
北海道の交通の要、長万部町!地域の魅力的が詰まったふるさと納税返礼品をご紹介
北海道長万部町は函館と札幌の中間に位置し、交通の要所となっています。今後、開業予定の新函館北斗・札幌間の北海道新幹線では長万部駅もでき、ますます交通の要となることが期待される場所です。
また、長万部町では美味しい海産物が採れ、2つの温泉も楽しめます。ホタテや毛がになど、北海道を代表するグルメを使った特産品があります。
今回は、北海道長万部町の特徴と、ふるさと納税で人気の返礼品をご紹介。ふるさと納税する自治体を検討中の方は参考にしてください。
北海道長万部町は函館と札幌の中間に位置するまち

北海道長万部町は渡島半島内浦湾の最奥部にあり、函館と札幌の中間に位置しています。
東側は内浦湾に面しており、海岸はほとんどが砂浜です。長万部町の大部分は丘陵部と山地になっており、湾沿いの南北に平地が伸びています。また、雪国のイメージが強い北海道内では、比較的雪が少ない気候をしています。
長万部町は1669年に、アイヌと松前藩が衝突するシャクシャインの戦いにおいて、激しい戦闘があった土地です。1873年に村の首長が置かれ、長万部町の開礎となりました。
交通の要所であり北海道新幹線の駅も開業予定
長万部町にはJR北海道の駅が5つあり、函館本線と室蘭本線が分岐するポイントです。3つの主要幹線道路も集まっているため、北海道の交通の要所といえるでしょう。
さらに、開業に向けて計画が進む新函館北斗・札幌間の北海道新幹線では、長万部駅の開業も決定しています。2023年10月に駅舎デザイン案が公開され、2024年7月には長万部駅高架橋の起工式が行われました。
名物グルメ「かにめし」

長万部駅の「かにめし」は、全国で有名な駅弁の1つです。
ルーツは戦後の食糧不足時、お弁当の代わりに「煮かに」を長万部駅で販売していたことから始まります。
かつては、毛がにの旬である夏季のみの販売でしたが、試行錯誤の末、1950年に「かにめし」が完成。年間を通して、ご当地グルメを味わえるようになりました。
現在は駅弁に限らず、町内の飲食店やドライブインでも個性的なかにめしを提供しています。長万部町を訪れる機会があれば、食べてみたい地元グルメです。
長万部町では2つの温泉も楽しめる
長万部町では、長万部温泉と二股らぢうむ温泉の2つの温泉が楽しめます。
「長万部温泉」は長万部町の中心にある温泉です。1955年の天然ガス試掘事業で温泉が噴出し、町営の温泉浴場が開かれました。アットホームな温泉宿が並ぶ温泉街もあり、おすすめの観光スポットです。
郊外には、世界的にも珍しい泉質を持つ「二股らぢうむ温泉」があります。
炭酸カルシウムを多く含み、この泉質はアメリカのイエローストーン国立公園のマンモス温泉群と二股らぢうむ温泉の2箇所のみ。体に良いという微量のラジウムを含み、硫黄分を含まない点でも珍しい温泉です。
イメージキャラクター「まんべくん」が活躍中

2003年の「長万部町開礎130年町制施行60年」の記念事業として、イメージキャラクターが誕生しました。
さまざまなキャラクターたちのなかでも「まんべくん」は、長万部町のホームページや観光協会のブログにも登場し、イベントにも姿を見せています。
また、長万部町ホームページには「AIまんべくんの部屋」があります。まんべくんがホームページを訪れた人と対話しながら、長万部町を紹介してくれるユニークなコンテンツです。
長万部町のふるさと納税返礼品
長万部町へのふるさと納税は、各種ふるさと納税ポータルサイトから申し込んで受け取れます。また、寄附申込書の郵送、FAX・メールでの送付でも申込可能です。
返礼品には、長万部町を代表する美味しい特産品が並んでいます。ここからは長万部町へのふるさと納税で受け取れる返礼品を紹介していきます。
ホタテや毛がになどの海の恵み

ホタテや毛がになどの海の恵みは、長万部町で人気の高い返礼品です。
ホタテは解凍してお刺身でいただくものや稚貝、焼売や松前漬けに加工したものなど、さまざまな商品があります。寄附金額1万円台からで、ちょっとしたご馳走として楽しめる返礼品です。
2万円台~4万円台の寄附金額で受け取れる、少し高価な返礼品には北海道産の毛がにもあります。塩加減・ゆで時間ともに絶妙な毛がにが、冷蔵または冷凍で届き、特別な日の食材にぴったりです。
濃厚な味わいのエンリッチミニトマト

