PAY ID(ペイアイディー)は安全性が高くて送金も可能!ネット通販で便利なスマホ決済サービス
キャッシュレス化のブームによりスマホ決済アプリが注目されていますが、中でも「PAY ID」は使いやすいと評判です。
しかし中には「本当に使いやすいの?」、「仕組みが良く分からない」という人もいると思います。そこで今回は、スマホ決済アプリの1つであるPAY IDについて徹底解説。
基本情報からメリット、登録方法や加盟店まで紹介するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
PAY ID(ペイアイディー)を利用したい方はこちら
PAY ID(ペイアイディー)の基本情報
PAY IDとは「PAY株式会社」が運営する電子決済サービスで、QRコードを利用したスマホ決済アプリの1つです。
PAY株式会社の親会社は、簡単にネットショップを開設できるサービスで有名な「BASE」というのも信頼できるポイント。
登録者数も100万人を突破しており、これからが期待できるスマホ決済アプリとして注目されています。
「スマホ決済アプリ」とは
スマホ決済アプリとはスマートフォンを利用した支払い方法で、現金を扱わないという特徴があります。
QRコードを利用したスマホ決済アプリが代表的で、「QRコードリーダーにスマホをかざす」などが有名です。
スマホ決済アプリは利用できる店舗数の拡大や、PayPayの100億円キャンペーンなどお得さを武器にユーザー数を急速に拡大しています。
つまりスマホ決済アプリは、従来のクレジットカードや電子マネーにとって代わる可能性もある、新時代のキャッシュレスということができるのです。
PAY ID(ペイアイディー)の概要
新時代のキャッシュレスであるスマホ決済アプリ「PAY ID」の概要は下記の通りです。
- 会員ID(メールアドレス・パスワード)のみで決済可能
- 決済方式:読み取り支払い(コード払いには未対応)
- ポイント還元率:なし
- 上限決済金額:毎月10万円まで
- 支払い方法:クレジットカード
- 加盟店:順次拡大予定
現時点でPAY IDは個人間や小型ショップでの利用が多く、シンプルなお金の取引に向いています。
PAY ID(ペイアイディー)の6つのメリット
スマホ決済アプリのPAY IDには様々なメリットがありますが、ここでは代表的な6つを紹介します。
どれもPAY IDを活用する上で重要なことなので、ぜひ参考にしてください。
①PAY ID(ペイアイディー)はネットショップが利用しやすい
PAY IDとネットショッピングは非常に相性が良く、ショップごとに住所や氏名を入力しなくていいというメリットがあります。
例えば、PAY ID加盟店AにPAY IDの会員情報を入力すれば、加盟店B・Cなどで再度入力する必要がありません。
つまりPAY IDの会員情報(メールアドレス・パスワード)を一度でも入力したことがあれば、加盟店での利用に限り会員情報を使いまわすことができるのです。
ネットショップごとにクレジットカード番号や住所・氏名を入力する必要がないので、無駄な時間を省略でき、買い物を今よりも楽にしてくれます。
②PAY ID(ペイアイディー)なら複数のクレジットカードを登録できて決済が便利
スマホ決済アプリのPAY IDならクレジットカードの複数登録が可能です。
支払いに応じてどのクレジットカードを利用するか選択できるので、購入商品の目的別に分けたいときに便利です。
例えば、商品Aはエポスカードで、商品Bは楽天カードで購入するといった使い分けが可能です。毎月のカード利用金額を細かく管理したい人におすすめの機能になっています。
③PAY ID(ペイアイディー)の登録内容の編集は簡単
スマホ決済アプリはたくさんの情報が絡み合っているイメージですが、PAY IDの場合は登録内容も簡単に編集できます。
ログイン後のメニュー画面から設定でき、引っ越しした後の住所変更も可能。
1度登録した情報を手軽に変更できるので、スマホ決済アプリ初心者でも問題なく使いこなせる仕組みになっています。
④PAY ID(ペイアイディー)の利用履歴は会員ページからすぐに確認可能
スマホ決済アプリに限らずキャッシュレスで心配なのが使いすぎてしまう点。
PAY IDは利用履歴を会員ページからすぐに確認できるようになっており、どれくらい使ったかを一目で確認できます。
こまめにPAY IDの利用履歴をチェックしておけば無駄な出費を防げるので、クレジットカードを使いすぎてしまった経験がある人にもおすすめです。
