LINE Pay(ラインペイ)カードとは?申し込み方法やチャージ方法、メリット、デメリットについて解説!
LINE Pay(ラインペイ)カードとは、LINE Pay株式会社が発行するチャージ式プリペイドカードです。
入会金、年会費は無料で全国のJCB加盟店で利用することができます。
また、クレジットカードではないので審査は不要であり、誰でも作ることができます。
「LINEをよく利用するので、LINE Pay(ラインペイ)カードでお得にお買い物がしたい」
「クレジットカードよりも気軽に作れるのであれば作ってみたい」
この記事では、そんな方のためにLINE Pay(ラインペイ)カードのメリットとデメリットから、具体的な申し込み方法やチャージ方法まで詳しく解説していきます。
その前にまずLINE Pay(ラインペイ)について知りたいという方は下記記事をご覧ください。
LINE Pay(ラインペイ)カードとは? 還元率と種類について
LINE Pay(ラインペイ)カードは、LINE Pay株式会社が発行する入会金、年会費無料、全国のJCB加盟店で利用できるチャージ式のプリペイドカードです。
2016年3月24日にサービスが開始され、サービス開始から2週間で20万枚の申込み(※1)がありました。
まずは、LINE Pay(ラインペイ)カードの基本情報である、還元率と種類について詳しく説明していきます。
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LINE Pay(ラインペイ)カードの還元率が変わるマイカラー制度とは?
LINE Pay(ラインペイ)カードのポイント還元率は0.5~2.0%です。
ポイントの還元率は月々の利用実績に応じて変動する「マイカラー制度」を採用しています。
つまり、使えば使うほどお得になる制度ということになります。
マイカラー制度は月々の利用実績に応じて還元率が4段階で変化します。下記にマイカラー制度の詳細をまとめました。
また、2020年5月1日から「マイカラー制度」は「LINE ポイントプログラム」に名称変更されます。
マイカラー | 月々の利用実績 | 還元率 |
---|---|---|
ホワイト | 9,999円以下 | 0.5% |
レッド | 10,000円~49,999円 | 0.8% |
ブルー | 50,000円~99,999円 | 1.0% |
グリーン | 100,000円以上 | 2.0% |
マイカラー制度のほかにもLINE Pay(ラインペイ)ではポイントの還元率がアップするお得なキャンペーンを開催することがあります。
バーチャルカードとプラスチックカード、2種類のカードについて
LINE Pay(ラインペイ)カードには2種類のカードがあります。
- バーチャルカード
- プラスチックカード
手続き不要の即時発行ができるバーチャルカード
バーチャルカードはオンライン上のみで使用可能なカードです。
発行までの手順は少なく、バーチャルカードであれば即時発行することができます。
ただし、利用開始手続きが完了するまで利用制限がかかります。
4種類のデザインから選べるプラスチックカード
プラスチックカードは申込みをして、郵送してもらうことで発行することができます。
申込みから実際に手に届くまで1~2週間の時間が必要になります。
プラスチックカードは店頭での利用も可能です。
また、「ブラウン」、「シンプルブラック」、「クラシックホワイト」、「カラフルポップ」の4種類のデザインから好きなものを選ぶことができます。(2018年3月時点)
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LINE Pay(ラインペイ)カードの6つのメリット
LINE Pay(ラインペイ)カードには6つのメリットがあります。
- 誰でも利用することができる
- 使うたびにポイントが貯まる
- LINEモバイルの契約もできる
- オートチャージ機能も使える
- 紛失した場合も10万円まで補償してくれる
- お得なキャンペーンが頻繁に開催される
①審査やコストがないので誰でも利用することができる
LINE Pay(ラインペイ)カードの1つめのメリットは、クレジットカードとは異なり年収などの審査がなく、入会金・年会費が無料であることです。
年収や年齢などの審査がない理由は、LINE Pay(ラインペイ)カードはチャージ式のプリペイドカードであり、クレジット機能がないからです。
また、入会金・年会費がかからないので、サービスを利用するうえでのコストの心配もありません。
誰でも利用できる気軽さがLINE Pay(ラインペイ)カードの魅力の1つといえるでしょう。
②LINE Pay(ラインペイ)カードを使うたびにポイントが貯まる
マイカラー制度について紹介しましたが、LINE Pay(ラインペイ)カードは使えば使うほど還元率があがりポイントが貯まりやすくなる仕組みになっています。
具体的には、マイカラーの1番下の段階であるホワイトと1番上の段階であるグリーンでは、ポイント還元率に1.5%の差が生じます。
