LINE Pay(ラインペイ)のチャージ方法は5つ!それそれの手順やメリットを徹底比較
キャッシュレス決済のなかでも利用者が急増している「スマホ決済」は、スマートフォンに専用アプリをインストールするだけで使える新しい決済方法です。
なかでも「LINE Pay(ラインペイ)」はSNSコミュニケーションアプリの「LINE」が提供する、人気のスマホ決済サービスです。
実際にLINE Payを利用するにはあらかじめ現金を「チャージ」する必要があり、5つのチャージ方法からユーザーが利用しやすい方法を選択しなくてはなりません。
この記事ではLINE Payにおける5つのチャージ方法の手順と、それらの比較、メリットを徹底解説します。
LINE Pay(ラインペイ)のチャージ方法は5つから選択
日本でサービスが提供されているスマホ決済サービスには、事前チャージが「必要」なサービスと「選択」できるサービスがあります。
LINE Payは事前チャージが必要な決済サービスで、5つのチャージ方法から自分にあった方法を選択して実行します。
- 銀行口座からの引き落とし
- セブン銀行ATMに入金
- Famiポート(ファミリーマート)利用
- LINE Payカードを利用(ローソンレジなど)
- QRコード(バーコード)を利用
それではLINE Payの各チャージ方法の詳細を解説する前に、各チャージ方法を比較してみましょう。
LINE Pay(ラインペイ)のチャージ方法を比較する
チャージ方法 | 銀行口座 | セブン銀行ATM | Famiポート | LINE Payカード | QR(バー)コード |
チャージ場所 | 登録した銀行口座 | セブン銀行ATM | ファミリーマート | ローソン、AINZ&TULPE | AINZ&TULPE、LIPS and HIPS、アインズ |
チャージ可能金額 | 100円~99万円 | 1,000円~50万円 | 1,000円~29万9千円 | ローソン:1,000円~49,000円、AINZ&TULPE:1円~49,000円 | 1円~49,000円 |
チャージの支払い | 口座引落し | 現金 | 現金 | 現金 | 現金 |
手数料 | なし | なし | なし | なし | なし |
オートチャージ利用有無 | あり | なし | なし | なし | なし |
チャージで必要なもの | スマホ | スマホ、LINE Payカード | スマホ | LINE Payカード | スマホ |
比較表を見るとクレジットカードからのチャージが、利用できないことが分かります。
LINE Payのチャージは「登録された銀行口座」か「セブン銀行ATM」、「対応店舗」でのみ可能で、クレジットカードからのチャージは適用外です。
また銀行口座からのチャージ以外は各店舗へ出向く必要があることから、自分の生活範囲内にある「対応ATM」や「対応店舗」を確認することが大切です。
LINE Pay(ラインペイ)のチャージ方法の手順と詳細
LINE Payのチャージはクレジットカードの利用ができませんが、「LINEショッピング」や「LINEトラベル」などの「LINEサービス」に限定した利用は可能です。あくまでクレジットカードはLINEサービス限定なので、日常的なLINE Payの支払いには使えません。
この点を不便と感じるかもしれまんが、ほかのチャージ方法も手軽に利用できるものばかりです。さっそく各チャージ手順と詳細を解説します。
①銀行口座からチャージ
LINE Payのチャージ方法として最も便利なのが「銀行口座」を使った「銀行口座チャージ」です。
あらかじめLINEアプリに銀行口座を登録するだけで、どこでも簡単な操作でチャージできます。
クレジットカードが利用できないLINE Payでは、店舗に行く必要のない銀行口座チャージは最もおすすめしたいチャージ方法です。
銀行口座の登録手順
銀行口座からのチャージをおこなうには、先にLINEアプリに銀行口座を登録しなくてはなりません。
LINEアプリに銀行口座を登録する手順を紹介します。
- LINEアプリを起動して「ウォレット」タブをタップ
- 上部に表示された「+」をタップ
- 表示された「銀行口座」をタップ
- 登録する銀行を選択
- 利用規約に同意
- パスワードを設定
- 口座番号などの個人情報を入力
- 確認して「実行」をタップ
- 登録完了
はじめてLINE Payを起動する場合には、LINE Payの利用規約に同意するなどの手順が追加されますが、案内とおりの手順でおこなってください。
銀行口座チャージの実行手順
銀行口座の登録が完了したら、さっそくLINE Payにチャージしてみましょう。
登録した銀行口座からLINE Payにチャージする手順を紹介します。
- LINEアプリを起動して「ウォレット」タブをタップ
- 上部に表示された「+」をタップ
- 表示された「銀行口座」をタップ
- 登録してある「銀行口座」をタップ
- チャージ金額を指定して「チャージ」をタップ
- 「パスワード」を入力
- チャージ完了
銀行口座からのチャージは「100円から1円単位で99万円」まで可能です。
またチャージが正常に完了すると、「チャージ完了メッセージ」がLINEトークに送られるので確認してください。
オートチャージが使える
LINEアプリに銀行口座を登録することで「オートチャージ」機能が利用できます。
