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クレジットカードアドバイザー協会®の代表理事が「ポイント」と「キャッシュレス」を語る!

クレジットカードアドバイザー協会®の代表理事が「ポイント」と「キャッシュレス」を語る!

幅広い世代が様々なクレジットカードを使用する現代。消費者がクレジットカードを利用する理由のひとつに、買い物で貯められるポイントマイルの存在が挙げられます。

しかし、実際にクレジットカードで貯めたポイントのお得な活用法を把握できている方は多くはありません。キャッシュレス化の促進に伴い、ポイントの取得機会が増えている今、ぜひともポイントを活かして生活を豊かにしていきたいですよね。

今回は、お得にクレジットカードを使うための知識を広める活動に取り組んでいるクレジットカードアドバイザー®の活動や、実際のポイント活用法、キャッシュレス化に伴う動きなどを「クレジットカードアドバイザー協会®」の代表理事である瀨川 和哉(せがわ かずや)さんに伺いました。

「ポイントの使い方」からクレジットカードを考えられる資格

―本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、瀨川さんが代表理事を務めるクレジットカードアドバイザー協会®、およびその資格についてお伺いしたいと思います。

瀨川 和哉さん(以下、瀨川):クレジットカードアドバイザー®」は、クレジットカードのポイントを扱うプロであることを示す資格です。お金のプロとも称されるファイナンシャル・プランナー(以後FP)という資格がありますが、FP試験の学習単元にはクレジットカードの項目はありません。

そのため、FPの方々でも、クレジットカードの使い方、なかでもポイントの使い方は知識が不足しがちな傾向があります。そうした方々へ個人的に教えていた「クレジットカードのノウハウ」が好評だったことが協会設立のきっかけです。

たとえば、「ポイントが貯まりやすいこのカードがおすすめです」と話すよりも、「このカードなら一年間ポイントを貯めればで沖縄旅行に行ける」と言えるFPのほうが、よりお客さんに喜ばれますよね。こうしたポイントの使い道や付帯するサービスなど、「ポイントの出口」に関する知識を学べるのが当協会の講義です。

こうした経緯もあり、講義の受講者はFPの方が中心となっています。その他には、日常生活でクレジットカードをもっと活用してみたいという主婦の方も受講されていますね。

―公式サイトには、「クレジットカードアドバイザー®」のほかに2種類のアドバイザー資格が掲載されています。資格の詳細についてお聞かせください。

瀨川:2段階目となる「マイレージアドバイザー®」、3段階目となる「ポイントアドバイザー®」については、現在資格リリースに向けた準備を進めている段階です。

取り扱う内容ですが、現在受講できる「クレジットカードアドバイザー®」以上に、FPが扱う分野に関する知識をお伝えしたいと思っています。たとえば「ポイントアドバイザー®」では、クレジットカードで貯めたポイントを使った株の購入や投資信託の積み立てなど、ポイントによる資産形成について学べるカリキュラムとなる予定です。

アドバイザーがおすすめするポイントの使い道とは?

―続いては、クレジットカードで付与されるポイントについて詳しくお伺いしていきたいと思います。

瀨川:野村総合研究所の調査によると、国内の主要企業が発行するポイントは2018年度の時点で年間1兆ポイントにのぼります。

しかし、その多くが使われることなく失効してしまっているんです。非常にもったいないですよね。使い道を正しく知ることで、こうしたポイントがどんどん活用されていくのではないでしょうか。

ポイントのお得な利用例としては、ポイントをマイルに変換しての旅行があげられます。沖縄への旅行券を現金で購入する場合、一般航空会社ですと往復で7~8万円が必要となりますが、カードによっては1万5000ポイント程度でチケットを入手できます。実際に、僕も20代の頃はマイルを活用して20回ほど沖縄へ足を運んでいます。また、28、29の頃にはビジネスクラスでのハワイ旅行を両親にプレゼントしました。

―ポイントを多いに活用されている瀨川さんですが、メインカードはどちらのものなのでしょうか。

瀨川:僕の場合、メインカードと呼べるカードが複数あります。実は、効率的にポイントを貯めるために複数のカードを使い分けています。ポイントの使い方を考えてカードを利用すると、メインカードが複数枚になる傾向があります。これをふまえ、クレジットカードアドバイザー協会®ではメインカードではなく「ベストカード®」という呼称を使っています。

国外旅行に行く機会が多い方を例に挙げると、国内の航空会社と国外の航空会社どちらのカードも持っておけば、マイルを使った海外旅行をする際に選べる飛行機の幅が広がりますよね。自分のポイントの使い道に合ったベストカード®を選ぶことで、今まで以上にポイントを活かした生活ができるんです。

―カード選びについての話題が出ましたが、ベストカード®を選ぶ際に重視すべき点などはありますか?