還元率は月々の利用実績によって決まるので、LINE Pay(ラインペイ)カードを毎月利用してマイカラーの段階を上げることで、買い物がよりお得になっていきます。
LINE Pay(ラインペイ)のポイントについて知りたい方は下記記事をご覧ください。
③LINE Pay(ラインペイ)カードでLINEモバイルの契約もできる
LINE Payカードの3つめのメリットは、LINEモバイルの契約をクレジットカードではなくLINE Pay(ラインペイ)カードでおこなうことができます。
LINE Pay(ラインペイ)の残高で月々の支払いができるようにチャージしておけば、LINEモバイルの支払いが可能です。
ただし、LINEモバイルの支払いを24回分割払いにするとLINE Pay(ラインペイ)カードでは支払いができなくなります。
④LINE Pay(ラインペイ)カードではオートチャージ機能も使える
LINEモバイルの契約などで月々の支払いがある場合、支払いのたびに残高を確認するのは面倒であると考える人もいるでしょう。
チャージの手間を減らすために、LINE Pay(ラインペイ)カードには「オートチャージ機能」もあります。
オートチャージのタイミングからチャージ金額まで細かく設定することができます。
使いすぎが心配な人のためにも、オートチャージをした場合はLINE上ですぐにお知らせが届きます。
買い物をした場合でも、お金の動きがあればすぐにお知らせが届くので、管理がしやすい点もメリットの1つです。
⑤紛失した場合も10万円まで補償してくれる
5つめのメリットは補償の話になりますが、プラスチックカードを紛失した場合でも10万円までであれば補償してもらえます。
紛失後の不正利用の対策も、LINEアプリ上で「カードを利用」のボタンをオフにするだけで利用停止手続きが完了します。
⑥お得なキャンペーンが頻繁に開催される
最後のメリットは、LINE Pay(ラインペイ)ではお得なキャンペーンが随時開催されています。
具体的には、「カード残高の送金による還元」、「ポイント還元率の上昇」、「もらえるくじ」
キャンペーンはLINE Pay公式ブログから確認することができるので、現在どのようなキャンペーンをやっているのかチェックしてみましょう。
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LINE Pay(ラインペイ)カードの5つのデメリット
LINE Pay(ラインペイ)カードには5つのデメリットがあります
- 不正利用に対する補償が不十分
- 残高分しかお金を使えない
- 入会キャンペーンがない
- 海外利用には向いていない
- 月2000円までしかポイントが付与されない
①不正利用に対する補償が不十分
LINE Pay(ラインペイ)カードの1つめのデメリットは、不正利用に対する補償対応が十分ではない点があげられます。
不正利用が発生した場合の補償は、紛失時と同様に10万円まで補償してくれますが、それ以上の損害が発生した場合は補償してもらえません。
また、トラブルが発生しても電話による問い合わせがないのは心許ないのではないでしょうか。
万が一、不正利用が発生した場合は、30日以内にLINE Pay(ラインペイ)に報告する必要があります。
②残高分しかお金を使えない
LINE Pay(ラインペイ)カードはクレジット機能がないため、オートチャージの設定をしていない場合、残高分までのお金しか使うことができません。
そのため、LINEモバイルの支払いなど月額で引き落とすサービスを利用している場合、残高が不足していたときはお金が支払えなくなります。
LINEモバイルの場合は回線停止になる可能性もあります。
月額サービスの引き落としをする場合、オートチャージ機能を利用することをおすすめします。
③LINE Pay(ラインペイ)カードには入会キャンペーンがない
LINE Pay(ラインペイ)カードの3つめのデメリットは、入会キャンペーンがないことです。
お得なキャンペーンは頻繁に開催されていますが、入会キャンペーンは継続的に開催されていません。
開催されるキャンペーンのなかには、不定期ですが入会で数百円程度のポイント還元がおこなわれることもあります。
しかし、開催は不定期であり、還元額も数千円を超えることはありません。
④JCBカードであるため海外利用には向いていない
LINE Pay(ラインペイ)カードは全国のJCB加盟店で使用することができますが、海外ではJCBに対応していない店舗も多いので海外利用に不向きです。
また、海外旅行保険もついていないので、LINE Pay(ラインペイ)カードを海外で利用するのは難しいでしょう。
ただし、2019年にはVisaに対応した「LINE Pay(ラインペイ)Visa」のクレジットカードのサービスが開始されます。
海外利用をするのであれば、こちらのクレジットカードの利用を検討するのもいいかもしれません。
⑤月2,000円までしかポイントが付与されない
利用すれば利用するほど還元率がよくなるLINE Pay(ラインペイ)カードですが、月々のポイントには上限が存在します。
1か月の上限ポイントは2,000ポイントまでとなっています。
