LINE Pay(ラインペイ)で本人確認はするべき?本人確認の安全性や手順について解説

LINE Pay(ラインペイ)で本人確認はするべき?本人確認の安全性や手順について解説

LINE Pay(ラインペイ)は、本人確認をおこなうことでさまざまな機能を利用可能になったり制限が解除されたりして利便性が大きく向上します。

また、LINE Pay(ラインペイ)では、不正利用を防ぐための対策が講じられており、万が一不正利用された際の損害が補償される制度も存在するので安心・安全です。

本記事では、LINE Pay(ラインペイ)の安全性や本人確認の手順・本人確認完了後にできることについて徹底解説します!

LINE Pay(ラインペイ)の本人確認の安全性

LINE Pay(ラインペイ)を運営するLINE Pay株式会社は、サービスを24時間365日監視し、不審なアカウント作成を検知・防止して安全を確保しています。

また、LINE Pay(ラインペイ)に登録した情報は暗号化されており、銀行口座の認証情報(暗証番号など)はLINE Pay(ラインペイ)で保持せずに銀行側で管理しているのでセキュリティは万全であり、本人確認を安心してすることができます。

「LINE Pay本人確認」からのメッセージは詐欺ではない!

2019年6月21日から2019年6月23日までの期間に、LINEにおいて「LINE Pay本人確認」という名称のアカウントからメッセージが送信されてきたユーザーが存在し、心配する声があがりました。

この「LINE Pay本人確認」はLINE Pay(ラインペイ)の公式アカウントであり、不審なものではありません。

LINE Pay本人確認」からのメッセージは、「祝!令和 全員にあげちゃう300億円祭」(※)のLINE Payボーナス受け取りを完了していないユーザーへ送信されたものであり、詐欺行為ではないので安心してください。

一部ユーザーについて「LINE Pay本人確認」アカウントからのメッセージに記載されている名前に誤りがあったため不信感が増幅されてしまったという経緯が、「LINE Pay公式ブログ」において説明されています。

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LINE Pay(ラインペイ)の本人確認の手順

LINE Pay(ラインペイ)本人確認の方法は、以下に示す3種類です。

3種類の本人確認方法
  • スマホでかんたん本人確認
  • 銀行口座で本人確認
  • 郵送で本人確認

LINE」のアプリ(※)を起動し、「ウォレット > LINE Payメインメニュー > 設定 > 本人確認」という順番にタップして進むと、3種類の本人確認方法を選択できる画面に遷移します。

(※)LINE Pay(ラインペイ)の専用アプリからは本人確認できないので要注意

LINE Pay(ラインペイ)の「かんたん本人確認」の手順

まず、必要事項(氏名・生年月日・職業・利用目的・住所)を入力しましょう。

次に、身分証(運転免許証・運転経歴証明書・日本国政府発行のパスポート・在留カード・特別永住者証明書・マイナンバーカード)をカメラで撮影し、アップロードします。

撮影・アップロードした身分証を手に持ち、スマートフォンのインカメラで顔と身分証が同時に写るようにセルフィーの撮影をおこないましょう。

最後に、身分証を傾けて側面・厚みを撮影・アップロードしたら完了です。

銀行口座でLINE Pay(ラインペイ)の本人確認をする手順

本人確認に対応している銀行(※)の一覧が表示されるので、そのなかから選択してください。

選択すると各銀行のWebサイトに飛ぶので、必要事項(口座番号や暗証番号など)を入力しましょう。

入力が終わると銀行口座が登録され、本人確認が完了します。なお、銀行によって細かい手順が異なるので、説明を注意深く読みましょう。

ちなみに、銀行口座の認証情報(暗証番号など)は、LINE Pay(ラインペイ)で保持せず銀行側で管理しているので安全です。

(※)ゆうちょ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・楽天銀行・イオン銀行・PayPay銀行・auじぶん銀行 ほか

LINE Pay(ラインペイ)の本人確認を郵送でおこなう手順

まず、必要事項(氏名・生年月日・職業・利用目的・住所)を入力しましょう。

次に、身分証(運転免許証・運転経歴証明書・日本国政府発行のパスポート・在留カード・特別永住者証明書・マイナンバーカード)のいずれか1つを選択し、選択した身分証の表面と裏面を撮影してアップロードしてください。

後日、登録された住所に簡易書留でハガキが届きます(※)。

ハガキに記載されているQRコードを読み取る(または、ハガキに記載されている16桁の英数字を入力する)と本人確認完了です。

(※)アプリで手続きしてから数日で到着

LINE Pay(ラインペイ)の本人確認完了後にできること

LINE Pay(ラインペイ)本人確認完了すると、アカウントタイプが「LINE Cash」から「LINE Money」に変わります。

LINE Moneyアカウント
では、以下のような機能が使えるようになったり制限解除されたりします。

本人確認完了後に利用可能になる機能や解除される制限
  • 送金機能の利用
  • 割り勘機能の利用
  • LINE Pay(ラインペイ)の残高を銀行口座へ出金
  • LINE Pay(ラインペイ)残高上限の引き上げ(※)

本人確認が完了していない状態では、LINE Pay(ラインペイ)機能の多くが使えないので不便です。安全を確保し、快適にサービスを利用するためにも本人確認を済ませましょう。

(※)10万円(本人確認前)から100万円(本人確認後)に上昇

LINE Pay(ラインペイ)の安全の仕組み

LINE Pay(ラインペイ)では、不正利用を未然防止するためにさまざま対応を実施するとともに、不正利用発生後の補償制度を設けることにより、安心・安全なサービスの提供が実現されています。

