「おすすめ移住・交流先20選」に選ばれた千葉県君津市の魅力について担当者にインタビューしました!
テレワークの導入により仕事をする場所が会社のオフィスに限定されなくなり、地方への移住希望者が増加しています。特に東京都へのアクセスが容易な東京近郊の人気は高いです。
そこで今回は、「2020年版おすすめ移住・交流先20選」にも選ばれた千葉県君津(きみつ)市の魅力について君津市企画政策部企画課 主任主事の部田 俊明(とりた としあき)さんにお話を伺います。
千葉県君津市は交通アクセスに優れた自然豊かなまち
―本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、千葉県君津市についてお聞かせください。
部田 俊明さん(以下、部田):君津市は東京湾に面しており、自然豊かで住みやすい街です。面積は千葉県で2番目に大きく、湾岸部には工業地帯、沿岸部は住宅地、内陸部には房総半島を代表する豊かな自然があるなど、都市と田舎の2面性を持っています。
また、都心へのアクセスが非常に良いという特徴もあります。東京湾アクアラインを走る高速バスなどを利用すれば都心まで約60分で到着します。
―交通の便が整っていると東京への通勤や通学に便利なだけでなく、東京から観光にも行きやすいですね。君津市にはどのような観光スポットがあるのでしょうか?
部田:君津市はシーズンごとにおすすめの観光スポットがあります。
春は関東屈指の要塞の城と呼ばれた古城「久留里城」と桜のコントラスト、夏は水と緑の豊かな自然と思いっきり楽しめる多彩なキャンプ場があり、秋は千葉県最大のダム湖「亀山湖」周辺の本州一遅い紅葉、冬には、市内に10ヶ所以上ある「いちご狩り農園」に多くの人が集まり賑わいを見せます。
―お話を伺っているだけでも行ってみたくなります。ほかに、君津市ならではの特産品などはありますか?
部田:城下町として栄えた久留里のまちのあちこちにある井戸水は県内で唯一、2008年に環境省が制定した平成の名水百選に選ばれており、名水を使用した地酒が人気なんです。
市内には関東最多6つの酒蔵があります。お酒が好きな方は、ぜひいらしてください。
毎日の生活が快適で楽しくなる!君津市の4つの魅力
―君津市は風光明媚で観光スポットも豊富な街という印象ですが、ずばり君津市の魅力とはなんでしょうか?
部田:君津市は都心に通勤・通学しやすい、暮らしやすい、遊びに行きやすい、子育てしやすいなど、何かと「しやすい」まちという魅力があります。
―なるほど。君津市には4つの魅力があるのですね。それでは、順番にお聞かせください。
東京駅まで高速バスで60分!通勤や通学がしやすい
―まず、通勤・通学がしやすいというのは、先ほどにもあった交通の便が良いということですか?
部田:そのとおりです。君津市と東京駅を結ぶ高速バスは、東京駅まで片道60分で、通勤・通学の時間帯を中心に上下便合わせて100便以上が運行しています。高速バスは乗客全員が座れるため、通勤・通学中の移動時間を快適に過ごせます。
また、君津市では県外の大学や専門学校に通う学生に対して通学補助制度を用意しています。都心で一人暮らしをしなくても、都心の学校に通うことができます。
テレワークの普及で毎日出社しなくて良くなった方で、都心からほどほどの距離の地方に移住することを考えている方にもピッタリだと思います。
―たしかに、東京駅まで片道60分で行けるのは魅力的ですね。
部田:高速バスだけでなく、電車での移動も快適です。東京駅方面に向かう快速電車や特急電車は君津駅が始発電車のため、電車通勤・通学でも座りながら過ごせます。
つまり、君津市は高速バスでも電車でも、座席に座って読書をしたりすることも可能ですので、通勤・通学がしやすい街ということになります。
経済産業省のランキングで「県内暮らしやすさ1位」を獲得
―では次に、暮らしやすいというのは、どういったことなのでしょうか?
部田:君津市は経済産業省が平成27年3月に公表した暮らしやすさのランキングで、若者子育て世代を中心に千葉県内1位を獲得しました。
もともと、千葉県は首都圏に近く、自然豊かで農林水産業も盛んなことから暮らしやすい県という評価を得ており、その千葉県で1位というのは全国的に見ても高い評価といえます。
―1位というのはすごいですね。どのような所が評価されたのでしょうか?
部田:評価されたポイントはいくつかありますが、過ごしやすいことが評価されました。
例えば、市街地でも都心に比べて家と家との間隔が広く、広い道路は混雑が少なく、道を譲ってくれる優しいドライバーが多いので、都会暮らしであまり車の運転経験がない方でも、運転に慣れるのにちょうどよい場所となっています。
また、子育て環境が充実しており、住宅街のなかにも自然を感じられる公園が多くて、こどもたちをのびのびと遊ばせることができるのも評価されました。
ほかにも、都心へすぐ行けるのに土地の値段が安いため住宅取得費や家賃を抑えられる、地元の直売所などでは地元の新鮮な野菜などを安く買うことができます。
実際に住んでいる方からは、「都心に近いのに、とても自然が豊かで、空気もおいしく過ごしやすい」、「人が温かい」という声もよく聞きます。
キャンプ場にゴルフ場、ショッピングモールもすぐ近く!だからとことん遊べる
―では次に、遊びに行きやすいとありますが、観光スポット以外に遊べるスポットがあるということでしょうか?
