社会人から始める趣味のテニス!お金はどれくらいかかるの?

社会人から始める趣味のテニス!お金はどれくらいかかるの?

テニスの錦織圭選手の世界的な活躍によって、俄然注目を浴びつつあるテニス。
大学のサークルなどでも広く楽しまれており、なんとなくスタイリッシュで「モテスポーツ」なイメージがありますよね。

実際テニスに馴染みがあった方は、また始めようと思ったときでも入りやすいんですが、初心者がこれから始めてみよう、と思ったときにどれくらいお金がかかるんでしょうか?
また場違いだとちょっとツライですし、初心者でも大丈夫?

そんな疑問を岐阜県多治見市にある”ロングウッド多治見”の支配人、曽我寿々雄さんにお話を伺いながら紹介していきましょう。

テニスはこんなところが楽しい!

──テニスに馴染みの無い方にとってなんとなく敷居が高く感じてしまうんですが、「趣味として楽しめるスポーツ」として見たときどんな楽しさがありますか?ニュースでは結構汗だくになって走り回っているプロテニスプレーヤーを見る機会が多いと思います。真剣にやればやるほどものすごくハードなスポーツであることには変わりありません。
けれど最初は基礎を学んで、少しずつ軽くラリーをしたりしてステップアップしていきます。きっとどんなスポーツでも一緒だと思うんですが「できなかったことが少しずつできるようになってくる」って実感できる瞬間ってすごく嬉しいんですよ。
初心者ならなおさらそういう上達を感じやすいですよね。
真剣にやればハードなんですが、体に極端な負担をかけることなくやろうと思えば自分で調節できますし、実際少しずつ打てるようになってきてもその人なりの体力、技術の中でラリーをします。
例えあまり上手でなくても、同じような実力の方とであれば体力に応じたラリーができるようになってきますよ。

それにテニスのいいところは、最低2人いれば練習でも試合でもできてしまうところです。野球やサッカーだとどうしても大人数を集める必要があるので、競技人口が多くても試合ができないこともある。その点、計画してすぐにテニスを楽しめるので案外お手軽に楽しめるんです。
うちの場合、最初は入門クラスというところからスタートします。
そこでは楽しくラリーができるように、が目標なんです。なので最初テニスを初めてやる方もいらっしゃいますが大半が運動不足解消の目的でいらっしゃいますよ。

テニスを始めるために必要な道具と金額

ここでは近年増えてきている全天候型(室内で行う)のインドアテニスを例にとって見てみましょう。
道具はもちろんピンキリですが、初心者がまず最低限テニスを始めるときに揃えなければならない道具を見ていきたいと思います。

テニスラケット

初心者の方は重さや面の大きさがあるんですが正直よくわからないと思うんですよ。
なのでロングウッドではレッスンを受けている方に試打ラケットを貸し出しています。そこでコーチと相談しながら体格や実力に合ったラケットを見つけてもらうことをおすすめしていますね。
購入しようとすると新品でいいものは20,000円前後のものが多いでしょうか。正直もっと安い製品もたくさんあります。もちろん入門してすぐはレンタルもアリです。
ウチの場合は入会特典で無料でラケットをゲットできる期間もありますよ。

ラケット(新品購入):20,000円程度

テニスシューズ

テニスシューズはコートによってシューズが変わります。
コートは大きく分けて3つ
・オムニ、クレーコート
・ハードコート
・カーペットコート
の3つに分類されます。それぞれコートによって全然ソール形状が違いますので、自分がテニスをする場所に合わせて購入してもらえれば、と思います。
例えばカーペットコートでしかやらないよっていう方もいれば、オムニコート(人工芝に砂が入れてあるコート)でも使いたいっていう方もいますよね。そこは自分のスタイルに合わせて選んでくださいね。
高額なシューズもありますが、7,000円前後で安いものなら購入できると思います。

正直なところ運動靴でも入門クラスならば問題ありません。
ただランニングシューズって前に進むことを考えて作られていますよね。テニスって横の動きが多いので、ランニングシューズだと靴の中でヨレちゃったりすることもあるんですよ。その点を考えるとランニングシューズは不向きです。
スニーカーのようなタイプの靴の方が動きやすいですね。

テニスシューズ:手持ちのスニーカーなど 0円

テニスウェア

テニスウェアに関してはまずはジャージで大丈夫です。
動きやすい服装であれば問題なくテニスを楽しんでいただけますよ。

テニスウェア:ジャージ等でOK 0円

テニスバッグ

こちらのテニスバッグもお手持ちのトートバッグやボストンバッグで大丈夫です。

テニスバッグ:手持ちのもので 0円

テニス初心者なのにいきなり参加しても大丈夫?

