日本三大盆踊りのひとつ「西馬音内盆踊り」が有名な秋田県羽後町のふるさと納税返礼品をご紹介!
秋田県南部の内陸にある羽後町は、約5,000世帯が暮らすまちです。日本三大盆踊りのひとつ「西馬音内盆踊り」や名物「西馬音内そば」があり、美味しい農産物・畜産物も作られています。
そんな羽後町のふるさと納税返礼品には、地域の魅力が詰まった商品が多数。
今回は秋田県羽後町のふるさと納税返礼品を紹介します。ふるさと納税を予定している方は、寄附する自治体の候補に羽後町も加えてみてはいかがでしょうか。
県南部の内陸にある秋田県羽後町
秋田県羽後町は県南部の内陸に位置し、横手市・湯沢市・由利本荘市と隣接するまちです。面積の3分の2が出羽丘陵の属する山地で、平地は横手盆地に属しています。
1955年に一町六村が合併して羽後町となりましたが、平成の市町村合併には参加せず自立を選択しました。
また、羽後町の古い遺跡には縄文時代から人が住んでいた様子が見られ、歴史ある土地です。約700年の歴史があるといわる「西馬音内盆踊り」や、名物「西馬音内そば」などがあります。
700年あまりの歴史を持つ西馬音内盆踊り
長い歴史を持つ西馬音内盆踊りは、野性的な囃子に優雅な踊りをあわせた、対照的なスタイルが印象的な盆踊りです。毎年、8月16日~18日に開催され、徳島の阿波踊りや岐阜の郡上おどりとならぶ、日本三大盆踊りのひとつと称されています。
西馬音内盆踊りは、豊年祈願と盆供養の2つの踊りが融合して、現在の形になったと伝えられています。
1つは1288年~1293年の正応年間に、蔵王権現の境内で踊られた豊作祈願。もう1つは、1593年~1601年の関ヶ原の戦い前後、西馬音内城主・小野寺茂道一族への供養として始まった盆踊りです。
また、西馬音内盆踊りは1981年、盆踊りとして全国初の重要無形民俗文化財の指定を国から受けました。2022年には、ユネスコ無形文化遺産「風流踊」のひとつとして登録されています。
西馬音内盆踊りの活動拠点および観光交流拠点として、2005年に「西馬音内盆踊り会館」がオープンしました。
館内では盆踊りの様子を表現した人形や盆踊りの衣装が展示され、映像資料の鑑賞もできます。西馬音内盆踊りの紹介動画も上映しており、2024年4月に内容がリニューアルされました。
コロナ禍から4年ぶり、ユネスコ無形文化遺産に登録されてから初の開催となった2023年の西馬音内盆踊りの反響や盛り上がりをお聞かせください。
天気にも恵まれ、3日間本町通りで開催することができました。
3日間で町内外から約6万人が訪れ、踊り手ものべ2千人が参加して大いに盛り上がりました!
また、町内の方からも開催を待ち望んでいたとの声が多く聞かれました!
そばや和牛、お米など美味しい名産品があるまち
羽後町には西馬音内そばやうご牛、ブランド米のあきたこまちなど、美味しい名物が数多く存在します。
羽後町を訪れた際の街歩きやお取り寄せグルメとして、楽しんでみたい逸品がそろっています。
冷たいつゆでいただく「西馬音内そば」
羽後町の名物「西馬音内そば」は、1818年創業の「弥助そばや」が始まりといわれ、文化庁の100年フード認定を受けています。つなぎに布海苔を使ったコシのある蕎麦で、冬も冷たいつゆをかけて食べる「冷やがけ」が特徴です。
西馬音内地区を中心にそば屋が軒を連ねており、10月下旬から11月上旬には新そばを味わう「西馬音内新そばまつり」も開催しています。
農業循環で育てる黒毛和牛「うご牛」
羽後牛は、羽後町産米の稲わらで牛を飼育し、堆肥を使って稲作をする農業循環で生まれた黒毛和牛です。羽後牛のなかでも、条件をクリアしたものだけが「うご牛」として認定されています。
うご牛は生産者が限られるため、年間わずかな量しか出荷できない希少なブランド牛です。柔らかい肉質に良質な脂身が楽しめる牛肉で、霜降り肉でありながら肉の旨みをしっかり感じられる美味しさを持っています。
9月には焼肉やステーキを楽しめる「うご牛まつり」が開催されています。
通常よりも粒が大きい「あきたこまち」
秋田県を代表するお米「あきたこまち」のなかでも、羽後町では粒が大きく、ふっくら・もっちり食感のものが作られています。
通常よりも厳しい基準で選ばれた高品質米で冷めても美味しく、お弁当やおにぎりにもおすすめのお米です。その美味しさからリピートする人も多く、「あきたこまち美少女イラストパッケージ」も販売しています。
羽後町の魅力が詰まったふるさと納税返礼品をご紹介
羽後町へのふるさと納税は、各種ふるさと納税ポータルサイト経由で申し込めるほか、電話での申請も可能です。
ふるさと納税ポータルサイトにならぶ返礼品から、人気の商品やユニークな商品をいくつか紹介します。
新しい食感のスイーツや高級な洋菓子
葛粉を使ったひんやりスイーツ「シャリぷる」は食感が面白いと、羽後町の返礼品で人気のある商品です。冷凍庫から出した直後はシャリシャリ、時間がたつとぷるぷるの食感に変化します。フレーバーは9種類あり、イチゴや白桃、ミカンなどの果物系のほか、チョコバナナやラムネ、カルピスなどもあり、バラエティ豊かです。
