食・モノ・体験が充実!岡山県美作市のふるさと納税返礼品を担当者にインタビュー PR

食・モノ・体験が充実!岡山県美作市のふるさと納税返礼品を担当者にインタビュー

岡山県の北東部にある美作(みまさか)市は、豊かなフルーツの名産地、剣豪・宮本武蔵の生誕地などとして知られる魅力的な街。旅行者、地元の方を問わずのんびり過ごせる湯郷(ゆのごう)温泉も人気です。

今回は美作市で人気のふるさと納税返礼品や、寄付金の使い道などについて、美作市役所 企画振興部 企画情報課の尾高さん、井上さんにお話を伺いました。ふるさと納税の活用を検討している方は、ぜひご覧ください。

温泉やスポーツの街として知られる美作市

湯郷温泉 鷺温泉館の画像

―本日はよろしくお願いします。まず、美作市について教えてください。

尾高さん:岡山県美作市は、岡山県の北東部に位置する街で、平成17年に5町1村の合併で現在の美作市になりました。合併時は人口3万4千人ほどでしたが、現在は人口約2万6千人と減少しています。

美作市は南北に長く、東隣は兵庫県、北は鳥取県に面しています。東西南北に鉄道や高速道路が通っているので、お買い物で兵庫や鳥取に行く方が多いですね。

美作市内の見どころは「美人の湯」として知られる「湯郷(ゆのごう)温泉」、宮本武蔵の生誕地、F1の開催実績がある「岡山国際サーキット」などがあります。宮本武蔵の生誕地には諸説ありますが、人気漫画「バガボンド」やNHK大河ドラマでも美作市の生まれとして描かれています。

岡山国際サーキットの画像

また、美作市は女子サッカーチーム「岡山湯郷Belle(ゆのごうベル)」の本拠地です。2011年のFIFA女子ワールドカップでなでしこジャパンが初優勝しましたが、当時なでしこジャパンで戦った宮間あや選手と福元美穂選手は、湯郷Belleに所属していました。この街で、両選手による世界制覇の凱旋パレードも行われたんですよ。

このように、美作といえばまず温泉とスポーツによる町おこしが特徴的かと思います。

美作市の人気返礼品

返礼品シャインマスカットの画像

―美作市のふるさと納税返礼品についてご紹介いただきます。どのような返礼品が人気でしょうか。

尾高さん:年間で特に寄付が多いのは6~7月で、シャインマスカットやピオーネ、桃といったフルーツの返礼品が人気です。

井上さん:あと湯郷温泉の宿泊券や、岡山国際サーキットでの30分スポーツ走行引換券といった体験系のものもあります。

―フルーツも体験系も、美作市ならではですね。他にはどのような返礼品がありますか?

尾高さん:最近は若い世代も含めてゴルフを楽しむ方が増えているようで、一本一本職人が手作りしている純国産ゴルフウェッジも人気です。ふるさと納税を通じて年に1本ずつ購入され、数年かけてそろえる方もいらっしゃいます。

返礼品ゴルフウェッジの画像

尾高さん:加工品では、ひのきで作ったミニキッチンや「はたらく車」シリーズ、積み木などの子ども向けおもちゃも選ばれています。岡山は日本トップクラスのヒノキの産地で、なかでも美作檜は香り高く人気です。

―そうしたおもちゃは、やはり子育て世代の方が選ぶのでしょうか。

井上さん:お孫さんにプレゼントするために、お祖父さま・お祖母さまが選ばれることが多い印象です。「孫に遊んでほしいので、届くのを楽しみにしています」といったメッセージをいただくことがあります。

「棚田の稲株主」になれるユニークな返礼品も

―ご担当者ならではの視点で、おすすめ返礼品はありますか?