──テニス初心者でラケットを握ったことが一度もない方でも大丈夫ですか?初心者で、道具を何も持っていなくてもすぐに始められますよ。
ほとんどのところは、そういった「テニスをこれから始めたい!」って言う方を大切にしていきたい思いがあります。テニスの裾野を広げたい、っていう思いはどこも一緒だと思います。

体力は実力に関してもそうですが、道具もラケットはレンタルがありますし、ボールも施設のものを使用していただければ大丈夫です。ご自身で用意していただくものは動きやすい服装やタオル、ドリンクくらいです。
また初心者クラスも結構賑わっていますので、周りに仲間がいなくても楽しんでいただくことができますよ。

インドアテニスにかかる金額はどれくらい?

入会費や月額料金は各施設それぞれ値段が違ってきます。
また実力やメニュー内容に応じても変わります。最初は入門クラスがありますので、「これからテニスをしてみよう」という方はそこからスタートすることになりますね。
ロングウッドの場合「入門クラス」というクラスがありますので、そちらの料金を紹介させていただきます。

年間の利用料金

ロングウッドの場合だと、入会金と年会費、それに月額スクール料金がかかってきます。

入会金:5,400円 (現在は無料キャンペーン中)
年会費:3,240円 (初年度は無料)
スクール料:7,273円/月 87,276円/年当然他の施設と料金形態に違いは出てきますが、参考にしていただければと思います。
新規の方には各種キャンペーンが用意されているところも多いと思いますので、そういったものを利用されるとさらにお値打ちにテニスを始めることができる場合がありますよ。

年間の消耗品

スクール料以外には基本ほぼお金はかからないと思ってもらって大丈夫です。
強いて言えばガットの張替えは3ヶ月に1回を推奨していますね。
グリップは数百円なので誤差程度です。

ガット料金(張替え工賃込み):3,500円程度/回
年間:14,000円程度まず道具を一通り揃える場合、ラケットを購入しても約20,000円程度。
そしてシューズは運動靴で代用可能ということで初期投資はさほど必要ない印象です。
さらにスクールに入って1年続けていき、さらにガットを定期的に張替えたとしても年間100,000~120,000円の出費で収まりそうです。

──実際金額を見てみると、そんなにお金がかかる感じではありませんね。

そうなんですよ。道具立てもシンプルなので始めやすいスポーツだと思いますよ。
ただこうしてみるとレッスン料が一番お金がかかってしまう部分ではあります。かと言って、ここだけしかテニスができないわけではないんですよね。各市町村で運営しているようなテニスコートも色々なところにあります。
そういったところで友達を誘って楽しむことは充分できるんです。
最初だけテニスを習って、ある程度できるようになったら仲間内で”ゆるーくテニスを楽しむ”っていう選択肢も、趣味としてテニスを始めるのにはありだと思います。

初心者や一人でも大丈夫!気軽にどうぞ

──ということはテニスを全くやったことがない、体力に自信がない、っていう人でも気軽に参加して楽しんでいけるスポーツなんですね。もちろん大歓迎です。
「軽く汗を流したい」と言って未経験の初心者の方がテニスを始めたんですが、今ではすっかりハマって楽しんでおられる方も多いんですよね。
ほとんどのところが低料金で体験レッスンもありますので、体験していただいてテニスの楽しさを感じていただいて、それから本格的に始めてもらえばいいんですよ。うちも体験コースはご用意してありますのでお気軽にどうぞ。

軽いラリー程度なら体格差や性別関係なく、みんなで一緒にコートの上で楽しんでもらうことができます。テニスで爽やかな汗をかいてみませんか?
迷っているなら近くのテニススクールに一度お電話で問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

──本日はありがとうございました。テニスは生涯スポーツなんですね。

テニスは上達を目指せば終わりがなく、非常に奥が深い部分もあります。
けれども最初の敷居は思った程高くはありません。例えば一人で黙々と体を動かすジムと違って、一人で立ち寄ってもそこには実力が同じくらいの人が誰かいるんですよね。そして一緒にラリーをしているだけでもなんとなく顔見知りになってきたりもするんです。
こういったところで一緒に汗を流す仲間っていうのは、ちょうどいい人との距離感だったり居心地の良さだったりを感じることができますから、ジムは続かなかったけれどテニスは続いてるよ!っていう方もいらっしゃいます。
レベルアップを目指したい方でも、健康のために軽く楽しみたい方でも広く楽しめる生涯スポーツだと思います。

昔と違ってこういったテニススクールも随分と増えてきた印象です。
ぜひ一度テニスの体験にいらしてください。

取材協力

住所:岐阜県多治見市根本町5-39-1
施設:ロングウッド多治見今回取材にお邪魔したところ丁度ジュニアさんのレッスンをしておられました。
”ほめる達人”略して”ほめ達”(ほめたつ)の検定に合格したコーチ陣が揃っているとのことで、楽しくテニスを子供達に教えている姿がとても印象的でした。

もちろんジュニアだけでなく一般では70代の方までテニスを楽しまれているようです。
初心者に優しく、上級者にも満足を、というコンセプトで運営をしておられるようで、こういった姿勢がこれからのテニスの裾野を広げることにつながっていくことでしょう。

テニスって意外とお値打ちに、また気軽に始められるものなんですね。
運動不足解消にスタイリッシュにテニス生活を始めてみてはいかがでしょうか?

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