CyberBuzzの"インフルエンサー採用"と"企業で働くインフルエンサー"の実務に迫る
『インフルエンサー』といえば、SNSや動画配信サイトで大きな影響力をもつ人のこと。今やインフルエンサーの『口コミ』や『PR活動』を利用した『インフルエンサーマーケティング』は、企業にとって最重要ともいえるPR手法として定着しつつあります。
そんな中、CyberBuzzではSNSのスペシャリストを採用するため、実際の大学生インフルエンサーを募集するという『インフルエンサー採用』を前年度まで行っていました。
それはどのような採用方法なのか。そして、実際に採用された社員はどんな方なのか…。今回はCyberBuzzの皆さんにお話を聞きました。
そもそも "インフルエンサー採用"ってなに?
まずはインフルエンサー採用について、人事担当の齋藤まりあさん(写真左)と、小林綾佳さん(写真右)にお伺いしました。
ーーインフルエンサー採用ってどんな採用ですか?
小林:昨年度まで行っていた、SNSに詳しい方に特化した採用です。
弊社はソーシャルメディアマーケティング事業をおこなっており、インフルエンサーとは親和性が高いです。
インフルエンサーとして積み上げてきた発信力や発想力、SNSへの探究心を業務の中で生かしてほしいと思い、採用を始めました。
ーーインフルエンサー採用はどんな選考フローですか?
小林:まず2019年卒向けの応募条件とフローは『Instagram、Facebook、Twitter、YouTubeいずれかのSNSでの直近1ヶ月以内の1投稿でいいね!数が300以上ついていれば書類選考スキップ』というもの。
2020年卒向けは前年に追加して『500いいね! がつけば即最終面接』という選考フローでした。
『CyberBuzzでインフルエンサー採用っていう選考があるらしいよ』と、学生の間でもSNS上で話題になっていましたね。
2021年度は"思考力"が最重要!インフルエンサー採用改め、『Social Media Expert採用』始めました
インフルエンサー界隈で一目置かれた『インフルエンサー採用』。
今年はその名称を『Social Media Expert採用』に変更させて選考を打ち出してます。その背景と採用の詳細にせまりました。
ーー2021年卒の選考はなぜ『インフルエンサー採用』という名称から『Social Media Expert採用』に変えたのでしょうか?
齋藤:従来の『インフルエンサー採用』だと、学生たちに『自分がインフルエンサーじゃないと選考を受けられない 』という印象づけをしてしまう側面があり、接点を狭めてしまっている可能性があると感じたためです。
例えば自分が有名なインフルエンサーではなくてもSNSがすごく好きで、SNSの仕組みを自分で研究したり分析していて、マーケティング会社などのインターンで活躍している学生も採用したいと考えています。
こういったSNSのリテラシーが高い学生に『私も受けて大丈夫なんだ! 』と自分ごと化してもらえる名称にしたいと思い変更しました。
ーー選考対象者に「SNSアカウントを工夫して運用してきた経験がある人」と記載がありますが、「工夫して運用する」とは具体的にどういうことを指しますか?
小林:『どのように思考錯誤して発信していたか』を指します。ただ投稿したのではなく、世間が何を求めいて、いまは何が流行りで、それを自分がどう表現していくのか?をしっかり考えて、PDCAを回していたというような経験ですね。
ーーどんな学生に来てほしいと考えていますか?
小林:マーケティングに興味があり、SNSについて探求心がある方です。趣味の一貫としてSNSで好きなことの情報を収集していたり、他人の投稿を参考に工夫して発信していたり。
SNSに普段触れているなかで当たり前にやっていることが、実は、ソーシャルメディアマーケティングの思考につながっているので、こういった方にはぜひ選考を受けてほしいと思います。
ーー入社して期待することはなんですか?
齋藤:キャッチアップした最新情報や流行を社内にアウトプットして、常に最新情報で溢れている状態を率先して作ってくれることに期待しています。
というのも、クライアントは常に新しい流行を取り入れ、さらには次の流行を一緒に作り出すことを弊社に求めています。
SNSへの探求心や若手ならではの視点を活かして会社を引っ張ってほしいですね。
2019年卒合格者にインタビュー!インフルエンサーの就活の事情
実際に過去の『インフルエンサー採用』枠での新入社員にインタビュー。
当時の就活事情を伺ってきました。
お話を聞いたのは、2019年新卒社員の櫻井結菜さんです。
いったい学生時代はどんなインフルエンサーだったのでしょうか。
ーー櫻井さんは学生のときにどんなSNS発信をしていましたか?
櫻井:Twitterで、自分で使ってみた美容商材のレビューを毎日投稿していました。
ーーTwitterを選んだ理由はありますか?
櫻井:リツイート機能に注目して選びました。
初めはInstagramも利用していましたが、リツイート機能のあるTwitterのほうが拡散力もあり、短期間でフォロワーを伸ばせるだろうと考えたからです。
ーー投稿時どんなことを意識して発信していましたか?
櫻井:写真付きで投稿することにこだわっていましたね。
その当時、Twitterでは写真をあげている人は少ない印象でした。
だからこそ、写真付きの投稿はタイムラインの中で目立つと思ったんです。
少しでもタイムラインの中で印象付けることを意識しました。
ーーフォロワー数が伸びたポイントはなんですか?