補償できる金額が10万円で、還元率が2%であれば、月10万円の利用で2,000ポイントに到達するので、10万円以上のお買い物はお得とはいえないかもしれません。
LINE Pay(ラインペイ)カードの申込みから発行までの手順について
メリット、デメリットについて紹介したところで、ここからは申込みから発行までの手順について紹介していきます。
プラスチックカードとバーチャルカードそれぞれの申込み方法についても詳しく解説していきます。
LINE Pay(ラインペイ)カードの申込みの手順
LINE Pay(ラインペイ)カードのプラスチックカードの申込みの手順について解説していきます。
- LINEアプリからLINE Payを始めるを選択
- 規約の確認と同意をおこなう
- 「プラスチックカード」をタップして申込みをする
- デザインと住所を入力して申込み確定
「プラスチックカードを申し込む」をタップした後の手続きの実際の画面は、下記の画像の通りになります。
また、発行手続きの画面からGoogle Payにも登録できます。
バーチャルカードの申込みから発行までの手順
次に、LINE Pay(ラインペイ)カードのバーチャルカードの申込みから発行までの手順について解説していきます。
- LINEアプリのメインメニューを開く
- 「バーチャルカードを発行」をタップする
- パスワードの入力で発行が完了
バーチャルカードは申込みをして発行が完了すると、すぐに利用することができます。
LINE Pay(ラインペイ)カードの利用登録手続き
申込みから1~2週間が経つと郵送でプラスチックカードが送られます。
カードが郵送で届いたら、利用登録手続きをおこないましょう。
- 同封されているQRコードを読み取る
- 利用規約に同意する
- カード番号の下3桁を入力する
同封されているQRコードを読み取るか、LINE Pay(ラインペイ)のウォレットの残高の画面をタップすることで利用開始手続きがはじまります。
プラスチックカードの裏面の「お客様番号」の下3桁の入力で手続きが終了します。
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LINE Pay(ラインペイ)カードにお金をチャージする4つの方法
次は、チャージの方法について解説していきます。
LINE Pay(ラインペイ)カードにお金をチャージする方法は主に3つあります。
- 銀行口座からチャージ
- レジで現金をチャージ
- Famiポートでチャージ
- セブン銀行ATMでチャージ
銀行口座からチャージ
1つめは銀行口座からチャージする方法です。
LINE Pay(ラインペイ)に銀行口座を登録することによって、本人確認も完了するため、オートチャージ機能も含むすべての機能が利用できるようになります。
オートチャージはチャージする条件や、チャージする金額などの条件を1,000円単位で細かく設定することが可能です。
ただし、オートチャージに対応していない銀行もあるので注意が必要です。
下記に主なオートチャージの連携が可能な主な銀行をまとめました。
- 三菱UFJ銀行
- みずほ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- ゆうちょ銀行
オートチャージ機能を利用するのであれば、連携可能な銀行口座を登録しましょう。
レジで現金をチャージ
次にレジ現金をチャージする方法があります。
チャージの方法は、LINE Pay(ラインペイ)のウォレットの画面の「+」ボタンを押して、「QRコード/バーコードチャージ」を選択します。
コードの画面をレジにて提示し、現金を支払うことでチャージが完了します。
チャージが完了した時点で、LINEアプリにメッセージが届くので、実際にチャージされたかどうか簡単に確認することができます。
チャージに対応した店舗は主に6種類あります。
- ローソン
- ナチュラルローソン
- ローソンストア100
- アインズ
- アインズ&トルペ
- LIPS&HIPS
ローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100では、1,000円から49,000円の範囲でLINE Pay(ラインペイ)カードにお金をチャージすることができます。
インズ、アインズ&トルペ、LIPS&HIPSでは、LINE Pay(ラインペイ)カードに1円単位で、49,000円までの金額でチャージすることが可能です。
Famiポートでチャージ
Famiポートでのチャージ方法について解説します。
LINE Pay(ラインペイ)のチャージボタンから「Famiポート」を選択し、チャージしたい金額を入力し、ファミリーマート店内のFamiポートに行きます。
Famiポートで『代金支払い、コンビニでお支払い』を選択します。その後、『各種番号をお持ちの方』で『イーコンテクスト(インターネット受付)』を選択します。
番号を入力する画面になるのでLINE Payから送られてきた番号を入力します。
内容に間違いがないことを確認して『OK』を押すと、レシートがFamiポート端末から出るので、レシートをレジに持って行き、 30分以内に支払いをすればチャージが完了します。