部田:君津市は房総半島の中央に位置し、高速道路へのアクセスも良いため、県内の人気観光地などにも行きやすいです。
市内のゴルフ場は県内で2番目に多く、キャンプ場、レジャー施設やショッピングスポットなどが、休日に思い立ったらふらっと遊びに行ける距離にあります。
ほかにも、市街地から県内の有名テーマパークまで60分以内、海水浴場、近隣市のショッピングセンターやアウトレットモールなどに30分以内と、君津市は千葉県での房総ライフを満喫しやすい街です。
子育てする家族のサポートもしっかり
―では最後に、子育てしやすいというのは、具体的にどのような子育て支援があるのでしょうか?
部田:君津市は子育てしやすい環境づくりとして、医療費は中学校3年生まで無料、親子で気軽に遊びに行ける「君津市子育て支援センター」があるなど、さまざまな制度や施設があります。
近年でも、新たに多くの私立保育園を誘致し、妊娠から出産、その後の子育てまでを専門職がチームとなり全力で応援するためのすこやか親子サポート「つみき」を開設するなど、子育て支援をさらに強化しています。
公民館等の施設では、親子で参加できるサークル活動やイベントなどが開催されており、市外から来た方でもママ友のつながりができやすい環境があります。
このように子育てにおけるさまざまな悩みや問題を解決するための取り組みがおこなわれており、子育てがしやすいまちとなっています。
最大70万円の補助もあり!今すぐ検討したい君津市への移住
―君津市の魅力を聞いていると移住をしてみたくなりますが、移住するとなると気になるのが物件の相場です。君津市の住宅事情はどうなのでしょうか?
部田:君津駅から徒歩10分以内の土地で坪単価17万円という土地や、建売の新築では4LDK、庭、駐車場付きで2,500万円以下の物件もあります。
中古物件ならさらに安いですね。ゆったりくつろげるリビング、広いキッチン、たっぷり収納ができるクローゼット、大きな庭、いずれも君津市なら可能です。
賃貸物件の相場も安いため、いきなり家を買うのに抵抗があるので、まずは賃貸で越してきたという方もいます。君津市では新築2LDK駐車場2台付で家賃6万円代が相場(※)ですね。
―安くて広々としたお家で余裕のある暮らしはすてきですね。なにか、移住者に対する補助はあるのでしょうか?
部田:君津市では、県外で働きながら引っ越してきた方を対象に、引っ越し費用などを最大10万円補助する「君津市住まいるきみつ移住者助成金」が4月から始まりました。
ほかにも、「君津市戸建て中古住宅取得補助」として、住まい用に戸建て中古住宅を取得した方を対象に最大70万円の補助金を交付しています。
―住んでみたくなる環境に加えて補助もしっかりとしているのですね。実際に移住した方の反応はどうなのでしょうか?
部田:君津市役所の方に移住した方々の声が届いており、「こどもたちを自然豊かな環境で育てたいと考え、東京まで車で約1時間程度で移動でき、ほかの候補地に負けない豊かな自然を誇る君津市を移住先に決めました」、「車は必需品となりますが、とにかく生活しやすく、生活用品、育児用品はすべて揃います」といった声を頂いております。
また、君津市は一般社団法人 移住・交流推進機構(JOIN)が特集した「2020年版おすすめ移住・交流先20選」に「何かとしやすいまち」として君津市が選ばれており、移住した方々から高評価を頂いていると自負しています。
君津市の魅力をもっと知ってほしい
―それでは最後に、地方への移住を検討している方や君津市に興味を待った方にメッセージをお願いいたします。
部田:君津市は都心まで車や高速バスで約60分の距離にあり、自然豊かで住みやすく・子育てしやすい街です。都心への高速バスや始発の特急・快速電車は通勤・通学時間帯を中心に多く出ており、通勤・通学に便利です。
都心に近いという好立地ながら家賃相場・土地相場が安く、子育て支援が充実しているのも特徴です。「2020年版おすすめ移住・交流先20選」に選ばれており、都心に近い場所に移住を考えている方におすすめしたい街です。
君津市に興味を持った、もしくは移住を考えている方はぜひご相談ください。
―本日は君津市の魅力について説明して頂き、ありがとうございました!
君津市企画政策部企画課役職 主任主事
大学卒業後、ライティング事務所に就職。2017年に独立し、フリーライターとして活動。ライティング業務に携わる中で、ジャンルを問わず多くの記事を執筆しましたが、最も得意なのは金融・経済系。特にアジア・欧州の経済や、新興スタートアップ企業に関する記事を投資webメディアにて連載中。猫が好きだけど、猫アレルギーのためモニター越しでしか眺められないのが悩み。ライティングを行う時には「分かりやすく・読みやすく・おもしろく」を心がけています。