エンリッチミニトマトやトマトを使った加工品は、長万部町で注目の返礼品です。
長万部町のエンリッチミニトマトは、ホタテの貝殻を活用した栽培方法が特徴。ホタテの貝殻を使ったミネラルを含み、アルカリ性の高い土壌で栽培することで、農薬を使わず、病気になりにくい育て方を実現しました。
そのような方法で育ったエンリッチミニトマトは、甘みと酸味のバランスが良く、濃厚な味で栄養豊富です。野菜ソムリエによる品評会「野菜ソムリエサミット」では、銀賞を受賞しました。
また、エンリッチミニトマトは、「一般社団法人格付けジャパン研究機構」という格付け機関によって行われた、データに基づく分析で、日本一と格付けされました。
「糖度」「リコピン含有量」「GABA含有量」で総合的に優れた日本中のブランドの中で、小売価格比で最も高い得点だったと評価されています。
エンリッチミニトマトを加工したジュースは添加物を使わない、トマトそのままの味わいです。北海道庁が主催する、道産食品のトップランナーを選定する審査会から「北のハイグレード食品2023」にも選ばれています。
長万部町発のお菓子「雪花青」

ユニークな返礼品としては長万部町発のお菓子「雪花青」があります。廃校になった小学校の校舎を改装した工場で作られ、工場の直売所でも販売しています。
雪花青はクッキー生地にチョコレートを練り込んでおり、生チョコのような食感です。雪のようなホワイトチョコレート味のほか、いちごやミルクチョコレート、コーヒー牛乳のバリエーションがあります。
返礼品として受け取れる雪花青には、個包装フィルムのズレで外された訳あり品もあり、普段のお菓子におすすめです。
特産品やグッズが詰まったセットも

返礼品には、長万部を代表するグルメが詰まった「まるごと長万部セット」もあります。
- かなやの駅弁を冷凍した「冷凍かにめし」
- ホタテと毛がにをふんだんに使った「ホタテ毛がに焼売」
- 自然で放牧した牛の生乳を使った川瀬チーズ工房のジェラート
名物駅弁の「かにめし」に、ホタテと毛がにを使った焼売、大自然の中で育った牛の生乳を使ったジェラートが入っています。
長万部のグルメが気になるけれど、選べないという方は、いろいろ詰まったセットの返礼品もおすすめです。
また、マスコットキャラクター「まんべくん」のマスコットキーホルダーやノート、トートバッグなどが詰まったグッズセットもあります。
- まんべくんプリントクッキー
- まんべくんマスコットキーホルダー
- まんべくんトートバッグ
- まんべくんミニタオル
- まんべくんじゆうちょう
- まんべくんボールペン
クッキーやキーホルダーのほか、普段使いできる雑貨・文具がセットになったユニークな返礼品です。
長万部町に集まった寄附金の使いみち
ふるさと納税で長万部町に集まった寄附金は、現在5つの使いみちで活用されています。
使いみち | おもな内容 |
---|---|
まちづくり・産業振興・観光に関する事業 |
・新規事業者や企業を誘致し、担い手を確保 ・企業の経営改善に向けた支援 ・多様な交流人口を受け入れる基盤づくり ・長万部温泉の魅力向上、など |
健康・福祉・医療に関する事業 |
・高齢者の介護予防 ・社会活動へ積極的に参加できる環境づくり ・地域医療体制の充実 ・障がいのある方の社会参加の促進と自立支援に向け地域活動支援センター事業、など |
子ども・子育て支援と教育・スポーツに関する事業 |
・育児サークル活動の支援 ・子育て施設の保育体制の強化 ・安心して子育てできる支援環境づくり ・教育施設の維持・改修 ・教育環境の整備 ・学校給食の提供 ・スポーツ団体の育成と指導者養成の推進、など |
環境保全・森林整備に関する事業 |
・河川の水質管理 ・自然資源に恵まれた地域環境の保全 ・豊かな自然づくりに向けた森林の公益的な機能維持・増進 ・環境に配慮した森林づくり ・保健体育やレクリエーションの場としての森林整備を促進、など |
事業指定なし | - |
「まちづくり・産業振興・観光に関する事業」への寄附が多く集まっており、地元の産業に関する運営費用や維持管理費用などに役立てられています。
また、2022年8月に発生した水柱への対策にも、ふるさと納税による寄附金が活用されました。
まとめ
渡島半島内浦湾の最奥部にある北海道長万部町は、函館と札幌の中間に位置するまちです。JRの駅が5つあり、主要幹線道路も集まっているなど交通の要としても機能しています。さらに、北海道新幹線の駅も開業を予定しており、今後も注目されるまちとなるでしょう。
長万部町にふるさと納税すると、返礼品として海産物やホタテの貝殻を活用して育てたミニトマトなどが選べます。ふるさと納税を考えている人は、寄附する自治体の候補に長万部町も加えてみましょう。
暮らしに関わるお金の知識を強化するため、FP技能検定に挑戦し、2021年に独学で2級FP技能検定に合格。学んだ知識を活かし、暮らしやお金に関する記事を執筆しています。