人気歌手のコンサートも!宇都宮商工会議所のあゆみと創立130周年記念式典を紹介
2023年で創業130周年を迎えた宇都宮商工会議所は、宇都宮市の中小企業へビジネス支援や地域振興活動に力を入れています。
この記事では、宇都宮商工会議所の活動や130年のあゆみ、2023年に行われた宇都宮商工会議所創立130周年記念式典、スペシャルコンサートについて紹介します。
住み良さ度全国NO.1!宇都宮市は美しい豊かな自然に恵まれたまち
宇都宮市は人口約51.3万人、東京から東北新幹線で約50分、上野東京ラインでは約1時間50分と首都圏近郊にあり、栃木県のほぼ中央に位置しています。
東に鬼怒川の清流が、南に広大な関東平野が広がり、美しい豊かな自然に恵まれたまちです。
宇都宮市は、お米を中心にいちごやトマト、梨などの農業が盛んに行われ、市内はもちろん、県内・県外へも出荷しています。
また、東洋経済別冊「都市データパック2022年版」では、住み良さ度と民力度が全国NO.1に輝くなど、居住した際の利便性や快適度、富裕度が優れているのも魅力です。
さらに、宇都宮市では、ネットワーク型コンパクトシティを目指し、生活の質の向上を基に、今後も持続的な発展へ注力しています。
宇都宮市はおいしい!楽しい!が詰まったまち
宇都宮市は、餃子のまちとしても有名です。
総務省による家計調査では、1世帯あたりの餃子購入額が2010年に15年連続日本一を記録。2013年、2017年、2019年にも日本一になるほど餃子が愛されています。
また、全国バーテンダー技能競技大会優勝者数が、全国で2番目に多いまちです。市内には、約33店舗が加盟する「宇都宮カクテル倶楽部」があり、国内外のカクテルコンクールで優勝したバーテンダーがいます。
さらに、世界的に有名なジャズプレイヤーの渡辺貞夫さんや高内春彦さんをはじめ、多くのジャズプレイヤーを生み出したまちでもあります。
ストリートでパフォーマンスを行うミュージシャンも増加し、ジャズを中心とした軽音楽活動が活発に行われています。
宇都宮市は、市内各地でジャズライブが毎日開催され、カクテルを堪能しながらお洒落な音楽も楽しめるにぎやかなまちです。
130年の歴史をもつ宇都宮商工会議所
宇都宮商工会議所は、1893年(明治26年)に全国37番目の商業会議所として創立。昭和3年に宇都宮商工会議所として名称を改めたものの、戦時下は活動を中断せざるをえませんでした。
戦後の1946年には、宇都宮商工会議所は再発足させ、現在に至ります。
2023年で創立から130年を迎えた宇都商工会議所は、地域総合経済団体として、宇都宮市の中小企業をサポートしています。
経営相談・創業支援 |
・経営相談、創業支援の窓口設置 ・オンライン経営相談 ・創業スクール ・振興委員制度 など |
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融資・補助金 |
・マル経融資 ・商工いきいき特別保証 など |
専門相談・セミナー |
・専門家派遣 ・法律相談 ・1日知財窓口 ・税務相談 ・無料IT相談 など |
福利厚生・リスク対策 |
・ふれあい共済 ・日帰り人間ドック ・特定退職金共済制度 ・業務災害補償プラン ・商工会議所サイバーセキュリティお助け隊サービス など |
販路開拓・プロモーション |
・ECサイト「おもてなしギフト」 ・会報同梱サービス(有料折込事業) など |
商店街支援 |
・まちゼミ ・宇都宮市商店街連盟 ・宮の市 ・オリオン七夕まつり など |
上記のほかに、国際取引や環境活動、事業継承、人材育成など、さまざまな形で中小企業のビジネスを支援しています。
8月に開催されるオリオン七夕まつりは、商店街を地元の企業や幼稚園などが制作した七夕飾りを施し、色彩豊かに商店街を彩ります。
宇都宮商工会議所は、中小企業や商店街への支援だけではなく、宇都宮市民が楽しめるイベントを開催することで、地域ににぎわいが起こるよう取り組んでいます。
宇都宮商工会議所の130年のあゆみ
宇都宮商工会議所の130年の歴史は、宇都宮商業談話会から始まりました。
明治時代 |
1889年:宇都宮商業会議所の前段階として宇都宮商業談話会を結成 1893年:宇都宮商業会議所設立出願 認可 1899年:伊藤博文が旧城館で演説 |
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大正時代 |
1913年:渋沢栄一が市内で演説を行い、演説内容が今も残されている |
昭和時代 |
1928年:宇都宮商工会議所へ改称 1943年:太平洋戦争により宇都宮商工会議所が解散 1946年:宇都宮商工会議所を再結成。中小企業振興相談所を設置するなど、戦後の復興に注力 共済制度や労働保険事務局組合の設立など、中小企業を支援する取り組みを拡充 1976年:第1回ふるさと宮まつりの開催支援 1978年:中央商店街と共同で「お買い物無料バス」を1年間運行 1982年:青年部の設立 |
平成時代 |
