海の恵みや歴史あるまち・静岡県下田市の魅力が詰まった返礼品をご紹介
「ふるさと納税」は任意の地方公共団体へ寄附すると、所得に応じた範囲の住民税・所得税が控除されて返礼品が受け取れる制度です。地域ごとに魅力ある返礼品を用意しており、活用している人も多いのではないでしょうか。
静岡県下田市も、地元で捕れる海産物やこだわりグルメのほか、旅行・観光に使えるサービスなど魅力ある返礼品をそろえています。人気キャラクターとコラボレーションした、ふるさと納税の返礼品でしか入手できないオリジナルグッズも用意しています。
今回は、静岡県下田市のふるさと納税返礼品を紹介。ふるさと納税で寄附する地方公共団体を選ぶ際の候補に、静岡県下田市も加えてみてください。
首都圏から日帰りできる静岡県下田市
静岡県下田市は伊豆半島南部にあり、太平洋に面した温暖な気候の地域です。気候からさまざまな草花が楽しめ、黒潮による海産物も豊富に捕れます。
2023年11月時点の人口は19,735人で人口減少が続いていますが、海や温泉、海産物を楽しめるほか歴史的な観光スポットもあります。観光地であることから、市内産業は宿泊施設や飲食、卸小売などのサービス業が主体です。
また、首都圏からは3時間ほどでアクセスでき、旅行や日帰り観光にもおすすめの場所です。
海の恵みや温泉を楽しめる観光地
下田市は、金目鯛の水揚げ量で日本一を誇り、刺身や煮付け、干物などで味わえます。伊勢エビも捕れ、お土産には下田で水揚げされた海産物の干物が有名です。
さらに、海ではマリンレジャーも楽しめ、古くから地元に親しまれる温泉もあります。
温泉宿だけでなく、足湯や気軽に立ち寄れる温浴施設もあるので、日帰り観光でも利用できます。
下田市として特に知ってほしい・訪れてほしい観光スポットはありますか?
美しい下田のビーチや歴史的スポットであるペリーロードは、ぜひ来ていただきたい場所です。
湯量豊富な温泉も下田の自慢です。市内のあちこちに足湯・手湯もありますので、温泉に触れてみてください。
日本開国の表舞台となった歴史あるまち
1854年3月に日米和親条約が締結されたのち、ペリーの艦隊は下田にも来航しました。そして、下田は日本最初の開港地となった歴史があります。
付録下田条約が締結され、玉泉寺と了仙寺が米人休息所に指定されました。玉泉寺・了仙寺やペリーロード、ペリー艦隊来航記念碑などの観光スポットは、日本開国の表舞台となった下田の歴史を感じられる場所です。
そうした歴史的背景もあることから、下田市では新緑の季節に「黒船祭」を開催しています。
下田の開港に尽力した先人たちをたたえ、世界平和と国際親善を目的に、1934年から開催され、厳かな記念式典や墓前祭のほか、街中やビーチでは活気ある催しが企画される下田市最大のイベントです。
また、下田では「唐人お吉」という物語も生まれました。通商条約を締結するためにやってきた、米国総領事ハリスの側に仕えた「おきち」の存在から作られた物語です。
自然豊かで歴史ある下田市のふるさと納税返礼品
静岡県下田市は、将来都市像として「自然と歴史を活かし、やすらぎと活力のある美しいまち」を掲げています。気候がもたらす豊かな自然と、古くからの歴史・文化ある場所としての誇りが感じられる地域です。
ふるさと納税の返礼品でも、そうした下田市ならではの魅力溢れる品々を豊富に取りそろえています。
下田市へのふるさと納税は、各種ポータルサイト経由でインターネットから申し込めます。
人気の返礼品をご紹介下さい。
寄附金額に応じて付与されるポイントで、宿泊や食事、アクティビティを楽しめる「ふるなびトラベルポイント」が人気です。
下田市では現在、18件の宿泊施設と11件のグルメ・体験施設で利用いただけます。
下田の海で捕れる海産物
下田市ならではのグルメを味わえる、海産物系の返礼品は豊富です。
お土産にも人気のアジやサバ、イカなどの干物のほか、日本一の水揚げ量を誇る金目鯛もしゃぶしゃぶセットや煮付けなどの返礼品で楽しめます。
また、イカの塩辛やマグロジャーキーといった珍味的な品もあり、ご飯やお酒が進みそうです。
地元食材や職人のこだわりが詰まったスイーツ
下田市の返礼品には海産物だけでなく、お取り寄せグルメのように楽しみたくなるスイーツも、さまざまな種類があります。
老舗和菓子屋が作ったあんぱんや地元の天草を使ったところてん、新しい下田土産として話題になったミルクもちなど、甘味もバラエティ豊富です。
旅行・観光におすすめの宿泊プランやアクティビティ
温泉宿やリゾートホテルの宿泊券、トラベルクーポンなどは下田市を訪れるきっかけになる返礼品です。
ラグジュアリーなホテルでの宿泊やスパ体験が付いた高額な返礼品もあり、ふるさと納税で試してみてもいいでしょう。
サーフィンやダイビングなどのマリンレジャー体験、水族館の入場券、対象施設で使えるクーポンなど、日帰り観光でも使えるアクティビティも用意しています。
