長野県天龍村で人気のふるさと納税返礼品とは?寄附金の使い道もご紹介
自然の恵みを活かしたグルメが好きな方は、長野県天龍村が設けるふるさと納税返礼品を取り寄せてみてはいかがでしょうか。天龍村は、ありのままの自然が大切に残されている地域。そんな天龍村の自然が育んだ食材の数々は、ふるさと納税返礼品のなかでも人気の品ばかりです。
この記事では、天龍村の魅力や人気のふるさと納税返礼品、ふるさと納税の寄附金の使い道をご紹介します。
「天龍村」はありのままの自然の魅力に触れられる地域
天龍村は長野県の南端に位置する人口約1,100人の村です。1956年、平岡村と神原村が合併したことにより、天龍村が誕生しました。天龍村の名は、村の中央を南北に流れる「天竜川」に由来しています。
天龍村の魅力はさまざまありますが、とくに大きな魅力だといえるのが手つかずの自然に触れられるところ。村の94%を山林が占める天龍村は都会的な開拓がされておらず、村にはコンビニや信号もありません。その分、多くの自然がありのままの形で残されており、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色を楽しめます。
都会的な開拓はされていないものの、ほかの地域と村をつなぐ電車は通っています。村内の駅は合計で5つあり、JR名古屋駅からは約3時間で天龍村に足を運ぶことが可能です。ちなみに、5つの駅のうち「中井侍駅」「為栗駅」「伊那小沢駅」は、狭い山道や橋を乗り越えて辿り着ける秘境駅として人気を集めています。
また、観光客からは村鳥の「ブッポウソウ」も人気です。ブッポウソウは長野県の天然記念物で、青緑色の美しい羽が特徴の鳥です。天龍村ではブッポウソウの保護活動を行っており、毎年夏頃にはブッポウソウを一目見ようと多くの観光客が訪れます。
国の重要無形民俗文化財「天龍村の霜月神楽」
豊かな自然だけでなく、伝統的なお祭りの数々も天龍村の魅力のひとつです。
とくに大きなお祭りが、「坂部の冬祭り」「向方のお潔め祭り」「大河内の池大神社の例祭」の3つ。伝統的なこれらのお祭りは一括して「天龍村の霜月神楽」と呼ばれており、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
「天龍村の霜月神楽」のほかにはどんなお祭りがありますか?
歴史あるお祭りとしては、「満島神社の秋例祭」もあります。満島神社の秋例祭は今から約400年前に始まったとされる催しで、山の上に祀られている御神体が五穀豊穣や家内安全、無病息災を願って練り歩きます。
お祭りは毎年10月の第2土曜日・日曜日の2日間開催されます。太鼓や笛、獅子舞などが行例をなして練り歩く様子は迫力満点です。
自然豊かな天龍村ならではのふるさと納税返礼品
ジビエ料理や野菜など、天龍村では豊かな自然の恵みを活かしたふるさと納税返礼品を数多く設けています。ここでは、天龍村ならではの人気返礼品をご紹介します。
信州サーモン
信州サーモンとは、長野県水産試験場が約10年かけて開発したマス類の新しい養殖品種のことです。
天龍村に流れる清らかな水で育てられた信州サーモンはクセが少なく、さっぱりとした味わいが特徴。魚ならではの風味が苦手な方でも、美味しく食べられます。
ぼたん鍋をはじめとしたジビエ料理
南信州は「ジビエの聖地」と呼ばれており、天龍村でも古くから狩猟が盛んに行われていました。そんな天龍村では、「ぼたん鍋セット」や「猪鹿鳥セット」などさまざまなジビエ料理を返礼品として設けています。
ジビエ料理ならではのお肉の旨味、濃厚な味わいを家庭で気軽に楽しめます。高タンパクかつ低カロリーなため、身体作りをしている方にもおすすめです。
天龍村産「ていざなす」
ていざなすとは、天龍村で生産されているなすの品種のひとつです。約130年前、天龍村で暮らしていた田井澤久吉さんによって栽培されたのが始まりだといわれています。その名にちなんで「田井澤なす」と呼ばれていましたが、後に「ていざなす」と呼ばれるようになりました。
