理想の1台を目指し、開発に数十万円。「自作キーボード」沼にハマって人生が変わった話

理想の1台を目指し、開発に数十万円。「自作キーボード」沼にハマって人生が変わった話

こんにちは、ぺかそと申します。いつもはTwitterでモノを作ったり、バーチャルYouTuberとして活動したり、極まれにブログを書いたりしています。

そんな生活を送っている私が今、最も熱を注いでいるのは「キーボード」です。

皆さんは、パソコンを使うときにどんなキーボードを使っているでしょうか。大抵はデスクトップPCを買ったときについてきたキーボードだったり、ノートPCの内蔵キーボードだったりするでしょう。仕事でキーボードの使用頻度が高い人や、PCを自作しているような人は、別途キーボードを購入しているかもしれません。

そうした別売りのキーボードは、安くて数百円程度のものから、PFUのHappy Hacking Keyboard(HHKB)や東プレのREALFORCEシリーズなど数万円で販売されているものまで、幅広い価格帯で、さまざまな種類が用意されています。

実はこのキーボード、PCと同じように自作できることをご存じでしょうか。私は2016年ごろから、いわゆる「自作キーボード」という深い世界を知り、作るだけに飽き足らず、制作キットを販売したり同人誌を頒布したりして沼を広げてきました。

今回は、現在でも進化し続けている自作キーボードの世界を紹介したいと思います。

キーの配列からこだわれる「自作キーボード」の世界を知り、衝撃を受ける

自作キーボードの世界を知る前の2016年、個人的に使用していたキーボードは、PFUのHHKB Professional2でした。プログラマー界隈では有名なキーボードで、指への負担が少ない静電容量無接点方式のスイッチから生まれる独特のキータッチや配列はとても素晴らしく、快適に利用していました。

しかし、そのHHKBに対して唯一の不満がありました。「~(チルダ)」キーの配置です。

HHKBは「UNIX配列」を採用しているので、チルダキーはキーボードの右上の隅にあります。これは、一般的なUS(ANSI)配列とは真逆の場所です。当時所属していた大学院の研究室では「US配列」のThinkPadが常備されていたこともあり、両方を使うたびに違和感がありました。配列が異なってもそれぞれの端末の配列を手が覚えているので、全く使えないわけではなかったですが……。

そんな中、ネット上で「メカニカルキースイッチを入手してキーボードをDIYするガイド」という海外コミュニティーを見つけます。ここでは、アルミ板に穴をあけてキースイッチをはめこみ、部品をワイヤーではんだ付けしていくという、いかにも手作り感があふれるキーボードの組み立て方法が紹介されていました。今で言う「自作キーボード」です。

ガイドを読んでいると、今まで既成品しかないと思っていたキーボードをキーの配列からオリジナルで作れると知り、とてつもない衝撃を受けました。ちょうどチルダキーの位置に不満を感じていた私は、自分の使いやすい配列でキーボードを作ってみたいと思い立ち、そのまま海外の共同購入サイト「Massdrop(現在はDROPに名称変更)」でキースイッチを購入します。ここが自作キーボード沼の始まりでした。

始めて作った自作キーボードは「鈍器」。どんどんこだわり始め、沼が深まりだす

初めて買ったキースイッチの購入画面。記念すべき沼への第一歩
初めて買ったキースイッチの購入画面。記念すべき沼への第一歩


当時ネット上で見受けられた自作キーボードの制作ガイドは、解説もしっかり載っている今とは違って、完成品などをとらえた写真の投稿がほとんどでした。「メカニカルキースイッチを入手してキーボードをDIYするガイド」には、ファームウェア(キーボード内部で動作するソフトウェア)の紹介も含まれていて、自作キーボードを初めて作ろうとしていた私にとって非常に参考になりました。

こちらのガイドに掲載されている制作過程は、基板(PCB)を使わない「Handwire」と呼ばれるタイプ。スイッチを配置するプレートとケースの図面を用意して加工し、キースイッチなど必要な電子部品を集めれば、PCBの設計の知識がなくても作ることができます。