下田の温泉を使った特産品
観光資源として温泉を持つ下田市の返礼品には、温泉水を使った特産品もあります。
飲む温泉水や温泉コスメといった健康と美容に役立つアイテムに、温泉を使って栽培した野菜など、温泉の恵みを活かした特産品も選べます。
人気キャラクターとのコラボ商品
下田市はサンリオの人気キャラクター「ハローキティ」とコラボしており、ふるさと納税限定のハローキティぬいぐるみがあります。
下田市オリジナルのハローキティぬいぐるみは、トレードマークのリボンのところに下田公園のアジサイを取り入れ、スカートの色は海をイメージ。
アジサイは下田市の花でもあるため、下田の自然を表現したオリジナルデザインのハローキティです。
下田市のふるさと納税の使い道
下田市では、ふるさと納税の使い道を9つに分けて用意しています。
寄附金の使い道 | 内容 | 活用実績 |
---|---|---|
社会福祉に関する事業 | 支援や解除が必要な方への公的サービスを充実させるために活用 |
・ボランティアセンター機能委託 ・配食サービス委託 ・敬老関係事業 |
教育の振興に関する事業 | 子どもたちが受ける教育の質を高め、多様な学びの機会を創出するために活用 |
・学校の備品や設備、環境の充実 ・外国語指導講師や専門性ある講師の充実 ・地元食材を使った学校給食 |
就学奨励に関する事業 | 子どもたちの心身の成長と、「ふるさと」を学ぶ機会を充実させるために活用 |
・高校へ進学する子どもへの奨学金 ・アメリカ・ニューポート市への中学生派遣交流 ・小学校英語活動支援 ・下田市の自然・資源体験 |
子育て支援に関する事業 | 子どもたちが健やかに成長でき、保護者が安心して子育てできるように活用 |
・子育て用品の購入費助成 ・子育て支援アプリの運用・改修 ・中学校への就学準備 |
景観を活かしたまちづくりに関する事業 | 「下田らしい」景観や街なみを次世代へ残すために活用 |
・なまこ壁修繕 ・歴史的建造物のイノベーション ・橋の補修や外観の修繕 |
水道水源地域の振興および環境保全に関する事業 | 水源である山里の維持管理に活用 |
・水源地周囲の作業道路補修について調査・整備 ・家屋に危険を及ぼす木の伐採 ・竹林の整備 ・耕作放棄地の草刈り |
防災対策の振興に関する事業 |
自然災害から市民や観光客を守り、地域の防災力を高めるために活用 (南海トラフ地震への備え) |
・避難所の非常用電源設置 ・耐水性貯水槽の設置 ・避難所で緊急時に使用するマンホールトイレ購入 |
魅力ある海づくりの推進に関する事業 | 世界一の海を目指して自然教育や情報発信のために活用 |
・市内在住の小中学生に向けた自然体験講座の開催 ・アウトドア・自然体験案内所の運用 ・ビーチライブカメラの設置 |
その他市長がふるさと応援寄付金の充当が必要と認める事業 | 使い道は市長に任せ、下田市発展のために活用 |
返礼品がもらえるだけでなく、寄附金の使い道を指定できる点もふるさと納税の特徴です。
下田市では、福祉や教育、子育てのほか、下田らしい景観や水源となる山里の維持管理、防災、魅力ある海など、多様な使い道から選択できます。
寄附の受入状況を拝見すると2018年は前後の年度と比較して件数・金額が突出していますが、何か注目される出来事があったのでしょうか?
2017年・2018年にかけて返礼品特別企画を実施しました。2018年・2019年にかけてはふるさと納税の制度変更がございましたので、減少しております。
2021年・2022年と寄附の金額が前年より大きく伸びていますが、考えられる理由はありますか?
下田市に旅行に来てくださる方々に向けた旅行関係返礼品やポータルサイトの拡充を行いました。
今後、これらのシステムを使っていただくことで、下田市に来てくださるきっかけになることを期待しております。
ふるさと納税によって実現できた事業事例や好評な事業があればご紹介下さい。
「黒船祭」や「夏期海岸対策協議会」への助成等を実施しており、まちづくりのために広く活用しております。
まとめ
海の恵みや温泉を楽しめる静岡県下田市では、地域の魅力を活かしたふるさと納税の返礼品を用意しています。下田市で捕れる海産物や地元食材を使ったスイーツ、旅行・観光に使えるサービスなど、選択肢も豊富です。
寄附金は福祉全般や地域防災などのほか、歴史ある下田のまちづくり、魅力ある海づくりなどにも使われます。
ふるさと納税でどこに寄附しようか考えている方は、静岡県下田市も候補に入れてみてはいかがでしょうか。
暮らしに関わるお金の知識を強化するため、FP技能検定に挑戦し、2021年に独学で2級FP技能検定に合格。学んだ知識を活かし、暮らしやお金に関する記事を執筆しています。