検討してみると良いでしょう。

IT業界未経験者の方におすすめの資格としては、主に以下のようなものが挙げられます。

IT業界未経験者におすすめの資格
  • ITパスポート
  • 基本情報技術者
  • 応用情報技術者
  • MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

それぞれの資格について、詳しく説明します。

ITパスポート

資格種別 国家資格
試験内容 ・ストラテジ系(経営全般)
・マネジメント系(IT管理)
・テクノロジ系(IT技術)
受験費用 7,500円(税込)
受験日程(令和5年度) 都道府県により異なる

ITパスポートは、ITを活用するすべての社会人にとって必要となる、ITの基本的な知識が身に付いていることを証明する資格で、「情報処理推進機構」(IPA)が主催し、経済産業大臣が認定する国家試験「情報処理技術者試験」の12ある区分のなかの一つです。

試験ではIT技術についての知識も問われますが、経営管理の知識やマネジメントの知識なども問われるので、資格取得のためにはIT周辺の知識を幅広く理解している必要があります。

試験の合格率は50%前後といわれており、受験した人の約半分が合格できると考えると、決して低くはない数字でしょう。

国家資格であることから知名度が高いですし、ITパスポートを取得することでほかの資格取得の足がかりにもなるので、IT業界未経験者の方は積極的に取得を検討してみると良いでしょう。

基本情報技術者

資格種別 国家資格
試験内容 ・ストラテジ系(経営全般)
・マネジメント系(IT管理)
・テクノロジ系(IT技術)
受験費用 7,500円(税込)
受験日程(令和5年度) ・春期:4/16(日)
・秋期:10/8(日)

基本情報技術者は、ITエンジニアが共通して理解しておくべき基本的な知識を体系的に備えていることの証明となる資格で、ITパスポートと同様に経済産業大臣が認定する国家試験「情報処理技術者試験」の12ある区分のなかの一つです。

ITパスポートと同じく、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3つの分野から出題されます。

保有しているとIT業界への転職の際に有利になることが多いですし、職場によっては資格手当が支給されることもあります。

合格率は25%ほどとITパスポートよりも難易度が高いので、資格取得を目指すのであればしっかりと対策することを心がけましょう。

応用情報技術者

資格種別 国家資格
試験内容 ・ストラテジ系(経営全般)
・マネジメント系(IT管理)
・テクノロジ系(IT技術)
受験費用 7,500円(税込)
受験日程(令和5年度) ・春期:4/16(日)
・秋期:10/8(日)

応用情報技術者も、ITパスポートや基本情報技術者と同じく経済産業大臣が認定する国家試験、「情報処理技術者試験」の12ある区分のなかの一つです。

基本情報技術者が、ITの基本的知識・技能を有しているかを問う試験であるのに対して、応用情報技術者ではIT技術や企業活動に対してより深い知識が求められます。

資格を保有していれば転職の際に有利になりますし、就職後に資格手当の対象になることも多いです。

難易度は基本情報技術者よりもさらに高く、合格率は20%前後です。

IT業界未経験の状態で資格を取得するのは至難の業ですが、ITパスポートや基本情報技術者を取得することができたら、受験を検討してみても良いかもしれません。

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

資格種別 民間資格
試験内容 ・Word
・Excel
・PowerPoint
・Access
・Outlook
受験費用 10,780円(税込)~12,980円(税込)
(受験科目により異なる)
受験日程(令和5年度) ・1/15(日)
・2/12(日)
・2/26(日)
・3/12(日)
・3/26(日)
・4/9(日)
・5/14(日)
・6/11(日)
・7/23(日)
・8/13(日)
・9/10(日)
・10/8(日)
・11/12(日)
・12/10(日)

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)とは、マイクロソフトが公式に発表している、WordやExcelなどのマイクロソフト・オフィス製品の利用スキルを客観的に証明できる資格です。

試験科目はWord・Excel・PowerPoint・Access・Outlookの5つに分かれており、レベルもスペシャリストレベル(一般)とエキスパートレベル(上級)に分かれています。

ExcelやPowerPointといったマイクロソフト・オフィスの製品は実務のなかで利用する機会も多いので、MOS取得の勉強をする過程でそれらの扱い方に習熟できるのは、メリットといえるでしょう。

資格取得の難易度はそこまで高くなく、スペシャリストレベル(一般)の合格率は約80%、エキスパートレベル(上級)の合格率は約60%といわれています。

IT業界への転職におすすめの転職サイト

IT業界へ転職するにあたっては、転職サイトを利用しながら転職活動を行うのがおすすめです。

なかには、ITに関する知識を学習しながら就職活動を行えるようなプログラムを設けているところもあるので、IT業界未経験者の方には助かるでしょう。

IT業界への転職におすすめの転職サイトとしては、主に以下のようなところが挙げられます。

IT業界への転職におすすめの転職サイト
  • doda
  • マイナビIT AGENT
  • type
  • GEEK JOB
  • ENたま
  • POTEPAN CAMP

