クレジットカードは捨て方を誤ると危険!正しい処分方法でリスクを回避しよう

クレジットカードは捨て方を誤ると危険!正しい処分方法でリスクを回避しよう

普段使っているクレジットカードの管理に気を付けているという人は多いはず。しかし、使わなくなったクレジットカードはどうでしょうか?

実はクレジットカードを安心・安全を守るには、捨て方も大切。そのためには正しい処分方法を知ることが必要なのです。

この記事では、クレジットカードの捨て方を具体的に解説します。廃棄方法がわからないときの参考にしてください!

クレジットカードの誤った捨て方による危険性

「有効期限が切れているから大丈夫」とクレジットカードを放置していたり、そのままゴミ箱に捨ててしまったりすると、思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。

まずは、クレジットカードの捨て方を誤ったときのリスクについて、確認しておきましょう。

不正利用されて見覚えのない請求の可能性も

クレジットカードでもっとも怖いリスクといえば、やはり不正利用でしょう。実際、クレジットカードの不正利用による被害額は2018年の1年間で約235億円にものぼり(※)、被害額は年々増加の一途を進んでいます。

しかし、クレジットカードは有効期限切れや解約済みの場合、悪意ある第3者の手に渡っても不正利用の心配はないと考えるのが一般的ですよね。まずはどのようなケースで不正利用の心配があるのかをチェックしておきましょう。

不正利用が心配な期限切れクレジットカード
  • 更新カードを手にしたあとの旧クレジットカード
  • 本カードに紐づいた家族カードやETCカード

クレジットカードの有効期限が近付くと、更新カードが届きます。このとき、まだ有効期限が残っている古いクレジットカードをきちんと処分しなければ、不正利用される可能性が高まります。

また、本カードに紐づいた家族カードやETCカードを発行している場合、発行したのに使っていない、発行したことさえ忘れているといった事情から、不正利用につながることがあります。

有効期限切れ、解約済み、未使用…など、どんなケースであろうとも、使う予定のないクレジットカードがあるなら、解約したうえですみやかに処分して、不正利用を防ぐことが大切です。

(※)一般社団法人日本クレジット協会「クレジットカード不正利用被害額の発生状況(2019年12月)」より

クレジットカードを正しく処分する方法

クレジットカードの不正利用を防ぐには、まずはカードの解約、次に正しく処分することが不可欠です。

そこで、不正利用を防ぐクレジットカードの処分方法をお伝えします。

クレジットカードを正しく処分する方法
  • ハサミで細かく切って処分!
  • バラバラに分けて廃棄すると確実
  • 基本的には可燃ゴミだが自治体に確認を

ハサミで細かく切って処分!

クレジットカードには個人情報が満載です。カード券面を見るだけでも、名前やカード番号、有効期限、セキュリティコード、署名といった情報を得ることができます。

クレジットカードを処分するときには、こうした情報が他人に読み取られないよう、ハサミで裁断することをおすすめします。

ハサミさえ入れればOKだと考える人も多いようですが、半分に切った程度ではセロテープや接着剤で誰でも簡単に情報を復元できます。プラスティック対応のシュレッダーを使うのがベストですが、ハサミでも細かく裁断することは可能です。

磁気ストライプとICチップには特に注意を

クレジットカードの処分では、磁気ストライプICチップにも気を付けてください。

クレジットカード裏面にある磁気ストライプには、名前、カード番号、有効期限、国際ブランドといった情報が記録されています。

磁気ストライプは比較的古い技術のためセキュリティがやや弱く、スキミングの被害に合うリスクが高め。細かく裁断して処分するようにしましょう。

比較的新しい技術であるICチップはスキミング被害のリスクは低いとされています。しかし、名前、カード番号、有効期限、国際ブランドのほか、暗証番号も記録されています。

万が一のときの被害が大きくなる可能性があるため、こちらもきちんと裁断してから処分することが大切。ハサミを入れるだけではなく、ICチップを砕いておくとさらに安心です。

バラバラに分けて廃棄すると確実

ハサミなどを使ってクレジットカードを細かく裁断すれば、不正利用のリスクをほぼ回避できるでしょう。しかし、さらに安全性を高めるために、細かく刻んだクレジットカードをいくつかに分けて捨てることをおすすめします!

同じ袋に捨ててしまうと、クレジットカードの情報は1カ所にまとまることになります。どれだけ細かく刻んでいても、クレジットカードに残された情報を悪用されるリスクはゼロにはならないのです。

捨てる袋を分ける、数日に分けてゴミに出すなど、1枚のクレジットカードをバラバラにして捨てるようにしましょう。

基本的には可燃ゴミだが自治体に確認を

クレジットカードは、ほとんどの自治体で可燃ゴミ(普通ゴミ)として出すことができます。

ただし、プラスティックゴミや不燃ごみに指定されている場合もあるので、詳しくはお住まいの自治体に確認して、ルールに従って処分するようにしてください。

クレジットカードの捨て方まとめ

クレジットカードにはたくさんの個人情報が詰まっています。たとえ有効期限切れや解約済みのカードであったとしても、正しく捨てて不正利用を防ぐ意識が大切です。

また、クレジットカードを処分するときには明細書の扱いにも注意を。明細書からも多くの個人情報を読み取ることができます。カードの利用状況を確認したら、適切に処分しておきましょう。

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