LINE Pay(ラインペイ)から危険を除去するための対策

LINE Pay(ラインペイ)では、不正利用防止のため、以下のような対策が実施されています。

不正利用の未然防止策
  • 本人確認
  • LINE Pay(ラインペイ)専用パスワードの存在
  • クレジットカード登録時の3Dセキュア認証
  • 情報の暗号化
  • モニタリング体制の整備

これらの対策により危険が除去され、安心・快適にLINE Pay(ラインペイ)のサービスが利用可能になっています。

本人確認制度

送金割り勘機能の利用や銀行口座出金したり残高上限解除したりするためには、写真付き身分証顔写真との照合による「スマホでかんたん本人確認」や銀行口座登録郵送による本人確認が必要です。

このような厳格な本人確認制度により、悪意を持った他者がなりすましで登録したり、不正利用することを未然に防いでいます。

LINE Pay(ラインペイ)専用パスワード

LINE Pay(ラインペイ)で送金や支払いを利用するに際して、LINEのパスワードとは別の専用パスワードの登録が必要になります(※)。

なお、LINE Pay(ラインペイ)専用パスワード起動時支払い時などに入力するかどうかを選択でき、ONに設定すると画面を開いたまま席を外した際の不正利用防止可能です。

また、何らかの原因(漏洩・推測など)でLINEパスワードが他者に知られてしまっても、異なるデバイスでアクセスするとLINE Pay(ラインペイ)専用パスワード入力が求められるため、不正に利用される心配がありません。

(※)生体認証(指紋認証や顔認証)に対応した機種のスマートフォンであれば、パスワード入力の代わりに生体認証を利用することも選択可能

クレジットカード登録時の3Dセキュア認証

LINEの一部のサービス(※1)においては、LINE Pay(ラインペイ)クレジットカードを登録して支払うことが可能です。

LINE Pay(ラインペイ)クレジットカードを登録する際に、セキュリティコードの認証に加えて3Dセキュア認証(※2)がおこなわれることにより、第三者による不正利用が防止されます。

なお、3Dセキュアに対応していないクレジットカードは登録できません。

(※1)LINE STORE・LINEモバイル・LINEほけん ほか
(※2)VISA・mastercard・JCBが提供するインターネット上の本人認証サービス

情報の暗号化

LINE Pay(ラインペイ)に登録した銀行口座やクレジットカードの情報はすべて暗号化されて保管され、支払先店舗や友だちに渡されない仕組みとなっています。

また、PCI DSS(※1)やISO/IEC 27001(※2)に準拠しているため、信頼性が高く安全です。

(※1)PCIデータセキュリティスタンダード(VISA・mastercard・JCB・American Express・Discoverが共同策定したクレジットカード業界の情報セキュリティ標準規格)
(※2)国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)が共同策定した情報セキュリティ標準規格

モニタリング体制

LINE Pay(ラインペイ)では、システムおよび人間の目による24時間365日のモニタリング体制が整備されており、送金依頼の回数・金額やアカウント作成の挙動などから不正アカウントを検知しています。

このような体制により、不正利用を未然に防止し、被害の拡大を防いでいるため安心です。

万が一不正利用されたとしても補償制度があるので安心・安全

LINE Pay(ラインペイ)には、第三者による不正行為によって発生した損害を補償する制度が存在します。

なお、送金・支払い・出金などすべてのLINE Pay(ラインペイ)のサービスが補償対象です。

ただし、損害発生時から30日以内の申し立てが必要なので注意しましょう。

不正利用された場合は、「LINE Payお問い合わせフォーム」にて利用端末を選んだ上、「LINE Pay(決済サービス)」を選択し、詳細を送信してください。

なお、LINE Cashアカウント(本人確認をしていないアカウント)の1事故あたりの補償限度額は原則10万円ですが、LINE Moneyアカウント(本人確認済みのアカウント)の場合は補償限度額の引き上げが個別検討されます。

補償の対象となる事例とならない事例

以下に挙げるような事例では、補償対象となります。

補償対象となる事例
  • スマートフォンを紛失して他者にLINE Pay(ラインペイ)にログインされて不正に支払いされた場合
  • LINEやLINE Pay(ラインペイ)のパスワードを第三者に特定され、不正にログインされてアカウントを利用された場合

以下に挙げるような事例では、補償対象になりません。

補償対象とならない事例
  • 自分から意図的にLINE Pay(ラインペイ)のパスワードを他者に伝えた場合
  • 利用者自らの意思で実行された送金
  • LINE Pay(ラインペイ)の利用規約に反した行為

実際に不正利用の被害に遭った場合は、個々の事情により補償対象となるかどうか異なってくるので、まずは「LINE Payお問い合わせフォーム」から問い合わせをしてみましょう。

LINE Pay(ラインペイ)の本人確認のまとめ

LINE Pay(ラインペイ)の本人確認を完了すると、さまざまな機能を使えるようになったり制限が解除されたりするので、便利で快適にサービスを利用できます。

なお、本人確認の方法は、「スマホでかんたん本人確認」・「銀行口座で本人確認」・「郵送で本人確認」の3種類から選択可能です。

LINE Pay(ラインペイ)では、不正利用を未然に防止するためにさまざまな対策が講じられており、本人確認の操作についても厳格なセキュリティの下で安全が確保されています。

万が一不正利用されても、補償制度により救済されるので安心です。

本記事が、LINE Pay(ラインペイ)の本人確認について知りたい人のお役に立つことができれば幸いです。

株式、投資信託、ETF、REIT、FX、仮想通貨、キャッシュレス決済など、金融・マネー全般に関心を持つ。実際に投資をしており、株式やETFなどを長期保有中。PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、メルペイ、d払いなどのQRコード決済を毎日のように利用。単にインターネット上で調べるだけではなく、実際に使って確かめるように努めている。マネ会では、主にクレジットカードやキャッシュレス決済についての記事執筆を担当。

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