もともと電子工作の経験はありましたが、しっかり整った図面を書くことがなかったのでとても苦労しました。分からなくなるたびにネットで検索し、自分で金属を加工するのは難しいので加工業者を探して発注し……と、さまざまな困難を乗り越えていったのを覚えています。今は図面を自動生成するWebサービスもあるので、もっと手が出しやすいと思います(はんだ付けの難易度は少し高いですが)。

筐体にステンレス板を使用した初の自作キーボード「鈍器」
筐体にステンレス板を使用した初の自作キーボード「鈍器」。


いろいろと大変な思いをしましたが、ついに初めての自作キーボード「鈍器」が完成しました。キー配列の不満を解消した記念すべき1台目です。ケースにはステンレスプレートを使用しており、総額5万円ぐらいかかってしまいました

既成品と比べても高額な部類に入りますが、望み通りのキー配列が実現しましたし、当時の自分が最も重要視していた「安定感を生むキーボードの重量」も満足です。今振り返ってみると、そこまで変わった配列ではない上に、かなり高くついた1台目ですが、これを作ったことで「自分専用の道具であるキーボードが自作できた」という満足感を得ました。自分で作ったので壊れても自分で直せますし、何より既成品にはないステンレス筐体が気に入りました。

自作キーボードの面白さは、普段からよく触るキーボードだからこそ、使い始めるとすぐ「次はこうしてみたい」と試行錯誤したくなるところです。そのため、2台目のキーボードの構想がすぐに浮かび、間を空けずに制作することになります。

2台目の自作キーボード

それがこちら。2台目は全体的に薄くなり、角が鋭利になってしまったので、「刃物」と名付けました。この「刃物」も含め、以降は配列やケースの作りにこだわったキーボードを何個か作りました。

3台目の自作キーボード

こちらは、2017年に作成した意欲作ともいえるキーボード。Bluetoothに対応しているのでワイヤレスです。普通のキー配列から離れてキースイッチの数を40キー程度まで減らした“超小型変態配列”で(通常は109~112程度)「手榴弾」と名付けました。

キー数が少ない分、特定のキーとの組み合わせによる入力(レイヤーと呼びます)で補うわけですが、全体の幅が狭くなって指を遠くのキーまで動かす必要がなくなるので、疲れにくくなるという特徴があります。とはいえ、使っているとやはり入力方法が難しく、私にはちょっと早かったですが……。この頃から、だんだんと「いかに快適で面白そうなキーボードを作れるか」に挑戦していきました。

TGR Jane Tokyo Meetup Edition
TGR Jane Tokyo Meetup Edition


ここまでは配列を含めてほぼゼロからフルスクラッチ(新規開発)で作り続けてきましたが、他の人が設計したキーボードもいくつか作りました。

国内の自作キーボードキットブームの火付け役とも呼ばれている2017年製造の「Let's Split(通称・レツプリ)」もその1つ。キーボード好きが集まるイベント「TokyoMechanical Keyboard Meetup Vol.2」でプレゼントとしてゲットした「TGR Jane Tokyo Meetup Edition」というPCBのために、ケースを作ったこともありました。

左右分離型キーボードLet's Split、通称「レツプリ」
左右分離型キーボードLet's Split、通称「レツプリ」


特に、海外コミュニティーで設計されたレツプリは、同時期に国内で紹介された「Ergodox(エルゴドックス)」と並んで現在まで続く「左右分離型キーボード」の祖のような存在です。

通常、キーボードは自分の目の前に置いてそのまま指を置くことから、腕が肩幅より内側に固定されてしまい、長時間も入力していると肩や首が凝りやすくなってしまいます。しかし、左右に分離したキーボードだと、両手の位置を横方向に広げられるため、肩幅が開いて楽な姿勢で入力することができるのです。