⑤PAY ID(ペイアイディー)なら個人間の送金・請求ができる
スマホ決済アプリのPAY IDを利用すれば、個人間の送受金も可能です。
例えば、PAY ID内でユーザーAからユーザーBにお金を送ることができるようになります。
つまり友人同士や、会社の上司や部下とでも送金機能を利用できるので、飲み会といった現金での割り勘が面倒くさいときにPAY IDは活躍します。
また後日改めて送金するといった方法も可能になっており、かなり柔軟な使い方ができるのも魅力です。
⑥PAY ID(ペイアイディー)は安全性が高く決済も安心
スマホ決済アプリを利用する上で気になるのがセキュリティ面ですが、PAY IDなら「PCI-DSS Version3.2」を採用しておりセキュリティ対策もばっちりです。
さらに取引履歴を全てチェックしているので、違法ユーザーを発見した場合のトラブル対応も万全。
つまりPAY IDは、安心して利用できる高性能なスマホ決済アプリといえます。
「PCI-DSS Version3.2」とは
「PCI-DSS Version3.2」とは大手クレジットカード会社でも採用されているセキュリティシステムで、カード番号をトークン化することで個人情報を保護する効果があります。
具体的にはネットショップとの取引時に役立ち、ネットショップ側にクレジットカード情報を残さないで買い物できる点がメリットです。
PAY ID(ペイアイディー)の使い方を解説
ここではPAY IDの利用方法をネットショッピングと実店舗に分けて紹介します。
QR決済など支払い方法に大きな違いがあるので、ぜひ最後まで読んでください。
ネットショップでの決済方法
ネットショップでPAY IDを利用する方法は下記の通りです。
- PAY IDが利用できるネットショップかを確認
- 買い物かごに商品を入れ、PAY IDで購入を選択
- メールアドレス・パスワード、またはID・パスワードでログイン
- 決済内容を確認した後に購入する
上記のように、PAY IDをネットショップで利用する方法は非常にシンプル。
基本的な流れは「商品を選択→支払い方法にPAY IDを選択」するだけなので、スマホ決済アプリになれていない人でも使いこなすことができます。
PAY ID(ペイアイディー)決済のおすすめはBASEのショップ
比較的利用できるネットショップが多いPAY IDですが、確実に利用するためには「店舗側がPAY IDを導入しているか」をチェックする必要があります。
しかしPAY IDの親会社であるBASEで開設されたお店なら問題なく利用できるので、いちいちPAY IDに対応しているかチェックするのが面倒な人におすすめです。
実店舗での決済方法
ネットショップではなく、PAY IDを実店舗で利用する方法は下記の通りです。
- PAY IDのアプリを起動する
- 店舗側のQRコード「PAYCode」を読み取る
- 金額を確認し、支払いを完了する
実店舗でPAY IDを利用する場合は、QRコードを利用した決済方法になります。
またQRコードには「商品QR決済」と「店舗QR決済」の2種類が存在するので、利用する際は要注意です。
商品QR決済と店舗QR決済の違い
QRコードを利用する点では共通している「商品QR決済」と「店舗QR決済」ですが。どの支払いが完了するかのタイミングが異なります。
- 商品QR決済:店舗側のQRコードをスマホで読み取った時点で支払い完了
- 店舗QR決済:QRコード読み取り後、商品代金を入力すれば支払い完了
店舗によって「商品QR決済」、「店舗QR決済」どちらのQR決済に対応しているか異なるので、お会計前に確認しておくのがおすすめです。
PAY ID(ペイアイディー)の送金方法と注意点。「送金・請求」をおこなう方法とは
ここではPAY IDのメリットでもある送金方法と請求方法について解説します。
またPAY IDで送受金を行う際の注意点も解説するので参考にしてください。
PAY ID(ペイアイディー)を使った送金方法
PAY IDの送金方法は下記の通りです。
- 支払い相手から商品の「請求金額」、「請求内容」、「レシートまたは商品の画像」を送信してもらう
- 内容に問題がなければリクエストを承認する
- 支払いの完了を確認する
例えば友人に500円のポーチの買い物を頼んだ場合、請求金額(500円)・請求内容(ポーチ代)・レシートまたは商品の画像(ポーチのレシートまたは写真)を確認し、問題なければ支払いを完了します。
送金したお金は相手のPAY ID残高にチャージされる点も要チェックです。