オートチャージは「オートチャージ条件」と「オートチャージ金額」を設定することで、残高が一定基準よりも減った場合に自動的にチャージされる機能です。
- LINEアプリを起動して「ウォレット」タブをタップ
- 上部に表示された「+」をタップ
- 表示された「オートチャージ」をタップ
- オートチャージのボタンをスライド
- 銀行口座を選択する
- 「オートチャージ条件」と「チャージ金額」を入力
- 設定完了
オートチャージ機能をオンにするボタンをスライドさせることで、オン・オフの切り替えが簡単にできます。
機能を使わないときは、オフにしてください。
銀行口座チャージのメリット
銀行口座チャージはLINE Payで一番利用されているチャージ方法だと考えられます。銀行口座チャージのメリットを見てみましょう。
- 初回に銀行口座を登録するだけで毎回利用できる
- 自宅や外出先などどこでもチャージ可能
- オートチャージが利用できるので残高不足の心配がない
②セブン銀行ATMで入金
コンビニのセブンイレブンに設置されている「セブン銀行ATM」でLINE Payのチャージができます。
最近では駅やショッピングセンターでも見かけるセブン銀行ATMなので、外出のついでにチャージできるのも便利です。
銀行口座からのチャージを使わない人も、日本中にあるセブンイレブンなら利用に困らないでしょう。
セブン銀行ATMを利用したチャージには2つの手順があります。
- LINE PayのQRコードリーダーを利用する
- LINE Payカードを利用する
QRコードリーダーを利用する手順
LINE PayのチャージでQRコードリーダーを利用する方法は、LINE Pay(スマホ)とセブン銀行ATMの両方の操作が必要です。
- スマホでLINE Payを起動
- 上部に表示された「+」をタップ
- 表示された「セブン銀行ATM」をタップ
- 「次へ」をタップするとQRコードリーダー画面が表示される
- セブン銀行ATMのメニュー画面から「スマートフォンでの取引」を選択
- ATM画面にQRコードが表示される
- スマホでATM画面のQRコードをスキャンする
- スマホに4桁の番号が表示される
- 番号をATMに入力する
- ATMに「LINE Payの取引」画面が表示されるので「確認」をタップ
- ATMにチャージする現金を投入する
- ATMで金額を確認
- 明細の必要有無を選択する
- チャージ完了
スマホとATMの操作が必要なので手順が複雑ですが、流れはシンプルなので手順を理解するとスムーズです。
LINE Payカードを利用する手順
コンビニやスーパーなど国内のJCB加盟店で利用できる「LINE Payカード」は、無料発行のプリペイドカードです。
LINE Payと連携しており、利用範囲を大幅に広げる効果が期待できます。
セブン銀行ATMのチャージではスマホを利用しなくても、LINE Payカードがあれば簡単にチャージできます。
- セブン銀行ATMにLINE Payカードを挿入
- 「ご入金(チャージ)」を選択
- ATMにチャージする現金を投入する
- ATMで金額を確認
- 明細の必要有無を選択する
- チャージ完了
LINEアプリから申し込めるLINE Payカードがあれば、セブン銀行ATMからのチャージが簡単です。
主にセブン銀行ATMチャージを利用したい人は、申込むようにしてください。
セブン銀行ATMチャージのメリット
セブン銀行ATMは全国のセブンイレブンに設置しているので、探すのに苦労しないでしょう。
またLINE Payカードをつかうことで手順も簡単にチャージできます。
- 全国のセブンイレブンに設置しているので探しやすい
- LINE Payカードを使うことで手順が簡素化される
- 機械操作のみで完了する
③Famiポート(ファミリーマート)を利用
LINE Payのチャージはファミリーマートに設置している「Famiポート」からも可能です。
簡単な流れはLINE Payでチャージ金額を入力して表示された「受付番号」を、別途Famiポートに入力してレジで支払うイメージです。
- スマホでLINE Payを起動
- 上部に表示された「+」をタップ
- 表示された「コンビニ」をタップ
- 「チャージ金額」を1,000円単位で設定
- 「チャージ」をタップすると「受付番号」、「予約番号」が表示
- Famiポートで「代金支払い」を選択
- Famiポートで「各種番号をお持ちの方」の「イーコンテクト」を選択
- 「番号を入力する」を選択し「受付番号」を入力
- 「OK」を選択し「申込み券」が発行される
- ファミリーマートのレジで「申込み券」を渡して支払いする
- 「イーコンテクト領収書」を受け取り内容を確認する
- チャージ完了
Famiポートを利用する場合はあらかじめスマホの操作をおこなってから、ファミリーマートに向かった方が操作が簡単です。
手順を分けて実行するのがコツです。
Famiポートチャージのメリット
全国にあるファミリーマートで利用できるFamiポートは、操作も簡単でチャージに困ることはありません。
ファミリーマートに向かう前にスマホ操作をおこなえば、スムーズにチャージが完了します。
- 全国のファミリーマートに設置しているので探しやすい
- 先にスマホ操作で予約番号を発行できる