また、地元洋菓子店が作る高級ブランデーケーキも人気です。他県からも問い合わせがあるほどの人気ぶりで、ブランデーをたっぷり染み込ませた大人のスイーツを楽しめます。
ほかにも、アップルパイなどの洋菓子やお饅頭などの和菓子もあります。
ステーキやすき焼き、もつ鍋などで味わう「羽後和牛」
羽後町で育った「羽後和牛」も魅力的な返礼品です。
ステーキやすき焼きなど、お肉の美味しさを贅沢に味わう返礼品のほか、大容量の切り落としパックやもつ鍋セットもあり、さまざまな形で楽しめます。
特別な日のごちそうにも、日々の食事の食材としても楽しめる返礼品です。
羽後町で作られる「あきたこまち」
粒が大きく、冷めても美味しい羽後町の「あきたこまち」は返礼品としても人気があります。冷めても美味しい特徴を活かし、お弁当やおにぎりにもぴったりです。
便利な無洗米定期便もあり、お米の美味しさからリピートする人も多い返礼品です。
地元素材を使ったクラフトビールや日本酒
地元の素材を使ったお酒も、羽後町を感じられる返礼品です。
羽後町産のあきたこまちを使ったクラフトビールは、地域の魅力が詰まっています。秋田出身の画家がラベルデザインを手がけ、いぶりがっこがセットになった返礼品もあり、地域の名物とクラフトビールのペアリングを楽しめます。
ほかにも、秋田流花酵母AK-1を使った純米吟醸酒「北の盆」、羽後町の酒米・秋田酒こまちを使った純米吟醸酒「端縫い」といった日本酒もあります。
お酒好きな方は羽後町のクラフトビールや日本酒を取り寄せてはいかがでしょうか。
工芸品や薪などユニークな返礼品も
羽後町や東北の木材を使ったユニークな返礼品も用意しています。
職人が手作りした、まごの手やベンチなど、普段の生活にこだわりの逸品を取り入れることができます。
羽後町で切り出した木から作られる薪もユニークな返礼品。薪ストーブの燃料やキャンプの際に使える返礼品です。
ふるさと納税で集まった寄附金は羽後町のまちづくりに活用
羽後町へのふるさと納税で集まった寄附金は現在、5つの使いみちを用意し、さまざまな形でまちづくりに役立てています。
使いみち | 事業内容 |
まちづくりに関する事業 | 住環境や交通体系の整備、住民参加による協働のまちづくりなどに活用 |
健康福祉・子育て支援に関する事業 | 社会福祉や児童福祉、保健・医療の充実、子育て環境の整備などに活用 |
教育支援・文化振興に関する事業 | 教育環境の整備や郷土の歴史・文化の保護・継承などに活用 |
産業支援・観光振興に関する事業 | 農林業、商工業、観光の振興などに活用 |
自治体におまかせ | 以上の項目以外、または不足する部分への配分などに活用 |
2023年度は、公民館バスの購入や小学校遊具の更新などの事業に活用しました。
- 公民館バス購入事業(まちづくり)
- 羽後町立明成小学校遊具設置事業(教育支援・文化振興)
- 五輪坂ゴルフ練習場ゴルフボール洗浄機購入事業(産業支援・観光振興)
差し支えなければ、2024年度に予定している寄附金を使った事業内容をご紹介ください。
子育て応援給付金や公園の環境整備などの事業に活用させていただきます。
寄附した人からは羽後町への応援メッセージが集まる
羽後町へ寄附した方は、町の出身者や親のふるさとだった方、観光で訪れて町のファンになった方などさまざま。それぞれに、ふるさと納税を通じて、羽後町の文化や自然を応援する声が集まっています。
「羽後高校の卒業生です。 頑張れ羽後町応援しています。」(神奈川県在住)
「亡くなりました母の故郷。幼い頃幾度か行きましたその頃の風景を思いだす今日この頃です。」(岐阜県在住)
「西馬音内盆踊りの大ファンです。西馬音内盆踊りが沢山の人に観てもらえるように、羽後町に観に来てくれるように願っています。そのための宿泊施設や交通機関の整備をよろしくお願いします。」(千葉県在住)
「観光に伺い好きになりました。寄付金は観光事業に役立ててください。これからも応援させて頂きます。」(愛知県在住)
「美しい自然や景観が守られますよう、また災害に強い町づくりへ貢献できれば幸いです。」(東京都在住)
まとめ
県南部の内陸に位置する秋田県羽後町は、ユネスコ無形文化遺産「風流踊」のひとつに登録された「西馬音内盆踊り」のあるまちです。ほかにも、名物「西馬音内そば」をはじめ、「うご牛」や「あきたこまち」など美味しい特産物もあります。
羽後町の農産物・畜産物は、機会があれば食べてみたくなる逸品ぞろい。ふるさと納税の返礼品にもなっているため、ふるさと納税を検討中の方は寄附する自治体に羽後町も加えてみましょう。
暮らしに関わるお金の知識を強化するため、FP技能検定に挑戦し、2021年に独学で2級FP技能検定に合格。学んだ知識を活かし、暮らしやお金に関する記事を執筆しています。