櫻井:見ているユーザーが『自分ごと化』しやすい投稿を心掛けたことです。
"みんなが比較的手に取りやすいもの"を投稿したことがポイントでした。
例えば、お手頃価格で誰もが手を出せる某アパレルメーカーの洋服の投稿がすごく伸びたんです。
このメーカーの公式サイトは常に外国人がモデルとして起用されているため、私たちには『自分ごと化しにくい』着画でした。
なので、もっと親近感を持ってもらえるように自身の着画をと一緒に『このアイテム、かわいいから良いよ』というような言葉を添えて投稿してみたんです。
これが『自分ごと化しやすい投稿』となり共感され、うまく伸びたんだと思います。
ーー就活の話も教えてください。就活時はどんな業界を受けていましたか?
櫻井:就活はメディアを運営する会社に絞っていました。
実はTwitterで投稿していてリツイート数を伸ばしたいと思った背景には、美容系メディアでのライターアルバイトの経験があります。
『自分が書いた記事をもっとユーザーに読んでもらいたい、そのためにTwitterからの流入を取りたい! 』と強く考えていたんです。
自分の記事をたくさんの人に読んでもらえたり、反応や感想をいただけることがすごく嬉しくて…。
同じことを社会人になってからもやりたいと思っていたので、メディア系を志望しました。
ーー選考の中で意識していたことってなんでしたか?
櫻井:『面接官の記憶に残ること』を意識して、自分のアピール資料を作成するなどの工夫をしていました。
短い面接時間の中で自分がやってきたことをすべて話すのは難しいと考えていたので、写真を入れて資料化して、視覚的にも印象に残るように工夫をしていました。
ーーCyberBuzzへの入社の決め手は何でしたか?
櫻井:早くからインフルエンサー領域に着手していた企業ということはもちろん、それ以上に、人をしっかり見てくれる企業だと感じたからです。
選考を受けてきた中で、どの企業よりも私が作った資料に興味を持ってくれたり、内定承諾前にアルバイトとして雇って(※2020年現在は、内定後のみアルバイトとして就業可能)くれたり、社内の雰囲気や業務内容について、包み隠さずオープンに見せてくれました。
また、先輩社員とのランチタイムの機会を設けてくれることが嬉しかったですね。
色々な社員と交流できたことで、自分が働いている姿をイメージすることができました。
ここまでしてくれる会社は、そうそうないと思います。
ーーありがとうございました!
企業で働くインフルエンサーに聞く!現在の仕事内容
ここからはインフルエンサー採用後の櫻井さんがどのような業務に携わっているのか。
現在のお仕事についてより詳しく尋ねてみましょう。
ーー現在のお仕事内容を教えてください
櫻井:クライアント企業のSNS公式アカウント運用のディレクションとコンサルタントをしています。
担当アカウントの大半は美容系商材です。
美容系の検定も取得し、美容の知識も深め日々の業務に活かしています。
ーーお仕事での成功事例を教えてください。
櫻井:某美容系商材のInstagram公式アカウントを担当した際、一般ユーザーからの投稿数を指標に置いたキャンペーンを実施していました。
投稿数が伸び悩んでいた時に、ユーザーからのお洒落な投稿をピックアップして、公式アカウントのストーリーズで配信したことで、投稿の促進に繋がり伸ばすことができたんです。
『自分も投稿したら公式アカウントに取り上げてもらえるかも』というユーザーインサイトを掴んだことで、成功した施策となりました。
ーーSNS初心者がすべき秘策はありますか?
櫻井:まずは、半年は毎日投稿を続けることです。
1投稿でもいいからとにかく毎日続ける習慣を作ることですね。
また、例え毎日続けたとしても、フォロワー数が簡単に伸びることはありません。すぐ諦めずに投稿し続けることが大事です。
続けている中で『こんな投稿が伸びた』『この時間帯の投稿が伸びた』など、少しずつ見えてくることがあるので投稿をし続けてみてください。
おわりに
今回はCyberBuzzのSNSに専門性のある人材の採用について紹介しました。
Social Media Expert採用は、SNSがとにかく大好きで、発信をする際にどんな工夫をしてきたか、その思考過程を重視して学生と向き合う選考フローです。
インフルエンサーとして活躍している方はもちろんのこと、SNSが大好きで日々研究している方も大歓迎。
興味を持った方は、詳細を確認し、ぜひ選考を受けてみてくださいね。
Social Media Expert選考希望者の方はこちら
Social Media Expert採用とは、SNSについて「アツく語れる」学生を募集しています。
ソーシャルメディアについて知見や探求心があり、トライ&エラーを繰り返しながら、SNSを通した経験をビジネスに生かしたいと考える学生さんに出会いたいと思っています。
例えば、
- SNSアカウントを運用しており、フォロワーを集めるために投稿内容に工夫をしてきた人
- ソーシャルメディアが大好きで、独学で勉強しておりアツく語れる人
- 研究室でソーシャルメディアについて研究しており、知識は誰にも負けない人
- SNSエキスパート検定などの資格を持っており、ビジネスに活かしたいと考えている人
といった方を募集しています。
SME採用選考は一般選考とは別に、"プレゼン"という方法で、ご自身のアツい想いを語っていただけます。
ぜひ極めている分野について、じっくり教えてください!
■応募資格:ソーシャルメディアについて知見や経験をプレゼンできる方
■提出資料:(1)~(3)についてPPTまたはPDFにして提出してください。
(1)「なに」について語りたいのか
(2)プレゼン内容(研究分野の詳細やアカウント運用の工夫点など)
(3)ビジネスにどう活かしていきたいか
■対象:2021年3月に大学/大学院卒業・修了見込みの方 ※学部・学科・専攻不問
■選考プロセス:エントリー(プレゼン資料を提出)> 書類選考 > プレゼン選考(複数回) > 内定
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