- 予約番号を発行することで手順が簡素化される
- 支払いはレジなので安心
④LINE Payカードを利用
セブン銀行ATMでも紹介した「LINE Payカード」を利用して、一部のコンビニやドラッグストアで現金チャージできます。
チャージできるお店は「ローソン」、「ナチュラルローソン」、「AINZ&TULPE」です。
- チャージ対応店舗のレジでチャージを伝える
- LINE Payカードをレジに設置されたカードスキャナにスライドさせる
- レジスタッフにチャージする現金を支払う
- チャージ完了
ローソンではスマホのみのチャージはできません。
あくまでLINE Payカードのチャージなので、ローソンでチャージしたい人はLINE Payカードを申込んでください。
LINE Payカードチャージのメリット
LINE Payカードを申込むことでチャージ方法に幅が広がります。
とくにセブンイレブン、ファミリーマートに加えてローソンが利用できることは、日本中のコンビニが利用できると考えてもよいでしょう。
- 全国のローソンが利用できる
- LINE Payカードをレジにスライドさせるだけの簡単操作
- 支払いはレジなので安心
⑤QRコード(バーコード)を利用
多くのスマホ決済ではスマホに表示されたQRコードやバーコードをレジで読み取ることでチャージできますが、LINE Payはドラッグストアの「AINZ&TULPE」、「LIPS and HIPS」、「アインズ」でしか利用できません。
あくまで関東や北海道を中心に展開している会社なので、該当店舗のないエリアではほかの手段を選択してください。
- スマホでLINE Payを起動
- 上部に表示された「+」をタップ
- 表示された「QRコード/バーコードチャージ」をタップ
- スマホにQRコードとバーコードが表示される
- 対応店舗のレジでチャージを伝えて画面を提示する
- レジでスキャンしてもらう
- チャージ代金を支払う
- チャージ完了
QRコード(バーコード)でチャージする方法は、利用できる店舗が限られていることから対応店舗を事前に確認することが大切です。
これからサービスが拡大される可能性はありますが、現状では制限が大きいチャージ方法です。
QRコード(バーコード)チャージのメリット
QRコード(バーコード)チャージはレジでLINE PayのQRコードを提示するだけなので、手順的にはもっとも簡単なチャージ方法です。
しかし現在利用できる店舗が限られており、全国的なコンビニでは使えません。
生活圏内に対応店舗がある場合のみ利用できるチャージ方法です。
- レジでQRコード(バーコード)を提示するだけなので簡単
- 支払いと同時にチャージできる
LINE Pay(ラインペイ)のチャージ方法にクレジットカードが登場予定
ここまで紹介したとおりLINE Payのチャージにクレジットカードは利用できません。
またLINE Payに登録してあるクレジットカードは「LINEサービス」にしか利用できず、実質的にクレジットカードは利用できない状態でした。
しかし2020年1月を目途に「事前チャージ不要でLINE Payが利用できるクレジットカード」が発行される予定です。
「Visa LINE Payカード」はLINEが東京オリンピックに合わせて発行するクレジットカードで、LINE Payサービスに特化した機能が魅力です。
そしてVisa LINE Payカード最大の魅力が、「LINE Payに登録することで事前チャージなしでLINE Payが使える」機能です。
もちろんLINE サービスだけでなく、LINE Payの支払いに利用できるので事前チャージの必要性が無くなります。
いよいよLINE Payもクレジットカード対応の時代に突入です。
- LINE Payの事前チャージがいらない
- 利用実績により年会費実質無料(通常1,250円)
- 入会から1年間は利用額の3%をLINEポイントバック
- 世界中のVISAカードの加盟店で利用可能
- VISAタッチが利用可能
- 東京2020オリンピックデザインが選択可能(2019年10月で申込み終了)
Visa LINE Payカードはまだサービス開始前ですが、LINE Payの事前チャージのわずらわしさからユーザーを解放してくれるでしょう。
またポイント還元やLINE Payのキャンペーンなども期待できるのでサービス開始が楽しみです。
普段からLINE Payを利用している人は、年会費も実質無料なのでぜひ申込んでください。
LINE Pay(ラインペイ)のチャージ方法のまとめ
LINE Payのチャージ方法5つを紹介しました。
現状では「銀行口座チャージ」が便利だと思いますが、LINE Payカードを利用することでさらに選択肢が広がるイメージです。
また「Visa LINE Payカード」のサービス開始により、将来的には「銀行口座」と「Visa LINE Payカード」の2つがメインになると予想されます。
利用できる店舗が多いLINE Payは、スマホ決済サービスの本命とも言われています。
せっかく利用したいのにチャージ方法が分からずに、困っていては意味がありません。
チャージ方法と手順を理解して大いに活用してください。
気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。