PAY ID(ペイアイディー)を使った請求方法
PAY IDを利用した請求方法は下記の通りで、基本的には送金方法の逆の仕組みになっています。
- 請求相手に「請求金額」、「請求内容」、「レシートまたは商品の画像」を送信
- 請求相手にリクエストを承認してもらう
- 支払いを完了してもらう
PAY ID(ペイアイディー)での送金・請求の注意点
飲み会などの割り勘場面で便利なPAY IDの送金・請求機能ですが、利用する際はいくつか注意点があります。
どちらもお金にかかわる重要なことなので、PAY IDを利用する前に目を通しておいてください。
銀行振込には手数料が発生
送金されたPAY ID残高を銀行口座に振り込む際は手数料が発生します。
1回につき250円必要なので、できるだけPAY ID残高をまとめた状態で振込申請を行うのがおすすめです。
上限金額は毎月10万円
非常に便利なPAY IDの送金・請求機能ですが、無限に利用できるわけではありません。
- 毎月10万円まで
- 一回の取引につき50円~35,000円まで
上記のように、1か月間で取引できる個人間の決済金額は10万円が上限です。
また一回の取引につき、50円~35,000円という制限も設定されているので、利用の際は注意してください。
PAY ID(ペイアイディー)が使えるお店
2020年4月28日時点でPAY IDが使えるお店は下記のとおりです。
- アソビシステム
- EMOSIV
- Office Oasis(阪神酒販)
- クリンタル
- Samuraism
- ZEBRA Coffiee
他にもPAY IDを導入している店舗は存在し、BASEのネットショップなら問題なく使用可能。
これからもネットショップ・実店舗を問わず加盟店数を拡大予定なので、PAY IDの使いやすさが向上する可能性は高いです。
PAY ID(ペイアイディー)を店舗で導入したい場合
店舗側がPAY IDを導入する場合は、BASEに登録するかPAY.JPに登録するかの2種類の方法があります。
それぞれの登録方法を丁寧に解説するので、これからPAY IDの導入を検討しているお店は参考にしてください。
BASEへの登録方法
BASEを利用してPAY IDを導入するためには、BASE上にネットショップを開設する必要があります。
- BASE公式サイトから「無料でネットショップを開く」を選択
- URL・メールアドレス・パスワードを入力
- 本登録の確認メールを承認する
上記の方法でBASEにネットショップを解説すると、PAY IDが利用できるようになります。
PAY.JPへの登録方法
PAY.JPとはBASEが提供するオンライン決済サービスで、クレジットカードの決済機能を簡単にできるというメリットがあります。
- PAY.JPに新規登録
- APIキーを取得
- フォルダを作成し実装
- ソースを追加
- 動作テスト
PAY.JPは自分好みの決済機能を導入するという手法で、利用するためにある程度の専門知識を必要とします。
しかしApple Payをモバイルアプリに導入できるなど、消費者の多様なニーズに柔軟に対応できるメリットもあるので、自信がある人にはおすすめです。
また申請が完了するとQRコードの発行もできるようになるので、クレジットカード決済専用端末や専用通信機の契約は不要です。
事業者や店舗は手数料が必要
店舗側がPAY IDを導入する場合、BASE・PAY.JPのどちらも手数料が必要です。
- BASE:決済手数料は一律2.9%
- PAY.JP:決済手数料は1.5%~3.0%
PAY.JPの決済手数料は決済プランによって異なりますが、業界最安値基準となっています。
PAY ID(ペイアイディー)のまとめ
PAY IDを利用するメリット・登録方法などについて解説しました。特に個人間の送金・請求機能は非常に便利で、飲み会など割り勘が面倒な場合に役立ちます。
ネットショップ・実店舗で利用方法が異なり、ネットショップなら会員情報を一度登録すれば使いまわしが可能。実店舗の場合はQRコード決済になります。
店舗側がPAY IDを導入する場合は、BASEにネットショップを開設するか、PAY.JPへの登録が必須。
しかしどちらの決済手数料もお得な価格設定なので、初めてネットショップを開く人にもおすすめです。
PAY IDの加盟店はネットショップ・実店舗問わず拡大予定なので、今のうちに利用してみることをおすすめします。
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