日本ではこの左右分離型キーボードの人気が高く、レツプリやErgodoxはとても需要があります。特にレツプリは、海外コミュニティーから「なぜ日本には左右分離型キーボードが多いの?」とよく言われる原因にもなったキーボードです。その奇抜な見た目や、設計の単純さなどが受け、国内の自作キーボードにおける1つのムーブメントになりました。

現在のメインのキーボードである「Fortitude60」
現在のメインのキーボードである「Fortitude60」


この3年間で、ここでは紹介しきれないぐらいキーボードを作ってきましたが、私も左右分離型キーボードにはかなり影響されました。2019年5月現在メインで使っているのは、設計から手をつけた「Fortitude60」というキーボードです。

これまで作ってきたキーボードや、他の方が設計したキーボードなどを参考にしつつ、とことんこだわりを詰め込みました。自分にぴったりのキー数、親指に当たるキーの配置、耐久性を高めたケースなど、どれも自分の理想が実現しています。こちらは、国内の自作キーボード専門ショップ「遊舎工房」にてキットを販売中(2019年5月現在)です。

作るだけに飽き足らず、とうとうキットの販売までするようになるなんて、自作キーボードは本当に深くて広い沼だと思います。ちなみに、自分だけが使う1台のみのワンオフ品としては「鈍器」が最も高く(約5万円)、開発にかけた金額の場合は「Fortitude60」の数十万円が最も高額です……。

「自作キーボード」はどういう部分でこだわれるのか

KBDfans 5°ポリカーボネートケースに真鍮プレート、POMキースイッチにJTK Aquaキーキャップを組み合わせたもの
KBDfans 5°ポリカーボネートケースに真鍮プレート、POMキースイッチにJTK Aquaキーキャップを組み合わせた。総額約4万円ほどで作成。


このように自作キーボードは、キーの配列から打鍵感、見た目に至るまで、どこまでもこだわることができます。また、自作なので、使っていて少しでも気になる部分を見つければ、試行錯誤しながら改善することもできます。新しいタイプの趣味とも言えるでしょう。

具体的にどのように理想を詰め込めるか、キーボードを構成するパーツとともに紹介します。

キー配列

国内発のキットとしてあまりに有名な、ないん氏設計の「Helix」
国内発のキットとしてあまりに有名な、ないん氏設計の「Helix」。フルカラーLEDバックライトやOLED(発光材料に有機物質を使ったLED)によるディスプレイなど、機能が充実している。設計も公開されているため、派生キーボードが多い。


例えば、キー配列。物理的な配列に加えて、実際にキーを押した際に何が入力されるかを設定する「キーマップ」にもこだわれます。

キーの物理配列は、私がキーボードを自作し始めたきっかけのチルダキーの位置も含め、自分の好みで自由に設定できます。普通のキーボードではスペースキーを押すだけにしか使わない親指の位置に複数のキーを配置して、シフトキーやEnterキーなどを割り当てるといった独特の物理配列も作れるのです。

基盤から全て自分で作るのではなく、あらかじめ用意されているキットを購入した人でも、キーマップで納得がいくまで試行できます。ファームウェアで動作するソフトウェアを書き換えることで、キーマップの編集やマクロの実装ができ、自分が使いやすいように最適化させられるのです。これが自作キーボードの特徴であり、自作キーボードの沼の1つでもあります。

キースイッチ

摺動性(しゅうどうせい)に優れたPOM樹脂を使ったNovelKeys Creamスイッチ
摺動性(しゅうどうせい)に優れたPOM樹脂を使ったNovelKeys Creamスイッチ。確かにスムーズな打鍵感が得られる。


キースイッチは、キーの打鍵感を決める重要な部品の1つですオンラインストアなどでさまざまな種類を見ることができます。

キースイッチのタイプは、大きく3つに分けられます。1つ目は、キースイッチの裏側が青い「青軸」という名称で有名な、カチカチという音をともなう「クリッキー」タイプ。2つ目は、「茶軸」で知られる、カチカチしないものの打鍵の感触がある「タクタイル」タイプ。そして3つ目が、スムーズな移動を感じられる「赤軸」に代表される「リニア」タイプ。どの打鍵感が自分に合うか、ここでもこだわりを発揮できます。