1989年:消費税の導入を受け相談室を開設 1990年:女性部の設立 1999年:宇都宮まちづくり推進機構設立に協力 2000年:宇都宮観光コンベンション協会設立に協力 2003年:栃木県中小企業再生支援協会を設立するなど、まちの中小企業の発展に協力 2016年:宇都宮餃子会などと共同で「全国餃子祭り」を開催 |
令和時代 |
2020年:新型コロナウイルス感染症緊急対策支援として宇都宮市と共同で 飲食店や市内ホテル、旅館を応援 タクシー初乗運賃支援事業を実施 2022年:宮の市や宇都宮餃子祭りを3年ぶりに開催 |
宇都宮商工会議所は、1893年に設立されて以降、伊藤博文や渋沢栄一が演説を行うなど勢力的に活動しました。
1928年には宇都宮商工会議所へ改称しましたが、戦争により一時解散せざるを得ない状況に。
しかし、終戦以降は宇都宮商工会議所を再結成し、戦後の復興に注力してきました。
バブル期に入りまちが活気づく中、青年部や女性部を設立。
バブル崩壊後は、人気店の餃子が楽しめる「来らっせ」のオープンや宇都宮まちづくり推進機構設立に協力するなど、積極的に宇都宮市を盛り上げていきます。
さらに、2020年新型コロナウイルス感染症では、宇都宮市と協力しまちの飲食店や市内ホテル・旅館の支援に注力。タクシー初乗運賃支援事業を実施するなど、宇都宮商工会議所は常にまちの中小企業や市民の発展を目指し、活動しています。
宇都宮商工会議所130周年記念式典
宇都宮商工会議所は、2023年8月12日に創立130周年を迎え、8月30日に宇都宮商工会議所創立130周年記念式典をホテルニューイタヤで開催しました。
記念式典は、喜谷辰夫副会頭(トヨタカローラ栃木(株))の開式の辞で始まり、藤井昌一会頭(藤井産業(株))が式辞を、来賓を代表し福田富一県知事、佐藤栄一市長、日本商工会議所小林健会頭が祝辞を述べるなど、そうそうたる顔ぶれの辞で幕が上がりました。
宇都宮商工会議所創立130周年記念動画を放映後、商工会議所事業協力功労団体感謝状贈呈などが行われ、齋藤貞大副会頭(フタバ食品(株))の閉式の辞で閉幕しています。
無病息災の願いを込めて!創立130年記念ロゴには縁起物の「黄ぶな」のカラーリング
宇都宮商工会議所創立130周年記念ロゴマーク「130」の「0」は、持続的な経営や次世代への継承を「円」で表すとともに、宇都宮商工会議所と会員とのつながりを表す「縁」を掛け合わせて表現しています。
さらに、配色は宇都宮を代表する「黄ぶな」のカラーリングが採用されています。
黄ぶなは、宇都宮に天然痘が流行した際に、田川で釣り上げた黄色いフナを発病者が食べ治ったことから、その黄色いフナをモチーフに張り子を作り神棚に供え、無病息災を願った縁起物です。
黄ぶなは、黄色の体に尾ひれ背びれは緑、顔は赤いのが特徴であり、創立130周年記念ロゴマークにも赤・緑・黄色を使用し、「130」を彩っています。
祝賀会ではジャズをBGMに宇都宮自慢の食を堪能
宇都宮商工会議所創立130周年記念式典が閉幕した後は、祝賀会が開催されました。
祝賀会は、戸塚正一郎副会頭((株)SUBARU)の開会の辞で開始。藤井会頭の挨拶後は、馬上剛市議会議長の祝辞、北村光弘名誉会頭((株)横倉本店)の乾杯によって祝宴となりました。
ジャズが流れる会場で宇都宮市を代表する餃子やカクテル、宇都宮自慢の地酒などが提供され、にぎやかなムードに包まれました。
最後は、清水和幸副会頭((株)足利銀行)の閉会の辞によって、華やかな祝賀会が閉幕しています。
歌姫の声に魅了!宇都宮商工会議所創立130周年記念「一青窈スペシャルコンサート」
宇都宮商工会議所創立130周年記念式典祝賀会とは別に、130周年の記念事業のひとつとして2023年9月18日、一青窈さんのスペシャルコンサートを開催しました。
約2,000人が参加し、全席指定席にもかかわらず、16時の開場時点で宇都宮市文化会館大ホールには、多くの方が列をつくりました。
スペシャルコンサート公演に合わせてLINE公式アカウントを開設。会場では、LINE公式アカウントブースを設置し、コンサート来場者限定特典として、友達登録をすると先着130人に「宇都宮餃子の消しゴム」がもらえるキャンペーンも実施しました。
17時の開演後は、名曲が演奏されるたびに会場中が一青窈さんの歌声に魅了され、盛大な盛り上がりを見せたスペシャルコンサートとなりました。
まとめ
宇都宮商工会議所は、2023年8月12日に創立130周年を迎えました。
宇都宮市は、次世代型路面電車LRTが開業したことにより、スーパースマートシティの実現に向け、新たなステージに上がろうとしています。
宇都宮商工会議所では、中小企業の自己変革を支援し、地域経済活性化に向けた活動を展開しています。
気になる取り組みがあれば、ぜひ宇都宮商工会議所のホームページも参照してみてください。
子供が大きくなったのを機に、2017年より本格的にWebライターとして始動。クレジットカードとカードローンを得意分野とし、恋愛・離婚・エンタメ系や商品紹介など、さまざまなメディアのライターを経験。誰もがわかりやすい記事を作成するのを信念に、自分の無知さや語彙力のなさに落胆しながらも、持ち前の探求心を武器に奮闘中。クレジットカードは、楽天カード・Yahooカード・地元のマイナーのカードを利用。キャッシュレスはPayPayとメルペイを利用し、家計を整理するのが目標。