それぞれの転職サイトの特徴や強みなどについて、詳しく説明します。

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おすすめポイント
  • 無料年収査定で自分の市場価値がわかる
  • 合格診断で内定がもらえる企業がチェックできる
  • エージェント機能を利用しなくてもOK
公開求人数 約186,000
非公開求人数 約38,000
対応地域 全国
対象年齢 全年齢
業界、職種 全ジャンル

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dodaは転職サイトで知られていますが、転職エージェントサービスも並行して展開しています。

dodaは職種、業界や地域に特化しているパートナーエージェントと提携しており、一般に公開されていない多くの非公開求人に出会えるチャンスがあります。

業界、職種別の職務経歴書の用意や、キャリアタイプ診断の実施など、すぐに転職に活かせるツールが豊富に用意されています。

転職ツールの利用とCA(キャリアアドバイザー)の両面からサポートを受けられるため、効率的かつ生産性の高い転職活動を進められます。

マイナビIT AGENT

マイナビIT AGENTは株式会社マイナビが運営する転職エージェントのなかでも、とくにITの求人に特化したエージェントです。

日本全国の幅広い求人を取り扱っており、求人数の多さは業界有数です。

業界に精通したキャリアアドバイザーによる綿密なサポートが受けられる点が強みなので、IT業界未経験の方にとっては非常に心強いでしょう。

type

typeは、株式会社キャリアデザインセンターが運営する転職エージェントです。

日本全国の求人を幅広く取り扱っていますし、エンジニア転職フェアなどのエンジニア職限定のプロモーションが充実しているのも魅力です。

主要転職サイトのなかで比較しても、エンジニア職の求人数が非常に多いですし、未経験者歓迎の求人も豊富なので、IT業界未経験の方が転職を検討する際には重宝するでしょう。

GEEK JOB

GEEK JOBは、GROOVE GEAR(グルーヴ・ギア)株式会社が運営する転職特化型のプログラミングスクールです。

プログラミングスクールで技術を学んでから転職につなげてくれるのが大きな特徴で、受講者満足度(97.3%)も転職成功率(97.8%)も高い数値を誇っています。

それぞれが備えているITスキルに応じて最適なスケジュールを提案してくれるので、無理なくプログラミングの技術を習得することが可能です。

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ENたまは、エンキャリア株式会社が運営する、完全無料のITエンジニア向け専門の転職エージェントです。

スタッフ全員が、未経験ITエンジニア採用を経験した元IT人事であることが大きな強みで、人事目線でサポートしてくれるので採用確率もグッと上がるでしょう。

利用者限定で40万円相当のカリキュラムを無料で利用することができるので、転職活動中にコンピュータやサーバ・ネットワークなどに関する、基礎的な知識を習得することが可能です。

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POTEPAN CAMPは、株式会社ポテパンが運営する完全オンラインのプログラミングスクールです。

未経験からIT業界に転職するためのカリキュラムが組まれており、最短5ヶ月間でWebエンジニアとしての転職が可能です。

転職成功者のWeb系開発企業への内定率100%という数字は、未経験でIT業界への転職を検討している方にとって、非常に心強いでしょう。

IT業界への転職は下調べをしっかりして計画的に

IT業界で働くためには専門的なスキルが必要とされるため、未経験では転職できないとお思いの方もいると思いますが、未経験でもIT業界への転職は可能です。

プログラミングスキルを備えているに越したことはありませんが、それ以外に論理的思考力やコミュニケーション能力なども、IT業界で働くためには必要です。

業界未経験の方が転職を検討する場合は、ITパスポートや基本情報技術者などの資格取得を目指してみると良いでしょう。

資格取得のために勉強することでIT関連の知識が身に付きますし、資格を取得することは転職活動に有利に働くことも多いです。

IT業界に特化した転職サイトや転職エージェントの活用もおすすめなので、今回紹介したサイトやプログラミングスクールの利用も、ぜひ検討してみてください。

不動産広告の営業マンを経て、現在はフリーランスのライターとして活動中。 クレジットカードやカードローンに関する知識を、公平な視点で分かりやすく伝えることを目指しています。 私生活でもいろいろなクレジットカードを使い分けながら、自分にとって最適な使い方を模索中。毎月貯まっていくポイントを見ながらその使い方を考えるのが、ひそかな楽しみ。 自分の実体験や気付きをもとにした、オリジナリティのある記事をお届けしたいと思っています。

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