これらのスイッチは、機械的接点のある「メカニカルキースイッチ」と呼ばれる部品でもあります。価格は1個50円前後と安く、一般的なコンパクトキーボードとして使うキースイッチの数(60個)を購入すると、メーカーにもよりますが大体3,000円ぐらいでそろいます。

最近では、青軸や赤軸といった分類に収まらないようなキースイッチも登場しています。 微妙な感触や反応位置、音などにもこだわれるというもので、こちらは価格も1個90円以上と高め。「打鍵感」という定量化しづらい特性上、沼にハマるといくつも買って試す必要が出てきます。しかしそんな人に向けて、複数のキースイッチを試せる「キースイッチテスター」という商品もちゃんと用意されているのです。

キーキャップ

品質に定評のあるドイツGMK製の「GMK Yuri」
品質に定評のあるドイツGMK製の「GMKYuri」。GMKはセットにもよるが2万円程度する高級品。


キーキャップはキーボードの顔であり、ぱっと見たときに一番に目につく重要な部品です。一般的なキーボードで使われているようなキーキャップで数千円程度のものから、市販のキーボードが買えてしまうほど高級なものまで、価格帯は幅広いです。

一般的に入手できるキーボードに使われることはほぼなく、絶対的に製造数が少ないことから高価格だという一面もありますが、プラスチックの発色や質感などは普通のキーボードでは実現不可能です。そう思えば、この価格帯でも納得できます。希少性は高く、販売(多くは事前に人を募る共同購入の形態)が開始された瞬間にお財布とにらめっこする必要があります。

ケース

カーボンファイバーで設計したErgo42キーボードのケース
カーボンファイバーで設計したErgo42キーボードのケース。ケースはおよそ6,000円程度。


ケースは、キーキャップと同様にキーボードの見た目を決定する重要な部品です。国内のキーボードキットの場合、安価で加工性が良いことからアクリル樹脂のものが多いですが、キーボードショップで購入できるケースは、アルミの金属削りだしなんて珍しいものもあります。

価格帯は3,000~数万円ほど。お金をかけようとすればいくらでもかけられますし、レアなものだと10万円を超えるものもあります。

これらのパーツは主に海外で生産されるため、購入先もKBDfansAliexpressDROPなど海外からの輸入が大半です。しかし、国内でもTALPKEYBOARDゆかりキーボードファクトリーをはじめ、秋葉原に実店舗もある遊舎工房など、パーツを取り扱うショップが続々と登場しています。自分がキーボードを作り始めた当初より、はるかに入手しやすくなっています。

最近のトレンドは、アート的なキーボード

これまで「キーボードをフルスクラッチで設計する」ことや「パーツを集めて組み立てる」ことについて事例を紹介してきましたが、最近の自作キーボード界隈では「一部または全体をカスタムしてオリジナリティを出す」という流れが目立ってきました。

もともと、市販のメカニカルキーボードをカスタムするのが源流という海外に対して、フルスクラッチで組む割合が高い傾向にあった日本の自作キーボード界隈。そこから、国内のショップが充実し、自作キーボードキットの普及によって多くの人たちが自作キーボードに触れるようになった結果、その次のステップとしてケースやキーキャップにアレンジを加え、自分だけのキーボードを「魅する」カスタマイズが増えてきたように思えます。

Artisanキーキャップの例
Artisanキーキャップの例。hiddenbox4氏の作品「Tuna」


とりわけ最近多いのが、「Artisanキーキャップ(手づくりキーキャップ)」とよばれる分野です。19mmx19mmのキーキャップの上にレジンなどの素材で造形したものをはめるというもので、宝石のようなものから一発ネタのようなキーキャップまで、多種多様に存在しています。ごくまれに販売されることもありますが、いずれも1個当たり数千円~数万円という世界です。

