求人募集した2分後にマッチングも!Timee(タイミー)アプリについて担当者に聞いてみた
現代の日本は少子高齢化が進み、アルバイトの中核を担う大学生の数が20年前に比べて3割も減少しており、飲食業界をはじめ、さまざまな業種で人手不足に悩まされています。
そこで注目を集めているのが、Timee(タイミー)というスマホのアプリサービスです。働きたい人が好きな時間帯に、好きな職場を選べば、アプリ上で自動的にマッチングがおこなわれ、面接なしですぐに働くことができます。
今回は、スマホアプリでのアルバイト探し、面接や履歴書はなし、という新しい時代の働き方にマッチしたTimeeのサービス内容を、株式会社タイミーの中川 祥一(なかがわ しょういち)さんに聞いてみました。
Timee(タイミー)は面接なしで好きな時間に選んで働けるサービス
ー本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、まず「Timee(タイミー)」とはどのようなサービスなのでしょうか。
中川 祥一さん(以下、中川):Timeeはアルバイト募集アプリですが、従来のアルバイト求人サービスと異なり、「面接なし」で働きたい人と店舗・企業をマッチングするワークシェアサービスです。
ー「面接なし」だと、どのように働きたい人と店舗はマッチするのでしょうか。
中川:まず、働きたい人はスマホにタイミーアプリをダウンロードし、プロフィール写真や必要事項を入力すれば準備は完了です。タイミーワーカー(タイミーで働く人)は、掲載されている募集案件の中から、自分の働きたい日や場所で絞り込み、条件に合った店舗が見つかれば申込みをします。
自動マッチングシステムを採用しており、募集時の条件を満たしたタイミーワーカーの先着順にマッチングが成立します。あとは、タイミーワーカーが実際に店舗に行き、仕事を開始します。
仕事が完了すると、すぐにタイミーワーカーのアカウントに報酬が入金されます。タイミーワーカーは、そのお金を登録した銀行口座で24時間いつでも受け取ることが可能となります。
タイミワーカーは事前の面接や説明会、履歴書などが不要となっており、自分の好きな時間を選んで働くことができます。
自動マッチングシステムで欲しい時間帯に働き手を募集できる
ー企業にとってTimeeを導入するメリットとはなんでしょうか。
中川:タイミーでは、自動マッチングシステムを採用しており、店舗や企業にとって手間だった面接や選考をおこなう必要がありません。即戦力で働けるタイミーワーカーを募集できるため、必要な時間帯に必要な労働力を確保できます。
また、Timeeは登録などの初期費用が完全無料となっており、手数料は完全報酬型となっています。タイミーワーカーが働いたときだけ手数料が発生するため、コスト削減につながります。
これまで、固定費だった人件費や、求人媒体への掲載コストの一部を変動費に変えることで、需要に応じた活用が可能となります。
ー企業にとって人手の足りない時間を補えるのは魅力的ですね。しかし、「面接なし」だと相手のスキルや人柄など分からなくて、逆にトラブルになるのではないでしょうか?
中川:タイミーワーカーは申込む際、募集案件のスキルを確認して、ご自身のスキルを自己申告します。募集時の条件やスキルがマッチしているアルバイトに応募することになるため、採用する店舗、企業側はスキルを満たした方とのマッチが可能です。
仮に、職場のレベルにスキルが到達していなかった場合は相互レビューでの評価が下がるため、優秀な人材かどうかの把握がしやすくなっています。
人柄に関しても同様に、タイミ―ワーカーの働きぶりや人物評を、過去にその人を採用した企業の担当の方からのレビューやGood率という形で確認できます。実際の働きぶりを見て評価するため、履歴書や面接をおこなうよりも相手の人となりが分かります。
また、Timeeではペナルティポイントを導入しており、トラブルを未然に防ぐ役割を果たしています。
ーそのペナルティポイントとは、具体的にはどのようなシステムなのでしょうか。
中川:店舗側にとって一番怖いのは、タイミ―ワーカーのドタキャンです。マッチングしたのに遅刻、あるいは当日の無断欠勤をされてしまうと、場合によっては店舗の運営が回らなくなってしまいます。
このような事態を防ぐために、Timeeでは遅刻1回につき2pt、マッチングした業務の開始時間前キャンセルでは1~8ptのペナルティポイントが加算されます。
ペナルティポイントが蓄積すると募集への申込件数が制限されたり、一時利用停止といった措置が取られ、無断欠勤をしたタイミーワーカーは永久利用停止になります。
ー永久利用停止というのは厳しい措置ですね。
中川:確かに厳しい措置かもしれませんが、この措置を設定することで無責任なタイミ―ワーカーは自然と淘汰されていき、タイミ―ワーカーの質が向上するのにつながります。
実際、2020年3月までの実績は91%以上のマッチング率となっており、高い採用率となっているのは、現在登録しているタイミ―ワーカーの質が充実しているという証明です。
ー結果的に良いワーカーさんを採用しやすい仕組みは、素晴らしいですね。 企業側で気に入ったタイミ―ワーカーを指名してマッチングすることはできないのでしょうか?