セブン銀行ATMでチャージ
最後に、セブン銀行ATMでのチャージの方法について解説していきます。
バーチャルカードでは、LINE Pay(ラインペイ)のチャージボタンから「セブン銀行ATM」を選択し、ATMに表示されたコードリーダーを読み取ることでチャージできます。
プラスチックカードでのチャージ方法は、セブン銀行ATMに直接カードを挿入し、画面の「ご入金」を選択して現金を投入することでチャージ可能です。
セブン銀行ATMでは出金もできる
セブン銀行ATMでは出金もできます。
バーチャルカードでの出金方法は、LINE Pay(ラインペイ)の設定から出金を選択して、「セブン銀行ATM」を選択します。
セブン銀行ATMに表示されたコードリーダーを読み取ると、「企業番号」「ワンタイムパスワード」が発行されるので、これらをATMに入力して、出金が可能になります。
プラスチックカードで出金するためには、4桁の暗証番号の設定が必要です。
LINE Pay(ラインペイ)のメインメニューから「カードの暗証番号」をタップし、暗証番号を設定しましょう。
後は、セブン銀行ATMに直接カードを挿入し、画面の「ご出金」を選択して、1,000円から10,000円の範囲で金額を入力することで出金が完了します。
LINE Pay(ラインペイ)カードで決済する3つの方法
最後に決済の方法について解説していきます。
LINE Pay(ラインペイ)カードの決済の方法は3種類あります。
- プラスチックカードで決済する方法
- バーチャルカードで決済する方法
- QUICPayとして決済する方法
LINE Pay(ラインペイ)プラスチックカードで決済する方法
プラスチックカードは、オンラインだけではなく店頭でも決済可能な便利なカードです。
店頭で利用するのであれば、JCBに対応していることを確認して、プラスチックカードを提示すると支払いができます。
クレジットカードと同じ手順で支払いが可能ですが、チャージ式のプリペイドカードなので支払いは一括でしかおこなえません。
店員の方に支払い回数を聞かれた場合は、一括での支払いであると答えましょう。
また、オンラインでは、クレジットカードのように「カード番号」「有効期限」「名義」などの必要な情報を入力するだけで決済できます。
どちらの決済の方法であっても、残高が不足していると決済することができなくなりますので注意しましょう。
LINE Pay(ラインペイ)バーチャルカードで決済する方法
バーチャルカードは、オンライン上のJCB加盟店のみで決済が可能です。
LINE Payの「カード番号」をタップし、「オンラインでのお支払い」をオンにすることで利用できます。
カード番号をオンライン上で入力することで決済が可能なので、簡単に決済することができます。
ただし、残高が不足していると決済ができなくなります。
ウォレットの画面から残高はいつでも確認できるので、残高不足には気をつけましょう。
LINE Pay(ラインペイ)を使ってQUICPayとして決済する方法
バーチャルカードをすでに発行していて、Android端末を持っている人は、QUICPay+™として決済することも可能です。
QUICPay+™は加盟店であれば、スマートフォンでの決済が可能になるサービスです。
QUICPay+™を利用する準備としては、お手持ちのAndroid端末に「Google Pay」と「おサイフケータイ」のインストールが必要になります。
利用登録の方法は、LINE Pay(ラインペイ)のウォレット画面から残高をタップして、「QUICPay」のボタンを押します。
バーチャルカードの発行が済んでいない場合は、バーチャルカードの発行画面に移りますが、持っている場合は「Google Payに登録」を選んで、LINE Pay(ラインペイ)をメインカードに設定することで登録が完了します。
決済の方法は、お店の端末にスマートフォンをかざすだけで支払いが終了します。
プラスチックカードを作らない場合でも、店頭での決済が可能になるのでAndroid端末を持っている人は利用を検討してみましょう。
LINE Pay(ラインペイ)カードのまとめ
LINE Pay(ラインペイ)カードについて理解していただけたでしょうか?
バーチャルカードであれば面倒な手続きもなく、審査も不要であるため、気軽に使えてポイント還元によってお得にお買い物をすることができます。
メリットも多くチャージも簡単なので、ぜひ一度利用してみてましょう。
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2016年から活動を開始したフリーライター。マネ会では「クレジットカード」「キャッシュレス」を担当。株式投資、投資信託、不動産投資、住宅ローン、カードローンなどの金融全般の記事を幅広く執筆している。ガジェット、ゲームの紹介記事の執筆経験もあり。常日頃からクレジットカードとキャッシュレスの利用を勧めている。趣味はテレビゲームとアクアリウムと投資、最近は楽天スーパーポイントを使った元手0の投資信託への投資を実践中。