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名物グルメから工業製品まで！個性豊かな特産品が揃う岡山県津山市のふるさと納税返礼品についてインタビュー
岡山県津山市は、古くから城下町として栄え、現在も県北地域の中心となっています。都市でありながら、自然も豊かで、歴史や特有の文化がある津山市には、個性的な特産品が豊富です。
今回は、津山市の人気のふるさと納税返礼品や寄附金の使い道などについて、津山市役所みらい産業課の仁木さん、富田さんにお話を伺いました。
魅力的なスポットやグルメが揃う津山市
―本日はよろしくお願いします。まずは、津山市について教えていただけますか？
津山市は、岡山県の北東部に位置しており、鳥取県と接しています。人口は約96,000人で、人口規模では県で3番目に大きな都市です。
古くから岡山県北の政治文化の中心地として、また、出雲街道の要衝として栄えていた城下町です。
アクセスは、車で大阪市内から中国自動車道を通り約2時間、岡山市内からは約1時間30分です。列車でも、岡山駅から津山駅まで1時間から1時間30分ほどで行き来することができます。
―観光スポットについてご紹介いただけますか？
鶴山公園の津山城は、津山市を代表する観光スポットです。
特に桜は有名で、「さくらの名所100選」にも選ばれています。春にはお城の周りに咲く桜の美しい景色をご覧いただけます。県内でも有数の桜の名所で、「津山さくらまつり」は、毎年たくさんの観光客の方が訪れる一大イベントとなっています。
また、重要伝統的建造物群保存地区でもあり、津山城の東側の「城東地区」と、城の西側にある「城西地区」が選定されています。
他には、「津山まなびの鉄道館」もおすすめです。
国内に現存する扇形機関車庫の中で2番目の規模である「旧津山扇形機関車庫」や収蔵車両を中心とするさまざまな展示がされています。
鉄道好きの方には特に人気のスポットで、カメラで撮影されている方も多いです。
―特産品についてご紹介いただけますか？
津山市には、「干し肉」という名物グルメがあります。
津山市は、肉食が禁止されていた明治以前から、滋養強壮のためにお肉を食べる「養生食い」の習慣があり、それが認められていたとされる全国でも数少ない地域でした。
津山市独特の牛肉文化は、文化庁の100年フードにも「津山の牛肉料理」として認定されており、そのひとつが干し肉です。
他にも、「煮こごり」や骨周りの肉を使った「そずり鍋」、味噌だれで焼く「津山ホルモンうどん」などもソウルフードとして親しまれています。
津山ホルモンうどんは、ご当地グルメとしても有名ですが、市内に食肉処理センターがあり、新鮮なホルモンが手に入りやすいことから、もともとホルモンがよく食べられていました。
また、ピオーネやシャインマスカットなどのぶどう、桃も特産品で返礼品としても毎年人気です。
果物は岡山県全体で生産が盛んですが、特に県北部は昼と夜の寒暖差があり、果物がよりおいしく育つ環境といわれています。
津山市独自の文化の中で生まれた「干し肉」
―津山市のふるさと納税について伺います。どのような返礼品が人気ですか？
名物グルメでもある干し肉は、返礼品としても人気です。
最近は、メディアで取り上げられることも多くなり、認知度が高まっています。それに伴って寄附のお申し込みも増えています。
干し肉は、牛肉のブロックを数日間干して、旨味を凝縮させたものです。冷凍技術のなかった昔から保存食として食べられていました。
お店ごとに伝統的に受け継がれている味付けや乾燥方法があり、味が異なります。
「ビーフジャーキーではないのか」と言われることがよくありますが、食感も食べ方もまったく異なります。干し肉は、ジューシーな味わいです。
調理方法はとても簡単で、食べやすい大きさに切って焼くだけです。味付けされているので、そのまま焼いて食べてもおいしいですし、最後にちょっと醤油をたらして食べると味の変化を感じられます。
ご飯のおかずとしてはもちろん、ビールとの相性もいいのでお酒のおつまみとして、また、調理が簡単なのでキャンプ飯としてもおすすめです。
寄附をされた方は、それぞれ味付けのアレンジを楽しんでいらっしゃるようで、こちらがおいしい食べ方を教えていただくことも多いです。
マヨネーズやお好みのソースなどさまざまな調味料でお楽しみください。幅広い楽しみ方ができるのが干し肉の魅力です。
津山工場で製造された「エリエール」のトイレットペーパー・ティシュー
「エリエール」のトイレットペーパーやティシューも人気があります。
製造する工場が津山市にあります。最近では、津山工場限定の大容量のティシューなども返礼品として取り扱っています。
種類もいくつかあるので、ニーズにあわせてお選びいただけます。
珍しさが目を引く！「木のガチャガチャ」
―ユニークな返礼品はありますか？
おもしろい返礼品としてご紹介したいのは、「木のガチャガチャ」です。
津山市で木製の組み立て式のおもちゃなどを製造している、原田製材所さんがつくられています。
木でつくられている本体と空のカプセル100個がセットになっています。ハンドルを回すとカプセルが出てきます。
以前映画の撮影に小道具として使われたことがあり、話題になりました。
市の観光イベントなどでも重宝しています。珍しい見た目からみなさんの反応がよく、津山市のPRにもなっています。
ぜひ、地域のイベントやお祭りなどで活用していただきたいです。
デニムやネクタイ、肌着まで！縫製業のまちならではの返礼品も
―ご担当者様のおすすめの返礼品はありますか？
市内で生産されているデニムやネクタイ、肌着などの工業製品がおすすめです。
津山市は、縫製業が盛んです。
岡山県というとデニムのイメージが強いかと思いますが、津山市にも事業者さんがいらっしゃいます。
デニム製品をつくっている内田縫製さん、ネクタイをつくっている笏本縫製さん、「BS-FINE着る岩盤浴」シリーズで知られている加茂繊維さんの製品などもふるさと納税の返礼品として扱っています。
津山市が誇る質の高い製品を全国の方に知っていただきたいです。
津山城の整備や子どもたちのために寄附金を活用
―ふるさと納税寄附金の使い道を教えてください。
津山市では、「ふるさとの父、母サポート事業」「ふるさとのこどもサポート事業」「桜あふれる津山城整備事業」など、7つの事業から使い道をご指定いただけます。
近年では、公共交通の整備や津山城のイベント等誘客促進事業、子どもの医療費の無償化、小・中学生のタブレット端末活用環境整備などに活用させていただきました。
津山ブランドを全国に発信していきたい
―今後の目標や計画などがありましたらお聞かせください。
津山市は、食だけではなく工業製品も豊富で特色があるまちです。今後もふるさと納税を通じて、津山ブランドの魅力を全国にどんどん発信できたらと思っています。
また、津山市は、自然や歴史、文化がある一方、生活基盤が整っていて、働く場所もあり、住みやすくほどよい田舎だと思います。
みなさんには、実際に津山市にお越しいただき、観光やさまざまな体験を楽しんでいただければと思います。
―最後に、マネ会読者へメッセージをお願いします。
今回は、干し肉などをご紹介させていただきましたが、他にも津山市にはいろいろな特産品がございます。ふるさと納税のご寄附を考えていらっしゃる方は、ぜひ津山市をご検討の候補に入れていただければうれしいです。
―本日は、貴重なお話をありがとうございました！
岡山県津山市役所 みらい産業課
岡山県津山市役所 みらい産業課
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