中川:企業や店舗の担当者が特定のタイミ―ワーカーにだけ募集を送ることは可能です。また、お気に入りに登録した複数のタイミ―ワーカー限定で募集をかけることで、気に入ったタイミ―ワーカーと優先的にマッチングするということも可能です。
ただし、タイミ―ワーカー側の都合によって募集に応募できないなどの理由から、マッチングが成立しない可能性もあります。また、同じタイミ―ワーカーを雇用する際には注意点もあります。
―同じタイミ―ワーカーを雇用する際の注意点とはなんでしょうか。
中川:タイミーのサービスの性質上、労働基準法を違反しない範囲での労働になるように弊社システムで規制が掛けられます。
たとえば、同じタイミ―ワーカーを雇用できる期間は初業務日から2ヵ月目までとなっており、3ヵ月目は勤務できません。仮に、2ヵ月目に一日も働かなかったとしても、3ヵ月目は不可となり、初業務日から換算して、4ヵ月目から再び勤務が可能になります。
なお、Timeeではタイミ―ワーカーの引き抜きは認められていますので、企業側がタイミ―ワーカーとの間に直接雇用を結ぶことも可能となっています。
導入店舗は19,000箇所、登録ワーカーは135万人を突破
ーさて、導入している企業の状況を伺いたいと思います。今、導入企業数はどれくらいになっていますか。
中川:2018年8月からサービスを開始して以降、Timeeを導入している店舗や登録者の数は増えています。
2020年6月時点でTimeeを導入している店舗は19,000箇所、タイミ―ワーカーは135万人を突破。Timeeのサービスは日本全国でご利用いただけるようになり、登録ユーザーは大学生、フリーター、主婦の方に加え、会社員、派遣社員の方など、満遍なくご登録いただいています。
Timeeのアプリのダウンロード数は1位(AppStore ライフスタイルカテゴリー 2019年12月)を獲得し、CMに芸能人を起用、朝の情報番組の取材を受けるなどもあり、知名度はますます上昇していると思います。
ー実際に導入した企業からの感触はどうですか?
中川:うれしいことに、大変ご好評いただいています。実際にタイミーを導入された企業の担当者様からコメントをいただいておりますので、紹介します。
中川:このように、「募集開始から2分後にマッチングした」、「以前と比べて95%の採用費削減」というお声は、やはり我々としてもうれしかったですね。
そのほか、全国で催事に出店されている企業様からは「現地でワーカーさんを採用できるので、選考時間や費用の削減ができて、とても助かる」というお声もいただいています。
ー2分後にマッチングできるというのは、かなり早いですね!これなら、急に人材が必要になった場合でも頼りになりそうです。募集している実際の仕事の内容はどのようなものでしょうか?
中川:飲食店のスタッフ、デリバリー配達員のほか、イベントスタッフなどもあります。
- 飲食店スタッフ(配膳、片付け)
- デリバリー配達員(ピザや寿司などの宅配)
- イベントスタッフ(イベントでの軽作業)
- オフィス業務(データ入力、電話対応)
- 店舗スタッフ(販売レジ業務)
- 清掃作業員(マンション等)
中川:このように、Timeeをご利用いただく企業様の業種は幅広く、「Timeeを導入したことでコスト削減や人手不足が解消され、売上向上につながった」という声も上がっています。
Timee(タイミー)なら、募集コストを削減でき短時間で人材を確保できる
ー最後にアルバイトの募集や採用をおこなっている店舗、企業の担当者の方になにかメッセージをお願いします。
Timeeは即戦力として働ける人を掲載無料で募集できるアプリサービスです。全国展開している有名チェーン店をはじめ、多くの企業様が利用されており、新しい時代の求人募集といえるのではないでしょうか。
人手不足が問題視される現代において、Timeeは働きたい人と人手が足りない時間をマッチングさせることが可能です。
通常のアルバイトだと企業側が強くなりがちですが、Timeeでは相互レビューを採用しているため、質の悪いタイミ―ワーカーが淘汰されるのと同時に、評判の悪い職場の改善にもつながります。
タイミーの導入を検討されたい場合は、タイミー公式サイトの企業向けページにアクセスしてください。
無料申込みの窓口のほかに、導入方法や詳細情報がわかる資料がすぐにダウンロードできます。
ー本日はタイミーのご説明いただき、ありがとうございました!
株式会社タイミー
マーケティングマネージャー
大学卒業後、ライティング事務所に就職。2017年に独立し、フリーライターとして活動。ライティング業務に携わる中で、ジャンルを問わず多くの記事を執筆しましたが、最も得意なのは金融・経済系。特にアジア・欧州の経済や、新興スタートアップ企業に関する記事を投資webメディアにて連載中。猫が好きだけど、猫アレルギーのためモニター越しでしか眺められないのが悩み。ライティングを行う時には「分かりやすく・読みやすく・おもしろく」を心がけています。