瀨川:ポイントの還元条件や、マイルの変換効率などは抑えておくべきですね。「ポイントとして何%還元されます」といった文面はよく見かけますが、宣伝されている還元率が適用されるための条件が存在します。さまざまな条件が存在しますが、どんな条件であっても還元率1%以上が設定されているカードがおすすめですね。

また、付与されたポイントの有効期限も重要です。先ほどマイルを使った海外旅行に関してお話しましたが、長くマイルを貯められるカードであれば、その分旅行先の選択肢も広がります。5年にわたってマイルを貯められるカードなら、ロサンゼルスやパリなどに行くことができるかもしれませんよ。

キャッシュレス化の波で高まるポイントへの関心

―近年進んでいる「キャッシュレス化」について、クレジットカードアドバイザー®として考えていることはありますか?

瀨川:個人としては、お金はこれから「数字」として認識されていくものになると思っています。お金を手に取って使う機会はどんどん減少していくのではないでしょうか。

ネットバンキングでの取引や、預金残高を確認する際にお金を認識する。お金という存在は「現金」から「数字」に変化していくと思います。

給与が電子マネーとして支給されるようにもなってきていますし、会社の法人税などもクレジットカードで支払えるようになりました。最近は、会社を経営している方からのご相談も増えてきていますね。

政府としても、キャッシュレス化を推進していますよね。実は、日本では現金制度を維持するために、1兆円ほどの費用が発生しているんですよ。現金を使用する機会を減らせば減らすほど、その費用が抑えられる。

政府のキャンペーンや民間企業の体制整備によってキャッシュレス化が進むと、カードやポイントといった要素がお金に紐づいていきます。キャッシュレス化に伴って皆さんがクレジットカードやポイントに興味を持っていただけることは協会にとっても追い風です。

近年のキャッシュレス化の波を活かし、ポイントのプロが集まる協会としてクレジットカードのお得さをしっかりお伝えしていきたいと考えています。

クレジットカードを活用して楽しい思い出を作ってほしい

―クレジットカードの利用を検討されている方に向けた「はじめてクレジットカードを使う際のポイント」などありますでしょうか。

瀨川:自分の収支に5万円の余裕がある場合は5万円までに利用枠を制限するなど、慣れないうちは利用枠の制限を活用してほしいですね。使い立ての頃からリボ払いを利用すると、自身の収支バランスを崩す原因にもなってしまいます。自分の使える範囲を把握しながらカードを使っていくのがおすすめです。

―最後に、クレジットカードの活用法を模索されている方へのメッセージをお願いいたします。

瀨川:自身に合ったクレジットカードを選ぶことで、マイルによる旅行を楽しんだり、お得に食事を楽しめたりします。クレジットカードのポイントや特典をしっかりと理解して、楽しい思い出を沢山作っていってほしいですね。

今年はコロナ禍でなかなか難しいかと思いますが、個人的にはポイントをマイルに変換し、飛行機のチケットにするのがおすすめです。来年以降の旅行計画を立てつつ、日々こつこつとマイルを貯めていくのは楽しいですよ。

―本日はありがとうございました。

クレジットカードアドバイザー協会® 代表理事

2019年に株式会社サイバーエージェントに入社。 クレジットカード、キャッシュレス、カードローンの記事作成を担当。 愛用クレジットカードは楽天ゴールドカードでネットショッピングでは楽天市場を利用するようにしている。楽天ペイ、楽天Edyも使っており、楽天のダイヤモンド会員を維持している。最近はスマホを楽天モバイルに変えるか悩んでいる。 ヤフーカードやPayPay、Kyashなども利用しており、お得にポイントを貯めることが趣味。

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