キーボードを1から設計するとなると電気設計の知識が必要になりますが、Artisanキーキャップにはそういった知識は必要ありません。このように、非電気系の分野からキーボードをアートの題材として使い、参加することができるのも、自作キーボードの良いところだと思います。ちなみに、海外コミュニティ「Reddit」ではArtisanキーキャップ専門のコミュニティも用意されており、いろいろなデザインが見られます。

同人誌にバーチャルYouTuber……自作キーボードのコミュニティーを盛り上げる活動

国内における自作キーボードのコミュニティーは、近年にぎわいを見せています。ネット上だと、組み立ての相談やキーボード設計のノウハウ、新商品情報などが集まる国内最大のコミュニティ「Self-Made Keyboards in Japan」があり、日々活発な情報交換が行われています。コミュニティに投稿されるキーボードの写真を見ているだけで楽しいです。

私自身も、自作キーボードの楽しみ方を知ってからは、より多くの人に自作キーボードの良さを知ってもらおうと同人誌を執筆するようになりました。私が主に活動している同人誌即売会「コミックマーケット」(の同人ソフトジャンル)では、さまざまな人が訪れるため、Twitterとはまた別の層にリーチすることができ、多くの人にアピールすることができました。

2016年に頒布した同人誌「BUILD YOUR OWN KEYBOARDs」
2016年に頒布した同人誌「BUILDYOUR OWN KEYBOARDs」。シリーズ累計で1,000部発行した


2016年に開催された「コミックマーケット90」では、自作キーボードの1台目「鈍器」を作った経験について書いた合同誌を発行。その後に作ったキーボードも順々にまとめていき、自作キーボードの世界を紹介した同人誌「BUILDYOUR OWN KEYBOARDs」を「コミックマーケット91」以降で頒布しました。

おかげさまで、これまで3冊発行した「BUILDYOUR OWN KEYBOARDs」シリーズは累計発行数1,000部を超えるなど、多くの人に読んでいただきました。キーボードを始めたきっかけとして、私の同人誌を上げてくれる方がいるのを見たときはとてもうれしかったです。自作キーボード界隈の初期の盛り上がりに貢献できたと考えると感無量ですし、他にもさまざまな分野から自分の得意なもので参加できる自作キーボード界隈は、ますます発展していくように思います。

私自身も、どんどん拡大していく自作キーボードの世界や、それに魅せられた人たちとSNSやイベントを通じて多く関わるようになり、人生を変えられたと言っていいほどです。

最近では、さらに自作キーボードの世界を広げようと、バーチャルYouTuberとしても活動するようになりました。毎週日曜日の午後10時から、自作キーボード特化型のニュース番組「ほぼ週刊キーボードニュース」を配信しています。すでに沼にハマっている人に向けた最新のキーボードパーツなどの紹介のほか、これから自作キーボードを始めたいと思っている人に向けた「基礎からわかる!自キ入門講座」などのコンテンツをリアルタイムでお届けしています。興味があったら、ぜひ見てみてください。

現代において、キーボードは万年筆のようなもの

今回紹介した自作キーボードの世界は、キーボードとしての用途を満たすだけなら1,000円の市販品で事足りるものに数万円、数十万円以上をかけることもできるすさまじい沼です(もちろん安く済ませる方法もありますが)。

しかし、現代においてキーボードは“万年筆”のような存在です。万年筆の本体やインクにこだわる人が多いように、自作キーボードの世界も、最高の道具を目指すために打鍵感や見た目にこだわる人たちが多くいます。“じぶんにとってのさいきょうのキーボード”を手に入れたことを、この界隈ではチェスの用語に例えて“ENDGAME”と呼びますが、このENDGAMEを目指すためには、十分に見合う金額でないかと思います。

2016年にキーボードを自作することに目覚めて以降、常にキーボードのことを考えるようになってしまった。主に同人サークル「plus TK2S」で同人誌の執筆を行うが、最近では「ほぼ週刊キーボードニュース」でバーチャルYouTuberデビューするなど、活動は多岐にわたる。

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編集:はてな編集部