ほたての返礼品が勢揃い!青森県野辺地町のふるさと納税返礼品についてインタビュー
青森県野辺地町は、江戸時代に盛岡藩の港町として発展し、古くから交通の要衝として栄えました。海・山・川のある自然豊かな地域であるとともに、現在も遺産や文化が数多く残っています。
今回は、野辺地町の人気のふるさと納税返礼品や寄附金の使い道などについて、 野辺地町役場総務課の佐藤祐大さんにお話を伺いました。
豊かな自然と歴史や文化が色濃く残る野辺地町
―本日はよろしくお願いします。まずは、野辺地町について教えていただけますか?
野辺地町は、青森県の下北半島の付け根に位置していて、北西部は陸奥湾に接し、西は烏帽子岳、南には八甲田の山々を望むことができます。
青森空港、三沢空港などの空路から青い森鉄道の陸路に乗り継ぐことで野辺地駅までお越しいただけます。青森、八戸、むつのいずれの周辺地域からもアクセスしやすい場所となっています。青森駅や八戸駅からは電車で約45分ほどです。
野辺地町は、明治30年に町制を施行し、令和9年で130周年を迎えます。かつては北前船の寄港地として栄えた港町としての歴史があり、お祭りや郷土料理などを通じて、当時の文化、歴史が今も大切に伝えられています。
毎年8月に開催される「のへじ祇園まつり」は、野辺地町最大のお祭りです。各町内会で豪華絢爛な山車を出して町内を練り歩き、優雅な祇園囃子を楽しむことができます。
夏は、やませと呼ばれる太平洋からの偏東風の影響による冷涼な気候で過ごしやすく、おいしい野菜が採れます。冬には、ウインタースポーツを通じて雪とふれあえるなど、四季の移ろいを強く感じ、通年満喫できる風土となっております。
この野辺地町の豊かな風土は、ほたてや葉つきこかぶ、長いも、トゲクリガニなど味わい深い特産物の数々をもたらしてくれます。葉つきこかぶは、生でも食べられるとても甘いかぶです。返礼品としても取り扱っています。
野辺地町の自慢の味を堪能できる!ほたてづくしの返礼品が充実
―野辺地町のふるさと納税について伺います。どのような返礼品が人気ですか?
やはり特産品であるほたてが人気です。全体の返礼品のうち、半分ほどがほたて関連のものとなっています。
今回は、ほたて3本づくしでご紹介します。野辺地町が面している陸奥湾は、栄養豊富な海水が流れ込んできて、ほたての特産地になっています。野辺地町のほたては新鮮で、生でも加熱してもとてもおいしいというお声をいただいており、リピートされる方もいらっしゃいます。
ほたての返礼品は、通年で取り扱っていますが、漁獲量によっては一時受付を停止する場合がございます。
まずは、「活ほたて」です。殻つきのほたてで、ぷりぷりと引き締まった貝柱とほのかな甘みが特徴です。貝柱はぷりぷり、貝ひもはこりこりしていて、2つの食感が楽しめる鮮度抜群のほたてです。
バター醤油で焼くなど、加熱してももちろんおいしいのですが、ぜひ一度剥きたてをお刺身で召し上がっていただきたいです。容量は、3キロ、5キロ、10キロ入りの3種類をご用意しております。
2番目は、「冷凍ベビーほたて」です。貝柱を冷凍して調理しやすくしたほたてで、解凍後、そのままでも調理してもおいしくお召し上がりいただけます。ご飯のおかず、お酒のおつまみとしてもいいですし、和洋中さまざまな調理方法でお楽しみいただけます。
容量は、1キロ、2キロ、3キロ、5キロ入りの4種類をご用意しております。1キロずつ袋に入れてお届けしていますので、保存もしやすくなっています。
3番目は、「ほたてのコロッケとグラタンのセット」です。野辺地町の地域おこし協力隊が開発した返礼品です。原材料のほとんどが町内産で、化学調味料は一切使わず、グルテン、カゼインフリーのどなたにも召し上がっていただける優しいコロッケとグラタンです。
容量は、コロッケ1個、グラタン2個の計3パック、コロッケ2個、グラタン3個の計5パック、コロッケ5個、グラタン6個の計11パック、コロッケ9個、グラタン10個の計19パックの4種類を展開しています。
まちならではの土偶をデザインしたオリジナルグッズも
―ご担当者様のおすすめの返礼品はありますか?
「縄文くらら」の半纏とエプロンは、野辺地町ならではの返礼品でおすすめです。縄文くららとは、野辺地町で出土された自立できる土偶の愛称です。公募によりこの名前に決定しました。この土偶をPRするために、野辺地町の教育委員会と野辺地中学校美術部の生徒の皆さん、トヨカワイラスト研究室さんとのコラボでつくっていただいたものです。
また、特産品の葉つきこかぶや野辺地町産の旬の生野菜セットもおすすめです(※)。季節限定品ですが、野辺地町で採れたおいしい野菜をぜひ味わっていただきたいです。
※2024年11月現在は受付期間外です。寄附金を活用し新庁舎を建設
―ふるさと納税寄附金の使い道を教えてください。
現在、「元気のへじっ子応援」「のへじ力アップ応援」「歴史・文化応援」「野辺地町応援」から使い道をご指定いただけます。
過去に「役場庁舎建設応援」という使い道でいただいた寄附金は、築70年が経過して老朽化が著しく進んでいた役場庁舎の建て替えに活用させていただきました。
寄附者の利便性の向上と返礼品の充実を目指す
―今後の目標や計画などがありましたらお聞かせください。
ふるさと納税の寄附額は、県内で下位に位置している状況です。令和5年度まではポータルサイトは1つだけでしたが、今後は掲載するポータルサイト数を増やしていく予定です。寄附の窓口を広げて寄附者様の利便性の向上を図っていきたいと思っています。
ワンストップのオンライン申請も令和6年度から導入しました。まずは基盤整備をしっかりして、寄附者様が寄附しやすい環境を整えつつ、返礼品も充実させていければと考えています。
―最後に、マネ会読者へメッセージをお願いします。
野辺地町は、青森県の真ん中に位置していて、自然が魅力的なまちです。この記事を読んでくださったら、野辺地町を一度調べていただいて、ご寄附を検討していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
―本日は、貴重なお話をありがとうございました!
青森県野辺地町役場 総務課
気になるけど、なかなか話しづらい。けどとても大事な「お金」のこと。 日々の生活の中の身近な節約術から、ちょっと難しい金融知識まで、知ってて得する、為になるお金の情報を更新していきます。