尾高さん:近年は健康志向が全国的に広がっているからか、もち麦やエゴマ油セットを選ばれる方が増えています。とくにエゴマ油は生産が追いつかないくらい人気です。

美作市産もち麦「もち麦くん1000」の画像

また、「上山棚田の稲株主制度」というユニークな返礼品もあります。美作市の最南端に上山という棚田地域があり、寄付をしていただくと、1口100株で棚田の稲株を所有できるというものです。

水路掃除をしたり、実際に棚田で収穫体験をしたりと、ちょっと変わった体験ができ、収穫した新米も届きます。

―どんな方が稲株主制度を希望されていますか?

尾高さん:上山地域では、英田上山棚田団を中心に、棚田の美しい景観を取り戻し、地域文化を未来に残したいという思いで活動しています。人口は160人ほどのうち約4分の1は移住者の方で、この活動に賛同されるご友人、知人の方からの寄付が多いですね。

―地域の未来を考えることにつながる返礼品ですね。ちなみに、美作市へ移住する方はどこから移住されることが多いのでしょうか。

井上さん:関東地方や関西地方からの方が多く、関西だと大阪から移住される方が多い印象です。岡山は「晴れの国」と言われていて、他の都道府県の方からすると、地震などの災害が少なく安全というイメージがあるようですね。

8つのカテゴリから選べる寄付金の使い道

―ふるさと納税で集まる寄付金の使い道について教えてください。

尾高さん:美作市へのふるさと納税では、8つの選択肢から寄付金の使い道を選んでいただきます。1つ目は地域産業の振興及び観光の振興に関する事業、2つ目は子育て支援に関する事業、3つ目は高齢者の生活支援に関する事業です。

4つ目は教育環境の整備及び歴史・伝統・地域文化の振興に関する事業、5つ目は環境の保全及び景観の保全・活用に関する事業、6つ目は定住促進及び集落対策に関する事業、7つ目は協働推進・交流事業とその他まちづくりのための事業、そして8つ目が使途を限定しない市政一般への活用です。

―どの使い道への指定が多いですか?

尾高さん:寄付者のうち半数は使途を限定せず、美作市のためになるように使ってほしいという方です。次に多いのは、子育て支援、高齢者の生活支援となっています。

高齢者の生活支援に関する事業の例としては、自動車の急発進防止措置を進めるための補助金活用があります。

また、高齢者の日常生活を容易にするとともに、介護者の負担を軽減するため、住宅を高齢者の居住に適するよう改造する場合の補助金に活用しています。

ちなみに、寄付者のうち希望された方には1年間、美作市の広報紙を毎月お送りしています。議会での議決内容、お子さんの誕生ニュース、お悔やみなど、内容はさまざまです。美作市でどんな取り組みが進んでいるのか、どんなことがあったのかを知っていただけるようにと考えています。

移住・定住も促進中。美作来訪につながる返礼品を拡充したい

―ふるさと納税寄付者の方のお声をご紹介ください。

尾高さん:長年寄付をしてくださっている方もいますし、コロナ禍が始まった頃には「コロナ禍が落ち着いたらぜひ美作市に遊びに行きたいと思っているので、そのときを楽しみにしています」というコメントを寄せてくださる方もいて、とても嬉しかったです。

ふるさと納税を通じて知った事業者さんに直接連絡して、事業者さんの通販サイトで買い物をするようになったという方もいらっしゃいます。

―今後の計画や目標がありましたらお聞かせください。

尾高さん:今後もふるさと納税の寄付を伸ばしていきたいですし、寄付をきっかけに美作市へ直接お越しいただけるような返礼品を拡充していきたいと考えています。移住・定住者など、関係人口も増やせるよう取り組んでいきたいですね。

井上さん:ふるさと納税は住民税や所得税の控除に活用できて、かつ返礼品が受け取れるシステムです。ぜひふるさと納税を通じて、美作市のおいしい特産品やユニークな加工品、体験などを楽しんでいただけたらと思います。

尾高さん:美作市はインターネット環境もいいですし、定住も大歓迎です。初めての方もまずはのんびり、温泉を楽しみに来ていただければと思います。

―本日はご紹介いただき、ありがとうございました!

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