ていざなすは大きな見た目が特徴です。重さ1kg以上、長さ30cm以上のていざなすもあり、数あるなすのなかでも最も大きい品種だといわれています。
ちなみに、ていざなすは1本の木から10本ほどしか収穫できない貴重な品種で、長野県の伝統野菜にも認定されている逸品です。気になる方は、早めに取り寄せておくと良いでしょう。
ていざなすのおすすめの食べ方を教えてください。
ていざなすは丸焼きや味噌焼き、チーズ焼きなど、焼きなすとして食べるのがおすすめです。焼くととろけるような食感となり、さらに美味しく召し上がれます。
中井侍銘茶
中井侍銘茶は、天龍村の中井侍地区で生産されているブランド茶です。収穫へのこだわりが強く、草むしりからお茶摘みまですべて手作業で行われています。
そんな中井侍銘茶の特徴は「浅蒸し茶」であること。浅蒸し茶とは蒸す時間が短いお茶のことで、飲むと口のなかに程良い甘味が広がります。苦味が少ないため、子どもも飲みやすいです。
中井侍銘茶の淹れ方のコツを教えてください。
中井侍銘茶は、80度くらいのお湯で1分〜1分半を目安に淹れるのがコツです。こうすることでお茶の香りと甘味が引き出されます。
ゆず胡椒3種セット
ゆず胡椒3種セットは、ゆず胡椒(赤・青)各1個、熟成香りダレゆず胡椒1本がセットになった返礼品です。天龍村で採れたゆずと青唐辛子・赤唐辛子を使った品で、すべて手作業で作られています。
ゆず胡椒はあらびきなので、どんな料理とも相性抜群です。普段の料理を手軽にランクアップできます。
子育て支援から村鳥の保護活動まで!天龍村の寄附金の使い道
天龍村の返礼品を取り寄せる際は、下記のなかから寄附金の使い道を選べます。
寄附金の使い道 | 概要 |
---|---|
いつまでもいきいき暮らしたい!〜ふるさとの父母、友へ〜 |
・社会福祉や老人福祉、介護福祉の充実 ・生活基盤の整備や防災対策の充実強化など |
元気な笑顔を育てたい!〜ふるさとの学校へ〜 |
・子育て支援 ・学校教育の支援や人材育成の支援など |
澄んだ空気と緑の山を守りたい!〜ふるさとの山、川へ〜 |
・ふるさとの自然と景観維持 ・地場産品の振興や森林整備、水源保全など |
行ってみたいと思わせたい!〜ふるさととの交流を〜 |
・温泉施設の充実 ・キャンプ場や観光施設の維持整備など |
村の誇りを育てたい!〜ふるさとの伝統文化へ〜 |
・民俗芸能の保存伝承 ・村鳥「ブッポウソウ」の保護活動など |
村へおまかせ!〜上記以外の事業へ〜 | ・村長へおまかせ |
集まった寄附金は、子育て支援やブッポウソウの保護活動など、あらゆる用途に使われています。自分にとって、これだと思える使い道を選びましょう。
天龍村の返礼品取り寄せを検討している方に向けて、メッセージをお願いします。
長野県最南端にある天龍村は県内で最も温暖で、「信州に春を告げる村」として有名です。高齢化率は60%を超えていますが、どの世代も元気いっぱいです。
「自然と共に生活を営み、伝統文化を守りながら生きる」。そんな暮らしのなかで出来た返礼品は、唯一無二の品物ばかり。ぜひご賞味いただき、もっともっと天龍村のことを知っていただければと思います。ちなみに、個人的におすすめの返礼品は信州サーモンとゆず胡椒です!
まとめ
天龍村のふるさと納税を活用すれば、地域の特色を活かしたさまざまな絶品グルメを取り寄せられます。気になる品がある方は、ぜひこの機会に取り寄せてみてください。
また、ありのままの自然のなかで静かな時間を過ごせる天龍村は、観光にもおすすめの地域です。都会の喧騒から離れたいとき、リフレッシュしたいときは、天龍村に足を運んでみてはいかがでしょうか。
天龍村役場 総務課
作曲・編曲などの仕事を経て、専業ライターに。音楽系の記事が得意と思われがちですが、金融・ビジネスに関するテーマが一番得意です。自身が経済的に苦労した経験を活かし、誰よりも分かりやすくお金の知識をお届けします。他にもプログラミング、webデザイン、VODなど様々なジャンルの記事を執筆しています。趣味はプログラミング・アニメ・旅行・ギターの演奏・ミルクティーの飲み比べ。投資にも興味があり、お金の上手な使い方を勉強中です。